地形の一つで、陸上を移動するユニットがマップ上の水域に入ると適用される。大部分のユニットの地形適性が一段階下がる。射撃系ビーム兵器に至っては、過去作品では海適性が皆無でダメージ10になることがほとんどだったが、現在ではBやCに設定され、ある程度通用する武器もある。
海で確実にダメージを取る基本は実体兵器や近接武器での攻撃だが、海適性にはばらつきがある。攻撃前に、武器属性や武器の海適性はしっかり確認しておくこと。
ゲッター3など水中用機体の見せ場であるが、水中の強敵はごく少数で大体は空中からたこ殴りにして終わってしまう。SRWはそもそも海域が広いマップ自体が少ない上、そういったマップで登場する敵の大半は海戦向きユニットが苦手とする傾向にある空戦用の機体なので、空中戦対策の方が重要になることが多く、特に近年の作品になるほど海を含めて水中戦の機会が少ない傾向にある。 また、そもそも「海」がない作品も存在する。
例外的なのは『OG1』(『OGS』含む)のリュウセイ編。太平洋を横断して敵地に乗り込むというシナリオのため、海が登場するシナリオが多い。水中の敵にはビーム兵器が通用しないので、「コールドメタルナイフ」といった海適応の高い実体系の武器を使え、といったチュートリアルまで行われる。また、ハガネが潜行する完全な水中マップまである。そのためか、周囲に海が多い連邦軍極東支部所属の機体は、水中戦に対応可能なチューニングが施されている設定となっている。実際にゲーム上のデータでは移動タイプ水が追加され、海適応もAとなっている。その反面、量産型ゲシュペンストMk-IIは北米支部で運用されている機体に比べて空適応が低下している。
特徴的なのは前述の『OG1』および『OGS』の該当シナリオ「海溝よりの刺客」及び『第3次Z時獄篇』のメリダ島ルート「大西洋の死闘」。前者はハガネのみのステージだが、ポイントは後者。
潜水艦であるトゥアハー・デ・ダナンでダカールへの突破をかけるというステージだが、このステージは完全な水中マップであり、出撃した全ユニットが強制的に水中となり、飛行も出来ない(敵ユニットも同様)。しかも、こちらのルートに来るユニットには水中戦の得意な鉄人28号や真ゲッター3などがおらず、大半がモビルスーツとアーム・スレイブ。出撃前にテッサから「適性のない機体は出撃しなくても良い」とアナウンスが入るほど。頼みの綱は水適応がデフォルトでAの『ガンダムW』のユニット。同じく水Aのジェニオンは移動適応がなく、ウイングガンダムゼロは主力がビーム兵器なので不利。