『バディ・コンプレックス』における作中設定のひとつで、一部のヴァリアンサーに搭載された特殊システム。
概要
ヴァリアンサーの搭乗者同士の脳波・感覚をリンクさせることによって2機の戦闘能力を飛躍的に向上させるシステムで、自由条約連合軍によってゾギリアへの対抗策として開発された。もっとも、軍上層部はシステムに懐疑的であり、あまり重要視されていない。
開発初期は多数の犠牲者(廃人)を出した危険なシステムだったが、西暦2088年時点ではリスク面は解消されている。システム適合者を「カップラー」と呼び、両者の相性が良ければシステムが「ナイスカップリング」反応を示す。「カップラー」の養成学校も存在する。システムの起動については「プロポージング」、解除は「デカップリング」と呼ぶ。
自由条約連合ではカップリング理論を提唱した科学者のアレッサンドロ・フェルミや、エンジニアのエルヴィラ・ヒル達の手で開発が行われており、一方のゾギリアではかつてフェルミの下にいた研究員のヴィルヘルム・ハーンにより開発が進んでいる。