ダルタニアスは『未来ロボ ダルタニアス』の登場メカであり、同作の主役メカ。
ダルタニアス | |
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登場作品 | 未来ロボ ダルタニアス |
デザイン | 村上克司 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦D |
SRWでの分類 | 機体 |
スペック | |
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分類 | スーパーロボット |
全長 | 56 m |
重量 | 678 t |
動力 | シグマエネルギー → 超空間エネルギー |
開発者 | アール博士 |
パイロット |
概要
エリオス星の最終兵器として開発された巨大ロボット。
アトラウス、ベラリオス、ガンパーの3つのメカが合体(クロス・イン)して完成する。
第29話からは動力源が超空間エネルギーとなり、恒星一個分にも及ぶエネルギーを内包することが可能になる。
構成機体
登場作品と操縦者
スパロボでは、ダルタニアスは合体済の状態で出撃するので、出撃枠を圧迫されることはない。上述のように本来はイデオン、ガンバスター、ネオ・グランゾンにも匹敵する超絶ハイスペックなはずなのだが、スパロボではわりと普通のスーパーロボットであることがほとんど。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦D
- 初登場作品。合体時には毎回専用の一枚絵が表示される。乗っている人間は2人だけだが、ベラリオスもパイロット扱いのため実質3人乗りである(以降も同様)。旧エリオス領ルートに行くと、キャノンキュービック、火炎アタック火炎十文字斬り、超空間エネルギー解放が追加。しかし別の隠し要素があるエンジェル・ハイロゥルートだと追加されず、パワー不足に陥る。
- シナリオ「死闘!ギシン星最終決戦!」で明神タケルが本物のズール皇帝を倒したときにダルタニアスが撃墜されていないと、ゴッドマーズの反陽子爆弾の爆発を超空間エネルギー解放で抑えるイベントが発生し、以後はゴッドマーズの撃墜が敗北条件から除かれる。
- シールドはあるものの、装甲がスーパー系としては若干低いうえに剣人の防御も高くはないため、防御面はやや脆め。
単独作品
- スーパーロボット大戦GC
- 序盤でホワイトベースが日本に寄った際に加入。合体の一枚絵は参戦時の一回のみとなった。特定のサブシナリオに行かないと最強武器が追加されないが、『D』と違い他の隠し要素を諦める必要はなくなった。火炎十文字斬りが有射程武器になり武装追加前でも援護攻撃などに使いやすくなったが、代わりに火炎アタックは射程1になってしまった。
- スーパーロボット大戦XO
- 合体デモが3DCG化。『GC』になかったガスコン専用ロボとの合体攻撃が追加されている他、超空間エネルギー開放がマップ兵器に変更。全体的に必要気力や消費ENに対して攻撃力が低めで改造段階も低いため、愛がないとやや厳しい性能になってしまっている。
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 2017年1月のイベント「獅子の雄叫び」より実装。SSRディフェンダー。
- 2018年7月のイベント「光の先に」にて大器型SSRアタッカーが追加。
- 2020年の9月のイベント「蒼き誓い」の報酬ユニットで大器型SSRファイターが登場。
- スーパーロボット大戦DD
- 2021年3月に追加されたワールド6より参戦。攻撃特化タイプ。
- 超空間エネルギーの構成エネルギーに「超電磁エネルギーα」が存在することから、シナリオ内では超電磁エネルギーを使用するロボットとしてコン・バトラーVおよびボルテスVとの絡みがある。
- 本作で「ライサンダー」とその演出に組み込まれる形で「ジャイロスピンナー」が初採用された他、『D』や『GC(XO)』では分離時の合体攻撃だった「αβγアタック」も本機の武装として採用されている。
- 攻撃特化タイプでありながら攻撃&防御タイプのマジンカイザーと攻撃力と防御力がほぼ同じ。ただしほかの数値は下回っており、特にLサイズ故に行動スピードが非常に遅い難点が致命的であった。また、気力上昇で大きな効果を発揮する必殺技を持つが、その必要気力はかなり高めに設定されている。
- 気力上昇効果と特殊スキルを持つ「火炎十文字斬り」、およびスピードの遅さを解決する「αβγアタック」を揃えることで問題点を解決した上で、自分は爆速で気力を上昇させつつ敵機の気力は要所で奪っていくという強烈な運用法が可能。
装備・機能
武装・必殺武器
武装
- ダブルナックル
- 前腕部を発射するいわゆるロケットパンチ。ダブルの技名通り両腕で放つのが特徴。
- ジャイロスピンナーと同時に使用することも可能で、第9話ではブレード部分からナックル同士の間にエネルギーの網を生み出し、ベムボーグの口から飛び降りた次郎とゲストキャラの圭太の母を救助するという使い方も披露した。
- 『DD』では打撃属性の通常攻撃に採用。
- ジャイロスピンナー
- 腕の周囲に複数のブレードを展開し、回転させながら殴りつける。ブレード部分だけをリング状に分離して投げることも可能。
- 『DD』で投げつけるバージョンが後述のライサンダーの演出に組み込まれる形でシリーズ初採用となった。
- シグマビーム
- 両肩・両ひざの十字紋章(エリオス王家の紋章)から機体の前にエネルギーを集中し、紋章型のビームに変換して放つ。
- 射程が半端で使いにくい。
- 『DD』では特殊属性のSR必殺技に採用。メインアビリティは「底力II」で、HPが25%減少する毎に攻撃力・防御力が増加する。サブアビリティは「攻撃力アップII」。
- 超電磁イレーサー
- 胸部のベラリオスから超電磁エネルギーの塊を放つ。
- 『GC(XO)』ではさらにトランセイバーを投げつけて追撃。
- キャノンキュービック
- 追加武装の一つ。アトラウスのシュレッダーパンチに使用していたパーツから両腕にそれぞれ4門の連装砲を展開し、発射する。
- 『D』では射程が広く、かつ移動後使用可能なのだが、射撃属性であるために剣人との能力と噛み合わずせっかくの使いやすさを潰してしまっている。
- トランセイバー
- 右腰のバルジが変形する実体剣。
- 『D』ではコンボ武器。
- 『DD』では斬撃属性のR必殺技に採用。メインアビリティは「底力I」で、HPが25%減少する毎に攻撃力・防御力が増加する。サブアビリティは「攻撃力アップI」。
- チェーンドライザー
- 追加武装の一つ。トランセイバーにも使用している右腰のバルジが変形するクロー付きのアンカー。SRW未採用。
- ライサンダー
- 右腕から出現する手持ち式の巨大なボウガン。白い矢を放つ。
- 『DD』では実弾属性のSSR必殺技としてシリーズ初採用。ジャイロスピンナーを投げつけて敵の動きを止めた後、ライサンダーを発射する。メインアビリティは「ダルタニアスフルパワー」で、気力が10上昇する毎に、攻撃力・照準値が増加する。ダルタニアス装備時、気力130以上のとき、防御力、ライサンダーの必殺技威力が増加する。サブアビリティは「必殺技威力アップIII(実弾)」。
- 射程の長さと最終火力の高さが魅力。
- 火炎剣
- ベラリオスの放出する火炎状のエネルギーを剣にしたもの。使用時はベラリオスの口からエネルギーを放って生み出すパターンと目からエネルギーを上方に放って上段に構えるパターンがある。
- ダルタニアス最強の武器であり、これを扱う際に最大出力を発揮する。ほとんどは後述の必殺技にのみ使用されたが、投擲して相手に突き立てる事もあった。
- 最終回では超空間エネルギーで吸収したエネルギーも使用することで、ドルメン専用ベムボーグを圧倒する威力を見せた。
- 火炎アタック
- 火炎剣から放つ炎で敵を拘束する。
- SRWでは火炎アタック火炎十文字斬りの演出で使用。『D』では蛇のような火柱が敵に絡みつくが、『GC』では火球弾を敵にぶつける演出となっている。
- トランシールド
- 左腰のバルジが変形する盾。
必殺技
- 火炎十文字斬り
- 素の状態ではこれが最強武器。火炎剣で敵を十文字に切り裂く。
- 『DD』では斬撃属性のSSR必殺技に採用。メインアビリティは「シグマエネルギー」で攻撃力特化タイプの防御力・照準値が増加する。被ダメージ時と攻撃命中時の気力上昇量が増加する。ダルタニアス装備時、気力140以上のとき、攻撃力が増加する。火炎十文字斬り命中時、敵ユニットの気力を減少させる(100より減少しない)。サブアビリティは「防御力アップIII」。
- 超空間エネルギー解放
- 解放した超空間エネルギーを身にまとって体当たりする。この際、ダルタニアスは炎に包まれたような姿に変わり、突撃する姿は火の玉のようになる。
- 第46話でザール星を守る強力な熱バリアを突破するために、超空間エネルギーを放出してダルタニアスの周囲に張り巡らせて突撃した行動の再現。
- この他ドルメン大帝の座城突入や、最終回では太陽のエネルギーを吸収することで太陽引力圏からの脱出にも使用した。『D』での演出は最終回の物になる。
- 『D』においては、剣人の気力が一定の値にならないと武器選択画面に表示されない。
- αβγアタック
- 合体前形態であるアトラウス、ベラリオス、ガンパーの連携攻撃。過去には分離状態での合体攻撃として採用されていた。
- ダルタニアスの武装としては『DD』のSSRユニットパーツで初採用だが、演出内では最初から最後まで分離状態のみ。アトラウスが掴まっているガンパーがミサイルを放ち、その隙にベラリオスのクロー攻撃、ガンパーから降りながら飛び蹴りを放ったアトラウスが続けてハンドスライサーと畳み掛け、最後に一斉射撃。その際、ベラリオスは口からベータビームを発射している。メインアビリティは「クロスコンビネーション」でダルタニアス装備時、スピードが増加し(効果は重複しない。効果の最も高いもののみ有効)、気力が10上昇する毎に、攻撃力・防御力・照準値が増加する。気力140以上のとき、全ての攻撃の与ダメージが増加する。αβγアタック命中時、敵ユニットの気力を減少させる。
- 流星火炎剣
- 「ゴッドバード」で使用された技。分離した追加装甲に火炎剣の炎を纏わせ、機体の全身を炎に包みながら火炎剣を構えて突撃する。SRW未使用。
合体攻撃
特殊能力
- 剣装備・盾装備
- 切り払い、シールド防御が可能。
- 分離
- アトラウス、ガンパー、ベラリオスの3機に分離する。基本的に改造段階はダルタニアスとアトラウスが共有し、他2機は別個改造(『GC』では全機とも改造共有)。
- 分離時のみ合体攻撃「αβγアタック」が使用可能な他、ガンパーには補給装置が搭載されている。『D』のツメスパロボでは、本作唯一の合体⇔分離ユニットであるダルタニアスの分離と合体を駆使しないと解けない問題もある。
移動タイプ
サイズ
- L
機体BGM
- 「ダルタニアスの歌」
- 主題歌。『D』ではテンポが速く、イントロも省略されている。
スパロボシリーズの名場面
- タケル救出作戦
- 『D』の「死闘!ギシン星最終決戦!」より。崩壊の危機に瀕したギシン本星を離れ、宇宙空間でズールとの決戦に臨むタケル、そしてブルー・スウェア。激闘の果て、ゴッドマーズの一撃がズールにトドメを刺す。しかし、安堵する間もなくズールがそこに現れる。悪の想念の化身であるズールを滅ぼすため、タケルは星をも吹き飛ばす反陽子爆弾での特攻を決断。それを救うカギはダルタニアスの超空間エネルギーにあった。そのエネルギーを解放すれば、起爆によって放たれる反陽子エネルギーを直接ズールに転送できる。アール博士と学の改修によって解放されたその力を纏い、ダルタニアスは起爆寸前のゴッドマーズに突撃をかける。瞬間、反陽子爆弾が起爆し、視界一面を光が覆う。だが、それが去ったとき、そこにはズールの姿はなく、動力がダウンして機能停止したゴッドマーズ、そしてダルタニアスの姿があった。
余談
- この機体は主役メカとして初めての「胸にライオン」という、以降無数のフォロワーを生む斬新なデザインで知られる。
- 尾田栄一郎氏の漫画『ONE PIECE』の登場キャラクター「ホールデム」は、第99巻の質問コーナーにおいて「それがもー子供の頃かっこよくて好きで、超合金欲しかった~!っていう僕の憧れがここで出たわけです!!」と、ダルタニアスに着想を得たデザインであることが語られている。
- 長谷川裕一氏の漫画「ビクトリーファイブ」の第二部では、地球への帰還中に「コン・バトラーV」「ボルテスV」「ダイモス」がいる並行世界に飛ばされてしまう。こちらは本編終了後設定なので超空間エネルギーを動力として運用しており、北小介がその融合配分を聞いている場面が存在する。
- 「ビクトリーファイブ」の続編「ゴッドバード」でも前述の並行世界で作られたダルタニアスが登場する。
- こちらの世界ではザール星間帝国による侵略がなかったため、原作より更に年月が経って発見されたベラリオスの装甲が経年劣化している事もあり、超電磁チームの資材からアール博士が作った追加装甲を施された形態が登場している。また物語終盤では、上述の超空間エネルギーをぶっつけ本番で動力にする大博打を打ち(物語中まともに機体整備を行う場面が殆どない)、見事に成功している。
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