THE ビッグオー

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THE ビッグオー』はサンライズ制作のテレビアニメ作品。

THE ビッグオー
原作 矢立肇
監督 片山一良
シリーズ構成 小中千昭
片山一良
脚本 小中千昭
長谷川圭一
赤星政尚
吉田伸
キャラクターデザイン さとうけいいち
メカニックデザイン さとうけいいち
音楽 佐橋俊彦
制作 サンライズ(第6スタジオ)
放送局 WOWOW
放送期間 1999年10月13日 -
2000年1月19日
話数 全13話
次作 THE ビッグオー 2nd SEASON
初登場SRW スーパーロボット大戦D
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概要

記憶を失った街、パラダイムシティで活動するネゴシエイターロジャー・スミスを主人公にした作品。アメリカンコミックを彷彿とさせる雰囲気が特徴的。当初1期のみ・未完で終わるはずだったが、アメリカでの放送が成功し2期(2nd SEASON)の制作につながった[1]

尚2002年10月から2003年3月までの地上波UHFや以降のCS(アニマックス)での再放送時には26話ひと纏めとして放映されている。

ストーリー

私の名前はロジャー・スミス、記憶を失ったこの町で必要な仕事をしている。

しかし時には法に縛られぬ無法者も現れる。そんな時は相棒のビッグオーの出番だ。

登場人物

スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。

ロジャーとその仲間

ロジャー・スミス
R・ドロシー・ウェインライト
ノーマン・バーグ
ダン・ダストン
エンジェル
ビッグ・イヤー

パラダイム社

アレックス・ローズウォーター
ゴードン・ローズウォーター

その他

ジェイソン・ベック
Tボーン
ダヴ
R・D
シュバルツ・バルト

登場メカ

スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。

ザ・ビッグ

ビッグオー
ビッグデュオ
マミー

メガデウス

ドロシー1
破損形態も登場。
アーキタイプ
Act:04に登場。ビッグオーの原型であり、ビッグオーを始めとするザ・ビッグの機体の装甲の下はこのような姿である。シュバルツ・バルトに発掘された。

その他

イール
怪獣、いわゆる生物兵器。
ベックビクトリーデラックス
「ヘビーメタルユニット」に分類されるロボット。
プレーリードッグ
ビッグオーを運搬するための専用列車。

用語

パラダイムシティ
物語の舞台となる場所。設定ではニューヨークのマンハッタンに位置しており、JFK空港など現実に存在する施設なども見られる。過酷な環境から避難するために街の大部分は大小のドームに覆われている。
パラダイム社
パラダイムシティの全てを支配する企業。パラダイムシティに存在する全ての企業や組織の親会社であり、自営業や軍警察と言えどもその例外ではない。
メモリー
作中では記憶の事をこう呼ぶ。特に40年前より過去の記憶を指す場合が多い。それに連動して40年以上前の様々な情報もメモリーと呼ばれる。
40年前に起きた何か
誰も覚えていないので詳細不明だが、何らかのとんでもないカタストロフが起こり、パラダイムシティを除く世界の全ての人々は死に絶え、空は常に雲で覆われるようになる。そして、全ての人々は記憶を失ってしまった。劇中にてザ・ビッグを始めとしたメガデウスによる破壊と虐殺があったのではないかと示唆されている。
2nd SEASON』において、その正体が明かされる事となった。
トマト
40年以上前のメモリーを呼び覚ますためにある施設で育てられたパラダイム社の元老院議員のクローン人間を指す言葉。作中ではヴェラ、アレックスが該当する。
メガデウス
作中に登場する現在の技術(メモリー)では完全には作り上げる事のできない巨大ロボット。現在の技術で作り上げられたものはメガデウスとは呼ばれない。ただし、過去のメモリーを思い出し作る物はメガデウスの部類に入る。
ザ・ビッグ
作中で最強のメガデウス。他のメガデウスとは一線を隔し、ドミュナス(操縦者)を選び、さらには自らの意思を持っているような描写を見せるなど謎が多い。
ネゴシエイター

楽曲

オープニングテーマ
「BIG-O!」
作詞・作曲:ブライアン・メイ、歌・訳詞:永井ルイ
劇中でも一度だけ戦闘曲としても用いられている。
QUEENの楽曲「フラッシュのテーマ」に酷似している(フラッシュのテーマっぽくと注文したら殆どそのまんまな曲として返ってきたらしい)。なんらかのトラブルがあったのか、現在はQUEENのギタリストであるブライアン・メイ氏が本曲の著作者となっており、元々の作曲者であった永井氏は訳詞者扱いになっている(JASRACのデータベースで確認可能)。
この問題との前後関係は不明だが、後の放送や映像ソフトなどでは下記の曲に差し替えられている。スパロボシリーズでも使用されたのは初参戦作品である『D』のみ。
「Big-O! Show Must Go On」
作詞・作曲・編曲・歌:永井ルイ
アニマックスおよびキッズステーション再放送時の新オープニング。first、second共通。
こちらはThe Kinksの楽曲「オール・オブ・ザ・ナイト」に似ているが、「BIG-O!」のような問題は起きていないようである。
エンディングテーマ
「and FOREVER…」
作詞:Chie、作曲・編曲:島健、歌:ROBBIE DANZIE with 高尾直樹
劇中BGM
「SURE PROMISE」
『D』『Z』『第2次Z』『第3次Z』の戦闘曲として採用。劇中の戦闘曲では「STAND A CHANCE」と並んで最もよく使われた。
「THE GREAT」
『Z』で採用。敵出現音楽という印象が強く、『Z』でもビッグオー系の敵の出現の際に流れる。

登場作と扱われ方

Zシリーズ

スーパーロボット大戦Z
音声初収録。初登場と同時にいきなり1期終盤のシナリオが展開される。「大いなる力」や次元力などと呼ばれる今作の根幹を成す設定に大きく絡んでおり、ビッグオー&ロジャーの性能も合わさって非常に優遇されている。
また、ビッグオー専用の運搬列車(改造されたのか線路以外の場所も走れる)もマップアイコンで再現され、シベ鉄の線路を勝手に走ってダイヤを乱すというクロスオーバーもある。
第2次スーパーロボット大戦Z破界篇/再世篇
他の『Z』からの登場作品の主人公たちと同じく、多少の見せ場はあっても基本的にはいるだけ参戦
第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
『Z』からのスーパー系作品では唯一の継続参戦。参入は中盤だが、物語の転機にキーパーソンとして登場するため印象深い。
第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
本作をもって、めでたくZシリーズ皆勤となった。完全に原作終了後の設定。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦D
初参戦作品。制作中はセカンドシーズン放送中だったため第1期のみ参戦[2]
パラダイムシティが存在しないのもあって原作再現はほとんどなく、シュバルツの目的も原型を留めないほどに改変されている。しかし、登場人物らの活躍の機会は十二分に設けられており、一概にいるだけ参戦とは言い難い。
現状、ドロシー1とイールが登場し、主題歌がBGMとして採用されている唯一のスパロボ。

単独作品

スーパーロボット大戦X-Ω
2019年6月に期間限定参戦。当初はネオディーヴァのエレメント達と甲児、さやかが記憶を奪われパラダイムシティの住民[3]として登場するが、今回の舞台となるパラダイムシティはマジンガーZEROが作り出した本来のパラダイムシティとは似て非なる箱庭という設定。

余談

  • 放送当時、一部の放送局では番組開始前に必ずJINDOUの曲「WILD CHALLENGER」のCMが入っていたが、ビッグオーの世界観と違いすぎる曲調にインパクトのある歌詞は視聴者に強い印象を残し、「この曲がビッグオーの真のOPだ」などとネタにされることもあった。そのインパクト故か、同曲は後にTVアニメ『ボボボーボ・ボーボボ』のOPテーマとして採用されている。

商品情報

DVD

動画配信

サイト名 取扱いの有無 備考
Amazonビデオ
GYAO! ストア 配信期限あり( - 2019年3月29日)
バンダイチャンネル

資料リンク

脚注

  1. 双葉社『THE ビッグオー オフィシャルガイド』37頁。
  2. 角川書店『スーパーロボット大戦D パーフェクトファイル』234頁。
  3. 甲児はロボット工学の権威、アマタは映写技師、カイエンはダストンの部下…といった具合。