「積尸気」の版間の差分

 
(12人の利用者による、間の22版が非表示)
1行目: 1行目:
== 積尸気(ししき/Shishiki) ==
+
{{登場メカ概要
*[[登場作品]][[劇場版 機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-]]
+
| 読み = ししき
*分類:[[ジンシリーズ]](小型発展機)の量産機
+
| 外国語表記 = [[外国語表記::Shishiki]]
<!-- *全高:-->
+
| 登場作品 = [[劇場版 機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-]]
<!-- *重量:---kg -->
+
| 初登場SRW = {{初登場SRW (メカ)|スーパーロボット大戦R}}
<!-- *装甲材質:不明 -->
+
| SRWでの分類 = [[機体]]
*動力:電力バッテリー併用
+
}}
*開発者:[[火星の後継者]]
 
*主な操縦者:[[火星の後継者]]
 
  
[[火星の後継者]]の機動兵器で、[[夜天光]]の量産型。名前は「ししき」と読み、その由来は蟹座プレセペ星団の中国名から。
+
{{登場メカ概要
 +
| タイトル = スペック
 +
| 分類 = [[ジンシリーズ]](小型発展機)
 +
| 生産形態 = [[量産機]]
 +
| 動力 = 電力バッテリー併用
 +
| 開発 = [[火星の後継者]]
 +
| 主なパイロット = [[火星の後継者 (一般兵)|火星の後継者]]
 +
}}
 +
'''積尸気'''は『[[劇場版 機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-]]』の[[登場メカ]]
  
[[ボソンジャンプ]]システムを外部ユニットとしたため[[ジンシリーズ]]よりも機体の小型化に成功。しかしそれゆえボソンジャンプの使用回数は一度きりとなった。つまりジャンプによる奇襲は出来ても帰還は出来ないため敵は殲滅することが前提となる。
+
== 概要 ==
 +
[[火星の後継者]]によって運用される[[夜天光]]の簡易[[量産型]]。
  
劇中でのサクヤ攻防戦では奇襲作戦が大成功し、統合軍の艦船17隻を瞬時に沈め圧倒的不利だった戦況を逆転させる。[[ホシノ・ルリ|ルリ]]達のシャトルにも同様の戦法が行われるがルリの指示でシャトルは最速突破したため、サクヤ戦とは違い敵艦そばにジャンプアウトしての肉迫攻撃という作戦を行うことができずにふつうの追撃戦となり、そこへジャンプアウトしてきた[[ナデシコC]]のグラビティブラストにより一網打尽にされた。
+
火星の後継者の首魁である[[草壁春樹]][[ネルガル重工]]のライバル企業であるクリムゾングループと密約を交わして手に入れた人型機動兵器の開発・製造に関するノウハウを用いて開発されているが、製造コストの削減や、量産性を高める為にオリジナル機となる夜天光よりも構造が簡略化されている。
  
両肩にターレットノズル、肩と胴体の間に可変ノズルを一基ずつ持ち、可変ノズルの反対側に2基ずつ計4基のハードポイントを持つ。ハードポイントには対艦ミサイル4発を装備可能。他の標準装備にはハンドガン1丁がある。
+
[[ボソンジャンプ]]システムを外部ユニットとした事で[[ジンシリーズ]]よりも機体の小型化に成功しており、背部にはボソンジャンプ用のエネルギーパックを取り付ける為のジョイントが備わっている。
 +
スラスターにはターレットノズルが採用された事で、重力放射を用いるエステバリスよりも高い機動力を備えているが、作戦行動時間に関しては劣っており、兵器の基本的構造はむしろ旧世代機である[[デルフィニウム]]に近いとされている。また2基のターレットノズルの対局には2基のハードポイント(計4基)が備わっており、そこに対艦ミサイルを4基まで装備する事が可能となっている。
 +
 
 +
しかし、小型化及び外部ユニット化の代償としてボソンジャンプの使用回数は一度きりとなっており、つまりジャンプによる奇襲は出来ても帰還は出来ない為に敵は殲滅することが前提となっている。その上、対艦ミサイルを除いた基本武装はハンドガン一丁のみと心許無い物で、奇襲作戦に失敗した場合における継戦能力の低さからも、本機の運用方法は半ば特攻機に近いとも言える。
 +
 
 +
クリムゾングループの協力と木連の技術によって開発された経緯から、本機は[[ステルンクーゲル]]の兄弟機とも言え、ネルガル重工が木連の技術を用いて開発したアルストロメリアとは異母兄弟とも言える関係にある。
 +
 
 +
名の由来は蟹座プレセペ星団の中国名から。
 +
 
 +
=== 劇中での様相 ===
 +
[[火星極冠遺跡]]の[[演算ユニット]]を利用したボソンジャンプでの奇襲戦法は、機体の欠点を補って余りある成果を挙げており、ターミナルコロニー「サクヤ攻防戦」では敵艦付近にジャンプしての奇襲作戦が成功し、17隻もの戦艦を撃沈。圧倒的不利だった戦況を逆転させている。
 +
 
 +
その後、宇宙に上がった[[ホシノ・ルリ]]達の乗船しているシャトルにも奇襲が行われのだが、標的からジャンプによる強襲に気付かれてしまった事でシャトルが最速で移動した為に失敗し追撃戦となり、そこへジャンプしてきた[[ナデシコC]]のグラビティブラストにより一網打尽にされる形で、その欠点を露呈させる事になっている。
 +
 
 +
地球連合総会議場でも、多くの機体がボソンジャンプによる強襲作戦に参加しているが、[[月臣元一朗]]の搭乗する[[アルストロメリア]]によって、機体の性能差もあって呆気なく撃破されてしまっている。
  
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
===携帯機シリーズ===
+
=== 携帯機シリーズ ===
;[[スーパーロボット大戦R]]
+
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦R}}
:
+
:初登場作品。対艦ミサイルは弾数は大した数ではないが、火力だけ高いのでその点のみ注意。
;[[スーパーロボット大戦W]]
+
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦W}}
:
+
:相変わらず雑魚としては対艦ミサイルの火力が高い。ただし射程は6止まりなので、遠距離から対応を。
===単独作品===
+
 
;[[スーパーロボット大戦MX]]
+
=== VXT三部作 ===
:
+
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦V}}
 +
:火星の後継者の一般的なザコ敵として登場。射程7の対艦ミサイルが鬱陶しいため、上手く射程P1~3のハンドガンの範囲に誘い込んで落としたい。
 +
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦T}}
 +
:『V』同様、火星の後継者のザコ敵として登場。
 +
 
 +
=== 単独作品 ===
 +
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦MX}}
 +
:基礎能力や火力はそこそこだが、登場がシーン9のシナリオ「キミノオモイデニ、サヨナラ」のみ。序盤などに登場していれば、もう少し印象に残ったかもしれない。
 +
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦DD}}
 +
:2章Part11から登場。攻撃&回避タイプ。
 +
 
 
== 装備・機能 ==
 
== 装備・機能 ==
 
=== 武装・[[必殺武器]] ===
 
=== 武装・[[必殺武器]] ===
 
;ハンドガン
 
;ハンドガン
:
+
:『DD』では実弾属性の通常攻撃に採用。
 
;対艦ミサイル
 
;対艦ミサイル
:
+
:可変ノズルの反対側ハードポイントに4発搭載。
 +
;[[ディストーションフィールド]]
 +
:周囲の空間を歪ませる[[バリア]]。
  
 
=== [[特殊能力]] ===
 
=== [[特殊能力]] ===
 
;銃装備
 
;銃装備
:
+
:[[撃ち落とし]]を発動。
 
;[[ディストーションフィールド]]
 
;[[ディストーションフィールド]]
 
:
 
:
49行目: 82行目:
 
:
 
:
  
== 資料リンク ==
+
=== カスタムボーナス ===
 +
;「対艦ミサイル」の射程+1、命中+20。
 +
:『[[スーパーロボット大戦T|T]]』で採用。
 +
 
 +
== 関連機体 ==
 +
;[[夜天光]]
 +
:原型機。
 +
 
 
{{DEFAULTSORT:ししき}}
 
{{DEFAULTSORT:ししき}}
 
[[Category:登場メカさ行]]
 
[[Category:登場メカさ行]]
 
[[Category:機動戦艦ナデシコ]]
 
[[Category:機動戦艦ナデシコ]]

2022年7月20日 (水) 21:29時点における最新版

積尸気は『劇場版 機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-』の登場メカ

積尸気
読み ししき
外国語表記 Shishiki
登場作品 劇場版 機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-
初登場SRW スーパーロボット大戦R
SRWでの分類 機体
テンプレートを表示
スペック
分類 ジンシリーズ(小型発展機)
生産形態 量産機
動力 電力バッテリー併用
開発 火星の後継者
主なパイロット 火星の後継者
テンプレートを表示

概要編集

火星の後継者によって運用される夜天光の簡易量産型

火星の後継者の首魁である草壁春樹ネルガル重工のライバル企業であるクリムゾングループと密約を交わして手に入れた人型機動兵器の開発・製造に関するノウハウを用いて開発されているが、製造コストの削減や、量産性を高める為にオリジナル機となる夜天光よりも構造が簡略化されている。

ボソンジャンプシステムを外部ユニットとした事でジンシリーズよりも機体の小型化に成功しており、背部にはボソンジャンプ用のエネルギーパックを取り付ける為のジョイントが備わっている。 スラスターにはターレットノズルが採用された事で、重力放射を用いるエステバリスよりも高い機動力を備えているが、作戦行動時間に関しては劣っており、兵器の基本的構造はむしろ旧世代機であるデルフィニウムに近いとされている。また2基のターレットノズルの対局には2基のハードポイント(計4基)が備わっており、そこに対艦ミサイルを4基まで装備する事が可能となっている。

しかし、小型化及び外部ユニット化の代償としてボソンジャンプの使用回数は一度きりとなっており、つまりジャンプによる奇襲は出来ても帰還は出来ない為に敵は殲滅することが前提となっている。その上、対艦ミサイルを除いた基本武装はハンドガン一丁のみと心許無い物で、奇襲作戦に失敗した場合における継戦能力の低さからも、本機の運用方法は半ば特攻機に近いとも言える。

クリムゾングループの協力と木連の技術によって開発された経緯から、本機はステルンクーゲルの兄弟機とも言え、ネルガル重工が木連の技術を用いて開発したアルストロメリアとは異母兄弟とも言える関係にある。

名の由来は蟹座プレセペ星団の中国名から。

劇中での様相編集

火星極冠遺跡演算ユニットを利用したボソンジャンプでの奇襲戦法は、機体の欠点を補って余りある成果を挙げており、ターミナルコロニー「サクヤ攻防戦」では敵艦付近にジャンプしての奇襲作戦が成功し、17隻もの戦艦を撃沈。圧倒的不利だった戦況を逆転させている。

その後、宇宙に上がったホシノ・ルリ達の乗船しているシャトルにも奇襲が行われのだが、標的からジャンプによる強襲に気付かれてしまった事でシャトルが最速で移動した為に失敗し追撃戦となり、そこへジャンプしてきたナデシコCのグラビティブラストにより一網打尽にされる形で、その欠点を露呈させる事になっている。

地球連合総会議場でも、多くの機体がボソンジャンプによる強襲作戦に参加しているが、月臣元一朗の搭乗するアルストロメリアによって、機体の性能差もあって呆気なく撃破されてしまっている。

登場作品と操縦者編集

携帯機シリーズ編集

スーパーロボット大戦R
初登場作品。対艦ミサイルは弾数は大した数ではないが、火力だけ高いのでその点のみ注意。
スーパーロボット大戦W
相変わらず雑魚としては対艦ミサイルの火力が高い。ただし射程は6止まりなので、遠距離から対応を。

VXT三部作編集

スーパーロボット大戦V
火星の後継者の一般的なザコ敵として登場。射程7の対艦ミサイルが鬱陶しいため、上手く射程P1~3のハンドガンの範囲に誘い込んで落としたい。
スーパーロボット大戦T
『V』同様、火星の後継者のザコ敵として登場。

単独作品編集

スーパーロボット大戦MX
基礎能力や火力はそこそこだが、登場がシーン9のシナリオ「キミノオモイデニ、サヨナラ」のみ。序盤などに登場していれば、もう少し印象に残ったかもしれない。
スーパーロボット大戦DD
2章Part11から登場。攻撃&回避タイプ。

装備・機能編集

武装・必殺武器編集

ハンドガン
『DD』では実弾属性の通常攻撃に採用。
対艦ミサイル
可変ノズルの反対側ハードポイントに4発搭載。
ディストーションフィールド
周囲の空間を歪ませるバリア

特殊能力編集

銃装備
撃ち落としを発動。
ディストーションフィールド
ボソンジャンプ

移動タイプ編集

飛行可能。

サイズ編集

S

カスタムボーナス編集

「対艦ミサイル」の射程+1、命中+20。
T』で採用。

関連機体編集

夜天光
原型機。