真ゲッターロボ 世界最後の日
- 1998年8月25日 ~ 1999年5月25日にかけて発売(ビデオ版)されたOVA作品。全13話。
- 初参戦スパロボ:スーパーロボット大戦D(2003年)
概要
『ゲッターロボシリーズ』の漫画作品に登場していた「真ゲッターロボ」が登場する初の映像作品。番組タイトルの「真(チェンジ!!)」は「真」を「チェンジ」と読むことを表しており、『ちぇんじ げったーろぼ せかいさいごのひ』と読む。
登場人物は従来のキャラクターと同様ながら、続編ではなく新規の作品として制作された。キャラクターのデザインや性格、ゲッターロボの扱いなど、漫画版の影響が色濃く出ており、テレビ版の『ゲッターロボシリーズ』作品とは一線を画した異色作である。永井豪氏と共に漫画版の執筆者である石川賢氏も原作者としてクレジットされている。
今川泰宏氏が監督を担当した第3話までと、川越淳氏が監督を担当した第4話以降の2部構成で構成されている。監督交代の理由は明かされておらず、この交代により作風は大きく変更され、伏線の未回収らしき描写が存在するなど、制作におけるトラブルが噂される作品。一説には今川泰宏が(ゲッターのナノマシン式変形シーン等に代表される作画などで)1~3話の時点で1クール分の予算を使い果たしたのが原因とされる。ただし、ダークヒーロー的な側面を持つ登場人物達や戦闘描写の圧倒的な迫力から、今なお根強い人気を誇る作品でもある。
登場キャラクターの声優は全て変更となった本作だが、第1話冒頭のナレーションはテレビ版で流竜馬役を担当した神谷明氏が担当。
ストーリー
3年前に死んだはずの早乙女博士率いるゲッターロボ軍団により、日本軍は窮地に立たされていた。そこで日本軍は早乙女博士殺害の罪で投獄されていた、かつてのゲッターチームのリーダー、流竜馬を釈放し、彼を再びゲッター1に搭乗させ、早乙女博士の抹殺を試みる。
登場人物
スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。
ゲッターサイド
インベーダーサイド
登場メカ
スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。
参考(ゲスト参戦)
ゲッターサイド
真ゲッターロボ
旧ゲッターロボ
真ゲッタードラゴン
その他のゲッターロボ
その他の人類の兵器
インベーダーサイド
インベーダー
ゲッターロボG(量産型ゲッタードラゴン)
メタルビースト
その他
主題歌とBGM
登場作と扱われ方
- スーパーロボット大戦α(DC)
- 量産型ゲッタードラゴンがゲスト登場。
- 第2次スーパーロボット大戦α
- ブラックゲッターがゲスト登場。
- 第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
- ブラックゲッターがゲスト登場。
- スーパーロボット大戦D
- 本格的に初参戦。世界観の主軸となっている作品。ゲームスタートで、主人公達よりも先に13年前として本作の話が始まる。中盤で原作終了してしまう上、しばらく真ドラゴンも使えないため、2つのゲッターチームをどの機体に乗せるか悩むことになる。なぜか真ゲッターチームの名前がカタカナになっている。前作に出たゲッターチームと混同しないためなのだろうか。(が、この作品にいるのは翔ではなく渓。)
- スパロボ学園
- 参戦作品がほぼ全てJ、W、Kからの移植という中で、唯一参戦が決定した(グラフィック自体はWとDの流用)。登場したのは真ゲッターのみ。だが、設定が半分ほど変。(なぜか表記が真・ゲッターになっている、チェンジアタック中「スイッチ・オン!」とか言う、トマホークブーメランだったりゲッターサイト無しだったり。)一応さらにOVAに近いドットになっていたり、ファイナルダイナミックスペシャルのカットインが作りこまれていたりするが。
- 第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇
- 初の声付き参戦。前作『Z』のジ・エーデル・ベルナルの発言で示唆はされていたが、参戦を果たした。本作は13年前よりも更に前のインベーダー戦争から始まる、つまりややスパロボオリジナル展開である。なお、竜馬と隼人はOVA版の設定の為、1部の台詞は同じOVA版ゲッターロボシリーズである『新ゲッターロボ』が参戦をしていた『NEO』の時の流用台詞もある。
- 第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇
- 破界篇に登場した機体に加え、ブラックゲッターと真ゲッタードラゴンが味方として参戦する。原作における13年の時間経過は、グレンラガンの7年の時間経過との兼ね合いから、中間を取って10年に変更されている。また、その時間経過自体、封印された暗黒大陸内で時間の経過にずれが発生したという形をとることで、時間経過があまりないほかの作品と整合性をとっている。
用語
主要スタッフ
- 監督
- 今川泰宏(1~3話)
川越淳(4~13話) - シリーズ構成・脚本
- 今川泰宏(1~3話)
藤田伸三(4~13話) - キャラクターデザイン
- 羽山賢二
- メカニカルデザイン
- 山田起生
- 音楽
- 岩崎文紀
商品情報