ステルンクーゲル

ステルンクーゲルは『劇場版 機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-』の登場メカ

ステルンクーゲル
登場作品 劇場版 機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-
初登場SRW スーパーロボット大戦R
SRWでの分類 機体
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スペック
分類 有人機動兵器
生産形態 量産機
全高 7 m
動力 大出力ジェネレータ
所属 統合平和維持軍
主なパイロット 連合兵
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概要編集

木連とクリムゾングループの技術提携によって開発された、エステバリスとは異なる新規格の人型機動兵器。その設計思想は、ネルガル重工の開発したエステバリスの月面フレームから引き継がれた物となっている。

細身の腕部や脚部からも解かる通り、宇宙空間内での戦闘を重視した設計で、機体はエステバリスよりもやや大型だが、両脚部の大型重力波ユニットの実装によりエステバリスを凌駕する高出力と機動性を実現している。反面、重力波アンテナは有していないが、木連無人兵器の大出力ジェネレータを改良した物を動力として搭載し、その恩恵によって武装面では高出力のハンドレールガンを標準装備して使用する事が可能となっている。機体の剛性にも優れており、直撃しなかったとは言え、高機動ユニットを装備したブラックサレナの体当たりを受けても僅かな損傷しかしていない。

最大の特徴は、コンピュータが基本操作を行う「EOS(Easy Operation System)」によってIFS処理をしなくても機体の操縦が可能となっている点で、本機が統合軍の主力量産機の座を手にした理由の一つに「体内にナノマシンを注入するIFS処理に生理的な抵抗感を抱く軍人が多かった結果、IFS処理が不要なステルンクーゲルが採用されている」という設定がある。なお、まだ実現してはいないが、将来的には単独でのボソンジャンプ機能を備えたユニットを付加させる事を視野に入れた設計になっている事も、連合に注目された理由の一つになっている。なお、開発を行ったクリムゾングループは、元・木連将校で『火星の後継者』のリーダーとなる草壁春樹蜥蜴戦争時より密約を結んだ間柄で、組織の主力機である積尸気の開発にもクリムゾングループが関与している事から、本機とは兄弟機となっており、そちらの方では既に外部ユニットの開発でボソンジャンプが可能となっているが、基本性能や火力面では本機が勝っている。

名称のステルンクーゲル(松虫草)は、ドイツ語で「星の球」を意味しているが、花言葉は「喪失」、「悲しみの花嫁」、「嫌気」、「失恋の痛手」、「悲哀の心」、「未亡人」、「不幸な愛情」、「叶わぬ恋」とやたら不吉な内容が多い。悲劇のヒロインに憧れるクリムゾングループの問題児令嬢が命名したのだろうか…?

劇中での様相編集

地球連合統合平和維持軍の新たな主力量産機として正式採用され、既に大量配備されていた(アマテラス内には機密保持のため無人機として配備された機体もある)のだが、開発したクリムゾングループと草壁との関係から、彼の率いる『火星の後継者』が表舞台に台頭した後に多くの機体がパイロットと共に寝返る事態となっている。

一方、統合軍側に残っていた機体も存在し、十三番ターミナルコロニー「サクヤ」攻防戦等において投入され、艦隊との連携による大火力によって優勢を保っていたのだが、火星古代遺跡の演算ユニットを制御下に置いた火星の後継者側のボソンジャンプによる奇襲作戦によって撃退されている。

その後、火星の後継者側に渡った機体は、積尸気ジンシリーズと共に組織の主力機として火星に配備されていたが、IFSに依存しないコンピュータ制御の操縦システムが逆に仇になってしまう形で、ナデシコCからのハッキングによって無力化されている。

登場作品と操縦者編集

携帯機シリーズ編集

スーパーロボット大戦R
初登場作品。序盤の現代編でのみ火星の後継者達が使用。
スーパーロボット大戦W
第二部序盤での連合の主力機として登場。アルテミスの防衛戦力として対峙することになる。それ以外にもバイオネットアプリカントAI搭載の無人機をけしかけてくる。

装備・機能編集

武装・必殺武器編集

ハンドレールガン
本機の主武装。本体の内部電源からケーブルでエネルギーを供給し、高速でバレットを撃ち出す。その形状から、兵士達からは「物干し竿」の通称で呼ばれている。
エステバリスではカスタム機しか装備出来ないこの武装を、本機は標準装備する事が可能で、エステバリスを主力機から引きずり下ろした理由の一つとなっている。

特殊能力編集

銃装備
撃ち落としを発動。

移動タイプ編集

飛行可能。

サイズ編集

S