ガンダル司令(Command Gandal)
- 登場作品:UFOロボ グレンダイザー
- 声優:富田耕生
- 種族:ベガ星人
- 性別:男
- 所属:ベガ星連合軍
- 役職:スカルムーン師団司令官
- 身長:201 cm
- 体重:99 kg
- キャラクターデザイン:永井豪(原案)、小松原一男
スカルムーン基地の司令官。「レディガンダル」という女性の人格も持つ。
武闘派で力攻めを得意とする。それもあってか、知性派のレディガンダルやズリル長官とは反りが合わない。
ただ、ズリルとは終盤それなりに良い関係になっていたのか、彼の息子に対してズリルの想いを代わって聞かせてやったりもしていた。
ベガ大王に対する忠誠心は強く、最終話で謀反を企てたレディガンダルを自らが重傷を負うことになるにも関わらず射殺している。そして円盤に搭乗してグレンダイザーとの相討ちを図ったが、失敗して死亡した。
当時の児童誌によると「ガンダルの母星であるベガ星は大変な競争社会で、二重人格者が多い」となっている。
永井豪&石川賢の漫画版ではレディガンダルに対する描写不足のため、「ガンダルの本体は小柄な異星人で、等身大ロボットを操縦することで『等身大の人間』のように振る舞っている」と記述された文献が存在する。
桜多吾作の漫画版では短気な性格が強調されており、納得のいかないことを言われれば、ベガ大王であっても食って掛かる。
登場作品と役柄
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦A
- 他の連中に先んじて、第7話のエンドデモに登場する。遅々として進まぬ地球攻略に痺れを切らし、女帝ジャネラを地球攻略作戦の司令から外し、代わりにプリンス・ハイネルを引き連れてきた。
- スーパーロボット大戦D
- ギシン星間帝国ベガ艦隊の司令官。ベガ大王ではなく『六神合体ゴッドマーズ』のズール皇帝の部下。「死闘!ギシン星最終決戦」でズールを殺そうとしたレディガンダルを始末したため瀕死になる。直後の戦闘で隣接すると自爆する。
主君への忠誠心を示すエピソードや、初登場時のタイトルも「強襲!ギシン星間帝国ベガ艦隊」と大々的で、2013年現在において一番扱いの良い作品ではないだろうか。
COMPACTシリーズ
- スーパーロボット大戦COMPACT2
- スカルムーン司令として、ゴーマン大尉などを自軍にけしかける。場合によっては戦闘せずに、ベガ軍は壊滅してしまう。戦闘する場合はベガ大王に代わってキング・オブ・ベガを指揮する。
- スーパーロボット大戦IMPACT
- 上記と似たような扱いだが、ルート選択に関わらず最終決戦で相対する事に。最終決戦まで最前線に出張らない為、ゴーマンなどに比べ印象度が薄い。また、今回は分身たるレディガンダルの姿を一切見せない事も、彼の更なる没個性化に拍車を掛けている。決戦ではレディガンダルの愛機だったベガ獣グラグラに搭乗する。
Zシリーズ
- スーパーロボット大戦Z
- ベガ大王の唯一の部下。出番が殆ど無く、ベガ大王と共に肩身の狭い想いをしていたのだろう。
単独作品
人間関係
- ベガ大王
- 主君。忠誠心は厚い。
- レディガンダル
- 別人格の自分自身。最終的には強靭な意志で、ベガ大王暗殺を画策する「彼女」を葬る。
- ズリル長官
- 犬猿の仲だが、お互いの地位が危なくなると協力しあうことも。
- ブラッキー隊長
- 部下。不甲斐ない彼を殴ったりしていた。
- バレンドス親衛隊長
- 劇場版では少し嫌味を言われた程度だが、漫画版では散々「能無し」呼ばわりされ、彼の部下を皆殺しにする。
MXでは、階級の上では同格らしく、しばらく二頭体制を強要される。自分への弾劾をブラッキーに擦り付けるその弁舌に、半ば感心する。 - コマンダー・ジグラ
- 作中では彼の実力に驚愕した。
- デューク・フリード
- 地球征服の障害であり、かつて滅ぼした亡星の王子。また彼の両親の殺害にも関与している。
- ゲッペル
- スパロボ未登場。石川賢の漫画版『グレンダイザー対ダブルマジンガー』に登場。親衛隊長と名乗っているが、バレンドスとは違いガンダルに敬語で接している。
他作品との人間関係
名台詞
スパロボシリーズの名台詞
- 「総員撤退準備! 急げ! 爆破するぞ!」
- 64にて大ダメージを受けた際に発する台詞。
- 「ぐぬぬぬ…言わせておけば付け上がりおって…」
- IMPACTで戦闘開始直前、ルーやランバからの批難に怒りを滾らせる。
- 「ぬおぉーっ! ベ、ベガ大王さまーっ!」
- IMPACTでの断末魔。ズリルの最期と異なり、自軍からのリアクションは特に無かった。
- ガンダル(べ、ベガ大王様! こやつ、あまりにも危険ですぞ!)
ベガ大王(うむ…もしかすると我々は、とんでもない奴と手を組んでしまったのかもしれん…) - Zでキラー・ザ・ブッチャーと同盟を結んだ時の台詞。二人が危惧したとおり、ブッチャーの滅茶苦茶ぶりに振り回されていく事に。