バーザム

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RMS-154 バーザム(Barzam)

ティターンズが制式採用した最後の量産型モビルスーツガンダムMk-IIの簡易量産型というべき機体で、外見からは分からないが、各部機構、リアクター等様々な部分に技術のフィードバックを見ることが出来る。基本性能は高く、他のモビルスーツの装備も使用できる。

劇中ではティターンズの後期主力量産機としてゼダンの門などに配備されていたが、目立った活躍はしておらず、名のあるパイロットもハミルぐらいしか乗らなかったことから印象も薄い。

当初は本機とガンダムMk-IIの共通点と言えばせいぜいバルカンポッドを装備している点で、腰のない五角形状の胴体から手足が生えているような奇妙なデザインは連邦系・ティターンズ系どちらのラインともかからない異質なものであり、『Ζガンダム』という作品におけるMSデザインと設定の整合性の不徹底を象徴するMSである。それもそのはず、放映当時はMk-IIの量産型という設定はなかったのだ(後述)。

後に『ガンダム・センチネル』において、カトキハジメ氏の手により実設定に沿うべくMk-IIに近いものにリデザイン(通常・カトキ版バーザム)されたが、後年同デザイン機体は「バーザム改」へと再設定が施されている(後述)。

登場作品と操縦者

旧シリーズ

第4次スーパーロボット大戦S
DCノイエDCティターンズが使用してくる。主にDCの機体として登場する。原作と異なり、ティターンズはあまり使用していない。序盤用の敵設定なのか、性能はマラサイとほとんど同じで低い。名前つきパイロットではクランプが搭乗。
スーパーロボット大戦F
マラサイとどっこいの性能だが、何故かビームサーベルの攻撃力が高い。
スーパーロボット大戦F完結編
DCとティターンズの戦力として登場。完結編に入って性能が底上げされており、HPが5000以上になり、ユニット能力も上がっているもののやはり弱い。ティターンズのジャブロー基地内に無人の警護用機として配置されている機体は、人工知能改搭載でパイロット能力は低いものの、妙に改造値が高いので、油断するとあまり強くないユニットがけっこう削られたりする。

αシリーズ

第2次スーパーロボット大戦α
ヤザン率いるティターンズ残党の主力機。アラドルートで始めるとゼオラの搭乗機になる。グラフィックは『ガンダム・センチネル』のもの。

関連作品

ヒーロー戦記 プロジェクトオリュンポス
ザコ敵。バーザムIIという上位種も登場する。
リアルロボット戦線
敵専用機。

装備・機能

武装・必殺武器

バルカンポッド
頭部に装着する外付け式のバルカン砲。当初はガンダムMk-IIとの唯一の共通点であった。
第2次αでは装着していないため武装には入っていない。
ビームライフル
専用のライフルで、取り付け式。また純連邦軍製のビームライフルを使用したこともある。こちらは『ガンダム・センチネル』で登場している。
ビームサーベル
前腕部にマウントされている。改の姿である第2次αではバックパックがら取り出している。

特殊能力

剣装備
切り払いを発動。

移動タイプ

サイズ

M

関連機体

ガンダムMk-II
Mk-IIの簡易量産型だが、外見はまったく違う。
バーザム改
ガンダム・センチネル』に登場したバーザム。ガンダムMk-IIの設計を流用する事で生産性を向上させたタイプで、パーツ形状もガンダムMk-IIに近くなり、機体性能も原型機より向上している。
この名称は「GUNDAM FIX FIGURATION」にて付けられたものであり、ファンの間では「センチネル版バーザム」などと呼ばれる事も多い。スパロボには『第2次スーパーロボット大戦α』にバーザム名義で登場している。

余談

  • 一部でマニアックな人気がある機体として知られており、いわゆるカトキ版以外にも複数のデザイナーバージョンが存在している。
  • 近藤和久氏によるコミカライズでは、「Mk-IIの量産機」という設定にし、Mk-IIとよく似た手足とシールドを装備し、デュアルアイになっていた。これはコミカライズ独自のアレンジで、現在のバーザムの設定はここから逆輸入されたもの。
  • 「ビルドモビルスーツカラーリングコンテスト」ではバーザムカラーとしか言いようの無いジャスティスガンダムが優秀賞をとっていた。

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