ギリ・ガデューカ・アスピス

ギリ・ガデューカ・アスピス(Giri Gadeyuka Aspis)

死の旋風隊のリーダーを務める少年。木星帝国のニュータイプ兵で、己の能力に絶対の自信があり、それを裏付けるようにモビルスーツでの戦闘能力は高い。何をしても一般人以上の技量を発揮し、続編で彼が作った料理は格別の美味さであった。

「死の旋風隊」ではクァバーゼを駆り、攻撃を担当。本人も接近戦は得意で、クァバーゼのスネークハンドを自在に操る。一時はキンケドゥX1を追い詰めるが、戦いの経験はキンケドゥが一枚上手で、敗退している。地球ではトビアX3と対峙。トビアが機転を利かせ死の旋風隊を追い詰めるが、隙を突いて逆転。しかし直後に現れたキンケドゥの前に完全敗北。自決しようとしたが、バーンズに止められる。

『鋼鉄の7人』では地球に残り、コックになっていた。料理の腕も相当なものがあり、味見をしたトビアはコロニーレーザー級の衝撃を受ける程。身長も伸び、大人びた風貌となっており、外見も性格も全く変わっていないトビアには呆れていた。最初はトビアへの協力を断っていたが、最終的に「決してお前(=トビア)のためじゃない」と言いながら協力したため、バーンズからは「ツンデレ」と評された。

なお「ギリ・ガデューカ・アスピス」の名は『鋼鉄の7人』連載時に明らかになった名前。クロスボーン本編では「ギリ」だけである。

登場作品と役柄

αシリーズ

第2次スーパーロボット大戦α
小隊システムにより「死の旋風隊」が再現された。序盤から登場するパイロットの中でもかなり強い。バーンズのトトゥガ援護防御と、ギリのクァバーゼの攻撃力は厄介。最終決戦では明確な死は描かれてはおらず、脱出装置が働いていたと言及されている。

パイロットステータス設定の傾向

能力値

ゲーム中でも上位に食い込む能力の高さ。リアル系パイロットの弱点である防御もかなり高い。何故かバーンズよりも。

精神コマンド

第2次α
加速集中ひらめきてかげん熱血覚醒
覚醒の消費SPが70とシャアに匹敵するほど低い。羨ましいの一言。

特殊技能(特殊スキル)

第2次α
ニュータイプL8、切り払いL6、援護攻撃L3、連携攻撃気力+ (ダメージ)ガード
高レベルのニュータイプ、ダメージを削られるガードを備え、ゲーム中でも結構な強敵。実は内部的には最も早くニュータイプL8に到達する。切り払いを所持しているが、肝心のクァバーゼが剣持ちではないため、死に技能になっている。スタッフの設定ミスか。

小隊長能力(隊長効果)

攻撃力+20%
第2次αでの能力。
これのせいでクァバーゼの攻撃がかなり痛い。小隊全機に適応されるため、アビジョのニードル・ガンも強化される。デス・ゲイルズ隊の隊長は伊達ではない。

パイロットBGM

「クロスボーン・ガンダム」

人間関係

ローズマリー・ラズベリー
死の旋風隊の一人。援護担当。
バーンズ・ガーンズバック
死の旋風隊の一人。防御担当。当初は人を人とも思わないギリの態度を気味悪がっていたが、地球での戦いではギリの自決を阻止し、その後のギリの世話もしていたようだ。
トビア・アロナクス
彼曰く「海賊少年(後に海賊)」。立場的にはライバル的存在だが、本格的に戦闘したのは1回だけである。仲が良いわけでないが、カリスト兄弟との戦いに手を貸す。
カラス
ニュータイプ部隊の「教師」。彼の教えは忠実に守っていた。
ザビーネ・シャル
木星帝国に投降した彼を執拗な拷問にかける。…つまりギリはザビーネがああなった元凶。

名台詞

「おぼえておくがいい!我らは“死の旋風デス・ゲイルズ”隊」
「死を運ぶ風だ」
キンケドゥと初めて対峙した際の発言卓越したフォーメーションでキンケドゥを追い詰めた。

余談

資料リンク