ワザン・ルーンは『重戦機エルガイム』の登場人物。
ワザン・ルーン | |
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外国語表記 | Wazan Loon |
登場作品 | 重戦機エルガイム |
声優 | 堀部隆一 |
初登場SRW | 第4次スーパーロボット大戦 |
SRWでの分類 | パイロット |
プロフィール | |
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種族 | ペンタゴナ星系人 |
性別 | 男 |
所属 | ポセイダル軍正規軍 |
軍階級 | 13人衆第5席次 |
概要
13人衆の第5席次を務める老年の武人。
自身の部隊を撤退させる為に殿を務めるなど、老いても第一線に立つ姿を見せる。HMを操る際は白兵戦が得意なのか、ロングスピアを装備したバッシュやグルーンに乗っていた。生身での白兵戦でもダバを相手にレーザー剣で戦っている。
ポセイダル軍に襲われる老人を演じてダバ・マイロードを欺き、反乱軍に潜入した。ダバ達のヘビーメタルを奪おうと侵入するが失敗。最期は部下の乗ってきたグライアを譲り受け、彼を救出に来たリィリィ・ハッシーをバスターランチャーから庇って戦死する。
ダバ率いる反乱軍に潜入した際、自身の口から反乱軍に参加して戦死した息子の存在を語っている。その息子の存在が自身を死に追い立てている様子もあり、戦死する直前や戦死した際に息子の名前を口にしている。
13人衆の中でも一際部下からの人望があり、彼が捕らえられた際には多くの部下が彼の身を案じていた。ワザンを当初疎ましく思っていたギャブレーも、その様子を見て感服する程であった。
登場作品と役柄
旧シリーズ
- 第4次スーパーロボット大戦(S)
- 初出演作品。マップ「オーラマシン展開」(ゴラオン登場ルート)でアシュラテンプルに乗って現れ、倒されると戦死するかのような台詞を吐くが、後に何事もなかったかのように再登場する。
- 二度目の登場ではリィリィと共にギワザ軍の援軍として現れるが、乗機は何とゲイオス=グルード。なおこの二人は何故か第三軍として出てくるため、近くにギワザ軍がいると同士討ちを始める。
- スーパーロボット大戦F
- 今回から声が入った。乗機はグルーン。14話もしくは16話のゴラオン救出シナリオにて、マフ・マクトミンとコンビを組んで初登場。
- 規定ターン以降プレイヤー側が任意に撤退できるシナリオの為か、この時の彼のグルーンは8段階改造が施されている為、半端なユニットではとても手に負えない。(アトールV含む周囲のユニットもかなりの改造段階となっている。)
- パイロットとしての攻撃力は低いものの技量が高く設定されており、クリティカルで大ダメージを受けたり思わぬ事故を招く事も。
- スーパーロボット大戦F完結編
- 中盤から再登場。前回に引き続きグルーンに乗っており、強化された放電攻撃でプレイヤーを苦しめてくれる。
- DCルート「復讐の刃」では後にポセイダルに反旗を翻すギワザ派の謀略で、チャイ・チャーと共に玉砕前提で月への侵攻を強いられる。挑発をかけない場合、2回行動で月へ直進するので迎え撃ち損ねると3EPにはあっさり到達される。この2人を倒した時ネイかヘッケラーが健在だと、アスフィー除くポセイダル軍が全機撤退してしまう。
関連作品
パイロットステータス
精神コマンド
特殊技能
人間関係
- ダバ・マイロード
- 彼のヘビーメタルを奪うため反乱軍に潜入するが、彼に息子であるミザンの面影を見てしまい、お互い共感するシーンも演出される。彼はワザンの最期に武人としての姿を見ていた。
- ミザン(SRW未登場)
- 息子。過去の戦いで戦死した事がワザンの口から語られる。彼の死がワザンに影を落としていた。
- ギャブレット・ギャブレー
- 同僚。当初は彼の事を若造と侮っている節があり、彼からも過小評価されていた。だが仲間を庇って散った際には彼から感服された。
- リィリィ・ハッシー
- 同僚。自分より下の立場だが、タメ口で言われる関係。彼女の過去を知っていた模様。
- マフ・マクトミン
- 同僚。
- SRWではコンビを組む事もあり、慎重なワザンを老人扱いする。
- チャイ・チャー
- 同僚。
- SRWではコンビを組む事も多いが、原作本編ではチャイの死が早い事もあり、轡を並べる姿はない。
他作品との人間関係
リアル系
- エレ・ハンム
- 『第4次』、『F』で彼女の指揮するゴラオンを狙う。
バンプレストオリジナル
- ムジカ・ファーエデン
- 『リアルロボット戦線』で、彼女に「息子さんのブランチを作って一緒に暮らして下さい」と説得され、「それもいいかな」と仲間に加わる。
- しかしその後、彼女はデュプリケーターを「災いの元だから破壊する」と言い出す。ワザンは仲間になってからはセリフが一切無いので、どう思ったかは定かではない。
名台詞
- 「ほれっ! ほれほれほれぇっ!!」
- バッシュで殿を務めギャブレーのグルーンと共闘してダバと戦った際、ギャブレーはロングスピアをエルガイムMk-IIに投擲してそれをダバに所謂「切り払い」されており、その切り払いされたロングスピアを掻っ攫ってロングスピアでエルガイムMk-IIを攻め立てた際の台詞。台詞といい演技といい行動といい、老獪なベテランの厭らしさ満点。『F』では戦闘台詞となっている。
- 「息子の所へ行かしてくれ! ミザンの処へ…」
- 反乱軍の捕虜となり軍人として生き恥を晒すわけにはいかないと自殺を図ろうとするが、ダバに止められての台詞。ダバに自身の息子の面影を見た老人は、ただ項垂れるだけであった。『F』のキャラクター事典で聴く事が出来る。
- 「当たり前の事を聞くな! 今のワシの望みはただ一つ、息子の処へ行く事だ」
- グライアを駆って助けに来た部下から、グライアを譲り受けた際の台詞。その後は涙を流す部下を置いて、リィリィを救出し死亡する。オールドソルジャーは最初から死ぬつもりで、反乱軍へと侵入したのかもしれない。この台詞も『F』のキャラクター事典で聴く事が出来る。