アーサー・カミングスJr.

アーサー・カミングスJr.(Arthur Cummings Jr.)

コズミック・カルチャー・クラブの生き残りの一人。

CCCのメンバーの中では最年長で、CCCのリーダー格として振る舞おうとするものの、過保護に育てられた故か判断力や実行力に欠け、いまいち情けない言動が目立つ。
ただ積極的に他人の悪口を言って回るようなタイプではなく、また子供には好かれる人物だった。デビッド曰く「精神年齢が近いから」。

第2部では表向きはグラドス軍への協力を装いつつ、レジスタンスに情報を漏らしていた。ヒゲを生やし、体型が中年太りになるなど、第1部から第2部にかけて最も老けてしまった(端的に言うとおっさん化した)印象がある。
しかし一応はレジスタンスの協力者ではあるものの、表向きはグラドスのB級市民として彼らの庇護と恩恵を受けて暮らす立場にあるため、CCCのメンバーで集まった時は「僕は何をやってるんだろう」と自らを恥じるくだりも見られる。

総じてコミカルなシーンの多いキャラクターであるが、仲間との友情には厚く敵側に回ったロアンを信じ続け、エイジ達を自分なりに奮闘してサポートした。
OVAラストシーンで、エイジアンナキスシーンを、何故か「うんうん」頷きながら見守る姿も印象的である。

登場作品と役柄

新スーパーロボット大戦
第1部の姿で登場するが、パイロット扱いではない。エイジと邂逅した際の状況を、プレイヤーへ事細かに説明してくれる。
スーパーロボット大戦64
第2部。
スーパーロボット大戦GC
第2部。
スーパーロボット大戦XO
1部のストーリーが再現されたが、グラフィックは2部のままなので、プレーヤーからは『老けた学生』と揶揄された。
スーパーロボット大戦J
第1部設定で登場。NPCでありながらも比較的インターミッションの出番はあるが、大抵はヘタレ発言でデビッドからも空気読めよと言われる。また、ゲキ・ガンガー3にハマってしまうイベントもある。

人間関係

ロアン・デミトリッヒ
第2部では同じくグラドス側に潜入していたが、敵を騙すには味方からとばかりにエイジやデビッドたちにも完全にグラドスに寝返ったように思わせていた。唯一彼を信じていたのはアーサーだけである。
デビッド・ラザフォードシモーヌ・ルフラン
仲間。第2部では彼らレジスタンスへの情報提供源として奮闘するが、時としてパシリ的な役割りも押し付けられるなど気苦労が絶えない。
アルバトロ・ナル・エイジ・アスカ
仲間。他の仲間同様に彼を支え、特にTV版最終話では彼が帰ってくることを信じて叫んだ。
アンナ・ステファニー
仲間。

他作品との人間関係

テンカワ・アキト
Jでは互いにゲキ・ガンガーにはまる。

名台詞

第一部

「僕はテーブルクロスがシワになっていても気になるんだ。最初に言っておこうと思ってね」
「あとの事には寛大だ」
第1話でロアンと同室になった際に発した台詞。新のキャラクター事典にも前半部だけ紹介されている。
「離せぇー!! 岩に押しつぶされるなんていやだーっ!」
第6話で岩陰に隠れていた所をグラドス軍に見つかり攻撃され、パニックになった際の台詞。OPの本編予告にも挿入されている。
「おっかしいなぁ。テレビじゃ必ず成功してたんだけど…」
14話でゲイルの母船で捕虜になった際、腹痛を起こしたフリで見張りのグラドス兵を誘き出そうしたものの、失敗して。この後処刑されそうになった際のどさくさでグラドス兵が落とした銃を思わず拾い撃ってどうにか脱出したものの、極度の緊張で本当に腹痛になってしまった。
「失礼だぞ! 僕は13歳の時以来……あっ」
「で、でも、13歳までは普通だってママが……ドクター、そうですよね?」
翌15話で腹痛のことを「おもらしじゃなくてよかったわね」とからかったシモーヌに反論して。うっかりぼろを出してしまい、一同からは笑われてしまった。

第二部

「僕だって危ない橋を渡っているんだからね。変装ぐらいしないと目立ったらやばいもん」
第二部で情報を仕入れてきた際に何故か船の船長風の変装をしてきた事をデビット達に突っ込まれた際の台詞。
「ロアン、僕は信じてるぞ、信じてるぞー!」
ロアンにル・カインに付き従っているのは演技じゃないのかと問いただし、彼に冷たく否定されながらも叫んだ台詞。
「エイジーっ!みんなこんなに待ってるんだぞぉー!早く帰ってこぉーい!」
TV最終回の台詞。OPにも挿入され印象深い。

その他

「より華麗に」
「時に、甘く」
「迫力を増してぇぇ」
「熱く…熱くぅ…熱くぅぅぅっ……!燃えて、製作中!……はぁはぁ、こう、ご期待」
総集編三部作の二作目『ル・カイン1996』のラストの予告にて。マントを翻したり、美形になったり、終いにはマッチョになるが、すぐに息切れするアーサー。レイズナーにおけるコメディ要員ということが分かる場面であり、ゴステロほどではないが、スタッフに愛されていることが伺える一場面。

話題まとめ

資料リンク