ここでは『真マジンガー 衝撃! Z編』に登場したマジンガーZについて説明する。
TV版、OVA版マジンガーシリーズ版については「マジンガーZ」を参照。
マジンガーZ(Mazinger Z)
- 登場作品:マジンガーシリーズ
- 全高:24m
- 重量:32t
- 動力:光子力エンジン
- エネルギー:光子力エネルギー
- 装甲材質:超合金Z
- 内蔵機体:ホバーパイルダー
- 開発者:兜十蔵
- 所属:光子力研究所
- 主なパイロット:兜甲児
『真マジンガー 衝撃! Z編』版のマジンガーZ。
神話世界の主神・ゼウスを模して製造されたという設定だが、デザインはOVA版同様、原作版に近い。また全長・重量も従来作よりも上である。だが、武装に関してはかなり少なく、機体そのものに対する改造は全くなされていない。
スクランダーが2種類登場しているのも特徴だが、従来の紅き翼・ジェットスクランダーは、初登場(第12話)の次の話(第13話)で早速破壊されている。[1]しかし、もう一つの翼・ゴッドスクランダーと合体することにより、ビッグバンパンチへと変形することが可能となった。一見すると単に翼が付いただけなのだが、明らかにパワーアップしており、エネルガーZのブレストファイヤーはおろか、相手を酸化させるはずのルストハリケーンまで無効にしていた。
最終的にDr.ヘルの打倒に成功するが、その直後、あしゅら男爵の血の儀式によって復活した暗黒大将軍の一撃で破壊されてしまった。
サポート連載の漫画版『真マジンガーZERO』においては「カイザーやグレートでなくてもマジンガーは強い」という作者の意向により、「終焉の魔神」「究極の破界神」と呼ばれ、甲児ともども「神にも悪魔にもなれる」という言葉がそのまま実現したかのようなとんでもない設定で暴れまわっている。一言で言うと「ゲッターロボサーガのマジンガー版」で、因果律操作や惑星破壊を普通にやってのける、ゲッターエンペラーと同レベルの存在(つまりまだ上がいる)。
登場作品と操縦者
Zシリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
- 初登場作品。日本ルート第3話から登場。パイロット乗り換えは不可。初登場時は極端に武装が少ないが、徐々に追加されていく。
- 原作同様光子力ビームが凄まじい威力と長射程を兼ね備え、装甲が前作のグレンダイザーよりも上というとんでもないスペックである。また、『真マジンガー』の設定を反映しEN回復を持っているため、継戦力が高い。
- 代わりにマジンパワーがないが、甲児のエースボーナスが同様のものなので十分カバーされる。
- 第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
- ゴッドスクランダー装備版が登場。ジェットスクランダーの矛盾に関しては、ドイツの一件では飛べないドナウα1との決闘のために一度解除し、エネルガーZの一件で破壊される、という流れになった。
- ビッグバンパンチや百連発の追加で戦闘力は上がったが、一方でEN消費が激しくなったために継戦力はガタ落ちした。
- 第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
- 第2次Zから引き続き真マジンガー版で登場。立ち絵のグラフィックが変更されている。
- 第3話で早速参戦し、即主力として使っていける。ただ全体攻撃化した光子力ビームの燃費が悪く、どちらかというとボス戦向け。全体的に敵の火力がインフレ気味なため、早めに装甲やHPを強化しないと壁としては役に立たなくなる。
- またビッグバンパンチは第45話、MAP兵器版のビッグバンパンチは通常ルート第50話、またはifルート第54話で追加され同時にHP、EN、装甲も強化される。今回はロケットパンチ100連発は無し。
- 第45話での覚醒時には真ドラゴンのゲッタービームを叩き込まれており、天獄篇予告では「真の力」の解放を促されている。
- 第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
- ロケットパンチ・コンビネーションが追加し、序盤戦からマップ兵器「ビッグバンパンチ」も使える。遠近双方で活用できる強みは真ゲッター1にはないところ。序盤から終盤まで登場し、時獄篇と同じ感覚で使える。
- 中盤に100連発が追加される。やはり弾数は1だが、Bセーブによってビッグ・オー同様に2に上げられる。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦BX
- PV第1弾でタロス像と交戦。
単独作品
- スーパーロボット大戦Operation Extend
- 発売当初はイマイチな性能だったが、ソフトアップデート(Ver.1.02)の際に行われたゲームバランス調整で性能面に上方修正(パラメータ上昇、特殊能力および武器特殊効果追加)が施され、使い勝手が増した。また、第5章で条件を満たす事によってビッグバンパンチが追加される。
- スーパーロボット大戦Card Chronicle
- 『マジンカイザー』版のマジンガーZと競演を果たす。
装備・機能
武装・必殺武器
- 格闘
- 相手を殴り飛ばす。ジェットスクランダー無しでも空中に攻撃できるが適正は悪い。空中の敵に攻撃する時は飛び上がって踏みつけるように攻撃する。
- OEでも押出およびヒット&アウェイ特性つきの武器として採用。
内蔵兵装
- ルストハリケーン
- 口から酸を纏った突風を放つ。装甲値低下の特殊効果が付加されている。
- OEではアップデートにより更にガードアーム追加と移動後使用が可能になった。
- ロケットパンチ
- 握り拳を作り前腕部を飛ばす、マジンガーZの代名詞的武器。
- OEでは射程が1~5もあり更に曲射特性が付いているためメイン武装になる。
- ブレストファイヤー
- 胸部の高熱版から3万度の熱線を放射する。
- 『真マジンガー』版の第2次Z、OEOEでは気力制限があるため注意(その上、光子力ビームがあるため中途半端な武器に)。
- ただし、前者ではゴッドスクランダー装着後は制限無しになり、後者は105と低い上に射程が光子力ビームの穴を埋める形と使い勝手が悪くはない。
- 光子力ビーム
- 両目から発射するビーム。
- 『真マジンガー』準拠の第2次Zでは原作再現によりブレストファイヤーより高威力であり、1~7と長射程(更に必要気力120以上)。第2次Z破界篇時点ではマジンガーの最強武装である。
- そのあまりにも今までの光子力ビームと比べて派手な演出に、原作未見のプレイヤーや古参のプレイヤーからは「俺の知ってる光子力ビームと違う」という感想が漏れたとか。[2]
- OEでは3~5となっており、所持する兵装で唯一近距離に対応していない武装になっている他ロックオン特性が付いている。一方、必要気力が130と跳ね上がっている。
ジェットスクランダー
- スクランダーカッター
- 旧シリーズ版同様、ジェットスクランダーの翼ですれ違いざまに斬り付ける。
- なお、原作ではジェットスクランダーが登場早々壊れたため、使用されなかった(つまり、捏造武器である)。
ゴッドスクランダー
- ビッグバンパンチ
- 『真マジンガー』に登場した武装……というか攻撃で、ゴッドスクランダーを装着した状態から変形し、機体そのものを黄金に輝くゼウス神の右腕へと変化させ、巨大なロケットパンチとして突撃する。
- 変形シーケンスは、胸部に頭部を収納し放射板の向きが変わり、両腕とスクランダーについている副腕三つで拳を象り、脚部を縮めてウイングで機体を覆って前腕を象り光子力の光を纏い黄金に輝く、というもの。
- 第2次Z再世篇、第3次Z時獄篇では変形の際ゴッドスクランダー翼部の変形から始まるので頭部収納等の再現が無かったが、OEでは最初から全て再現されている。
- また、OEではバリア貫通特性付きで、第3次Z時獄篇では更にサイズ差補正無視付き。
必殺技
- ロケットパンチ・コンビネーション
- 第3次Z天獄篇で実装された連続攻撃。2発のロケットパンチを敵に当てた後に飛行しながら再接続、時間差で再びロケットパンチ2発を見舞った後、ブレストファイヤーでトドメ。
- ロケットパンチ100連発
- 同じく第2次Z再世篇で実装。『真マジンガー』の最終話にて地獄王ゴードンに繰り出した必殺技。撃墜された量産型マジンガー軍団に内蔵されていた無数のロケットパンチが相手に向かって発射され、ダメージを与えつつ拘束し一部を除いてマジンガーの元に集合し最終的に一つの巨大なロケットパンチを形成。そのロケットパンチと共に突撃したのち、ビッグバンパンチに変形してトドメ。
- 名前こそ100連発であるが、画面を見る限りどう見ても100発以上飛んでいる。Dr.ヘルをして「馬鹿か!」と言わしめた。ちなみにフィニッシュデモで甲児のカットインがあるが、原作ではこの後……。
- 第3次Z時獄篇ではオミットされている。第3次Z天獄篇では光子力エネルギーによって生成したロケットパンチを使用する形で復活。
特殊能力
移動タイプ
- 陸→空・陸
- ジェットスクランダー・ゴッドスクランダーを装着する事で飛行可能。
サイズ
- M
- スーパーロボットとしては比較的小型な部類。
カスタムボーナス
機体BGM
- 感じてKnight
- 前期OP。
- 守護神 The guardian
- 後期OP。
関連機体
- エネルガーZ
- プロトタイプ。パイロットは剣鉄也。
- ゼウス神
- 古代ミケーネの神。嘗ての戦いで切断された右腕が変化したジャパニウム鉱石からマジンガーZ、エネルガーZ、ゴッドスクランダーが製造された。また、その姿をモデルにしてマジンガーZ、エネルガーZが造形されている。