エリック・ワン

2019年9月20日 (金) 22:13時点における爆発王 (トーク | 投稿記録)による版 (→‎名台詞)

エリック・ワンは「OGシリーズ」の登場人物。

エリック・ワン
外国語表記 Eric One
登場作品

バンプレストオリジナルOGシリーズ

初登場SRW スーパーロボット大戦OG外伝
SRWでの分類 サポートユニット
テンプレートを表示
プロフィール
種族 地球人
性別
年齢 高齢
所属 EOTI機関ツェントル・プロジェクト鋼龍戦隊
テンプレートを表示

概要

シュウ・シラカワと共にグランゾンを開発した人物。

よく言えば人懐っこく、悪く言えば馴れ馴れしい接し方をする好々爺といった印象だが、その実は掴みどころの無い性格で、何を考えているのか分からない人物。彼に対するシュウの接し方が、それを物語っているだろう。一方、グランゾンの脅威を警告したり、イェッツトの開発に反対している事から、それなりの常識や思慮深さを備えており、ただのマッドサイエンティストの類の人間ではないと見ることもできる。仲間を失ったアルベロを気遣うなど、人間味も兼ね備えている。

シュウの天才的技術で開発されたグランゾンの詳細を知っており、その危険性を指摘している。対グランゾン用のカウンター兵器を開発する為にツェントル・プロジェクトに参加しているが、もしツェントル・プロジェクトの兵器がグランゾンを凌駕すれば、その都度カウンター兵器を開発するであろう事から、上昇志向の天才科学者という印象がある。彼自身も対グランゾン用の新型機を設計していたらしいが、その目的を果たす前にシュウは討たれてしまい、蘇生後はラ・ギアスに居着いたため計画倒れに終わった。

登場作品と役柄

旧シリーズ

第2次スーパーロボット大戦
説明書でのグランゾンの解説文章において、「もしパイロットが人知を超えた能力を持っていればグランゾンは1日で世界の戦力を壊滅させることも可能だろう」とエリック・ワンが語ったことが書かれている。

OGシリーズ

スーパーロボット大戦OG外伝
キャラクターとして実際に初登場した作品。今回はツェントル・プロジェクトの関係者として登場。あのシュウを言いくるめるほどの人物であり、その真意は底が知れない。ツヴァイザーゲインシステムXNに目をつけ、クライ・ウルブズに捕獲するよう命じるが、不慮の出来事でソウルゲインアクセルを回収することになる。その後はイェッツトの暴走騒ぎを収めるべくアクセルに協力を促す。
第2次スーパーロボット大戦OG
引き続き登場。ガイアセイバーズ側の人間だが、GSから離反するアリエイルを手助けする。物語後半には自身も鋼龍戦隊に協力。
自身が一から設計したものこそないものの多くの機体の開発に関わっており、ガルムレイド・ブレイズとサーベラス・イグナイト、さらにはNVユニットに加えて(条件を満たせば)フォルテギガスまで開発する。他にも生還したヒューゴの身体の機械部分を修復し、ザパトから盗み出しておいた薬も提供している。
スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ
アリアードに搭載されたジーベ・ドライブの解析をジンプウと共に担当。そして、密かにソウルセイバーにジーベ・ドライブ搭載の工程表を作成していたことが分かる。とはいえ、実戦での使い勝手はソウルセイバーに搭乗していたフェアリにレクチャーされたようだ(ジーベ・ドライブから得られるエネルギーの方向性を解決しないといけないこと)。

単独作品

スーパーロボット大戦X-Ω
シュウのユニットクエスト「エリック・ワンの挑戦」にて登場。
グランゾンのデータ取りのために、古今東西のロボットアニメのデータとの模擬戦をシュウに行わせる。

ステータス

サポートアビリティ

グランゾン共同開発者
R。攻撃力アップ。

人間関係

シュウ・シラカワ
共にグランゾンを開発。エリックは彼を「シーちゃん」と呼ぶが、シュウはその呼称を嫌がっていた。だが、わざわざエリックに別れを告げに来たところを見ると、憎からず思っていたのであろう。エリックもシュウが死に急いでいることにうすうす気づいていた。
『第2次OG』での鋼龍戦隊の動向を見るに、何度か彼と顔を合わせる機会はあったはずだが、その場面は描かれていない。しかし、グランゾンの開発に関わった仲だけあり、中盤でシュウが捏造映像を流出させた真意を見抜いている。
アクセル・アルマー
復活した彼の世話をした。エリックの依頼を義理堅く通している。
ミタール・ザパト
彼と共にツェントル・プロジェクトに参加しているが、真意は不明。
エルデ・ミッテ
同じくツェントル・プロジェクトに参加。
アルベロ・エスト
イェッツトレジセイア追撃に失敗した彼を保護していた。
ヒューゴ・メディオ
レジセイア追撃で瀕死の重傷を負った彼を治療。エリックの見立てでは意識が戻っても復帰は絶望的だった。しかし、『第2次OG』で現場復帰することになる。
フェリオ・ラドクリフ
彼から預けられた「NVユニット」の調整を行っている。エリックいわく「教え子みたいなもんでの」とのこと。
エンジ・オヅヌ
旧知の仲。彼を救えなかったことを悔やんでいる。
アリエイル・オーグ
彼女にイデアラントの真実とオヅヌ博士の死を教え、フリッケライ・ガイスト強奪、脱走の手引きを行う。

名台詞

エリック「グランゾンはの、その気になれば、連邦軍なんざ1日で壊滅させることが可能での」
アルベロ「1日で? 信じられん話だな」
エリック「んむ。ワシも以前それを口走った時、周りの連中からえらく叩かれての」
OG外伝』でアルベロにグランゾンの危険性を説明して。従来からこのことを警告してきたようだが、周囲からは全く信用されていないらしい(が、真実であろう)。もっとも、旧シリーズ後のSRWではグランゾンに匹敵する機体も次々と参戦しているが。
「どっちの方かの? 二人おるからの」
『OG外伝』でザパトに「例の男の様子はどうだ」と尋ねられて。クライ・ウルブズが回収して来たのはアクセルだったが、これ以前にイーグレット・フェフを回収していた模様。
「シシシの虫……いや、獅子身中の虫にならなければいいがの」
『OG外伝』でイェッツトの有望性を語るザパトに対して。危険なものだという事はわかっていたらしい。
エリック「ほう、アースクレイドルからのう」
ミタール「根気よく捜索を続けていた甲斐があった」
エリック「じゃが、あれから随分時間が経っておるでの。再生できるかの」
ミタール「ラズムナニウムを使う。適合するかはわからんが……極端な拒絶反応が出た場合は一時凍結し、あの男の目覚めを待つ」
エリック「もう一人の眠り王子……いや、眠りトカゲじゃな。こちらの言う事を聞くかの」
ミタール「腹の探り合いは以前にもやっていたのでな。利用できるところまでは利用する」
『OG外伝』にて、レジセイアを前にしての会話。「アースクレイドル」から回収されてきたものについての話をしていたが、続編の展開を見るにイーグレット・ウルズだった可能性が高い。
「あれは人の手で制御できる代物ではないと思うがの。……どうなっても知らんの」
『OG外伝』にて、逃亡したイェッツトを捕獲しようとするザパトに対して。ある意味イェッツトの本質を突いた指摘で、生体部分を組み込んだアレス・ガイストは最終的に制御不能に陥っている。
「むむむむむ……あんなものが潜んでおったとはの」
「このエリック・ワンの目を以ってしても見抜けなかったでの」
『OG外伝』で、ソウルゲインの中から突然現れたペルゼイン・リヒカイトに対するリアクション。これは見抜ける方が凄いだろう。なお、同様のネタは『スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION』のキョウスケルートでショーンが使っている。
「よっ!久しぶりじゃの、シーちゃんや」
『OG外伝』でシュウと再開した第一声。
(その日は近い…か。ワシの新型は間に合いそうにないの)
『OG外伝』でイェッツト撤退後、去ったシュウを考えて。事実、この後の戦いでシュウとグランゾンは打倒され、エリックの設計した「対グランゾン用」の兵器はその意味を失うこととなった。
グランゾンはその後『スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL』にて、ラ・ギアスにおいて修復されたが、シュウが己を取り戻した今、それを破壊するための兵器はもはや必要ないであろう。
「んむ、特別大サービスでの。まさに隠しユニットというやつでの」
『第2次OG』第48話「深秘なる存在」のエンドデモにて、フォルテギガスジョッシュに渡した際に「あれを作ったのですか」と驚いたクリフに返したメタ発言。確かにそうですけども。
(もっとも、ワシの本命は別じゃがの)
『OGMD』31話・月ルート『ヴォートとフェアリ』より、メカニック陣がスーパーソウルセイバーの運用と調整を話し合う中での無言の独白。「グランゾンを破壊する」という目的は既に失われているが、新型の構想が中止になったわけではないようだ。
「色々な映像作品…つまり、SF映画やロボットアニメに出てくる機動兵器をデータ化した物での」
『X-Ω』ユニットクエスト「エリック・ワンの挑戦」にて、シュウからグランゾンの対戦相手として送信するデータの内容を聞かれて。

関連機体

グランゾン
シュウと共にこの機体を開発した。それだけにスペックを熟知しており、カウンター兵器を設計していた。が、結局完成は間に合わなかった。
ソウルゲイン
クライ・ウルブズの回収して来たこの機体を修復。完璧に修復するだけにアクセルから「少し違和感を感じる」とまで答えるほどである。また、エリック当人はこの機体をターミナス・エナジー・アブゾーバーの参考、あるいは代替機として使おうと考えていた。大本の「EG」は生体エネルギーで動いていた可能性があるため、ひょっとしたら意外と上手く行ったかも知れない。
対グランゾン用の機動兵器
設計していた新型。ソウルゲインのデータやツェントル・プロジェクトの技術を盛り込み、グランゾンを上回る性能を持つはずだったが、完成前にグランゾンが消滅したため未完成に終わった。完成したとしても、ネオ・グランゾンに対抗できたかは謎。
ジェアン・シュヴァリアーデア・ブランシュネージュ
フェリオから託された設計図でエール・シュヴァリアーとブランシュネージュの追加装備「NVユニット」を製作していた。一応レース・アルカーナが無くても運用自体は出来る構造だったため、ガイアセイバーズは自軍の戦力として活用するつもりだったらしい。
フォルテギガス
NVユニットと同じくフェリオから託され、製作していた機体で、曰わく「隠しユニット」。元の設計がよかったのか、組み上げの際に改造でもしたのか、異常なまでの高性能を誇る。
ソウルセイバー
ジーベ・ドライブの搭載に関与。ついでに「TEエンジン」も搭載可能とのこと。