イーグレット・スリサズは『スーパーロボット大戦α外伝』の登場人物。
イーグレット・スリサズ | |
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外国語表記 | Eagret Thurisaz |
登場作品 | |
声優 | 石田彰 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦α外伝 |
SRWでの分類 | パイロット |
プロフィール | |
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種族 | マシンナリー・チルドレン |
性別 | 男 |
年齢 | 15歳に設定 |
所属 |
概要
イーグレット・フェフにより生み出された人造人間「マシンナリー・チルドレン」の一人。自律金属細胞「マシンセル」を投与された結果、通常の人間を上回る身体能力と反応速度を有する。OGシリーズでは強靭な肉体を有するブーステッド・チルドレン、アラド・バランガが肉体のベースとなっている。
ウルズ、アンサズに比べると非常に好戦的な性格。価値のない旧人類など皆殺しにしてしまえば良いというような残虐な台詞を嬉々として吐くことも多く、他の2人に比べてやや破綻(その壊れ方は、無理な強化により精神の破綻した強化人間のような具合である)した性格の持ち主として描かれている。OGシリーズにおいては2号から15号までのチルドレンには意図的に不安定な部分が与えられているという設定であるが、彼はそれが最も分かり易く現れた試験体であると言えよう。
名前の由来はルーン文字3番目の「スリサズ」から。意味は「巨人、トゲ、助言(thurisaz)」。由来の番号から彼が3号と思われる。
専用の機体のベルゲルミルは赤色。
登場作品と役柄
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α外伝
- 他の2人と異なり、一度だけ単独交戦の機会がある。本人も専用機も強力なため、非常に厄介な存在。
- また、破綻した性格による言動も合わせて、3人の中でも目立つ存在になっている。
OGシリーズ
- スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION2
- 『α外伝』同様、マシンナリー・チルドレンの中ではもっとも交戦機会が多く目立つ。他のチルドレン同様、右肩の部分にスパイク状の突起が追加された。また、その交戦的な性格を買われてか、3人の中でアラドの抹殺に人一倍執着し、主に彼を嬲る役目を与えられている。そんな役割を反映してか、本作においては、性格の種類の一つ「残虐」は彼専用のものとなっている。OG設定ではマシンナリー・チルドレンの2号体とされている。
- スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATIONS
- 役割は概ねリメイク後も同じ。中ボスクラスにしては嫌になるほど高水準の能力も相変わらず。実はラスボスに匹敵する高い能力値を誇っている。
パイロットステータス
能力値
全体的に非常に高い能力値を持つ。多少の優劣はあるが、チルドレン3人の能力値はほぼ同じになっている。
『OGs』では3人並んで回避が作中トップ。
精神コマンド
特殊技能(特殊スキル)
- α外伝
- ガッツ、指揮官L2、援護L4
- 習得技能はチルドレン3人とも共通。指揮官はL2止まり。
- OGs
- 天才、戦意高揚、アタッカー、底力L9、ガンファイトL9、カウンターL9
- 凶悪な技能を多く習得する。
エースボーナス
- 命中率+20%
- 『OGs』でのエースボーナス。ただし、適用されるのはEX-Hardのみ。
パイロットBGM
人間関係
- メイガス
- アンセスターの指導者としての役割を持つメインコンピュータ。『α外伝』では彼女の指示に従っている。
- イーグレット・ウルズ、イーグレット・アンサズ
- 同じマシンナリー・チルドレン。アンサズとは対等に近いようだが、リーダーであるウルズには逆らえないようである。
- ゼンガー・ゾンボルト
- 『α外伝』ではアンセスターの一員として共闘しているが、「洗脳処置された人間」であるため危険視もしている。
- イーグレット・フェフ
- 自身の創造主。「OGシリーズ」では「パパ」と呼んでいる。
- アラド・バランガ
- 「OGシリーズ」では彼の肉体が自身のベースとなっているが、ブーステッド・チルドレンの落ちこぼれが元になっているという事実が許せないでいる。
- オウカ・ナギサ
- 『OG2』ではフェフの命令で彼女を救助したが、ブーステッド・チルドレンである彼女を見下している。
版権作品との人間関係
名台詞
- 「僕達の絆は他の誰よりも固いんだ!」
- 同じチルドレン相手の援護防御時のセリフ。
- 「所詮はイレギュラーだ! 僕達が管理するシステムの調和を乱すイレギュラーは排除するしかない!」
「こいつらは力の使い方がわかっていない!」
「自分達の力で世界を統一する気もない! 平和という幻想を追い続けて、また人間同士で小競り合いを続けるだけだ!」
「ここで排除するべきだ! こいつらは僕達のことを勘違いして、やがて僕達に牙をむく!」
「排除だ! 排除するしかない!」 - 『α外伝』第34話「この星は僕らのものだ」or第37話「僕らが求めた戦争だ」より。地下勢力よりも人類同士の戦いの終結を優先するプリベンターに対して怒りと嫌悪感をあらわにする。
- 「申し訳ありません…。ニュートラルに戻します」
- 『α外伝』第37話「僕らが求めた戦争だ」より。偏った感情を再調整する必要があるとメイガスに詰められて。
- スリサズ「それで…メイガスの具合はどうなんだ?」
ウルズ「あの後、特に変わった様子はない」
アンサズ「…ゼンガーはともかく、メイガスまで過去の記憶をリロードするとはねえ」
スリサズ「前回の地下勢力との戦いでこのようなことはなかった」
アンサズ「やはり、同時代の人間と接触したのがまずかったか…」
スリサズ「まさか、メイガスまで以前の人格を取り戻しはしないだろうな?」
ウルズ(………)「…それはあり得ない」
アンサズ「となると、ゼンガーの方が危険だねえ」 - 『α外伝』第41話「恐竜帝国の滅びる日」or「黒歴史の終焉」より。メイガスに忠実な三人だが、元は人間である彼女に対しては注意もしていた。
- アンサズ「ぜい弱なタンパク質の固まりだろ? そして、僕達マシンナリーチルドレンの足下にも及ばない…取るに足らない存在…」
スリザス「そう。愚かな争いを繰り返し、地球を汚染するだけの存在でもある」
アンサズ「お前達では地球を存続させることは出来ない…メイガスはそう判断したんだよ」
スリザス「だから、僕達はお前達をこの星から消去するんだ」 - 『α外伝』第43話「眠れ、地の底に」or「時の流れの果てに」or「人類死すべし」より。彼らが人間をどのように見ているかがよくわかる。
- 「! うるさいんだよ!!」
「アハハハ! 愚かなヒトの分際で僕に命令するからそうなるんだよ!」 - 『OG2』第23話(『OGs』では第30話)「仕組まれた子供たち」より。苦戦していたオウカの救援に来た際、自分達に援護を要請してきた同じDCの基地司令に対して八つ当たり同然で基地ごと攻撃した。