RX-0 ユニコーンガンダム2号機 バンシィ(Unicorn Gundam 02 BANSHEE)
- 登場作品:機動戦士ガンダムUC
- 分類:ニュータイプ専用汎用試作型モビルスーツ
- 型式番号:RX-0
- 全高
- 19.7m(ユニコーンモード時)
- 21.7m(デストロイモード時)
- 本体重量:23.7t
- 全備重量:42.7t
- 動力:核融合炉
- ジェネレーター出力:3,480kW
- センサー有効半径:22,000m
- スラスター推力:142,600kg
- 装甲材質:ガンダリウム合金
- 開発:アナハイム・エレクトロニクス社
- 所属:地球連邦軍
- 主なパイロット:マリーダ・クルス(プルトゥエルブ)
- メカニックデザイン:カトキハジメ
「UC計画」の最終段階として開発されたユニコーンガンダムの試作2号機。アナハイム社のグラナダ工場で開発が行われた後、地上に降ろされ重力下試験がなされ、1号機の空間機動性能のデータをフィードバックして調整が行われた。
基本的な性能は1号機と大差はないが、1号機の運用データをフィードバックしているので大気圏内での機動性ではこちらが上回っている。また、機体色も純白の1号機とは対照的な漆黒であり、デストロイモードに変身するとまるで獰猛な獅子のような姿となる。これは本機のモチーフがタペストリー「貴婦人と一角獣」に描かれている神獣ユニコーンと対をなす猛獣ライオンをモチーフとしているからで、またバンシィの意味である死を告知する妖精の通り、禍々しい雰囲気を醸し出す。
小説版では武装はほぼユニコーンと共通だが、OVA版では「アームド・アーマー」と呼ばれるサイコフレームを応用した専用武装を装備しており、またデザインも一部変更されている。現在ではゲーム作品に登場する時はほぼOVA版での登場となっている。
ちなみにOVA設定のバンシィも元々は小説版と同じ形状だったが、U.C.0095年に起こったある事件の影響でOVA版の姿になったとされている。
登場作品と操縦者
Zシリーズ
- 第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
- 初登場作品。PV第1弾ではノーマルモードがユニコーンと、デストロイモードがデルタプラスと交戦している。
装備・機能
武装・必殺武器
武装
- 頭部60mmバルカン砲
- 連邦軍MSの共通装備。5発に1発の割合で曳光弾が仕込まれており、発砲中の射線修正が可能。
- ビームサーベル
- 両腕に2基、バックパックに2基、計4基装備されている。バックパックの物はデストロイモード時に展開される。1号機と同様、両腕の物はビームトンファーとしても使用可能。
- アームド・アーマーVN
- OVA版での装備。VNは「ヴァイブレーション・ネイル」の略。左腕を覆う形で装着される。
- サイコフレームの強靭性を応用した格闘兵装であり、通常はボクシンググローブのような形状だがデストロイモードとなると4つの爪が展開し、超振動で敵を内部構造諸共粉砕する振動破壊兵器である。大きな牙を開き敵を貪り食うように破壊していく様は正に獰猛な獅子の牙と言える。なお、ビームコーティングが施されており、シールドとしての機能も持つ。
- アームド・アーマーBS
- OVA版での装備。右腕に装備される。
- 内蔵されたセンサーユニットから得られた空間データをサイコミュで伝達し、そのデータを2枚のフィン型ビーム偏光機と連動させ、高精度の予測照準を可能とする。威力はビームマグナムに劣るが、それでもシャンブロを易々と溶断する威力を持つ。
- BSは「ビーム・スマートガン」の略であり、Vダッシュガンダムの同名武装がモチーフとされているが、νガンダムのフィン・ファンネルもモチーフとされており、その性能はファンネルを手に持ったままどこでも相手を狙い撃てるに等しい。