プレイステーション・ポータブル

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概要

2004年12月にSCEが発売した携帯型のゲーム/マルチメディアプレイヤー。

ゲームだけでなく動画鑑賞、テキストファイル閲覧、音楽再生、ワンセグ放送視聴、ブラウザによるweb閲覧などが可能な多機能機。略称はPSPで、特に断りがない場合「PSP」とは本ハードウェアを指している。

ソフト供給用メディアとして、「UMD(ユニバーサル・メディア・ディスク)」と呼ばれる独自規格の光ディスクを採用しており、携帯機ながらギガバイト単位のデータを扱うことが出来る。片面2層式で1枚あたり1.8GB。演算・描画性能などはほぼPS2に匹敵するが、メディアの容量だけは劣っている。UMDはゲーム以外にも映像ソフト・音楽ソフトのリリースも行われたが、既に普及していたDVDとの競合や低価格・大容量化するフラッシュメディアの台頭もあり、デファクト・スタンダード化には至らなかった。

ゲーム以外の用途に幅広く対応させる目的もあり、データの保存には「メモリースティック」を別途必要とする。一部のゲームはメモリースティックにデータをインストールすることでディスクメディアの弱点である読み込み速度を向上させる『データインストール機能』に対応しており、スパロボシリーズにおいては『第2次Z破界篇/再世篇』と『魔装機神I&II』がこれに該当する。

2014年6月をもって出荷を完了し、後継機であるプレイステーション・ヴィータへ移行された。

システムソフトウェア

PSPは「システムソフトウェア」と呼ばれる本体制御用のファームウェアをネットワークもしくはUMD経由でアップデートすることが可能で、これによりシステム面の新規追加や不具合の修正を行うことができる。最終バージョンは6.61(2015年1月15日提供開始)。

機種

PSP-1000
ファーストモデル。2004年12月発売。メモリ容量など若干性能が後続機に劣る。
PSP-2000
2007年9月発売。大幅に軽量化し(280g→189g)、小型化したセカンドモデル。メインメモリが64MBと2倍になった。
PSP-3000
2008年10月発売。マイクを内蔵し、液晶画面を高性能化したサードモデル。2011年現在販売されているのはこれ。

PSP go

PSP-N1000
2009年11月発売。UMDドライブを廃し、16GBの内蔵メモリを搭載したDL専用機。画面がやや小さくなったことと、UMDが使用できない点以外は3000型とほぼ同じ。ゲーム以外を重視する人、DL販売されているゲームのみをする人に合っていると言える。

次世代型携帯機

プレイステーション・ヴィータ(PSV)
2011年12月17日発売。ソニー系ゲームハード及びプレイステーションシリーズとして初めて、ソフト媒体に専用カートリッジを採用。このため、従来のPSPソフトの使用は物理的にできなくなっている。いちおう内蔵エミュレータによってダウンロード版PSPソフトのプレイはできるが、対応するのは「PS Vita互換」のソフトのみとなっている。スパロボではDL版『魔装機神II』が、初のPSV互換タイトルとなる。
なお、従来のUMDソフトを所有するユーザーに対しては、ソフトの所有が確認できればDL版を格安で販売することが発表されているが、対応はソフト発売元の判断に委ねられているため、『魔装機神II』以前のスパロボシリーズに関しては不明。

シリーズ一覧

UMD

ダウンロード

PSP専用

ゲームアーカイブス

商品情報

資料リンク