「ジョゼフ・ヨット」の版間の差分

 
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== ジョゼフ・ヨット(Joseph Yaht) ==
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| 外国語表記 = [[外国語表記::Joseph Yaht]]<ref>[http://www.turn-a-gundam.net/character/30.html Character]、∀ガンダムWeb、2022年1月12日閲覧。</ref>
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| 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]]
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*[[登場作品]][[∀ガンダム (TV)|∀ガンダム]]
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{{登場人物概要
*[[声優]]:佐藤せつじ
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*種族:地球人(少数民族マバ族)
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| 種族 = [[種族::地球人]](少数民族マバ族)
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| 所属組織 = [[民間人]]→イングレッサ・[[ミリシャ]]
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| 所属部隊 = ジャラピー部隊
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| 役職 = [[役職::隊長]]
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*キャラクターデザイン:安田朗
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'''ジョゼフ・ヨット'''は『[[∀ガンダム (TV)|∀ガンダム]]』の登場人物。
  
[[シド・ムンザ|シド爺さん]]の助手だったが、後にミリシャの機械人形乗りになる。鹵獲機体部隊であるジャラピー部隊を率い、ハイヒール(フラット)に搭乗した。
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== 概要 ==
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[[シド・ムンザ]]の助手。幼少期に両親をアデスカの民に殺され、山に捨てられていた所を、シドに拾われ育てられている。
  
幼少期に両親をアデスカの民に殺され山に捨てられていた所を、シド爺さんに拾われ育てられたのが切っ掛けで、彼の助手を務めていた。その経験からか、地球人の中では知識豊富で機械が弄れる等とても頭が良く、[[カプル]]が発掘された後は、ミリシャに買われて機械人形の整備や教官を務め、最終的には正式なパイロットになる。
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シドの助手を務めていたその経験からか、地球人の中では知識豊富で機械が弄れる等とても頭が良い。また、観察眼や推理力に関しても優れており、フランが[[ムーンレィス]]である事に気付いたり、核をホワイトドールに隠すロランを不審に思って詰め寄ったり等していた。その出自から独立心が非常に強いのだが、一方で過去のトラウマを払拭できない故に、イングレッサで自分が差別を受けているという被差別意識も強く、成り上がって周囲を見返す事を望むようになった結果、無意識の内にイングレッサの人間やムーンレィスへの差別意識を抱く様になってしまっていた。特に[[∀ガンダム]]を操って地球側として戦う[[ロラン・セアック]]には、対抗意識も合わさって排他的な感情が強くなっている。一方で、ロランと同じムーンレィスである[[フラン・ドール]]には好意的に接し、後に恋仲となる。
  
頭が良いだけでなく洞察力にも優れており、[[フラン・ドール]]がムーンレイスであった事も看破している。その反面、両親を殺された時の影響からか、その内には自分がイングレッサの人間達からよそ者として差別されていたという被害妄想があり、それはイングレッサの人間やムーンレイスに対する差別意識を潜在意識の中に抱かせ、[[∀ガンダム]]を上手に操り、ムーンレィスである事実を隠していた[[ロラン・セアック|ロラン]]に対する対抗心も、排他的なものとなっていく原因となり、更には成り上がろうとする野心まで抱く様になる。後に、フランと恋仲になるものの、彼女にいいところを見せたいという気持ちも混じる形でロランに対する対抗心が更に悪化してしまってもいる。
+
[[カプル]]が発掘された後は、ミリシャに買われて機械人形の整備や教官を務め、後に正式なパイロットになる。ハイヒール(フラット)に搭乗し、鹵獲機体部隊であるジャラピー部隊を率る等、自らの願い通りに順調に成り上がりを達成していく事になる。
  
最終決戦前、[[メリーベル・ガジェット]]に奪われた∀ガンダムを、自らの手で奪還するものの、完全に増長したジョゼフはロランに∀ガンダムを返そうとはせず、自分の子を妊娠しているフランやロランの心配する気持ちをろくに顧みないまま、無謀にも[[ギム・ギンガナム]][[ターンX]]に戦いを挑みに行ってしまい、普段は温厚なロランにからも「馬鹿野郎…」と悪態をつかれるまでに至っている。しかし、まともに乗りなれていない∀ガンダムで挑む相手を完全に間違っており、ギンガナムからは'''ボコボコにされた挙句、恋人の名を叫んだ自らの行動を否定される'''という、情けない醜態を散々晒した挙句に「負け犬」の烙印まで押され、結局はロランの足を引っ張るだけに終わった。
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後に∀ガンダムが[[ギム・ギンガナム]]の側についた[[グエン・サード・ラインフォード]]に奪われた際には、機転を利かせて∀ガンダムの奪還に成功すると言う大成果を挙げるのだが、これを切っ掛けに増長してしまったジョゼフは、ロランに∀ガンダムを返そうとせず、自分の子供を妊娠しているのを知っていながら、フランを預けて意気揚々と∀ガンダムでギンガナムの[[ターンX]]に挑むと言う無謀な行動に出てしまう。しかし、見事なまでにアニメにおける[[死亡フラグ]]を乱立させながらも<ref>「恋人との間に子供」「恋人を主人公に託す」「不慣れな機体」「確認せずに仕留めたかのように口に出す」「敵に向かって自分の名前を主張する」など。</ref>、ロランに∀ガンダムを取り返される形で最終決戦を生き延びた。
  
最終決戦で見事なまでにアニメにおける[[死亡フラグ]]を乱立させながらも(「恋人との間に子供」「恋人を主人公に託す」「不慣れな機体」「確認せずに仕留めたかのように口に出す」「敵に向かって自分の名前を主張する」など)、なんとか生き延びていた。しかし、エピローグの映像では専業主夫をやっている様に見えるが、設定によると、使用人を一人引き連れた状態で魚屋を営んでいるらしく、アレだけ痛い目に遭いながらも、成り上がりの野心に関しては全然懲りていないらしい…。
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戦後はミリシャを退役、専業主夫としてフランとの間に生まれた子供の面倒を見ているが、設定によると成り上がりの野心自体は捨ててないとの事。
  
コミックボンボンやマガジンZの漫画版では、対抗意識がうかがえる台詞はあれど、ロランを嫌悪する描写はあまり無い。<br />
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== 登場作品と役柄 ==
特にマガジンZ版では、ロランと共同で機械人形の運用を検討したり、フランを強硬に地球に留めたりと、穏健さと強引さが二つとも微妙に上昇している。
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現時点のSRWではフラットが未登場なので、デフォルトの乗機は[[ボルジャーノン]]である。また原作中盤のアデスカのエピソードも再現されていないためシナリオ内でのクローズアップは少ない。
  
== 登場作品と役柄 ==
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=== [[αシリーズ]] ===
現時点のSRWではフラットが未登場なので、デフォルトの乗機は[[ボルジャーノン]]である。
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;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦α外伝}}
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:初登場作品。[[ボルジャーノン]]のパイロットとして登場。比較的早期に加入し、援護L3まで伸びるわりには能力が全体的にそれなりに高く、リアル系向きの良い[[精神コマンド]]に加え[[補給]]を早めに覚えるなど良いところは多いのだが、今一つ決め手に欠ける。
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:[[ギム・ギンガナム|ギンガナム]]とのやり取りの一部が[[DVE]]などで再現されているが、肝心のジョゼフの役割を[[ガロード・ラン|ガロード]]や[[ウッソ・エヴィン|ウッソ]]に取られてしまっているのが悲しい。
  
;[[スーパーロボット大戦α外伝]]
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:[[ボルジャーノン]]のパイロットとして登場。フラットに乗ってほしかったところ。[[集中]]、[[ひらめき]]を覚えるが第一戦で使うのには決め手に欠ける。特に目立つイベントも無い為、いまいち影が薄い。
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;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦Z}}
;[[スーパーロボット大戦Z]]
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:[[加速]]、[[直撃]]を覚え、[[不屈]]もあるのでいざというときも安心な非常に優秀な小隊員向きパイロット。[[ブロッキング]]を習得させるとさらに安定感が増す。[[特殊技能]][[闘争心]]はあまり役に立たないので上書きした方が良いと思われる。
:フラットは出てこないので今回もボルジャーノンに乗っている。[[加速]][[直撃]]を覚え、[[不屈]]もあるのでいざというときも安心な非常に優秀な小隊員向きパイロット。ブロッキングを習得させるとさらに安定感が増す。特殊技能の[[闘争心]]はあまり役に立たないので上書きした方が良いと思われる。
 
  
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;[[スーパーロボット大戦Z|Z]]
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;[[マップ兵器]]及び[[射程]]1以外の武器の射程+1
:マップ兵器及び射程1以外の武器の射程+1
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:『[[スーパーロボット大戦Z|Z]]』で採用。
  
 
== 人間関係 ==
 
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;マヤリト
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:ジョゼフと同じ部族出身の少女。アデスカの王、クワウトルに忠義を尽くす。
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:ジョゼフからは家族として薄からぬ関心が寄ったが、マヤリトから応えずのまま、進展する機会もなくマヤリトはクワウトルの後を追って世から去ってしまう。
 
;[[シド・ムンザ]]
 
;[[シド・ムンザ]]
 
:幼少時に両親を亡くしていたところで拾われ、彼の助手になる。
 
:幼少時に両親を亡くしていたところで拾われ、彼の助手になる。
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:[[ムーンレィス]]。後に恋人になる。
 
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;[[ロラン・セアック]]
 
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:対抗心を燃やし、衝突する。<br />マガジンZの漫画版ではそれほど険悪ではなく、機械人形の運用法を二人して検討していた。
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:対抗心を燃やし、衝突する。
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:マガジンZの漫画版ではそれほど険悪ではなく、機械人形の運用法を二人して検討していた。
 
;[[ギム・ギンガナム]]
 
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:色々と突っ込みを入れられたり、ボコボコにされたりする。
 
:色々と突っ込みを入れられたり、ボコボコにされたりする。
  
 
== 他作品との人間関係 ==
 
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:[[α外伝]]』では、彼らに自分たちの世界の掟や[[黒歴史]]、[[マウンテンサイクル]]などについて[[シド・ムンザ|シド]]爺さんと共に教えた。
:[[α外伝]]では、過去の世界から飛ばされてきた彼に、自分たちの世界の掟や[[黒歴史]]、[[マウンテンサイクル]]などについて、[[シド・ムンザ|シド]]爺さんと共に教えた。
 
 
;[[アスラン・ザラ]]
 
;[[アスラン・ザラ]]
:Zではキラ達と接触した彼に不信感と警戒心を抱くようになる。
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:『Z』ではキラ達と接触した彼に不信感と警戒心を抱くようになる。
 
 
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== 名台詞 ==
 
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;「ハイヒールのジョゼフは接近戦をやる!」
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:赤く塗装したフラットで[[ウォドム]]に立ち向かって。すぐに押し戻され、射撃戦を余儀なくされる。
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;「そこまで…そこまでやるのか!マヤリトは!」
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:アデスカの内紛の渦中、クワウトル王に付き添う形で命を投げ出すマヤリトに放つ無力の悲嘆。
 
;「貴様達の整備のおかげで使いやすくしてくれてありがとう!」
 
;「貴様達の整備のおかげで使いやすくしてくれてありがとう!」
 
:日本語としては明らかにおかしいのだが、妙に語呂がいい。この後、[[ギム・ギンガナム|御大将]]に「使いやすくしたぁ?」とツッコミを入れられる。
 
:日本語としては明らかにおかしいのだが、妙に語呂がいい。この後、[[ギム・ギンガナム|御大将]]に「使いやすくしたぁ?」とツッコミを入れられる。
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;「俺はジョゼフ・ヨットだああああああああああ!!」
 
;「俺はジョゼフ・ヨットだああああああああああ!!」
 
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== 話題まとめ ==
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:ミリシャが[[キース・レジェ]]から買い取ったフラットを赤く塗装した機体。
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:ロランから強引に奪って出撃。持ち前の機械知識で短期間の内に動かし方を把握してしまい、空中戦までこなしている。しかし、戦う相手が悪すぎた。
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=== スパロボでの搭乗機体 ===
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;[[ボルジャーノン]]
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:[[スーパーロボット大戦α外伝|α外伝]]、[[スーパーロボット大戦Z|Z]]
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== 余談 ==
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*コミックボンボンやマガジンZの漫画版では、対抗意識がうかがえる台詞はあれど、ロランを嫌悪する描写はあまり無い。特にマガジンZ版では、ロランと共同で機械人形の運用を検討したり、フランを強硬に地球に留めたりと、穏健さと強引さが二つとも微妙に上昇しつつも、大人びた好人物として扱われている。
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== 脚注 ==
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<references />
  
== 資料リンク ==
 
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[[Category:登場人物さ行]]
 
[[Category:登場人物さ行]]
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[[Category:ガンダムシリーズの登場人物]]
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[[Category:∀ガンダム]]

2024年10月14日 (月) 01:25時点における最新版

ジョゼフ・ヨットは『∀ガンダム』の登場人物。

ジョゼフ・ヨット
外国語表記 Joseph Yaht[1]
登場作品

ガンダムシリーズ

声優 佐藤せつじ
デザイン 安田朗(原案)
菱沼義仁(アニメ版)
初登場SRW スーパーロボット大戦α外伝
SRWでの分類 パイロット
テンプレートを表示
プロフィール
種族 地球人(少数民族マバ族)
性別
年齢 23歳
所属組織 民間人→イングレッサ・ミリシャ
所属部隊 ジャラピー部隊
役職 隊長
テンプレートを表示

概要編集

シド・ムンザの助手。幼少期に両親をアデスカの民に殺され、山に捨てられていた所を、シドに拾われ育てられている。

シドの助手を務めていたその経験からか、地球人の中では知識豊富で機械が弄れる等とても頭が良い。また、観察眼や推理力に関しても優れており、フランがムーンレィスである事に気付いたり、核をホワイトドールに隠すロランを不審に思って詰め寄ったり等していた。その出自から独立心が非常に強いのだが、一方で過去のトラウマを払拭できない故に、イングレッサで自分が差別を受けているという被差別意識も強く、成り上がって周囲を見返す事を望むようになった結果、無意識の内にイングレッサの人間やムーンレィスへの差別意識を抱く様になってしまっていた。特に∀ガンダムを操って地球側として戦うロラン・セアックには、対抗意識も合わさって排他的な感情が強くなっている。一方で、ロランと同じムーンレィスであるフラン・ドールには好意的に接し、後に恋仲となる。

カプルが発掘された後は、ミリシャに買われて機械人形の整備や教官を務め、後に正式なパイロットになる。ハイヒール(フラット)に搭乗し、鹵獲機体部隊であるジャラピー部隊を率る等、自らの願い通りに順調に成り上がりを達成していく事になる。

後に∀ガンダムがギム・ギンガナムの側についたグエン・サード・ラインフォードに奪われた際には、機転を利かせて∀ガンダムの奪還に成功すると言う大成果を挙げるのだが、これを切っ掛けに増長してしまったジョゼフは、ロランに∀ガンダムを返そうとせず、自分の子供を妊娠しているのを知っていながら、フランを預けて意気揚々と∀ガンダムでギンガナムのターンXに挑むと言う無謀な行動に出てしまう。しかし、見事なまでにアニメにおける死亡フラグを乱立させながらも[2]、ロランに∀ガンダムを取り返される形で最終決戦を生き延びた。

戦後はミリシャを退役、専業主夫としてフランとの間に生まれた子供の面倒を見ているが、設定によると成り上がりの野心自体は捨ててないとの事。

登場作品と役柄編集

現時点のSRWではフラットが未登場なので、デフォルトの乗機はボルジャーノンである。また原作中盤のアデスカのエピソードも再現されていないためシナリオ内でのクローズアップは少ない。

αシリーズ編集

スーパーロボット大戦α外伝
初登場作品。ボルジャーノンのパイロットとして登場。比較的早期に加入し、援護L3まで伸びるわりには能力が全体的にそれなりに高く、リアル系向きの良い精神コマンドに加え補給を早めに覚えるなど良いところは多いのだが、今一つ決め手に欠ける。
ギンガナムとのやり取りの一部がDVEなどで再現されているが、肝心のジョゼフの役割をガロードウッソに取られてしまっているのが悲しい。

Zシリーズ編集

スーパーロボット大戦Z
加速直撃を覚え、不屈もあるのでいざというときも安心な非常に優秀な小隊員向きパイロット。ブロッキングを習得させるとさらに安定感が増す。特殊技能闘争心はあまり役に立たないので上書きした方が良いと思われる。

パイロットステータス編集

精神コマンド編集

α外伝
集中加速ひらめき熱血必中補給
Z
加速集中不屈信頼直撃

特殊技能(特殊スキル)編集

α外伝
援護L3、シールド防御L4、切り払いL2
Z
底力L8、闘争心支援攻撃

隊長効果編集

マップ兵器及び射程1以外の武器の射程+1
Z』で採用。

人間関係編集

マヤリト
ジョゼフと同じ部族出身の少女。アデスカの王、クワウトルに忠義を尽くす。
ジョゼフからは家族として薄からぬ関心が寄ったが、マヤリトから応えずのまま、進展する機会もなくマヤリトはクワウトルの後を追って世から去ってしまう。
シド・ムンザ
幼少時に両親を亡くしていたところで拾われ、彼の助手になる。
フラン・ドール
ムーンレィス。後に恋人になる。
ロラン・セアック
対抗心を燃やし、衝突する。
マガジンZの漫画版ではそれほど険悪ではなく、機械人形の運用法を二人して検討していた。
ギム・ギンガナム
色々と突っ込みを入れられたり、ボコボコにされたりする。

他作品との人間関係編集

コウ・ウラキ桜野マリ
α外伝』では、彼らに自分たちの世界の掟や黒歴史マウンテンサイクルなどについてシド爺さんと共に教えた。
アスラン・ザラ
『Z』ではキラ達と接触した彼に不信感と警戒心を抱くようになる。

名台詞編集

「ハイヒールのジョゼフは接近戦をやる!」
赤く塗装したフラットでウォドムに立ち向かって。すぐに押し戻され、射撃戦を余儀なくされる。
「そこまで…そこまでやるのか!マヤリトは!」
アデスカの内紛の渦中、クワウトル王に付き添う形で命を投げ出すマヤリトに放つ無力の悲嘆。
「貴様達の整備のおかげで使いやすくしてくれてありがとう!」
日本語としては明らかにおかしいのだが、妙に語呂がいい。この後、御大将に「使いやすくしたぁ?」とツッコミを入れられる。
「やったぜ、フラン!」
ビームドライブユニットでターンXを攻撃し、撃墜を確認せずに一言。この後、御大将による死亡フラグ講座を受けた。
「俺はジョゼフ・ヨットだああああああああああ!!」
で上の台詞の直後、御大将に反撃されて。フェイキャラガリーでお馴染みの富野の名物死亡フラグ「敵に向かって自分の名を叫ぶ」なのだが、それでも彼らと違って生き残ってしまうのだから凄い。

搭乗機体編集

フラット(SRW未登場)
ミリシャがキース・レジェから買い取ったフラットを赤く塗装した機体。
∀ガンダム
ロランから強引に奪って出撃。持ち前の機械知識で短期間の内に動かし方を把握してしまい、空中戦までこなしている。しかし、戦う相手が悪すぎた。

スパロボでの搭乗機体編集

ボルジャーノン
α外伝Z

余談編集

  • コミックボンボンやマガジンZの漫画版では、対抗意識がうかがえる台詞はあれど、ロランを嫌悪する描写はあまり無い。特にマガジンZ版では、ロランと共同で機械人形の運用を検討したり、フランを強硬に地球に留めたりと、穏健さと強引さが二つとも微妙に上昇しつつも、大人びた好人物として扱われている。

脚注編集

  1. Character、∀ガンダムWeb、2022年1月12日閲覧。
  2. 「恋人との間に子供」「恋人を主人公に託す」「不慣れな機体」「確認せずに仕留めたかのように口に出す」「敵に向かって自分の名前を主張する」など。