IIネオ・ジオングは『機動戦士ガンダムNT』の登場メカ。
IIネオ・ジオング | |
---|---|
読み | セカンド ネオ・ジオング |
外国語表記 | II Neo Zeong |
登場作品 | |
デザイン | カトキハジメ |
初登場SRW | スーパーロボット大戦30 |
SRWでの分類 | 機体 |
スペック | |
---|---|
分類 | 拠点攻略用モビルアーマー |
型式番号 | NZ-999 |
全高 | 116.0m |
本体重量 | 151.5t |
全備重量 | 328.6t |
動力 | 熱核融合炉 |
ジェネレーター出力 | 35,680kw〜計測不能 |
スラスター推力 | 28,827,500kg〜計測不能 |
装甲材質 | ガンダリウム合金 |
センサー有効半径 | 23,600m〜計測不能 |
MMI | インテンション・オートマチック・システム |
内蔵機体 | シナンジュ・スタイン |
開発 | ルオ商会 |
所属 | ジオン共和国軍 |
乗員人数 | 1人 |
パイロット | ゾルタン・アッカネン |
概要
ルオ商会が袖付きから接収されたネオ・ジオングの予備パーツを使って組み上げたハルユニットの2号機。コアユニットとしてMSと合体することでネオ・ジオングとしての真価を発揮する。カラーリングは1号機の赤から白へ変更されており、両肩のウェポンベイはハッチを取り外して剛性を高めるための新型フレームが装備されている。
ミシェル・ルオによってフェネクスをおびき寄せる餌としてジオン共和国軍へ引き渡され、ゾルタン・アッカネンの手に渡った。
コロニー・メーティス内での戦闘中、現れたフェネクスに苦戦したゾルタンがハルユニットの出撃を指示。コロニーの外壁を突き破ったハルユニットと現地でドッキングしようとするが、ゾルタンのコントロールを受け付けなくなり、自立稼働を始めてしまう。謎の光と力を伴うサイコフィールドを形成し、フェネクスとのサイコフレームの共振によりNT-Dを発動させていたナラティブガンダム B装備をコアユニットとして取り込み[1]、さらにヨナの怒りに反応してコロニーを吹き飛ばそうとしたが、フェネクスの干渉によって停止した。
その後、ゾルタンが行動を問題視した共和国上層部に切り捨てられた事で自暴自棄となり、ゾルタンの手で本来想定していた彼の乗機であるシナンジュ・スタインをコアユニットとして出撃、新サイド6にあるヘリウム3備蓄基地を襲撃する。迎撃に来たゼネラル・レビルをサイコシャードを使ってガスタンクの臨界爆発に巻き込んで撃沈。残ったMS部隊をファンネル・ビットで操り、現れたフェネクスを捕らえた。
ゾルタンの命を吸って、駆け付けたナラティブガンダム C装備も撃墜するが、霊体となったミシェルとリタの力を借りてフェネクスに乗り移りその真の力を引き出したヨナによって撃破された。最後のあがきでタンク群を臨界爆発させようとしたが、フェネクスが発した光の翼で爆発が包み込まれたことで不発に終わった。
登場作品と操縦者
単独作品
- スーパーロボット大戦30
- 初登場作品。本作ではMAGINEの一種として扱われる。初登場時には原作同様ナラティブに乗っ取られるが(原作と異なり、A装備での強制出撃)、イベントのみのため終始シナンジュ・スタインがコアユニット。
- 敵ユニットとしては珍しくMAP兵器を除いた武装が4種類と多めなのが特徴。また、敵では唯一といえる宇宙適応S持ちで、スキルとの合わせ技で命中率・回避率が凄まじい高さになっているため、リアル系でも回避は至難の業。素直に「閃き」「直感」「先見」で避けるようにしよう。
- 原作再現ミッション「神話のその先へ」ではある程度HPを削るとヨナがフェネクスに乗り換え+カテジナ増援が発生し、さらにHPが全回復するのだが、初手で撃墜してしまうとそのまま撃墜イベントが発生してしまうため、乗り換えと同時にミッションが終わる。フェネクスでIIネオ・ジオングにトドメを刺したい・カテジナと交戦して隠し条件を満たしたい等の場合は注意が必要。
- また、このシナリオでは決着がつかず、後のザンスカールとの決戦で再び出現する。クロノクルとカテジナはウッソにしか戦闘前会話が無い中で各作品の主人公との戦闘前会話が存在し、完全にガンダム系のボス格となっている。
装備・機能
武装・必殺武器
武装
- 大型アームユニット
- ハル・ユニットに装備された巨大アーム。両腕に加え、背にも4基搭載されている。
- 破損しても分離・置換することで、損害を抑制できる。その巨体ゆえ敵機を力任せに拘束したり原始的な殴打による攻撃でも、スケールに劣る機体にとっては防ぎようのない質量兵器となる。
- 有線式大型ファンネル・ビット
- アームユニットの指を分離して繰り出す有線式オールレンジ攻撃。ドラグーンよろしく分離せずにビーム砲としても使用できる。また、腕部自体も肘から外して有線射出する機能が追加されている。
- また、砲身から伸びるワイヤーを敵機に打ち込んで制御系を乗っ取るジャック機能が存在する。
- ビーム・ソード
- 指先の砲身をまとめて巨大なビームソードとして扱う。
- 『30』ではビームソードで切り裂いた後、ビーム砲を斉射する。
- 肩部大型ウェポンコンテナ
- 両肩部に内蔵されているウェポンコンテナ。
- ロケット・バズーカ
- ウェポンコンテナに格納されたバズーカ。シナンジュ・スタインの手で持って使用する。
- 『30』では運動性低下の特殊効果あり。
- メガ粒子砲
- 機体各部に搭載されたビーム砲。
- 『30』では「メガ粒子砲」名義で劇中の戦闘シーンをひとつに纏めており、腕部ビーム砲&肩部メガ粒子砲乱射→大口径ハイメガ粒子砲と続けて使用する。また「メガ粒子砲一斉射撃」名義でのマップ兵器も実装されている。
- 肩部大型メガ粒子砲
- 両肩部の前面に2門ずつ、後面に1門ずつの計6門を内蔵。拡散・収束の選択が可能。
- 大口径ハイメガ粒子砲
- 腹部に1門内蔵。本機の武装の中でも最大級の火力を誇るが、構造上連射できない。
- Iフィールド・ジェネレーター
- 腰部に4基搭載。なお、元となったネオ・ジオングと同様にシュツルム・ブースターの先までは覆えていない死角が存在する。
- シュツルム・ブースター
- ネオ・ジオングの脚部とも言うべきプロペラントタンクとブースターが一体化した大型のユニット。「プロペラント・ブースター」とも言う。シュツルム・ブースターを装備することによって、ネオ・ジオングはその巨体に似合わぬ高機動性を持つ。
- サイコシャード発生器
- 使用者の意志を伝達し現実世界に投影するサイコ・フィールド放射結晶体、及びそれを発生させる装置。
- 『30』では「サイコシャード」名義。出現直後は使えず、イベント後に解禁される。能力半減の特殊効果あり。両手から発したサイコウェーブの光でヘリウム3のタンクを掴んで投げ飛ばし、ゾルタンがコクピット内で握りつぶす動作に合わせてミノフスキー粒子を過剰集中、圧潰させ、臨界爆発を引き起こす。ゼネラル・レビルに投げつけたシーンの再現。
- なお本来であればタンク内のヘリウム3は臨界状態でないために爆発しても大したものにはならないはず[2]だが、ゾルタンの歪んだ意志がサイコシャードにより投影され、数々の超常的な現象を引き起こした[3]ことにより融合反応を起こして爆発したタンク1本は、連邦艦隊と近くのタンク群を消し飛ばすほどの大爆発を発生させた。またシミュレーションでは残りのタンクを同様に臨界爆発させた場合周辺のコロニーは破壊され、その破片は軌道を外れ地球に降り注ぎかつてのコロニー落とし以上の大被害をもたらすと予測された。
移動タイプ
サイズ
- 2L
カスタムボーナス
- 運動性+15、照準値+20
- 『30』で採用。大ボス級の割にシナンジュ・スタインと比較してもかなり地味な部類。
- 「サイコシャード」の射程+3。HP+20000、装甲値+500
- サイコシャード解禁後はこちらに変更。