ショーグン・ミフネ
ショーグン・ミフネ | |
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外国語表記 | Shogun Mifune |
登場作品 | 勇者特急マイトガイン |
声優 | 梁田清之 |
デザイン | オグロアキラ |
種族 | 地球人(アングロサクソン系アメリカ人) |
性別 | 男 |
誕生日 | 10月19日 |
星座 | 天秤座 |
出身 | アメリカ |
身長 | 183cm |
体重 | 80kg |
髪型 | ちょんまげ |
血液型 | O型 |
所属 | 影の軍団 |
概要
テーマパーク「大江戸ランド」を隠れ蓑に「古き良き日本文化を取り戻す」ために現政権を倒し、自分が「将軍」となって君臨しようとする。なお、活動資金は大江戸ランドの運営で賄っている。
歌舞伎役者風の化粧と、戦国武将風の衣装を身に着けた容姿だが、ミフネ自身は侍や忍者がいた時代の日本文化にかぶれているアングロサクソン系の白人である。しかも「水戸黄門ルックに革靴で街へ繰り出す」、「大文字焼きならぬ太文字焼きを決行しようとする」等々、日本文化を真に理解しているのかは実の所かなり怪しい。
本作の敵キャラでは、カトリーヌ・ビトンとは異なるコミカルぶりを発揮しているが、作戦自体は「天才少年を攫い犯罪に加担させる」、「歴史上の人物のクローンを作り出す(クローンの人物は後に自害)」など非道なものも多い。意外にも戦闘能力は高く、舞人やグレートマイトガインとの一騎討ちでは、ほとんど勝利寸前の状態まで追い込んでいる。
勇者特急隊との度重なる戦いで影の軍団のロボットは壊滅していき、さらには、大江戸ランドの客足が皆無となり経営赤字の資金難で追い込まれていく。最後の手段として、入園と飲食などを無料で開放した大江戸ランドに来た観客を国民として捕らえ国家として独立宣言しようとするが、そこに居合わせた舞人たちの活躍により失敗し大江戸ランドより敗走した。
その後、ひょんなことから江戸幕府の埋蔵金の地図を入手し再起のため湖の地下にて埋蔵金を発掘するが、舞人とビトンの戦闘に巻き込まれてしまい、その際に軍団共々ヌーベルトキオ警察に捕まり、埋蔵金も没収されてしまった。
その後も脱獄を繰り返しているようで、囚人服と化粧を落とした状態で旋風寺コンツェルンに忍び込み、エンディングでは街中でヌーベルトキオ警察から逃げる場面もあった。
登場作品
単独作品
パイロットステータス
能力値
原作を反映して高い能力値を持った強敵で、命中と回避以外はジョーを上回る。
精神コマンド
特殊技能(特殊スキル)
- V、X
- 極、底力L5、気力限界突破L2、闘争心L2、精神耐性、気力+(ATK)
- 闘争心があるので最初から気力が高く、しかも極と気力限界突破をも所持するなど、マイトガイン系の敵では段違いの強さを持つ。即効で倒したい所だが、「底力」のレベルも高いので長期戦になりがちである。
固有エースボーナス
人間関係
- ハンゾウ
- 部下の一人。ミフネが街に出る時のお供。後に逮捕されてしまう。SRW未登場。
- 名前の由来は、徳川家に仕えた伊賀者(いわゆる、伊賀忍者)の元締めである「服部半蔵」からであろう。
- 胡蝶
- 配下のくの一だったが・・・。
- ツル、ツキ、フジ
- 腰元。SRW未登場。
- 旋風寺舞人
- 宿敵。
- 吉永テツヤ
- マイトガインファンの彼に大人気なく怒ったこともある。
- カトリーヌ・ビトン
- 終盤、旋風寺コンツェルンに忍び込んだ際に出くわすが、化粧を落としていたため、わかってもらえなかった。
- 『V』では彼女とデンジャラスゴールド同盟を結成する他、彼女から「エセサムライ」と呼ばれる。
- ウォルフガング、ホイ・コウ・ロウ
- 『V』では彼らとデンジャラスゴールド同盟を結成する。
- エグゼブ
- 『V』でのスポンサー。「ミスターX」と称し顔も名前も明かさない彼を快く思っていないが、その意向には逆らえない様子。
他作品との人間関係
名(迷)台詞
- 「男は黙ってぇー○○!」
- 定番の決め台詞。○○に作戦内容や自分の嗜好が入る。
- ちなみに元ネタは、1970年代に三船敏郎氏が出演していたサッポロビールのCMのキャッチフレーズ「男は黙ってサッポロビール」から。
- 「素晴らしい! 見事な犬文字焼きだ、日輪入道!」
- 第7話より。部下の日輪入道(SRW未登場)が飛行要塞ヤッコー(SRW未登場)の日輪砲により、「犬文字焼きならぬ太文字」を決行した時の賞賛。日輪入道(黒人)もまた、わかっていないようである。
- なお、日輪入道の部下の一人は「あの字、『犬』じゃなくて『太い』じゃないか?」と陰口を言うと、棒で叩かれていた。
- 「何がぁ~マイトガインじゃ! 小僧、言わせて置けば! 無礼討ちにしてくれるわ!」
- 第10話より。ご隠居姿で街に出歩き、動輪剣の玩具を持ってぶつかったテツヤに対し、「剣の修行とは天晴れ」と一度は許すも、動輪剣の名を聞き、その後、マイトガインの口上を真似るテツヤに対して、大人気なく切れる。街中で剣を振り回しているテツヤにも問題があるが…。
- 「我輩の城が…城がぁ……」
- 第38話より。一騎打ちで舞人を追い詰め止めを刺そうとした瞬間、浜田が起動させた自爆装置によって城が爆発炎上し、戦意を喪失してしまう。
- 続く巨大ロボ戦にてショーグンを駆ってグレートマイトガインを追い詰めるも、今度は城の倒壊に気を取られ、全く同じ展開で敗北してしまうのだった。
- 「おのれマイトガインめぇ…。またしても我輩の邪魔をするとは…」
- 第39話より。ここだけ聞くといつもの負け台詞なのだが、この時のミフネは大江戸ランドを失って逃亡中の身であり、資金確保のために自ら街頭に立ってがまの油売りのパフォーマンスを行っていた。
- 物珍しさからかそれなりの数のギャラリーが集まっていたのだが、街頭テレビで勇者特急隊の特番の放送が始まるや人々はそちらに興味を奪われ去っていってしまう。その様子を見て一瞬とても悲しそうな顔をした後、原因がテレビ画面に映るマイトガインだと知りこの台詞を口にした。
- 直後、配下の忍者から埋蔵金の在り処が記された巻物を渡され、意気揚々と埋蔵金探しに出かけていくが…。
- 「やややっ! 貴様はにっくき旋風寺家の老中、青木圭一郎だな!?さては吾輩をお縄にしようと馳せ参じたか!」
- ラジオドラマ『嵐を呼ぶハネムーン』にて、警察に追われていたところを青木に見つかり、舞人襲撃事件の心当たりについて尋ねられる。
- 「老中」という言い回しがミフネらしいが、老中は幕府の役職であり、家中で偉い人という意味なら「家老」の方が近い。
- そのあたりのズレもミフネらしい…か?
スパロボシリーズの名(迷)台詞
- 「今日から、スーパーロボットではなく、超機と名乗るがよい!」
- 『V』におけるスーパーロボット相手の特殊戦闘台詞。どこぞのオリジナル作品のようである。
- 「心眼センサーを装備しているのか!?」
- ガンダム系から被弾した時の台詞。「心眼センサー」とはガンダム漫画きっての怪作『Gの影忍』が元ネタだと思われる。
- 「謀反を企てるとは愚かなり、エースのジョー!」
- 『V』におけるジョー相手の特殊戦闘台詞。ジョーは元々ウォルフガングが雇っていたので、謀反も何もないだろうに。
- 「あの男は闇…。一切の光届かぬ常しえの闇だ…一歩でも踏み込めば、二度と戻ってこられぬぞ…」
- 『V』第16話日本帰還ルートシナリオデモより。ミフネのスカウトを一蹴した際の北辰が発するただならぬ雰囲気に戦慄し、こう評して彼に報復しようとする部下達を制止した。
- 「さらに無粋極まりない…! 今すぐ畳を敷き、金屏風を立てい!」
- 『V』第18話より、ミスターXの要請で集まったウォルフガングのアジトに不平を漏らして。「畳に金屏風」というセンスがいかにもミフネらしい。
- なお、同席した他の悪人達からも「汚らしい」、「まるでネズミの住処」と散々に言われたウォルフガングは当然怒った。
- 「ぬうう…。あの時、チョキを出していれば、組織の名前は大江戸烈風隊になったのに…」
- 同上。組織名の候補に「大江戸烈風隊」を挙げていたが、ビトンとの命名権を賭けてのジャンケンに負けてしまい未練がましくボヤく。
- この後そのみみっちさを彼女に小馬鹿にされ、「男は黙って…我慢する!!」と無理矢理自分を納得させた。
- 「その雄々しき陣羽織姿、勇ましきクワガタ! 刀剣と槍で武装し、侘び寂びの極致の月光!」
「そのザンボット3こそ、ショーグン・ミフネの愛馬に相応しい!」 - 『V』第28話西暦世界ルートより、胡蝶を撃墜した際のイベントにて。
- 和風モチーフのザンボット3がいたくお気に召したご様子。
- 言われてみれば、ミフネとザンボット3には同じ「和風モチーフ」に「三日月状の鍬形」等の共通点がある。ちなみにイオン砲は気に入らなかったのか、「無粋な兵器」と切り捨てている。
- 当然の如く勝平から大いに怒りを買ってしまい、ダイターン3との合体攻撃「スペース・コンビネーション」を叩き込まれて退散する羽目に。だが、この行為が後々結果的に彼の命を救う事になる(後述)。
- 「こうなれば、この大マゼラン銀河に日本男児のサムライ魂を轟かせるまでよ!」
「黙れぃ、こそ泥!心意気の問題だ!」 - 『V』第43話ナデシコルートより。とうとう別の世界の別の銀河に飛ばされてしまい、最早ヤケクソ気味に。当然ビトンから日本人ではない事を突っ込まれるが開き直った。
- 「む、無念…。まさか、このような異国の地で果てるとは…!」
- 同じく『V』第43話より、ミフネを撃墜した際のイベントにて。そもそも異国どころか別世界の別の惑星なのだが…。
- 「ここで辞世の句…」
「男は黙って…男は黙って…男は黙って…う~ん…」
勝平「下らない事を言ってる暇があったら、脱出しろ!」
「それも道理!」 - 同じく撃墜時のイベントより。辞世の句を考えている内に乗機と運命を共にしかけるが、勝平に促されて辛くも脱出に成功する。
- 勝平がミフネに情けを掛けたのは、彼が曲がりなりにもザンボット3を褒めてくれたからであった。
- 「カトリーヌ・ビトン…。只のこそ泥かと思えば、肝が据わっているな」
- 『V』第43話クリアデモより。ミスターXことエグゼブから完全に見捨てられてしまい、惑星フェルディナに置き去りにされてしまったミフネ達。
- 最早ここで生きていくしかないと覚悟を決め、それにビトンが賛同した事で互いを見直し、意気投合しかけるが…。
- 「よし…皆の者!今日より我々は、大江戸烈風隊としてこの星で生きていくぞ!」
「黙れ、黙れい!こそ泥めが!組織が生まれ変わった以上、名前も新たにすべきだ!」 - 直後、ドサクサ紛れに組織名を改名しようとして彼女の反発を招き、結局は元の木阿弥に。そんなに未練があったのか、その名前。
- 「い、嫌だ!こんな日本名物・満員電車のような状況で死ぬのだけは!」
- 『V』第45話ナデシコルートより。シュタルク4126に乗り込み崩壊するフェルディナから脱出したものの、ナデシコ部隊に見捨てられそうになって。
- この時のシュタルク4126は、ミフネの他にウォルフガング、イッヒ、リーベ、ディッヒ、ビトンにオードリー、そして他一名(と恐らくは各組織の構成員の生き残り達も)が乗り込んでいる超過密状態であった。彼が叫びたくなるのも無理はない。
- 「ぬううっ! 男は黙ってぇ~ド根性!」
- 『X』第33話ドアクダー打倒ルート「白き翼」の撃墜時のイベントより。この言葉とともにHPが全快するが、精神コマンドのド根性が存在しない『X』でド根性を使うというネタになっている。
- 「こ、胡蝶!貴様、主君を裏切る事の意味がわかっているのか!?」
胡蝶「申し訳ございません、ミフネ様…。胡蝶は、もう死にました…」
「ええい!もう勝手にしろ! 男は黙って~退却!」 - 『X』DLC「幻の胡蝶」の撃墜時のイベントより。「勇者特急隊のドリルを破壊しろ」という意味不明な任務に駆り出された上で失敗し、更にグレートマイトガインに撃退されたこともあってか、半ば自棄気味に彼女を突き放した事で結果的に胡蝶を見逃している。
搭乗機体
余談
- 名前の由来は、俳優の三船敏郎氏、および彼が出演したアメリカのTVドラマ『将軍 SHOGUN』から。
- 担当声優の梁田清之氏はディレクターから「(役作りの一環として三船氏の出演作である)映画『羅生門』を見ておけ」と言われたとのこと。
- 『マイトガイン』の初期悪役の中では唯一、キャラソンが制作されている。
- タイトルは「KING OF ZIPANG」で、ミフネを日本の指導者として礼讃する内容になっている。歌うのは大江戸乱土と元禄トラベリンバンド。