真幌羽士郎 | |
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読み | まほろば しろう |
登場作品 | |
声優 |
塩沢兼人(原作) 山崎たくみ(SRW代役) |
デザイン | 小松原一男 |
異名 | ビリー・ザ・ショット |
種族 | 地球人 |
性別 | 男 |
年齢 | 18歳 |
出身 | 惑星ターマ |
所属 | 銀河烈風隊 |
概要
「ビリー・ザ・ショット」の通称(ロードネーム)を持つ銀河烈風隊一番隊隊長。
ディーゴ・近藤やシュテッケン・ラドクリフの弟分で、共にコズモレンジャーJ9に憧れて銀河烈風隊を旗揚げした。
銀河烈風隊の中でも突出した剣の腕前を誇り(一方で銃捌きも相当にこなす)、かつバイクのテクニックも持っていたことから、バクシンガーのコアとなるトライク「レップーン」と、合体後のバクシンガーのメインパイロットを務める。自身の剣の腕を鼻にかける若さもあるが、戦いを離れれば物静かで礼儀正しい好青年であり、「イノケンチ・フランチェスコ」の洗礼名を持つ敬虔なクリスチャンでもある。そのため、戦士としての自分の生き方には葛藤を持ちながら生きている。烈風隊の中では、規律一本槍のシュテッケンと若い隊士との間に入り潤滑油の役目を果たしていた。
なお、OPでも見られる人差し指と中指をクロスさせるハンドサインは劇中では第1話でライラ・峰里との初対面時にやりだしたもので、その際「親父から教わった願いの叶うおまじない」と話している。[1]
モチーフとなった沖田総司が結核を患いながら戦い続けたように、彼もまた眼病に冒されながらも戦場を離れず、遂には失明してしまう。しかし、失明した事によって自然と身に着けた心眼と、頭部に装着したハイパーセンサーを駆使する事により、剣術の腕は失明以前にも増して冴え渡り、シュテッケンをして「化け物」と言わしめた。
最期は新惑星連合との最終決戦となったサンタビーダ要塞の戦いで、他の中核メンバーと共に戦死した。
CMアイキャッチでは前作のダブルネックギターを弾くキッドよろしく、ショルダーキーボードを演奏する姿が見られる。
登場作品と役柄
原作では通称の「ビリー」で呼ばれることが殆どなのだが、スパロボでは今の所そう呼ぶのが佐馬とライラしかいないため、愛称表記が「士郎」になっている。
単独作品
- スーパーロボット大戦GC
- 失明するイベント等はなく、最後まで問題なく戦えるがバグで能力値の伸びが悪く、バクシンガーがややパンチ力不足になっている。スキルパーツでフォローしたい。
- スーパーロボット大戦XO
- 上述の能力値成長のバグが修正された。
パイロットステータス設定の傾向
精神コマンド
特殊技能(特殊スキル)
人間関係
- ディーゴ・近藤
- 銀河烈風総局長。通称「ドン・コンドール」。彼とシュテッケンだけは本名で呼び合う仲である。
- シュテッケン・ラドクリフ
- 銀河烈風副長。通称「諸刃のシュテッケン」。
- 佐馬之介・ドーディ
- 銀河烈風特別隊員。通称「かっ飛びの佐馬」。年頃が近いのもあり、気も合うのかコンビで動く事も少なくない。
- ライラ・峰里
- 銀河烈風特別隊員。通称「不死蝶のライラ」。リー兄妹を助けてくれたことで知り合い、彼女に気を持つ。
SRW未登場の人物
- ジャッキー・リー、ファンファン・リー
- ビリーを追ってきたところをライラに助けられ烈風隊に同行、後に諜報要員に就任する拳法使いの兄妹。自分が誘って連れてきた責任もあり、弟・妹分として面倒を見る。
- カイト
- 一番隊副長。彼も暴走族時代からの仲間である。
- アントン・パラス
- キョウラーク星で加入した一番隊隊員。恋人のレイラに引き止められて隊に合流できず、脱走したと思われるのを恐れた所を潜伏していたジル・クロードの甘言に乗ってしまう。
- リリィ・ディネッセン
- 士郎の主治医Dr.ディネッセンの娘。恋仲となるが、サンタビーダ要塞に向かう前に別れを告げた。
- カーメン18世
- カーメン・カーメンの生まれ変わりとされるヌビア教の教祖。ビリーと瓜二つの顔と声をしている。
- ジル・クロード
- 宿敵にしてオズマ・ドラーゴとナーカ・シンタル、そして佐馬の仇。最終的に追い詰め、止めをさした事で佐馬やオズマたちの仇をとった。
他作品との人間関係
名台詞
- 「銀河烈風一番隊隊長、ビリー・ザ・ショット!参る!!」
- 名乗り向上のひとつ。
- 「オッス」
- 第1話にて左馬との初対面時に。キッドと比べて比較的真面目そうに見える彼のやんちゃな面を覗かせている。
- なお、この瞬間だけメットの下の顔つきがディーゴそっくりになっているというかなり盛大な作画ミスが発生してたりもする。
- 「それは、あんたとその… あ、このおまじないは、口に出すと効果なくなるんだ。ハハハ…!」
- 同じく第1話にて、迎えに行ったリー兄妹を助けてくれたライラに自己紹介がてらフィンガークロスをしてみせ、「願い事って何?」と訊かれてこの返答。思わずボロを出したのをおどけて誤魔化している。
- 「お掃除しましょ!」
- 第2話にて、セゾン財閥の総帥アンリィ・セゾンJr.(SRW未登場)に銀河烈風のスポンサーになる条件としてドーエ星を中心に荒らしまわる悪党・不知火党の始末を提示された際に、銃を指で回してからの一言。ビリーがキッドの系譜を継いだキャラクターであることを実感させる台詞である。
- 「難しいことは嫌いなんです。ドン・コンドールとシュテッケンが行くから僕も行く。あはは…僕は銀河烈風の一員ですから」
- 第5話より。ジューロ南から今後の戦いについて話し合う中、「世の中の動きと自分の生き方と考えてみたことはないのかね」と問われて。銀河烈風隊に対する信頼が表れている。
- 「わかりました。我々のやり方で…」
「私達は無用の殺し合いをする気はありません!お逃げなさい!本当です!まごまごしているとそのドームは焼け落ちてしまいますよ!」
(これが我々のやり方…) - 同上。キョウラーク星にて反バクーフ勢力のアジトを襲撃、皆殺しにしようとしていたカルモ・ダクス(SRW未登場)達をその直前でエルン・バイスト(SRW未登場)の企みを知らせる事で帰還させ、「坊主」と侮られながらも後を引き継ぐや反バクーフ側に手を引いて逃げるよう勧告。反乱分子を叩くという大義名分あらば虐殺も辞さないカルモ達のやり方に異を唱えた。一行目の台詞では怒りの表情を一瞬見せている事から内心、腹に据えていた事も伺える。
- 「いいんですよ、私たちと彼らとはまだ敵でもなんでもないんですから」
- その後、一緒に付いて来たクラパチーノ(SRW未登場)に「いいんですか?」と反論されての返答。彼の元来の優しい人間性が見て取れる。
- 「君の死んだ証拠だ。アントン…」
- 第8話より。脱走と見なされたアントン・パラスからの手紙を受け取り、彼の元へと来たビリー。メットを脱がせるとそれを拳銃で撃ち抜き、彼を討った証拠として持ち帰ることを示す。優しい嘘であったが、ジルの甘言に惑わされたアントンはビリーに刃を向け――その言葉は真実となってしまう。
- 「寒い…」
- その帰り、夜空の下レップーンを走らせながら。その心には冷え切った無念が去来していた。
- 「よし、僕が君たちの代わりに彼を討とう」
ファンファン「本気なの?」
「ああ、どうせ彼は流れ者。それに、君たちが人を殺すような真似はしちゃいけない。たとえ仇でもね。その目でよーく確かめておくんだ」 - 第9話。行き倒れていた所を助けた佐馬が仇だった事を知り、ショックを受けるコスタ兄妹だが仇を討つ意志は変わらない。そこで兄妹を案じて代わりに佐馬を討つ(ように見せた芝居をする)と申し出、兄妹も了承した。
- 「ええ。僕も久々にシュテッケンに殴られた甲斐がありましたよ。でも痛かった~…」
- 第11話より。キョウラーク星で烈風隊に援助を求め、ビリーの判断で食糧を分けた難民の船団。成りすましの反バクーフ勢力という濡れ衣でスクランブルパトロールに襲撃されるも居合わせたビリー達のおかげで全滅は免れ、開墾地に逃げ延び無事に暮らしているとの手紙が届く。満面の笑みでいい知らせだったとライラにも伝えると、いつものフィンガークロスを決めてこの話は締めくくられた。
- 「別に。後で見返してやればいいことです」
- 第12話にて市中見回りの際スクランブルパトロールと鉢合わせ、彼らと烈風隊隊員達があわや一触即発なところを制して道を譲り、野良犬と罵らせて言い返さずに置いたことを隊員達に責められての返し。明白に敵愾心をむき出したシュテッケン達に対し、ビリーはその場で事を荒立てないことを選ぶあたり、やはり対照的な対応といえるか。
- 「えっ!たったそれだけ!? …熱が上がりましたよ」
- 第13話にて、目のかすみを伴う高熱で倒れてしまったのをライラに看病してもらい、どうしてこんなに優しくしてくれるのかとふと聞くが、彼女がよく言う「なりゆき」の一言ではぐらかされてしまいズッコケた。この時は冗談も言えるくらいに回復したようだが…
- 「許せない…断じて許せん!!」
- 殺し屋を雇ってオズマ達を暗殺させ、佐馬までも殺したジル・クロードに止めを刺すときの台詞。本来は慈悲深い一面を持つビリー本人も、こればかりは無慈悲な一面を見せた。
- 「神よ…何故!?」
- 佐馬の死に対する悲痛な叫び。
- 「そうですね。時代も明るい日の出の時が来るといいけど…」
- 最終決戦前夜のシュテッケンとの最後の会話。彼の偽らざる本心である。
搭乗機体
- レップーン
- バクシンガーの胴体を構成。
- サイクロン
- 第9話で行き倒れていたコスタ兄妹(SRW未登場)をサイドカーに載せるべく、これに乗ってくる(佐馬はリー兄妹のバイクの練習に付き合う為、別のバイクに乗っていた)。
- バクシンガー
脚注
- ↑ これは元来、実際に欧米圏で使われるもので「フィンガーズクロス」などと称する。