ミコノ・スズシロ
ミコノ・スズシロ(Mikono Suzushiro)
- 登場作品:アクエリオンEVOL
- 声優:茅野愛衣
- 種族:地球人
- 性別:女
- 年齢:16歳
- 身長:163cm
- 所属:ネオ・ディーバ
- キャラクターデザイン:石田可奈
本作のヒロイン。その生れつき故か、内気でネガティブ気味だが、根は明るい。自虐癖と嫉妬癖を除けば気遣いのできる普通の少女で、特に女性陣からの信頼が厚い。
代々エレメント能力を持って生まれるスズシロ家に生まれながらもエレメント能力を発現できず、 幼い頃からそれを原因とした強いコンプレックスを抱えてきたが(ネオ・ディーヴァのエレメント検査にもひっかからなかった)、アマタと出会ったことで、今の自分を変えたいという思いを抱く。
戦いの中で、「繋ぐ力」のエレメント能力を持っていたことが判明する。エレメント同士を繋ぎ合わせることで、その能力・感覚を増幅させることができる触媒となり得る。この能力により、反目し合うアンディとMIXの仲を取り持った。また、エレメント能力の反動によりアクエリオンに乗るだけで瀕死になるシュレードも、ミコノと合体した際には「繋ぐ力」によって反動が和らぎ、病院送りにならずに済んだ。
自分以外のエレメントが複数いないと効果のない能力であることから既存のエレメント能力測定装置では測定できず、また、他者との関わり合いを恐れて距離を置いていたために能力を発揮する機会にも恵まれなかったようである。
あまり戦闘向きでない性格と能力を持つが、不動ZENの采配により何度も出撃メンバーに選ばれることになる。主にベクターイクス(アクエリオンゲパルトの頭部にあたるベクターマシン)に搭乗するが、劇中ではヘッドとなって戦うことは一度もなかった。
登場作品と役柄
Zシリーズ
- 第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
- 初登場作品。声優の茅野氏は本作でスパロボシリーズ初出演になる。原作に比べ、嫉妬深い一面はあまり描写されていない。女性エレメント候補生の中では唯一のアクエリオンゲパルトのヘッド候補。アマタと同じく実戦経験がないことを反映してか初期撃墜数がゼロで、積極的に使わないと有用なエースボーナスが取りづらい。一度取得すれば、サブパートナーとしてエレメントのヘッド候補になるだろう。相方は「精神コマンド(○○)+」取得パイロットがいいだろう。原作ではヘッドとなって戦ったことはないので戦闘時はスパロボオリジナルの台詞も多い。
パイロットステータスの傾向
エレメントたちの中でも能力値は最低クラス。それ故にエレメントシステムの恩恵を最も受けやすいキャラであるとも言える。
精神コマンド
特殊技能(特殊スキル)
エースボーナス
人間関係
- シュシュ
- アブタクターに襲われた街で助けた謎の生物(ミコノ自身は何故か「ネコ」と称している)。
- いつも髪の中に入れて連れており、耳の部分がミコノの頭についてる真っ白なリボンにも見える。
- カイエン・スズシロ
- 兄。彼が優秀だったがゆえにコンプレックスを増大させていった。
- アマタ・ソラ
- 彼から一目惚れされる。ミコノとしても「できっこない」同士で共感を覚え、やがて彼に惹かれていく。両想いであり、周囲も認める事実上の恋人関係になっていった。
- カグラ・デムリ
- 彼から「シルフィー」として狙われる。ミコノは、アマタのストレートな好意と、カグラの野生的なアプローチの間で揺れ動くことになる。
- ゼシカ・ウォン
- 友人。当初は彼女からたびたびアドバイスを受けていたが、やがて三角関係へとなっていく。
- 不動ZEN
- ネオ・ディーバの総司令。エレメント能力が判明する以前からミコノを聖天使学園へと招き入れ、パイロットとしても重用していた。
- 胡散臭いところも多いがなんだかんだで周囲から信頼を置かれている彼に対し、ミコノだけは拒絶の姿勢を取り、辛辣な言葉を浴びせていた。
他作品との人間関係
ミコノとは正反対の粗暴な性格だが、本質的には思いやりな部分は共通している。
- 碇シンジ
- 第3次Z時獄篇でのヤシマ作戦前に出撃前のシンジに他の仲間たちからの伝言を伝え、お互いに励ましあう。性格面でも内気で弱気な部分が共通している。ちなみに同じ「出来っこない子」だが仲間の励ましによって互いに少しずつ変わっていく。
- DLC「誠意のカタチ」では彼女のいないところで「(スカートの中身を)見られるのが嫌なら長いスカート履けばいいのに」と評している。
名台詞
- 「私はあなたを待ち続けます。たとえ1万年と2千年でも…」
- 劇中作「アクエリアの舞う空」の台詞。
- 「アマタ君、無理だよ! 私たち、できっこない子同士なんだから!!」
- 「できっこない」というのは、引っ込み思案だったミコノを象徴する言葉。アマタと触れ合い、前向きになってからはあまり使わなくなっていった。
- ただ、反目するアンディとMIXの仲を取り持てと命令された時には、たまらず「できっこない!」と叫んでしまった。
- 「私、あの人に謝らなくちゃ…」
- カグラに出会い、理由はわからないが何故か謝らなければならないと感じる。その後もミコノは、エレメント達と敵対し自身にも暴力を振るうカグラに対して擁護的な態度を取り、周囲を困惑させることになる。
- 最終話において、人柱となったアポロと相対したミコノは、この感情が、セリアンのことが好きだった翅犬ポロンの気持ちに気付いてあげられなかったことについての、2万4千年越しの謝意であったことに気付く。
- なお、アポロのほうは特に気にした様子はなく、むしろ、シルヴィアと1万2千年前に交わした約束――「運が良かったら、1万2千年後にまた会おうぜ」――が果たされていたことに満足そうであった。
- 「その全てを見透かしたような目…!大っ嫌いです!」
- 不動ZENに対して。おとなしい性格のミコノとしては珍しく敵意を露わにしている。
- 「ハッピーバースデー…!」
- 墓穴特訓により新生したエレメント達を、感涙しながら祝福した。
迷台詞
- 「嫁舅合体!GO!アクエリオン!」
「あぁっ!お義父さま!しっかりお世話させていただきます…!」 - 神話的サマフェスにおける生アフレコ「第一回 ミス・ネオディーヴァ」にて。事の発端は聖天使学園で突如ミス・ネオディーヴァが開催されるのだがその最終審査方法は水着で合体シュミレーターを行い、オーラレベルを得点として競うという水着合体審査であった。
- この時ミコノはアマタに加えて特別審査員として招かれたネオクーロン野鳥の会の会長と水着合体を行うのだが野鳥の会の人をアマタの父親と思って合体を決めるのだった…(実際に父親だったわけだが)。
- なおこの嫁舅合体に対して野鳥の会の会長は「これはまた…いいっ!」、司会進行役は「だいぶ危険な香りがしますね」と評していた。
スパロボシリーズの名台詞
- ミコノ「すごいんだね、シンジ君は…」
シンジ「え…」
ミコノ「だって、こんなにたくさんの人に応援されて、期待されて、信じられて…」
シンジ「そんな事…ないですよ…」
ミコノ「シンジ君は…私なんかと違う…。」
シンジ「そんな事ありません。でも、僕は…Z-BLUEのみんながいるから戦えるんです」
「ミコノさんだって、きっと同じです。」
ミコノ「え…」
シンジ「アマタさんやカイエンさんやエレメントの皆さん、それにZ-BLUEのみんながミコノさんをきっと助けてくれます」
「だから…ミコノさんも一緒に戦いましょう」
ミコノ「…ありがとう、シンジ君。私…励ますつもりで来たのに逆に励まされちゃったね…」
シンジ「その…偉そうな事を言って、ごめんなさい…」
ミコノ「ううん…私…シンジくんに勇気をもらえた…」
ミコノ「ありがとう、シンジ君。私もシンジ君の事…信じているから」 - 第3次Z時獄篇19話でのヤシマ作戦前の出撃前のシンジに伝言を伝えにきたミコノとシンジの一連のやり取り。お互いに励ましあったおかげか、二人とも少なからず前向きな姿勢になる。
余談
- アマタとゼシカ曰く「水色のボーダー」である。何がなのかは察するべし。
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