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| == 概要 == | | == 概要 == |
| 『[[恐竜戦隊ジュウレンジャー]]』の敵組織「バンドーラ一味」を束ねる魔女。 | | 『[[恐竜戦隊ジュウレンジャー]]』の敵組織「バンドーラ一味」を束ねる魔女。 |
− | かつて古代恐竜人との戦いの果てに古代人と恐竜を滅ぼしており、守護獣の手により惑星ネメシスへと封印されていたが、宇宙飛行士が何も知らず封印を誤って解いてしまったために復活。
| + | かつて古代恐竜人との戦いの果てに古代人と恐竜を滅ぼしており、守護獣の手により惑星ネメシスへと封印されていたが、宇宙飛行士が何も知らずに封印を誤って解いてしまった為に復活。 |
| [[月]]に拠点となる宮殿ドーラパレスを築き、[[地球]]への攻撃を開始する。 | | [[月]]に拠点となる宮殿ドーラパレスを築き、[[地球]]への攻撃を開始する。 |
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| 元々は古代恐竜人類の部族・ダル族の[[女王]]であったが、一人息子のカイが恐竜に追われて死んだ<ref>なお、カイの死の原因は彼が恐竜の卵を割った事にある。(子供の悪戯心でやった事とはいえ)自業自得なのだが、バンドーラはこの事実をを知らない。</ref>恨みから大サタンに魂を売り、魔女となった経緯がある。子供嫌いなのは、この[[トラウマイベント|トラウマ]]が理由。 | | 元々は古代恐竜人類の部族・ダル族の[[女王]]であったが、一人息子のカイが恐竜に追われて死んだ<ref>なお、カイの死の原因は彼が恐竜の卵を割った事にある。(子供の悪戯心でやった事とはいえ)自業自得なのだが、バンドーラはこの事実をを知らない。</ref>恨みから大サタンに魂を売り、魔女となった経緯がある。子供嫌いなのは、この[[トラウマイベント|トラウマ]]が理由。 |
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− | また、頭の回転が速い上に判断力が高く、子供以外にも[[偽物]]や[[変身]]を利用する、残り時間の少ないブライを狙う等でジュウレンジャーを社会的・精神的に追い詰める作戦を多く取る。そして、それ以上に目立つのが戦闘力。変身前とはいえ本気のブライを軽く圧倒し、獣帝大獣神を魔法の一撃で怯ませる等、その実力は本物である。前線に出る時は空飛ぶ自転車<ref>普及前の古いタイプで、前輪が大きいもの</ref>に乗っている事が多い。 | + | また、頭の回転が速い上に判断力が高く、子供以外にも[[偽物]]や[[変身]]を利用する、残り時間の少ないドラゴンレンジャー/ブライを狙う等でジュウレンジャーを社会的・精神的に追い詰める作戦を多く取る。そして、それ以上に目立つのが[[生身ユニット|生身]]での戦闘力。(変身前とはいえ)本気のブライを軽く圧倒し、獣帝大獣神を魔法の一撃で怯ませる等、その実力は本物である。前線に出る時は[[空]]飛ぶ自転車<ref>現在普及しているものと異なり、前輪が大きい古いタイプのもの。</ref>に乗っている事が多い。 |
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| === キャラクターの総評 === | | === キャラクターの総評 === |
− | バンドーラはスーパー戦隊シリーズにおける[[ラストボス|悪の組織の大ボス]]でありながらその「コミカルで憎めない悪役ぶり」と、彼女率いるバンドーラ一味が他のシリーズでは多く見られる「敵幹部同士の内紛や足の引っ張り合い、下剋上といった[[裏切りイベント]]」が一切見られない等シリーズ屈指のアットホームな敵組織である事、何よりも演者である魔女役や悪の女王役を長年に渡って多く演じてきた曽我町子氏(元々同氏に演じてもらう前提でキャラクター設定を作っていた)の存在感の大きさが語り草となっており、ファンからは'''「バンドーラ様」'''と[[俗語・俗称 #英数字・記号|親しみを込めて呼ばれている]]。 | + | バンドーラはスーパー戦隊シリーズにおける[[ラストボス|悪の組織の大ボス]]でありながらその「コミカルで憎めない悪役ぶり」と、彼女率いるバンドーラ一味が他のシリーズでは多く見られる「敵幹部同士の内紛や足の引っ張り合い、下剋上といった[[裏切りイベント]]が一切見られない」等シリーズ屈指のアットホームな敵組織である事、何よりも演者である魔女役や悪の女王役を長年に渡って多く演じてきた曽我町子氏(元々同氏に演じてもらう前提でキャラクター設定を作っていた)の存在感の大きさが語り草となっており、ファンからは'''「[[俗語・俗称 #英数字・記号|バンドーラ様]]」'''と親しみを込めて呼ばれている。 |
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| いわば、バンドーラは'''「ジュウレンジャー影の主役」'''に位置するキャラクターであると言えよう。 | | いわば、バンドーラは'''「ジュウレンジャー影の主役」'''に位置するキャラクターであると言えよう。 |
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| == 名台詞 == | | == 名台詞 == |
| ;「大地に眠る悪霊たちよ、〇〇に力を与えよーっ!」 | | ;「大地に眠る悪霊たちよ、〇〇に力を与えよーっ!」 |
− | :ドーラモンスターを巨大化させる際の台詞。月の居城から地球へと向かってドーラセプターを投擲し、杖の刺さった場所から吹き出す力によって巨大化させる。対象はドーラモンスターに限らず、ドラゴンレンジャー・ブライや、普通の人間の少年等も巨大化させた事がある。 | + | :ドーラモンスターを巨大化させる際の台詞。[[月]]の居城から[[地球]]へと向かってドーラセプターを投擲し、杖の刺さった場所から吹き出す力によって巨大化させる。対象はドーラモンスターに限らず、ドラゴンレンジャー/ブライや、普通の人間の少年等も巨大化させた事がある。 |
− | :余談だが、途中からは「力を与えよ」の前に「はぁっ!」と[[気合|気合い]]の叫び声を上げるようになった。 | + | :余談だが、物語の途中からは「力を与えよ」の前に「はぁっ!」と[[気合|気合い]]の叫び声を上げるようになった。 |
| ;「女を馬鹿にすると承知しないよ!!」 | | ;「女を馬鹿にすると承知しないよ!!」 |
| :ラミィから喋れるようになったグリフォーザーの第一声が「女は戦場に出て来るな」だったことを告げ口されて。 | | :ラミィから喋れるようになったグリフォーザーの第一声が「女は戦場に出て来るな」だったことを告げ口されて。 |
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| ;「もう、ドジマヌケ! ようしこうなったら、ドーラキルケを大きくしてやるかな! 大地に眠る悪霊たちよ、ドーラキルケに……ち、力をあーたーえーよー……」 | | ;「もう、ドジマヌケ! ようしこうなったら、ドーラキルケを大きくしてやるかな! 大地に眠る悪霊たちよ、ドーラキルケに……ち、力をあーたーえーよー……」 |
| :第7話「恐怖! 瞬間食い」より。ドーラキルケを巨大化させようとドーラセプターを構えるが、投げられずに倒れてしまう。 | | :第7話「恐怖! 瞬間食い」より。ドーラキルケを巨大化させようとドーラセプターを構えるが、投げられずに倒れてしまう。 |
− | :実はこの話ではバンドーラは'''ダイエットのために絶食の最中'''であり、キルケを送り出したのも'''「[[食べ物・料理|食べる事]]が家族の[[絆]]」という一家を見ての八つ当たり'''という至極どうでもいい理由であった。 | + | :実は、この話ではバンドーラは'''ダイエットの為に絶食の最中'''であり、ドーラキルケを送り出したのも'''「[[食べ物・料理|食べる事]]が家族の[[絆]]」という一家を見ての八つ当たり'''という至極どうでもいい理由であった。 |
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| == スパロボシリーズの名台詞 == | | == スパロボシリーズの名台詞 == |
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| == 余談 == | | == 余談 == |
− | *上述の通り、スーパー戦隊シリーズの中でも特にアットホームな雰囲気を持つバンドーラ一味ではあるが、演じる曽我町子氏が過去に敵組織の首相であるヘドリアン女王役として出演していた『電子戦隊デンジマン』および『太陽戦隊サンバルカン』では組織内の内紛が原因で戦隊側に敗北を喫している。 | + | *上述の通り、スーパー戦隊シリーズの中でも特にアットホームな雰囲気を持つバンドーラ一味ではあるが、演じる曽我町子氏が過去に敵組織の首領であるヘドリアン女王役として出演していた『電子戦隊デンジマン』および『太陽戦隊サンバルカン』では組織内の内紛が原因で戦隊側に敗北を喫している。 |
− | *'''「『[[恐竜戦隊ジュウレンジャー]]』の放送当時、敵組織の首領でありながらバンドーラは、[[主人公]]であるジュウレンジャーよりも(主な視聴者層である)子供達からの人気が高かった」'''という逸話が有る。 | + | *'''「『[[恐竜戦隊ジュウレンジャー]]』の放送当時、[[ラストボス|悪の組織の首領]]でありながらバンドーラは、[[正義]]の側である[[主人公]]であるジュウレンジャーよりも(主な視聴者層である)子供達からの人気が高かった」'''という逸話が有る。 |
− | *海外版『マイティ・モーフィン・パワーレンジャー』では「リタ・レパルサ」という名前で登場。設定の大部分は変わっておらず、'''「([[日本]]の)海外の子供達にも人気を博した」'''という逸話も存在する。 | + | *海外版『マイティ・モーフィン・パワーレンジャー』では「リタ・レパルサ」という名前で登場。設定の大部分は変わっておらず、'''「([[日本]]はもとより)海外の子供達にも人気を博した」'''という逸話も存在する。 |
| **当作において、映像をそのまま流用する形で引き続き曽我氏がリタ役として出演し、追加撮影分も曽我氏が担当している。 | | **当作において、映像をそのまま流用する形で引き続き曽我氏がリタ役として出演し、追加撮影分も曽我氏が担当している。 |
− | ***後に、リタ役は一部新撮で代役を担当していた現地の女優であるカーラ・ペレス氏に正式に変更となっている。 | + | ***後に、リタ役は一部新撮で[[代役]]を担当していた現地の女優であるカーラ・ペレス氏に正式に変更となっている。 |
| **曽我氏はその後、『魔法戦隊マジレンジャー』にて天空聖者マジエル役を演じたが、それをベースとした『パワーレンジャー・ミスティックフォース』では'''リタ・レパルサが改心し正義に目覚めた姿「ミスティック・マザー」'''という設定となっている。 | | **曽我氏はその後、『魔法戦隊マジレンジャー』にて天空聖者マジエル役を演じたが、それをベースとした『パワーレンジャー・ミスティックフォース』では'''リタ・レパルサが改心し正義に目覚めた姿「ミスティック・マザー」'''という設定となっている。 |
| ***曽我氏は『マジレンジャー』の翌年の2006年5月7日、膵臓癌で永眠。その直後に小学館から発行された『愛蔵版30大スーパー戦隊超全集』のカバー裏では、曽我氏の追悼企画が行われ、ヘドリアン、バンドーラ、マジエルがカバー裏に描かれた。 | | ***曽我氏は『マジレンジャー』の翌年の2006年5月7日、膵臓癌で永眠。その直後に小学館から発行された『愛蔵版30大スーパー戦隊超全集』のカバー裏では、曽我氏の追悼企画が行われ、ヘドリアン、バンドーラ、マジエルがカバー裏に描かれた。 |