ハシュマル
ハシュマルは『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』の登場メカ。
| ハシュマル | |
|---|---|
| 外国語表記 | Hashmal[1] |
| 登場作品 | |
| デザイン | 鷲尾直広 |
| 初登場SRW | スーパーロボット大戦30 |
| SRWでの分類 |
機体 パイロット |
| スペック | |
|---|---|
| 分類 | 地上用モビルアーマー |
| 生産形態 | 量産機 |
| 全長 | 35.2 m |
| 重量 | 49.8 t |
| 動力 | エイハブ・リアクター |
| 装甲材質 | ナノラミネートアーマー |
概要 編集
厄祭戦が勃発する原因となった自律型無人機動兵器モビルアーマーの一体。
戦闘の自動化が進んだ中で生まれた以外の開発経緯は不明だが、人間を無差別に攻撃するようプログラムされており、人口密集地を優先して攻撃する。強固なナノラミネートアーマーの装甲と大出力のビーム兵器を搭載している。
随伴機のプルーマを生産するための工場機能、並びにプルーマに電力を供給するマイクロウェーブ照射装置を有している。弱点は頭部の制御中枢ユニットであり、これを破壊されるとプルーマごと機能停止するためか、弱点を狙わせない意味合いもあってか、基本的にプルーマを大量に引き連れて行動している。
火星のハーフメタル採掘場から損傷の少なかった機体がガンダム・フラウロスと共に発掘された。鉄華団はこの機体の対処のため、マクギリス・ファリドに協力を求めたが、マクギリスの行動を疑い暴走したイオク・クジャンの不用意な行動によって再起動。近くにあった採掘プラントを襲撃し、クリュセ市街地へと侵攻しようとした。道中でその猛威を振るい、イオクによる度重なる人災もあって、クリュセの農業プラントを始めとして各所に甚大な被害を叩き出してしまったが、最終的に、辛うじてプルーマの分断に成功して勝機が生まれ、リミッターを解除したガンダム・バルバトスルプスによって撃破された事で、市街地自体への被害は免れた。
登場作品と操縦者 編集
単独作品 編集
- スーパーロボット大戦DD
- 4章Part2にて登場。
- スーパーロボット大戦30
- 初登場作品。シーズンパス「DLC2」のエネミーユニット。時系列としては既に倒された後だが、三日月達が倒した個体とは別の同型個体が転移させられた扱い。コンディションの差か、性能は嘗て倒した機体よりも上だと三日月が発言している。
- 高い攻撃力と命中率、何より高レベルの底力によりボスに相応しい強さを誇る。一度HP50%以下まで減らすとイベントが発生するが、それ以上残った状態から一気に倒せば復活するので2回倒せる。但し狙う場合は武器の20段階改造がほぼ必須。
装備・機能 編集
武装・必殺武器 編集
武装 編集
- 頭部ビーム砲
- 展開した頭部に格納された光学一撃で周囲を焼け野原にする威力を持つ。『鉄血』世界のビーム兵器はモビルアーマーの専用武装として扱われている。
- 『鉄血』世界のモビルスーツにはナノラミネートアーマーが搭載されているため決定打にはなりえないが、アーマーで弾いたビームの反射が周辺に甚大な被害をもたらす。ハシュマルのビーム砲は、対MS戦ではなくこの二次被害を狙って装備されていると言え、『鉄血』世界のビーム兵器は純粋な虐殺兵器であることを印象付けている。
- クロー
- 猛禽類を思わせる両足の爪。
- 『30』では超硬ワイヤーブレードの演出で使用。
- 運動エネルギー弾射出装置
- クローの中心部に搭載された、杭型の弾体を射出する実弾兵器。
- 超硬ワイヤーブレード
- 機体背部に搭載された尾状の巨大な刃。通電させることによって湾曲する特殊合金製のワイヤーによって本体と繋がれており、ナノラミネートアーマーをも軽々と貫く破壊力を自在に繰り出す。
- 作中の時代ではロストテクノロジーとなっており再生産自体はされていないが、ガンダム・バルバトスルプスレクスの武装としてワイヤー自体や設計思想が流用される。
特殊能力 編集
- ナノラミネートアーマー
- バリア系として採用。射撃のビーム攻撃によるダメージを3000、それ以外の攻撃によるダメージを1000軽減する。発動時、ENを10消費。
- 修復システム
- 自軍フェイズ開始時、マップ上にプルーマがいる場合、HPが30%回復する。
- プルーマの持つ修理装置をハシュマル側の特殊能力として再現した形となる。
- ただしゲーム的には条件が必要なHP回復(大)止まりであり、本作では終盤限定なもののより回復量が多い大ボスが存在する事もありインパクトは少なめ。
移動タイプ 編集
サイズ 編集
- 1L
カスタムボーナス 編集
- 全ての武器の攻撃力+300、装甲値+300
- 『30』。
パイロットステータス 編集
特殊スキル 編集
エースボーナス 編集
- 最終命中率・回避率+20%
- 『30』で採用。
関連機体 編集
- プルーマ
- 内部工場で生産される随伴機。
- ハラエル、メハイア
- 外伝『ウルズハント』に登場。ハシュマル同様に厄災戦時代に活動した大型モビルアーマー。
- ガンダム・フラウロス
- 機能停止する事前に戦っていたのか、一緒に埋まっていた。
- ガンダム・バルバトスルプスレクス
- ハシュマル戦で損傷したガンダム・バルバトスルプスの改修機。超硬ワイヤーブレードがハシュマルの残骸から流用されている。
余談 編集
脚注 編集
- ↑ Mobile Suit、機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ、サンライズ、2022年1月9日閲覧。
- ↑ 実際、マクギリス・ファリドは『鉄血』劇中においてモビルアーマー・ハシュマルの事を「天使」と表現している。
商品情報 編集