「ミヒロ・アーディガン」の版間の差分
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+ | '''ミヒロ・アーディガン'''は『[[スーパーロボット大戦W]]』の登場人物。 | ||
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+ | == 概要 == | ||
アーディガン一家の三女。[[ヴァルホーク]]のサブパイロットで、索敵・ナビゲーションを担当し、カズマの操縦をサポートする。 | アーディガン一家の三女。[[ヴァルホーク]]のサブパイロットで、索敵・ナビゲーションを担当し、カズマの操縦をサポートする。 | ||
− | 基本的には年相応の甘えん坊であり、ブレスやカズマが大好き。しかし年の割には非常にしっかりしており、第1部最終話において大黒柱のブレスを失い、カズマが失踪した中でも、主の居なくなった[[ヴァルホーク]]を自ら駆り、[[ヴァルストークファミリー]]を守り続けた。また、[[Dボゥイ]] | + | 基本的には年相応の甘えん坊であり、ブレスやカズマが大好き。しかし年の割には非常にしっかりしており、第1部最終話において大黒柱のブレスを失い、カズマが失踪した中でも、主の居なくなった[[ヴァルホーク]]を自ら駆り、[[ヴァルストークファミリー]]を守り続けた。また、[[Dボゥイ]]が暴走した際にミリィと共に命がけで彼の自我を呼び覚まそうとするなど、年に似合わぬ芯の強さを持っており、猪突猛進のカズマやアホの子のアカネより精神年齢は上であろうと思われる。もっとも、カズマがいない間はかなり情緒不安定な様子が見受けられる辺り、やはりまだ10歳の少女と言える。 |
父が好きで兄が好き(加えて言えば、父を途中で失う、兄が失踪、母もいない(プレシアについては両親の離婚))、だらしない兄の世話をするしっかり者で、しかしまだ幼さが残る…と、オリジナルキャラの元祖妹である[[プレシア・ゼノサキス]]と共通点が多い。彼女とカズマは[[マサキ・アンドー|マサキ]]・プレシアと並び、スパロボを代表する典型的な兄妹キャラと呼んで差し支えないであろう。 | 父が好きで兄が好き(加えて言えば、父を途中で失う、兄が失踪、母もいない(プレシアについては両親の離婚))、だらしない兄の世話をするしっかり者で、しかしまだ幼さが残る…と、オリジナルキャラの元祖妹である[[プレシア・ゼノサキス]]と共通点が多い。彼女とカズマは[[マサキ・アンドー|マサキ]]・プレシアと並び、スパロボを代表する典型的な兄妹キャラと呼んで差し支えないであろう。 | ||
== 登場作品と役柄 == | == 登場作品と役柄 == | ||
− | ;[[ | + | === 携帯機シリーズ === |
− | + | ;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦W}} | |
+ | :初登場作品。戦闘面では[[必中]]([[集中]])・[[ひらめき]]・[[狙撃]]などのリアル系[[精神コマンド]]を担当し、[[命中]]・[[回避]]が今一歩のカズマを的確にサポートしている。ミヒロはカズマの失踪時、一時的に[[ヴァルホーク]]のメインパイロットを務めることもある。攻撃能力は流石に低い(特に[[技量]]は[[ボス]]に次いでのワースト2)と言わざるを得ないが、実は命中・回避についてはカズマより高く、操縦の才能の片鱗がうかがわれる。彼女に限ったことではないが本作はストーリー中でもBP育成が可能なのでほんの僅かな時間ながら育成可能。 | ||
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+ | == パイロットステータス == | ||
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+ | [[格闘 (能力)|格闘]]・[[射撃 (能力)|射撃]]・[[技量]]は壊滅的に低く、格闘に至っては全パイロット中26位。反対に回避・命中・防御はカズマを上回り、才能の片鱗を伺わせる。メイン時はSPがカズマより高い。 | ||
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+ | :スポット参戦時は「応援」が「[[集中]]」に差し替えられ、それなりには戦える。 | ||
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:習得速度はカズマと同じ。 | :習得速度はカズマと同じ。 | ||
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:[[ヴァルストークファミリー]]の一員。EDにてミヒロの義兄となった | :[[ヴァルストークファミリー]]の一員。EDにてミヒロの義兄となった | ||
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− | :[[ザ・データベース]] | + | :[[ザ・データベース]]の一員。ミヒロを妹と呼ぶ。ミヒロ自身はアリアを敵視しており、データーベースでの一件では負の感情を爆発していたが、後に彼女と和解し「アリ姉ちゃん」と言う程関係は良くなった。 |
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;[[モロトフ]] | ;[[モロトフ]] | ||
:第2部の冒頭、ブレードに敗れての帰り道の途中に偶然[[ヴァルストークファミリー]]と遭遇し、ブレードに負けた腹いせに彼らに襲い掛かるも、タイミングが悪く真っ黒になったミヒロに返り討ちにされてしまう。そんな一幕も、彼のネタキャラ化に一層拍車をかけている。 | :第2部の冒頭、ブレードに敗れての帰り道の途中に偶然[[ヴァルストークファミリー]]と遭遇し、ブレードに負けた腹いせに彼らに襲い掛かるも、タイミングが悪く真っ黒になったミヒロに返り討ちにされてしまう。そんな一幕も、彼のネタキャラ化に一層拍車をかけている。 | ||
== 名(迷)台詞 == | == 名(迷)台詞 == | ||
+ | === 第1部 === | ||
;ミヒロ「ねえ、お姉ちゃん…。どうして、私の耳を押さえるの?」<br />シホミ「そうねえ…ミヒロちゃんにはちょっと早すぎるみたいだからかな」 | ;ミヒロ「ねえ、お姉ちゃん…。どうして、私の耳を押さえるの?」<br />シホミ「そうねえ…ミヒロちゃんにはちょっと早すぎるみたいだからかな」 | ||
− | : | + | :第12話(1周目)「放送不可のウォークライ」より、学園祭で[[ボン太くん]]が放送禁止用語混じりのアメリカ海兵隊式の会話([[千鳥かなめ|かなめ]]が翻訳)をした際に。もしこのまま聞いていたら華と同じく[[ボン太くん]]にトラウマを抱いてしまう事になるのだが…。 |
;「不潔! スケベ皇太子!」 | ;「不潔! スケベ皇太子!」 | ||
− | :[[シンクライン皇太子]]との[[戦闘前会話]]。 | + | :第25話「木星決戦!超重力の罠」より、[[シンクライン皇太子]]との[[戦闘前会話]]。 |
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+ | === 第2部 === | ||
;「ありがとう、キャレット。でも私…もう泣いてないから…。泣いて…なんて…いないから……」<br />「だから…頑張ろう…ね…。お父さんと…お兄ちゃんの分まで…みんなで……」 | ;「ありがとう、キャレット。でも私…もう泣いてないから…。泣いて…なんて…いないから……」<br />「だから…頑張ろう…ね…。お父さんと…お兄ちゃんの分まで…みんなで……」 | ||
− | : | + | :第28話「宇宙に一人だけの」開始冒頭、父を失い、兄も行方をくらました事で落ち込んでいた所をキャレットに慰められての発言。テキストから彼女の悲痛さが伝わってくる。 |
;「お兄ちゃんの…バカ…。本当に…本当に心配したんだから…」<br />「う…うう…うえええ…」 | ;「お兄ちゃんの…バカ…。本当に…本当に心配したんだから…」<br />「う…うう…うえええ…」 | ||
− | : | + | :第29話「赤い魂、青い炎」より、半年ぶりに再会したカズマに平手打ちをしたときの発言。その直後に泣き出してしまう。 |
;「ビッグボルフォッグだーっ!」 | ;「ビッグボルフォッグだーっ!」 | ||
− | : | + | :第31話「姫と道化、女王と勇者」より、[[ビッグボルフォッグ|ボルフォッグ]]が初登場した時に。子供らしさ全開の台詞だが、カズマ復帰直後なので上記の台詞や後述のカズマ不在時の台詞とのギャップが凄い。インターネット上でも人気になり、[http://riceballman.fc2web.com/AA-Illust/Data/Mihiro.html AA(アスキーアート)]まで作られた。 |
+ | :なお、[[スーパーロボット大戦BX|後年の携帯機作品]]で似たような台詞を言った[[ユキ・ヒイラギ|オリジナルヒロイン]]が現れた(ついでにその作品にもガオガイガーが参戦している)。 | ||
;「お兄ちゃん…キライ…」 | ;「お兄ちゃん…キライ…」 | ||
− | : | + | :第36話「別れのイントゥ・ザ・ブルー」の[[トゥアハー・デ・ダナン]]で行われたパーティで、ビンゴ大会の1等の賞品が艦長の[[テレサ・テスタロッサ|テッサ]]のキスだと知り、テンションを上げるカズマを見て呟いた一言。明らかに嫉妬している。 |
;「せ、せっかくのクリスマスなのにこの人の相手なんてイヤ過ぎるよぉ!」 | ;「せ、せっかくのクリスマスなのにこの人の相手なんてイヤ過ぎるよぉ!」 | ||
− | :[[ゲイツ (フルメタル・パニック!)|ゲイツ]]との戦闘前会話。確かに相手が'''あのイカレ野郎''' | + | :第44話(「火星の後継者を追う」ルート)「帰るべきデイ・バイ・デイ」より、[[ゲイツ (フルメタル・パニック!)|ゲイツ]]との戦闘前会話。確かに相手が'''あのイカレ野郎'''では([[クリスマス]]じゃなくても)嫌がるのも無理はない…。 |
;「それじゃセンス悪いみたい…」 | ;「それじゃセンス悪いみたい…」 | ||
:頭部を紛失した[[ドレッドノートガンダム|ドレッドノート]]に[[ゲイツ (SEED)|ゲイツ]]の頭部を装着したプレアを「自分好みのいいセンスしてる」と感心したボスに対して。カズマがいるにもかかわらず黒い。 | :頭部を紛失した[[ドレッドノートガンダム|ドレッドノート]]に[[ゲイツ (SEED)|ゲイツ]]の頭部を装着したプレアを「自分好みのいいセンスしてる」と感心したボスに対して。カズマがいるにもかかわらず黒い。 | ||
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:数少ない年下キャラである[[風花・アジャー|風花]]に対してちょっとお姉さんぶってみたら、思った以上に強く返され、しどろもどろになってしまった。末っ子には末っ子なりの悩みがあるのだろう。 | :数少ない年下キャラである[[風花・アジャー|風花]]に対してちょっとお姉さんぶってみたら、思った以上に強く返され、しどろもどろになってしまった。末っ子には末っ子なりの悩みがあるのだろう。 | ||
;「で、でも、お兄ちゃん…この人、私達を助けてくれたよ…」 | ;「で、でも、お兄ちゃん…この人、私達を助けてくれたよ…」 | ||
− | : | + | :第49話「戦いの海に勇気の帆を」より、自分達を解放してくれた[[レギュレイト]]へ不信感と怒りをぶつけるカズマをなだめようとして。だが、カズマから「お前は黙ってろ…」と一蹴される。それ以前にミヒロ自身もアリアに対して、同じような態度をとっていたため説得力に欠ける。 |
;「よろしくね、アリアさん…ううん、アリ姉ちゃん!」 | ;「よろしくね、アリアさん…ううん、アリ姉ちゃん!」 | ||
:アリアが仲間になった際の台詞。後述のザ・データベースに捕らえられていた時の一件(後述)を思うと手の平の返し過ぎであるが、生みの親であるアプリカントに廃棄を宣告され、精神的にどん底だったアリアにとっては救いの言葉となった。 | :アリアが仲間になった際の台詞。後述のザ・データベースに捕らえられていた時の一件(後述)を思うと手の平の返し過ぎであるが、生みの親であるアプリカントに廃棄を宣告され、精神的にどん底だったアリアにとっては救いの言葉となった。 | ||
− | == カズマ不在時の言動 == | + | === カズマ不在時の言動 === |
カズマが傍にいない時のミヒロ(通称黒ミヒロ)の言動は情緒不安定…と言うより感情的かつ過激なものとなっており、SRWでは描写される事が少ないTV版の[[カミーユ・ビダン|あの人]]や[[シン・アスカ|オマージュである彼]]を彷彿させる。 | カズマが傍にいない時のミヒロ(通称黒ミヒロ)の言動は情緒不安定…と言うより感情的かつ過激なものとなっており、SRWでは描写される事が少ないTV版の[[カミーユ・ビダン|あの人]]や[[シン・アスカ|オマージュである彼]]を彷彿させる。 | ||
− | ;「こいつらが…こいつらが、あの時に来たからお父さんとお兄ちゃんが…!」<br /> | + | ;「こいつらが…こいつらが、あの時に来たからお父さんとお兄ちゃんが…!」<br />「許さない! 絶対に許さないんだから!!」 |
− | : | + | :第28話「宇宙に一人だけの」より。間接的とは言えブレスとカズマを失った原因の一つである[[ラダム]]に怒りを露にして。 |
;「許さない…!どうして、みんな そんなに戦争したがるのよ!!」<br />「みんな…みんな、おかしいよ!何で戦争なんかするのよ!!」 | ;「許さない…!どうして、みんな そんなに戦争したがるのよ!!」<br />「みんな…みんな、おかしいよ!何で戦争なんかするのよ!!」 | ||
− | : | + | :第29話「赤い魂、青い炎」より。ヘリオポリスにて自分達を襲ってきた[[オーブ軍|謎の敵]]に激昂して。この時のミヒロを劾は「冷静さを欠いている」と評した。なんとなく放送終了から『W』発売まであまり間のなかった[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY|あのガンダム]]の[[シン・アスカ|主人公]]を彷彿とさせる。 |
− | ; | + | ;「イバリューダー…! あの時にあんた達が現れなければお父さんも…お兄ちゃんも!!」<br />「絶対に許さないんだから!」 |
− | + | :同上。[[イバリューダー]]が現れた時に。相当根にもっている事が伺える。 | |
− | + | ;「そんなに戦争がしたいんなら私が相手になってやるから! そして、知ればいいんだ! 大事な人が死んじゃった時の悲しさを!!」 | |
− | : | + | :同上。初戦闘時の戦闘前会話。かなりヒステリックであるが、第2部序盤の時点でブレスは死亡し、カズマは行方不明になっていた為、ミヒロも精神的に辛かったのであろう。 |
− | ;「いや!」<br /> | + | ;「いや!」<br />「サーペントテールさん! コロニーにはお兄ちゃんもいるんでしょ!?」<br />「私…あの時はお兄ちゃんを助ける事ができなかった…。私の大事なお兄ちゃんなのに…」<br />「だから、絶対に逃げない! 今度は絶対にお兄ちゃんを守ってみせるんだから!」 |
− | : | + | :同上。イバリューダーが現れた次のPPもしくは[[リーブ]]と戦闘後、ロウに「後退しろ」と言われた時の台詞。カズマを思うあまり周りが見えなくなってしまっている。結局この後、リーブの攻撃でピンチになりカズマに助けられる。 |
;「一人で行ってください。帰ってこなくてもいいですから」 | ;「一人で行ってください。帰ってこなくてもいいですから」 | ||
− | : | + | :第49話「戦いの海に勇気の帆を」より。ザ・データベースに捕らわれ、カズマは別の場所で監禁中に馴れ馴れしく接するアリアから「[[アルムアルクス]]でドライブしようか!」と誘われた時に。黒すぎる。 |
− | ; | + | ;「あんたなんかお姉ちゃんじゃない! 私のお姉ちゃんはシホミ姉ちゃんとチイ姉ちゃんだもん!」 |
:上記の遣り取りの後、空気を読まずミヒロの姉を自称するアリアに憤慨し拒絶した台詞。恐らくこの時、ミヒロはカズマと自分に非情な仕打ちをしたアプリカント(この時点ではまだ彼をブレス本人だと思っていた)及びザ・データベースに対して溜まりに溜まった負の感情を爆発させている。 | :上記の遣り取りの後、空気を読まずミヒロの姉を自称するアリアに憤慨し拒絶した台詞。恐らくこの時、ミヒロはカズマと自分に非情な仕打ちをしたアプリカント(この時点ではまだ彼をブレス本人だと思っていた)及びザ・データベースに対して溜まりに溜まった負の感情を爆発させている。 | ||
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+ | ;[[ヴァルホーク]] | ||
+ | : | ||
+ | :;[[ヴァルガード]] | ||
+ | ::[[ヴァルホーク]]と[[ヴァルストーク]]が[[合体]]した形態。 | ||
+ | ::;[[ヴァルザカード]] | ||
+ | :::[[ヴァルガード]]に、[[アルムアルクス]]と[[アルムストラ]]が合体した最終形態。 | ||
== 余談 == | == 余談 == | ||
*一時期、ミヒロが「'''この●●●●野郎!'''」と言っているコラが流布された事があったが、彼女の台詞ではないので注意(実際には[[メリッサ・マオ|マオ]]の台詞である)。 | *一時期、ミヒロが「'''この●●●●野郎!'''」と言っているコラが流布された事があったが、彼女の台詞ではないので注意(実際には[[メリッサ・マオ|マオ]]の台詞である)。 | ||
− | *[[スパロボOGネットラジオ うますぎWAVE]] | + | *[[スパロボOGネットラジオ うますぎWAVE]]にて、[[声優:杉田智和|杉田智和]]氏が「ミヒロの声優は[[声優:相沢舞|相沢舞]]さんがいい」と発言した事がある。 |
+ | *[[没データ]]としてミヒロの男の子バージョンの顔グラが存在しており、カズマの性別によってこちらも変更される予定だった事が窺える。 | ||
− | == | + | == 脚注 == |
− | < | + | <references/> |
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2023年12月1日 (金) 14:38時点における最新版
ミヒロ・アーディガンは『スーパーロボット大戦W』の登場人物。
ミヒロ・アーディガン | |
---|---|
外国語表記 | Mihiro Ardygun[1] |
登場作品 | |
SRWでの分類 |
サブパイロット パイロット |
プロフィール | |
---|---|
種族 | 地球人 |
性別 | 女 |
年齢 | 10歳(第1部) → 11歳(第2部) |
髪色 | 黄緑 |
所属 | ヴァルストークファミリー |
概要編集
アーディガン一家の三女。ヴァルホークのサブパイロットで、索敵・ナビゲーションを担当し、カズマの操縦をサポートする。
基本的には年相応の甘えん坊であり、ブレスやカズマが大好き。しかし年の割には非常にしっかりしており、第1部最終話において大黒柱のブレスを失い、カズマが失踪した中でも、主の居なくなったヴァルホークを自ら駆り、ヴァルストークファミリーを守り続けた。また、Dボゥイが暴走した際にミリィと共に命がけで彼の自我を呼び覚まそうとするなど、年に似合わぬ芯の強さを持っており、猪突猛進のカズマやアホの子のアカネより精神年齢は上であろうと思われる。もっとも、カズマがいない間はかなり情緒不安定な様子が見受けられる辺り、やはりまだ10歳の少女と言える。
父が好きで兄が好き(加えて言えば、父を途中で失う、兄が失踪、母もいない(プレシアについては両親の離婚))、だらしない兄の世話をするしっかり者で、しかしまだ幼さが残る…と、オリジナルキャラの元祖妹であるプレシア・ゼノサキスと共通点が多い。彼女とカズマはマサキ・プレシアと並び、スパロボを代表する典型的な兄妹キャラと呼んで差し支えないであろう。
登場作品と役柄編集
携帯機シリーズ編集
パイロットステータス編集
能力値編集
格闘・射撃・技量は壊滅的に低く、格闘に至っては全パイロット中26位。反対に回避・命中・防御はカズマを上回り、才能の片鱗を伺わせる。メイン時はSPがカズマより高い。
精神コマンド編集
特殊技能編集
人間関係編集
- カズマ・アーディガン
- 兄。ミヒロはヴァルホークのメインパイロットである彼の操縦をサポートする役割。兄であるカズマを慕っており、彼が行方不明になった時は精神的に追い詰められている(後述)。
- ブレスフィールド・アーディガン
- 父。
- シホミ・アーディガン
- 長姉。
- アカネ・アーディガン
- 次姉。ミヒロはアカネの事を「チイ姉」と呼んでいる。
- ユウミ・アーディガン
- 母。既に故人である。
- ホリス・ホライアン
- ヴァルストークファミリーの一員。EDにてミヒロの義兄となった
- アリア・アドヴァンス
- ザ・データベースの一員。ミヒロを妹と呼ぶ。ミヒロ自身はアリアを敵視しており、データーベースでの一件では負の感情を爆発していたが、後に彼女と和解し「アリ姉ちゃん」と言う程関係は良くなった。
版権作品との人間関係編集
ガンダムシリーズ編集
- ロウ・ギュール
- 仕事仲間。崩壊したヘリオポリスでの戦闘で、ミヒロを気遣う言葉を掛けるが、予想だにしなかった反応をされ戸惑う(後述)。
- 叢雲劾
- カズマが「カイト」と名乗ってた時に世話になったサーペントテールのリーダー。敵を前に感情を剥き出しにするミヒロを目の当たりにする。
- 風花・アジャー
- 「カイト」時代にカズマが出会ったサーペントテールのメンバー。カズマからはミヒロの面影を思い出して子供(妹)扱いされる。後にサーペントテールがヴァルストークを占拠した際に出会っており、仲良くなっている。
- プレア・レヴェリー
スーパー系編集
- ボス
- 月・地球ルート44話で彼に後述の嫌味っぽい発言をする。
- 天海護
- ヴェルターでは数少ない同年代の人物なので、仲がいい。そのためにミヒロはちょっとしたトラブルに巻き込まれるが(後述)。
- 初野華
- 護と仲が良いために嫉妬されてしまった。ただし、直後にゾンダーの襲撃に巻き込まれた際に行動を共にして仲良くなった。
- ボルフォッグ
- 登場時に大喜びしていた。詳しくは下記参照。
リアル系編集
- Dボゥイ
- ミレッタ・ルルージュ
- Dボゥイが暴走した際、ミリィとミヒロは二人がかりでDボゥイに呼びかけを行った。まさしく妹パワー全開。
- モロトフ
- 第2部の冒頭、ブレードに敗れての帰り道の途中に偶然ヴァルストークファミリーと遭遇し、ブレードに負けた腹いせに彼らに襲い掛かるも、タイミングが悪く真っ黒になったミヒロに返り討ちにされてしまう。そんな一幕も、彼のネタキャラ化に一層拍車をかけている。
名(迷)台詞編集
第1部編集
- ミヒロ「ねえ、お姉ちゃん…。どうして、私の耳を押さえるの?」
シホミ「そうねえ…ミヒロちゃんにはちょっと早すぎるみたいだからかな」 - 第12話(1周目)「放送不可のウォークライ」より、学園祭でボン太くんが放送禁止用語混じりのアメリカ海兵隊式の会話(かなめが翻訳)をした際に。もしこのまま聞いていたら華と同じくボン太くんにトラウマを抱いてしまう事になるのだが…。
- 「不潔! スケベ皇太子!」
- 第25話「木星決戦!超重力の罠」より、シンクライン皇太子との戦闘前会話。
第2部編集
- 「ありがとう、キャレット。でも私…もう泣いてないから…。泣いて…なんて…いないから……」
「だから…頑張ろう…ね…。お父さんと…お兄ちゃんの分まで…みんなで……」 - 第28話「宇宙に一人だけの」開始冒頭、父を失い、兄も行方をくらました事で落ち込んでいた所をキャレットに慰められての発言。テキストから彼女の悲痛さが伝わってくる。
- 「お兄ちゃんの…バカ…。本当に…本当に心配したんだから…」
「う…うう…うえええ…」 - 第29話「赤い魂、青い炎」より、半年ぶりに再会したカズマに平手打ちをしたときの発言。その直後に泣き出してしまう。
- 「ビッグボルフォッグだーっ!」
- 第31話「姫と道化、女王と勇者」より、ボルフォッグが初登場した時に。子供らしさ全開の台詞だが、カズマ復帰直後なので上記の台詞や後述のカズマ不在時の台詞とのギャップが凄い。インターネット上でも人気になり、AA(アスキーアート)まで作られた。
- なお、後年の携帯機作品で似たような台詞を言ったオリジナルヒロインが現れた(ついでにその作品にもガオガイガーが参戦している)。
- 「お兄ちゃん…キライ…」
- 第36話「別れのイントゥ・ザ・ブルー」のトゥアハー・デ・ダナンで行われたパーティで、ビンゴ大会の1等の賞品が艦長のテッサのキスだと知り、テンションを上げるカズマを見て呟いた一言。明らかに嫉妬している。
- 「せ、せっかくのクリスマスなのにこの人の相手なんてイヤ過ぎるよぉ!」
- 第44話(「火星の後継者を追う」ルート)「帰るべきデイ・バイ・デイ」より、ゲイツとの戦闘前会話。確かに相手があのイカレ野郎では(クリスマスじゃなくても)嫌がるのも無理はない…。
- 「それじゃセンス悪いみたい…」
- 頭部を紛失したドレッドノートにゲイツの頭部を装着したプレアを「自分好みのいいセンスしてる」と感心したボスに対して。カズマがいるにもかかわらず黒い。
- 「だ、だって、私… 末っ子だから、たまにはこういう事、言ってみたかったんだもん!」
- 数少ない年下キャラである風花に対してちょっとお姉さんぶってみたら、思った以上に強く返され、しどろもどろになってしまった。末っ子には末っ子なりの悩みがあるのだろう。
- 「で、でも、お兄ちゃん…この人、私達を助けてくれたよ…」
- 第49話「戦いの海に勇気の帆を」より、自分達を解放してくれたレギュレイトへ不信感と怒りをぶつけるカズマをなだめようとして。だが、カズマから「お前は黙ってろ…」と一蹴される。それ以前にミヒロ自身もアリアに対して、同じような態度をとっていたため説得力に欠ける。
- 「よろしくね、アリアさん…ううん、アリ姉ちゃん!」
- アリアが仲間になった際の台詞。後述のザ・データベースに捕らえられていた時の一件(後述)を思うと手の平の返し過ぎであるが、生みの親であるアプリカントに廃棄を宣告され、精神的にどん底だったアリアにとっては救いの言葉となった。
カズマ不在時の言動編集
カズマが傍にいない時のミヒロ(通称黒ミヒロ)の言動は情緒不安定…と言うより感情的かつ過激なものとなっており、SRWでは描写される事が少ないTV版のあの人やオマージュである彼を彷彿させる。
- 「こいつらが…こいつらが、あの時に来たからお父さんとお兄ちゃんが…!」
「許さない! 絶対に許さないんだから!!」 - 第28話「宇宙に一人だけの」より。間接的とは言えブレスとカズマを失った原因の一つであるラダムに怒りを露にして。
- 「許さない…!どうして、みんな そんなに戦争したがるのよ!!」
「みんな…みんな、おかしいよ!何で戦争なんかするのよ!!」 - 第29話「赤い魂、青い炎」より。ヘリオポリスにて自分達を襲ってきた謎の敵に激昂して。この時のミヒロを劾は「冷静さを欠いている」と評した。なんとなく放送終了から『W』発売まであまり間のなかったあのガンダムの主人公を彷彿とさせる。
- 「イバリューダー…! あの時にあんた達が現れなければお父さんも…お兄ちゃんも!!」
「絶対に許さないんだから!」 - 同上。イバリューダーが現れた時に。相当根にもっている事が伺える。
- 「そんなに戦争がしたいんなら私が相手になってやるから! そして、知ればいいんだ! 大事な人が死んじゃった時の悲しさを!!」
- 同上。初戦闘時の戦闘前会話。かなりヒステリックであるが、第2部序盤の時点でブレスは死亡し、カズマは行方不明になっていた為、ミヒロも精神的に辛かったのであろう。
- 「いや!」
「サーペントテールさん! コロニーにはお兄ちゃんもいるんでしょ!?」
「私…あの時はお兄ちゃんを助ける事ができなかった…。私の大事なお兄ちゃんなのに…」
「だから、絶対に逃げない! 今度は絶対にお兄ちゃんを守ってみせるんだから!」 - 同上。イバリューダーが現れた次のPPもしくはリーブと戦闘後、ロウに「後退しろ」と言われた時の台詞。カズマを思うあまり周りが見えなくなってしまっている。結局この後、リーブの攻撃でピンチになりカズマに助けられる。
- 「一人で行ってください。帰ってこなくてもいいですから」
- 第49話「戦いの海に勇気の帆を」より。ザ・データベースに捕らわれ、カズマは別の場所で監禁中に馴れ馴れしく接するアリアから「アルムアルクスでドライブしようか!」と誘われた時に。黒すぎる。
- 「あんたなんかお姉ちゃんじゃない! 私のお姉ちゃんはシホミ姉ちゃんとチイ姉ちゃんだもん!」
- 上記の遣り取りの後、空気を読まずミヒロの姉を自称するアリアに憤慨し拒絶した台詞。恐らくこの時、ミヒロはカズマと自分に非情な仕打ちをしたアプリカント(この時点ではまだ彼をブレス本人だと思っていた)及びザ・データベースに対して溜まりに溜まった負の感情を爆発させている。
搭乗機体編集
余談編集
- 一時期、ミヒロが「この●●●●野郎!」と言っているコラが流布された事があったが、彼女の台詞ではないので注意(実際にはマオの台詞である)。
- スパロボOGネットラジオ うますぎWAVEにて、杉田智和氏が「ミヒロの声優は相沢舞さんがいい」と発言した事がある。
- 没データとしてミヒロの男の子バージョンの顔グラが存在しており、カズマの性別によってこちらも変更される予定だった事が窺える。
脚注編集
- ↑ ソフトバンク クリエイティブ『スーパーロボット大戦W パーフェクトガイド』309頁(書籍では全て大文字表記)。