グルンガストシリーズ
グルンガストシリーズ(Grungust Series)
本項では、『第4次スーパーロボット大戦』を初出とする、特機・グルンガストに端を発する、『グルンガスト』の名を冠する機動兵器の総称として取り扱う。また、グルンガスト参式が『マシンセル』によって自己進化した『スレードゲルミル』や、グルンガストシリーズに縁の有る機体についても簡潔に説明する。
グルンガストという名前は、『グルンと回ってガスっと変形』というのが由来とされている。ただし、グルンガストシリーズ全体を見ると、可変機構を有していない機体も多い。いずれのシリーズでも、腕部を分離させての直接攻撃(所謂ロケットパンチ)、胸部から放つ大出力のエネルギー放出攻撃、刀剣を用いての必殺技を有しているのが特徴。
プラズマ・リアクターやTGCジョイント(関節部の負荷を重力制御技術で軽減)……と、巨躯での戦闘を可能とする最新EOT技術が詰め込まれている。また、形状記憶合金であるVG合金が使われており、剣戟戦闘のバリエーションの多様化や構造上の制約をある程度無視した変形に一役買っている。
グルンガストシリーズ一覧
グルンガスト零式
グルンガストシリーズの試作機。後続の機体とは異なり、変形機能を有していない純粋な人型ロボット。ゼンガー・ゾンボルトの搭乗機として登場した。後にゼンガーの師であるリシュウ・トウゴウが搭乗している。
詳しくは、グルンガスト零式の項を参照。
グルンガスト
いわゆる『壱式』。戦闘機形態・『ウィングガスト』、重戦車形態・『ガストランダー』への可変機構を有する。頭部のバリエーションは『星型、獅子型、龍型、虎型、鷹型』の5種類が存在する。単に『グルンガスト』と言った場合、星型の頭部を採用し、青いカラーリングを施したものを指す。
詳しくは、グルンガストの項を参照。
- 1号機
- 星型の頭部を採用した青いカラーリングのグルンガスト。第4次に登場したグルンガストに当たる。OGシリーズではイルムガルト・カザハラがデフォルトのパイロット。
- 詳しくは、グルンガストの項を参照。
- 2号機
- 獅子型の頭部を採用した赤いカラーリングのグルンガスト。作品によっては、3号機がこのデザインで登場する事も。T-LINKシステムを搭載しているのが特徴。
- 詳しくは、グルンガスト2号機の項を参照。
- 3号機
- デザイン上は1号機と同じ。上述の通り、作品によっては2号機と同一のデザインで登場する事もある。OGシリーズでは行方不明になっており、αシリーズでは開発そのものがされていない。
グルンガスト改
グルンガストの改造機。スーパーロボット大戦αと第2次スーパーロボット大戦OGで設定が大幅に異なる。
詳しくは、グルンガスト改の項を参照。
グルンガスト弐式
グルンガストの量産試作機。飛行形態・『Gホーク』への可変機構を有する。総合的な戦闘力は壱式に劣るが、T-LINKシステムを内蔵している。
詳しくは、グルンガスト弐式の項を参照。
- 1号機
- αシリーズではスーパー系主人公かリアル系パートナー、OGシリーズではクスハ・ミズハの搭乗機。
- 2号機
- OGシリーズのみ登場。カラーリングは壱式2号機同様の赤で、基本性能は1号機と変わらないが、新たなアタックモーションパターン「計都瞬獄剣・本命殺」が登録されている。
- 3号機
- 詳細不明
量産型グルンガスト弐式
グルンガスト弐式の量産型である。
詳しくは、量産型グルンガスト弐式の項を参照。
グルンガスト参式
戦闘機・『Gラプター』と重戦車・『Gバイソン』の2機への分離機能を持つ2人乗りの機体。
詳しくは、グルンガスト参式の項を参照。
グルンガストシリーズの関連機
スレードゲルミル
詳しくはスレードゲルミルの項を参照。参式がマシンセルによって自己進化した姿である。初出はα外伝で、ゼンガーが搭乗した。OGシリーズではウォーダンが搭乗し、ゼンガーの駆るダイゼンガーと死闘を繰り広げた。
超機人
- 龍虎王/虎龍王
- 詳しくは龍虎王、虎龍王の項を参照。参式の1号機を取り込んだ機体で、本来は搭載していなかったT-LINKシステムを有する。
- 龍人機
- 詳しくは龍人機の項を参照。グルンガストシリーズのパーツを使って龍王機を改修した機体。αシリーズでは壱式は2機製造され、その内1機はグルンガスト改に改修されている為、もう一方のグルンガストのパーツを使っているものと思われる。
鋼機人(ヒューマシン)
詳しくは鋼機人及び轟龍改、雷虎改の項を参照。グルンガストシリーズのノウハウと、第2次αにて負傷した龍王機にグルンガスト系のパーツを組み合わせて龍人機に改造したときのノウハウを元に設計・開発された。なお、頭部の形状が、グルンガストの頭部バリエーションとして採用される予定だった『龍型』と『虎型』に一致しているが、関連は不明である。