治安警察
概要
治安の悪いウドの街を仕切る自警組織。ウドに限らず、百年戦争終結後は多くの街で治安が悪化し、そうした街でも、治安警察と呼ばれる組織が元軍人を中心に結成されている。
警察とは言うものの、実際はメルキア政府とは無関係な、形式的に作り上げただけの自警団に過ぎず、警察としての機能も暴徒鎮圧程度のものである。 また、所属する警官も非常にガラが悪く、犯罪者からの収賄や市民への暴行、犯罪者と手を組んでの市民への恐喝など、街を荒らすブーンファミリーなどの暴走族や犯罪者集団と大差ない。また、過剰に重武装を施した装甲車や攻撃ヘリなどを擁しており、その横暴な支配からさらなる街の治安悪化に一役買ってしまっている。
実は署長のギムアール・イスクイは秘密結社の幹部であり、パーフェクトソルジャーであるプロトワンの戦闘学習を護衛すると共に、ウド近郊にある軍需工場の廃墟からPSの身体機能維持に必要なヂヂリウムを採掘し確保することが目的であった。
しかし、メルキア軍の追跡ビーコンを体に埋め込まれたキリコ・キュービィーとその仲間たちの抹殺に失敗してからは計画が狂い始め、キリコによって戦力の大半を壊滅させられた挙句、計画を察知したメルキア軍降下騎兵団の襲撃を受けてウドの街もろとも炎に沈んだ。
人物
- ギムアール・イスクイ
- 元ギルガメス軍特務工作部少佐。死亡した署長の後任として署長に任命された。