「VF-0 フェニックス」の版間の差分

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== VF-0 フェニックス(Phoenix) ==
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{{登場メカ概要
*[[登場作品]]:[[マクロスゼロ]]
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| タイトル = VF-0A フェニックス
*分類:[[可変戦闘機]]
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| 登場作品 = [[マクロスシリーズ]]
*形式番号:VF-0
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*{{登場作品 (メカ)|マクロスゼロ}}
*全長:18.69 m
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| デザイン = {{メカニックデザイン|河森正治}}
*全幅:14.78 m
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| 初登場SRW = {{初登場SRW (メカ)|スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd}}
*空虚重量:16,805 kg
+
| SRWでの分類 = [[機体]]
*エンジン:EGF-127改 ターボファンジェット×2兼 新中洲ARR-2 ロケットモーター×3併用
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}}
*エンジン推力:91,08kN×2 (アフターバーナー使用時148.9kN×2)
 
*巡航速度: M2.74(高度11,000 m)
 
*航続距離:2,075 km(背部燃料タンク装備時)
 
*上限限度:25,000 m
 
*装甲材質:不明
 
*開発:ノースロップ・グラマン・ロックウェル・新中州重工共同開発
 
*所属:[[地球統合軍]]  
 
*主なパイロット:[[工藤シン]]、[[ロイ・フォッカー]]
 
*メカニックデザイナン:河森正治、宮武一貴
 
  
※補足:以下のデータは「VF-0A フェニックス」のもの。
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{{登場メカ概要
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| タイトル = スペック
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| 分類 = 可変戦闘機<br />【[[分類::バルキリー]]】
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| 生産形態 = 試験機
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| 型式番号 = [[型式番号::VF-0A]]
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| 全長 = [[全長::18.69 m]]
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| 全幅 = 14.78 m
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| 空虚重量 = 16,805 kg
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| エンジン =
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;主機
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:EGF-127改 ターボファンジェット×2
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;副機
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:新中洲ARR-2 ロケットモーター×3
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| エンジン推力 = 91,08 kN×2 <br />148.9 kN×2(アフターバーナー使用時)
 +
| 最高速度 =
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;高度11,000m
 +
:M2.74
 +
| 最高飛行高度 = 25,000 m
 +
| 航続距離 = 2,075 km(背部燃料タンク装備時)
 +
| 装甲 = SWAGエネルギー変換装甲
 +
| 開発 = ノースロップ・グラマン<br />ロックウェル<br />新中州重工
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| 所属 = {{所属 (メカ)|地球統合軍}}
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| 乗員人数 = 1名
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| 主なパイロット = [[パイロット::工藤シン]]
 +
}}
  
[[異星人]]の戦艦「[[マクロス|SDF-1 マクロス]]」から得られたオーバーテクロノジーを駆使して、来るべき異星人同士の戦争における主力戦闘兵器として「可変戦闘機(通称・[[バルキリー]])」を開発。そして先行試作機として可変能力を搭載した本機・フェニックスを30機生産した。この時点では熱核反応炉は完成しておらず、従来のジェットエンジンをチューンしたものを採用しており、燃料も通常のものであることから稼働時間や航続距離は短く、地上専用である。
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'''VF-0 フェニックス'''は『[[マクロスゼロ]]』の[[登場メカ]]であり、同作の主役メカ。
  
明らかに既存の概念とは全く違う戦闘機であり、それまでの操縦経験が無に喫するのは言うまでもない。特に人型のバトロイドを使い分けられるパイロットは[[ロイ・フォッカー]]のみという状況で、他の精鋭は新米パイロット同然であった。実際多数のフェニックスは撃ち落とされ、戦果を挙げたのはフォッカー機のみという実情である。
+
この項目では主に「'''VF-0A フェニックス'''」について説明する。
  
[[バルキリー]]」の名称が出てきたのは[[VF-1 バルキリー]]以降であるため、本機が公式に「[[バルキリー]]」と呼ばれたことはない。しかし、作品(特にゲーム)によっては便宜上、他のバルキリーと一括りにされることがある。40年後の試作[[バルキリー]]・[[YF-19]]で初搭載とされていた「アクティブ・ステルス」をこの時点で搭載しており、後々「YF-19においては更なる進化した形」という設定へ変わった。
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== 概要 ==
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[[異星人]]の戦艦「[[マクロス|SDF-1 マクロス]]」から得られたオーバーテクロノジーを駆使して、来るべき異星人同士の戦争における主力戦闘兵器として「可変戦闘機(通称・[[バルキリー]])」を開発。そして先行試作機として可変能力を搭載した本機・フェニックスを30機生産した。この時点では熱核反応炉は完成しておらず、従来のジェットエンジンをカリッカリにチューンしたものを採用しており、燃料も既存の物であることから稼働時間や航続距離は短く、地球上専用である。
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明らかに既存の概念とは全く違う戦闘機であり、それまでの操縦経験が無に帰するのは言うまでもない。特に人型のバトロイド形態の利点を使い熟せるパイロットは[[ロイ・フォッカー]]のみという状況で、他の精鋭は新米パイロット同然であった。実際多数のフェニックスは撃ち落とされ、戦果を挙げたのは[[ロイ・フォッカー]]機体のみというのが実情である。スーパーパックは開発中に終戦を迎えてしまったが、[[VF-1J アーマードバルキリー]]の原型たる「リアクティブアーマー」という追加装備は完成しフォッカー機が使用した。
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「[[バルキリー]](VF)」の名称や定義が出てきたのは作品シリーズ内歴史では[[VF-1 バルキリー]]完成以降であるため、本機が公式に「バルキリー」と呼ばれたことはない。しかし、後発作品(特にゲーム)によっては便宜上(正確には作中外の設定資料などでそう分類されている為)、他のバルキリーと一括りにされることがある。40年後のAVFにおいての試作[[バルキリー]]・[[YF-19]]や[[YF-21]]で初搭載とされていた「アクティブ・ステルス」をこの時点で搭載しており、後々「AVF計画開発機体のアクティブ・ステルス機能は更に進化したテクノロジー内容である」という設定へ変わった。
  
 
=== バリエーション ===
 
=== バリエーション ===
タイプはA・S・B・D・Cと多い。フォッカーはSタイプ、シンはAとDタイプに搭乗。追加パーツも開発され、[[VF-1J アーマードバルキリー]]の原型たる「リアクティブアーマー」やスーパーパックが存在する。
+
;VF-0A
劇中ではスーパーパックの開発が間に合わなかったため、代用として「[[ゴーストX-9|偵察機・ゴースト]]」をそのままエンジンにして、各種ミサイル発射装置を装着。推力は20%アップしたが、非常にピーキーな機体で現場の間に合わせによる装備である。
+
:一般仕様。シンをはじめ多くの兵が搭乗した。
 +
;VF-0S
 +
:指揮官仕様でフォッカーが搭乗した。レーザー機銃が2門に増設されている。
 +
;VF-0D
 +
:翼がデルタ翼になっている複座式の訓練機。翼が大きいため安定性が高い。
 +
;特攻突撃仕様
 +
:いわゆる最終決戦仕様。劇中ではスーパーパックの開発が間に合わなかったため、代用として偵察機・ゴーストをそのままエンジンにして、各種ミサイル発射装置を装着。推力は20%アップしたが、非常にピーキーな機体で現場の間に合わせによる装備である。
 +
;VF-0+
 +
:反応エンジンを搭載した本来のタイプ。機体サイズが大きいため、エンジンがタンデム配置で2個搭載されている。ムック本「ヴァリアブルファイター・マスターファイル VF-0 フェニックス 始まりの不死鳥」に記載された非公式設定で、正確にはVF-0A+、VF-0S+と記載されている。
 +
;VF-0改 ジーク
 +
:小説『マクロス・ザ・ライド』(SRW未参戦)に登場したタイプ。外見はVF-0であるが中身はVF-25に近いパーツが使われており、特にエンジンはVF-25と同型のステージII熱核タービンエンジンを搭載している。名実ともに2050年代でのマクロス世界にて稼働するVF-0と言え、無論性能もVF-25に比肩しうるほどまで引き上げられている。
 +
:なお、『[[マクロスF]]』劇中で[[映画]][[マクロスゼロ|『鳥の人』]]の撮影に使用されなかったのは、この機体が個人所有なためらしい。
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;VF-0 フェニックス・レプリカ
 +
:[[PS3]]用ゲーム『[[マクロス30 銀河を繋ぐ歌声]]』に登場した'''レプリカモデル'''。2058年のバンキッシュ・レースにVF-0(おそらくはVF-0改)が出場したため話題になり、販売されるようになったという。そのため、「見た目はVF-0、中身はVF-1及びVF-5000の部品」というある意味ではVF-0+そのものと言っていい仕様である。
  
== 登場作品 ==
+
== 登場作品と操縦者 ==
 
=== Scramble Commanderシリーズ ===
 
=== Scramble Commanderシリーズ ===
;[[スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd]]
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;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd}}
:今回は工藤シンの乗るAタイプのみ登場。
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:初登場作品。本作ではシンの乗るAタイプのみ登場。エンジンはVF-1のものに換装されるため、本来の仕様であるVF-0+と言えなくもない。また、特攻突撃仕様も「VF-0A特攻突撃仕様」の名で登場。
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=== 単独作品 ===
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;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦X-Ω}}
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:2020年6月のイベント「風の歌 星の歌 生命の歌」期間限定参戦で、シンが乗るAタイプが登場。大器型SSRシューター。
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=== Another Century's Episodeシリーズ ===
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;[[Another Century's Episode:R]]
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:本作ではS型フォッカー機も登場。条件を満たすと使用可能になるがパイロットはシン固定。特攻突撃仕様は1話で使用出来るが、2話以降は使用できなくなる。
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:『SC2』同様エンジンの換装を行うが、今回は最新鋭機の[[VF-25 メサイア]]のものに換装される。マクロス作品には最新鋭機のエンジンを搭載してアップデートした機体も存在するが、そちらはエンジンの制御が困難で生産中止に追い込まれていることから、本機のこの改修もかなり無茶のある改修と思われる。なお、上記のVF-0改に近い仕様ではあるが、発表順としてはこちらが5ヶ月ほど先。
  
 
== 装備・機能 ==
 
== 装備・機能 ==
旧時代の武装を取り付けており、防御兵装のフレアディススペンサーなど使用可能(ゲームでは表現不可能)。
+
=== 武装・[[必殺武器]] ===
=== 武装・必殺攻撃 ===
+
旧時代の武装を取り付けており、防御兵装のフレアディスペンサーなどを使用可能(ゲームでは表現不可能)。
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==== 武装 ====
 
;マウラー社製レーザー機銃
 
;マウラー社製レーザー機銃
 
:頭部ユニットに装備。Aタイプでは1門、フォッカー機のSタイプでは2門装備。
 
:頭部ユニットに装備。Aタイプでは1門、フォッカー機のSタイプでは2門装備。
;中距離空対空ミサイルAMRAAM2
+
;中距離空対空[[ミサイル]]AMRAAM2
:通称マイクロミサイル。オプションとして両翼に最大12発装備。
+
:オプションとして両翼に最大12発装備。
 
;ヒューズGPU-9 35mmガトリングガンポッド  
 
;ヒューズGPU-9 35mmガトリングガンポッド  
 
:バルキリーの主力兵器。実弾を発射。
 
:バルキリーの主力兵器。実弾を発射。
 +
:『X-Ω』では通常攻撃に採用。
 +
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==== 必殺技 ====
 
;一斉射撃
 
;一斉射撃
 
:バトロイド形態で用いられる火器の一斉射撃。
 
:バトロイド形態で用いられる火器の一斉射撃。
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:『X-Ω』では必殺スキルに採用。
  
 
=== [[特殊能力]] ===
 
=== [[特殊能力]] ===
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;[[空]]・[[陸]]
 
;[[空]]・[[陸]]
 
:ファイター時[[飛行]]可能。
 
:ファイター時[[飛行]]可能。
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:『X-Ω』では変形がオミットされているため、バトロイドでも飛行可能。
  
 
== 機体BGM ==
 
== 機体BGM ==
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:
 
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== 対決・名場面など ==
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== 対決・名場面 ==
;対SV-51γ (ノーラ)
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;対SV-51γ(ノーラ)
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:
 
;[[鳥の人]]
 
;[[鳥の人]]
;終戦、そして・・・
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:
:熾烈な戦いで疲弊し、みるみる高度が下がるVF-0A。工藤シンはなんとか不時着させようと考えを巡らし始めるが、その時フェニックスの機体が光り、瞬く間に大空へ飛翔し、その姿を消してしまった・・・。
+
;終戦、そして……
 +
:ダメージが大きすぎて操縦が効かず、みるみる高度が下がるVF-0A。シンが悔しさに歯を食いしばったその時、機体が青く光って落下が弱まりながら海に落ち、水面から飛び上がると、そのまま空のかなたに消えてしまった。
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:この場面について映像特典の声優コメントでは「みなさんでどう受け止めるかいろいろ考えてみてください。人それぞれの答えがあってもいいと思います」とコメントされた。
  
 
== 関連機体 ==
 
== 関連機体 ==
;[[VF-0 特攻突撃仕様]]
 
:スパロボオリジナル表記で、バリエーションの項で述べたゴーストを搭載したタイプ。
 
 
;[[VF-1 バルキリー]]
 
;[[VF-1 バルキリー]]
:
+
:後継機
;VF-0改 ジーク
 
:小説『マクロス・ザ・ライド』(SRW未参戦)に登場したタイプ。外見はVF-0であるが中身はVF-25等に近いパーツが使用されており、名実ともに2050年代でのマクロス世界にて稼働するVF-0と言える。
 
:なお、『マクロスF』劇中で[[マクロスゼロ|映画『鳥の人』]]の撮影に使用されなかったのは、この機体が個人所有なためらしい。
 
 
;[[VF-25 メサイア]]
 
;[[VF-25 メサイア]]
 
:シルエットが似ているので映画撮影でVF-0の代用とされた。
 
:シルエットが似ているので映画撮影でVF-0の代用とされた。
 +
;SV-51
 +
:反統合同盟のバルキリーでライバル機。SRW未登場だが『[[Another Century's Episode:R]]』には登場している。
  
 
== 商品情報 ==
 
== 商品情報 ==
=== プラモデル ===
+
*プラモデル
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[[Category:登場メカ英数字・記号]]
 
[[Category:登場メカ英数字・記号]]
 
[[Category:マクロスシリーズ]]
 
[[Category:マクロスシリーズ]]

2024年5月22日 (水) 20:07時点における最新版

VF-0 フェニックスは『マクロスゼロ』の登場メカであり、同作の主役メカ。

VF-0A フェニックス
登場作品

マクロスシリーズ

デザイン 河森正治
初登場SRW スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd
SRWでの分類 機体
テンプレートを表示
スペック
分類 可変戦闘機
バルキリー
生産形態 試験機
型式番号 VF-0A
全長 18.69 m
全幅 14.78 m
空虚重量 16,805 kg
エンジン
主機
EGF-127改 ターボファンジェット×2
副機
新中洲ARR-2 ロケットモーター×3
エンジン推力 91,08 kN×2
148.9 kN×2(アフターバーナー使用時)
最高速度
高度11,000m
M2.74
最高飛行高度 25,000 m
航続距離 2,075 km(背部燃料タンク装備時)
装甲 SWAGエネルギー変換装甲
開発 ノースロップ・グラマン
ロックウェル
新中州重工
所属 地球統合軍
乗員人数 1名
主なパイロット 工藤シン
テンプレートを表示

この項目では主に「VF-0A フェニックス」について説明する。

概要編集

異星人の戦艦「SDF-1 マクロス」から得られたオーバーテクロノジーを駆使して、来るべき異星人同士の戦争における主力戦闘兵器として「可変戦闘機(通称・バルキリー)」を開発。そして先行試作機として可変能力を搭載した本機・フェニックスを30機生産した。この時点では熱核反応炉は完成しておらず、従来のジェットエンジンをカリッカリにチューンしたものを採用しており、燃料も既存の物であることから稼働時間や航続距離は短く、地球上専用である。

明らかに既存の概念とは全く違う戦闘機であり、それまでの操縦経験が無に帰するのは言うまでもない。特に人型のバトロイド形態の利点を使い熟せるパイロットはロイ・フォッカーのみという状況で、他の精鋭は新米パイロット同然であった。実際多数のフェニックスは撃ち落とされ、戦果を挙げたのはロイ・フォッカー機体のみというのが実情である。スーパーパックは開発中に終戦を迎えてしまったが、VF-1J アーマードバルキリーの原型たる「リアクティブアーマー」という追加装備は完成しフォッカー機が使用した。

バルキリー(VF)」の名称や定義が出てきたのは作品シリーズ内歴史ではVF-1 バルキリー完成以降であるため、本機が公式に「バルキリー」と呼ばれたことはない。しかし、後発作品(特にゲーム)によっては便宜上(正確には作中外の設定資料などでそう分類されている為)、他のバルキリーと一括りにされることがある。40年後のAVFにおいての試作バルキリーYF-19YF-21で初搭載とされていた「アクティブ・ステルス」をこの時点で搭載しており、後々「AVF計画開発機体のアクティブ・ステルス機能は更に進化したテクノロジー内容である」という設定へ変わった。

バリエーション編集

VF-0A
一般仕様。シンをはじめ多くの兵が搭乗した。
VF-0S
指揮官仕様でフォッカーが搭乗した。レーザー機銃が2門に増設されている。
VF-0D
翼がデルタ翼になっている複座式の訓練機。翼が大きいため安定性が高い。
特攻突撃仕様
いわゆる最終決戦仕様。劇中ではスーパーパックの開発が間に合わなかったため、代用として偵察機・ゴーストをそのままエンジンにして、各種ミサイル発射装置を装着。推力は20%アップしたが、非常にピーキーな機体で現場の間に合わせによる装備である。
VF-0+
反応エンジンを搭載した本来のタイプ。機体サイズが大きいため、エンジンがタンデム配置で2個搭載されている。ムック本「ヴァリアブルファイター・マスターファイル VF-0 フェニックス 始まりの不死鳥」に記載された非公式設定で、正確にはVF-0A+、VF-0S+と記載されている。
VF-0改 ジーク
小説『マクロス・ザ・ライド』(SRW未参戦)に登場したタイプ。外見はVF-0であるが中身はVF-25に近いパーツが使われており、特にエンジンはVF-25と同型のステージII熱核タービンエンジンを搭載している。名実ともに2050年代でのマクロス世界にて稼働するVF-0と言え、無論性能もVF-25に比肩しうるほどまで引き上げられている。
なお、『マクロスF』劇中で映画『鳥の人』の撮影に使用されなかったのは、この機体が個人所有なためらしい。
VF-0 フェニックス・レプリカ
PS3用ゲーム『マクロス30 銀河を繋ぐ歌声』に登場したレプリカモデル。2058年のバンキッシュ・レースにVF-0(おそらくはVF-0改)が出場したため話題になり、販売されるようになったという。そのため、「見た目はVF-0、中身はVF-1及びVF-5000の部品」というある意味ではVF-0+そのものと言っていい仕様である。

登場作品と操縦者編集

Scramble Commanderシリーズ編集

スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd
初登場作品。本作ではシンの乗るAタイプのみ登場。エンジンはVF-1のものに換装されるため、本来の仕様であるVF-0+と言えなくもない。また、特攻突撃仕様も「VF-0A特攻突撃仕様」の名で登場。

単独作品編集

スーパーロボット大戦X-Ω
2020年6月のイベント「風の歌 星の歌 生命の歌」期間限定参戦で、シンが乗るAタイプが登場。大器型SSRシューター。

Another Century's Episodeシリーズ編集

Another Century's Episode:R
本作ではS型フォッカー機も登場。条件を満たすと使用可能になるがパイロットはシン固定。特攻突撃仕様は1話で使用出来るが、2話以降は使用できなくなる。
『SC2』同様エンジンの換装を行うが、今回は最新鋭機のVF-25 メサイアのものに換装される。マクロス作品には最新鋭機のエンジンを搭載してアップデートした機体も存在するが、そちらはエンジンの制御が困難で生産中止に追い込まれていることから、本機のこの改修もかなり無茶のある改修と思われる。なお、上記のVF-0改に近い仕様ではあるが、発表順としてはこちらが5ヶ月ほど先。

装備・機能編集

武装・必殺武器編集

旧時代の武装を取り付けており、防御兵装のフレアディスペンサーなどを使用可能(ゲームでは表現不可能)。

武装編集

マウラー社製レーザー機銃
頭部ユニットに装備。Aタイプでは1門、フォッカー機のSタイプでは2門装備。
中距離空対空ミサイルAMRAAM2
オプションとして両翼に最大12発装備。
ヒューズGPU-9 35mmガトリングガンポッド
バルキリーの主力兵器。実弾を発射。
『X-Ω』では通常攻撃に採用。

必殺技編集

一斉射撃
バトロイド形態で用いられる火器の一斉射撃。
『X-Ω』では必殺スキルに採用。

特殊能力編集

変形
ファイター、ガウォーク、バトロイドに変形可能。
ホバー
ガウォーク時

移動タイプ編集

ファイター時飛行可能。
『X-Ω』では変形がオミットされているため、バトロイドでも飛行可能。

機体BGM編集

「VF-Zero」

対決・名場面編集

対SV-51γ(ノーラ)
鳥の人
終戦、そして……
ダメージが大きすぎて操縦が効かず、みるみる高度が下がるVF-0A。シンが悔しさに歯を食いしばったその時、機体が青く光って落下が弱まりながら海に落ち、水面から飛び上がると、そのまま空のかなたに消えてしまった。
この場面について映像特典の声優コメントでは「みなさんでどう受け止めるかいろいろ考えてみてください。人それぞれの答えがあってもいいと思います」とコメントされた。

関連機体編集

VF-1 バルキリー
後継機
VF-25 メサイア
シルエットが似ているので映画撮影でVF-0の代用とされた。
SV-51
反統合同盟のバルキリーでライバル機。SRW未登場だが『Another Century's Episode:R』には登場している。

商品情報編集

  • プラモデル

  • フィギュア他