「ラミネート装甲」の版間の差分
細 |
|||
(10人の利用者による、間の18版が非表示) | |||
1行目: | 1行目: | ||
− | + | '''ラミネート装甲'''とは、『[[機動戦士ガンダムSEED]]』に登場した技術。 | |
− | |||
− | == | + | == 概要 == |
− | [[ | + | [[オーブ]]の技術協力の元、[[地球連合]]が開発した対ビーム用特殊装甲。被弾したビームの熱エネルギーを装甲全体に拡散、更にそれを外部に排熱することによってダメージを無効化、または軽減するという機構を備えている。蓄えられる熱容量や排熱効率には限界があり、基本的に使われているラミネート装甲の面積が広ければ広いほど、熱容量の限界や排熱効率も大きくなって長く耐えることが可能となる。 |
− | ;[[Z]] | + | しかし、構造が複雑でありコストが高いこと、ミサイルやレールガンなどの実弾兵器には無力であること、作中後期のビーム兵器の出力がこの装甲で防御可能なレベルを上回っていることなどから、ごく一部のMSや艦船にしか使用されていない。また、被弾が熱容量の限界を超えると装甲が溶解して全体の機能が失われてしまう他、そもそも装甲自体を一瞬で破損させてしまうほどの大出力には無力であるなど、他にも欠点は多い。ビームの出力が飛躍的に向上したC.E.73年に於いては、民間モビルスーツのビームガンですら防げないなど、実質無用の長物と化している様子が見受けられる。 |
+ | |||
+ | [[ビーム兵器]]以外を弾く[[PS装甲]]とは真逆の性質と言えるだろう。 | ||
+ | |||
+ | == スパロボシリーズにおいて == | ||
+ | [[特殊能力]]。[[スーパーロボット大戦Z|Z]]では[[特殊装甲]]、[[スーパーロボット大戦J|J]]、[[スーパーロボット大戦W|W]]、[[スーパーロボット大戦K|K]]、[[スーパーロボット大戦L|L]]では[[バリア]]。 | ||
+ | |||
+ | ;[[スーパーロボット大戦Z|Z]] | ||
:特殊装甲扱い。[[ビーム兵器]]のダメージを2500まで無効化する。消費[[EN]]10。 | :特殊装甲扱い。[[ビーム兵器]]のダメージを2500まで無効化する。消費[[EN]]10。 | ||
− | ;[[ | + | ;[[スーパーロボット大戦J|J]] |
− | :[[ | + | :ビーム兵器のダメージを1200軽減する。消費EN10。 |
− | ;[[K]] | + | ;[[スーパーロボット大戦W|W]] |
− | : | + | :ビーム兵器のダメージを1500軽減する。消費EN10。 |
− | ;[[L]] | + | ;[[スーパーロボット大戦K|K]] |
− | : | + | :ビーム兵器のダメージを1600軽減する。消費EN10。 |
+ | ;[[スーパーロボット大戦L|L]] | ||
+ | :ビーム兵器のダメージを2500無効化する。消費EN10。 | ||
− | == | + | == 搭載兵器 == |
=== MS === | === MS === | ||
*[[105ダガー]] | *[[105ダガー]] | ||
*[[105スローターダガー]] | *[[105スローターダガー]] | ||
− | 以上の機体は胴体部にのみ搭載されている。 | + | 以上の機体は胴体部にのみ搭載されている。 |
+ | |||
その他、[[フリーダムガンダム|フリーダム]]や[[ジャスティスガンダム|ジャスティス]]のシールドや[[アストレイレッドフレーム|レッドフレーム]]、[[アストレイブルーフレーム|ブルーフレーム]]のタクティカルアームズなど本体以外に搭載されているが、スパロボでの再現はない。 | その他、[[フリーダムガンダム|フリーダム]]や[[ジャスティスガンダム|ジャスティス]]のシールドや[[アストレイレッドフレーム|レッドフレーム]]、[[アストレイブルーフレーム|ブルーフレーム]]のタクティカルアームズなど本体以外に搭載されているが、スパロボでの再現はない。 | ||
25行目: | 34行目: | ||
*[[ドミニオン]] | *[[ドミニオン]] | ||
*[[ミネルバ]] | *[[ミネルバ]] | ||
+ | *[[リ・ホーム]] | ||
+ | |||
+ | == 関連項目 == | ||
+ | ;ナノラミネートアーマー | ||
+ | :『[[機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ]]』に登場する装甲塗料。 | ||
+ | :こちらは艦船や量産型MS全般にも広く普及しており、[[ハシュマル]]のビーム兵器の直撃さえ防ぐほど堅牢。更に実弾にもある程度の耐性を有する。 | ||
+ | :それ故に対装甲戦ではメイスやレールガンのような重質量・高弾速の物理打撃兵器や、ナパーム弾のような熱量兵器が重視される。 | ||
+ | == 資料リンク == | ||
+ | *[[GUNDAM:ラミネート装甲]] | ||
+ | {{ガンダムシリーズ}} | ||
{{DEFAULTSORT:らみねえとそうこう}} | {{DEFAULTSORT:らみねえとそうこう}} | ||
[[category:特殊能力]] | [[category:特殊能力]] |
2023年4月26日 (水) 20:59時点における最新版
ラミネート装甲とは、『機動戦士ガンダムSEED』に登場した技術。
概要編集
オーブの技術協力の元、地球連合が開発した対ビーム用特殊装甲。被弾したビームの熱エネルギーを装甲全体に拡散、更にそれを外部に排熱することによってダメージを無効化、または軽減するという機構を備えている。蓄えられる熱容量や排熱効率には限界があり、基本的に使われているラミネート装甲の面積が広ければ広いほど、熱容量の限界や排熱効率も大きくなって長く耐えることが可能となる。
しかし、構造が複雑でありコストが高いこと、ミサイルやレールガンなどの実弾兵器には無力であること、作中後期のビーム兵器の出力がこの装甲で防御可能なレベルを上回っていることなどから、ごく一部のMSや艦船にしか使用されていない。また、被弾が熱容量の限界を超えると装甲が溶解して全体の機能が失われてしまう他、そもそも装甲自体を一瞬で破損させてしまうほどの大出力には無力であるなど、他にも欠点は多い。ビームの出力が飛躍的に向上したC.E.73年に於いては、民間モビルスーツのビームガンですら防げないなど、実質無用の長物と化している様子が見受けられる。
スパロボシリーズにおいて編集
搭載兵器編集
MS編集
以上の機体は胴体部にのみ搭載されている。
その他、フリーダムやジャスティスのシールドやレッドフレーム、ブルーフレームのタクティカルアームズなど本体以外に搭載されているが、スパロボでの再現はない。
艦船編集
関連項目 編集
- ナノラミネートアーマー
- 『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』に登場する装甲塗料。
- こちらは艦船や量産型MS全般にも広く普及しており、ハシュマルのビーム兵器の直撃さえ防ぐほど堅牢。更に実弾にもある程度の耐性を有する。
- それ故に対装甲戦ではメイスやレールガンのような重質量・高弾速の物理打撃兵器や、ナパーム弾のような熱量兵器が重視される。