「レイヴン (ゾイド)」の版間の差分

 
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:引き取られ、軍人として育成されるが、実際は利用されているだけにすぎず(本人にもそれなりに自覚はあった)、最終的には裏切ったことから捨てられる。
 
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;リーゼ
 
;リーゼ
:過去の記憶を取り戻してもらい、不器用ながらも思いやる。最終的に相思相愛の仲となった。
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:当初は互いに敵視していたが後に過去の記憶を取り戻してもらい、不器用ながらも思いやる。最終的に相思相愛の仲となった。
 
;[[ヒルツ]]
 
;[[ヒルツ]]
 
:仲間と思われたがレイヴンの両親を[[アンビエント]]に殺害させた張本人。シャドーを殺されたこと等から反旗を翻す。
 
:仲間と思われたがレイヴンの両親を[[アンビエント]]に殺害させた張本人。シャドーを殺されたこと等から反旗を翻す。
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:シャドーを呼び出す際の叫び。レイヴンの代名詞とも言える台詞でもあり、第2部において記憶を取り戻した際も真っ先にこの台詞を言い放った。
 
:シャドーを呼び出す際の叫び。レイヴンの代名詞とも言える台詞でもあり、第2部において記憶を取り戻した際も真っ先にこの台詞を言い放った。
  
=== 第1部 ===
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=== 第1部・少年編 ===
 
全体的に好戦的かつ残忍な台詞が多い。
 
全体的に好戦的かつ残忍な台詞が多い。
 
;「ゾイドが嫌いだからさ」
 
;「ゾイドが嫌いだからさ」
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自身の運命を歪めた元凶を知ってか、以前のような好戦的な台詞は次第に少なくなる。
 
自身の運命を歪めた元凶を知ってか、以前のような好戦的な台詞は次第に少なくなる。
 
;「バンはどこだ?」
 
;「バンはどこだ?」
:第43話、帰還中だったトーマの前に現れバンの居所を吐くよう迫る。復活当初は第1部と変わりのない好戦的な印象だったが…
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:第43話、帰還中だったトーマの前に現れバンの居所を吐くよう迫る。
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;「俺は何度でも蘇る…バン、お前を地獄に叩き落すまでは」
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:第44話、迎え撃つバンとアーバインを前にして。バンへの復讐心が表れており、このように復活当初は第1部と変わりのない好戦的な印象だった。
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;「そうか…そういうわけだったのか…」
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:同話ラスト、バン一行を追い込み勝利は目前に思えたが、突如シャドーが命令を拒否し戦線離脱。不可解な行動に激怒するレイヴンだったが、直後にジェノザウラーがクリスタル状の繭に覆われる。それはかつての[[ブレードライガー]]のように[[ジェノブレイカー|進化を意味していた]]。
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;「遂に奴が目覚める時が来た…シャドー、お前が俺の求めるものを引き出してくれるというのなら俺は魂のすべてを燃やして奴を乗りこなしてみせる。さぁ、目覚めろ。新たに生まれ変わったジェノザウラーよ。次回、ゾイド第47話。『魔獣新生』」
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:第46話予告。BGMが一切無いシリアスな内容であり、ここから第51話予告まで同様のBGMがほとんど無いシリアスな次回予告が続いていく。
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;「聞いたよ…そうやってデスザウラーを倒したんだってな。だが…もう俺には通用しない。死ね…!」
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:第50話。バンとの一騎打ちの際にかつてデスザウラーを倒した際の戦法を取ったバンに対し反撃。見事に完勝しブレードライガーを谷底へと落としていった。
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;「どうやら…バンを殺し損ねたようだな」<br />リーゼ「僕を笑いに来たのか?」<br />「いや…そんなつもりはない」
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:第51話ラスト、意気消沈するリーゼに意味深な眼差しを向けている。ここから二人の仲が深まると予想できた視聴者は少なかったであろう。
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;「シャドー、大丈夫か!?」<br />「シャドー…」<br />「シャドー…シャドー…シャドー!!」
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:第57話、バンとの戦いにてシャドーは活動時間が限界に近づき追い詰められていく。そして[[デススティンガー]]の荷電粒子砲を回避した直後、シャドーは遂に石化してしまう。その姿にレイヴンは慟哭した。
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;「一人は、イヤだ…」
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:第59話、石化したシャドーをかつての自宅へと運び出来事を回想して涙を流す。直後、シャドーは光を放ち消えてしまう。それまでのイメージとは異なる弱々しい姿が印象的であり、以後は好戦的な姿とは違った一面が描写されるようになる。
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;「邪魔だあああああ!!」<br />「そいつは俺の獲物だ!」
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:同話、ヘリックシティを襲撃する[[デススティンガー]]と共和国・帝国の連合軍の争いに乱入。[[ヒルツ]]へ反旗を翻す。
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;「熱は下がったようだな」
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:第62話、目を覚ましたリーゼに向けて穏やかな笑みをしながら声をかける。
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;「シャドー…シャドー!」<br />「こんな死に方も悪くない…お前に殺されるなら…本望だ。お前が…生きててくれて…嬉しい。それだけで…俺は…十分さ」
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:第65話、プロイツェンにより甦ったシャドーはレイヴンに襲い掛かるが、レイヴンは抵抗する事もなくシャドーの復活を喜んでいた。レイヴンの心境の変化が如実に表れた場面のひとつ。
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;「いい加減にしろ…いつまでもお前たちに付き合っている暇は無い!」
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:第66話、3体ものジェノザウラーが立ちはだかり、この時ばかりは流石に苦戦するも最終的に3体とも撃破する。
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;「バン! 何としてもデスザウラーを止めるぞ!」<br />バン「ああ、解ってる!」
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:同話、遂に覚醒してしまった[[オリジナルデスザウラー]]を前に駆けつけたバンと協力。敵味方の垣根を越え[[ライバル]]との最初で最後の共闘が始まった。
 
;「リーゼ、それで俺達は勝った事になるのか? …お断りだ。俺は戦って勝つ!行くぞ、バン!!」
 
;「リーゼ、それで俺達は勝った事になるのか? …お断りだ。俺は戦って勝つ!行くぞ、バン!!」
:デスザウラーを止めるためにはゾイドイヴを停止させるしかないと言ったリーゼに対して言い放つとともに攻撃を再開する。ゾイドイヴを破壊するということはすべてのゾイドが死んでしまうということであり、勝つためなら手段を選ばず、ゾイドを憎んでいたかつてのレイヴンからは考えられないようなセリフである。リーゼも「変わったね…あんた」とレイヴンの変化を感じていた。
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:第67話、デスザウラーを止めるためにはゾイドイヴを停止させるしかないと言ったリーゼに対して言い放つとともに攻撃を再開する。ゾイドイヴを破壊するということはすべてのゾイドが死んでしまうということであり、勝つためなら手段を選ばず、ゾイドを憎んでいたかつてのレイヴンからは考えられないようなセリフである。リーゼも「変わったね…あんた」とレイヴンの変化を感じていた。
 
;(それでこそ、俺が唯一認めるゾイド乗りだ!)
 
;(それでこそ、俺が唯一認めるゾイド乗りだ!)
 
;「バン、俺が奴のEシールドを突破する!そこに向かって飛べ!いいな!?」
 
;「バン、俺が奴のEシールドを突破する!そこに向かって飛べ!いいな!?」
:デスザウラーを足止めするために攻撃するものの、シールドを張られ無効化されてしまう。それをバンに伝えるが、返ってきた言葉は「それで?それがどうかしたか?」というあっさりとしたものだった。その自信と普段の自分の言い方を真似た彼に対して心の中でこの言葉を贈るとともに、シールドを突破すべく荷電粒子砲を撃つ。
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:同話、デスザウラーを足止めするために攻撃するものの、シールドを張られ無効化されてしまう。それをバンに伝えるが、返ってきた言葉は「それで?それがどうかしたか?」というあっさりとしたものだった。その自信と普段の自分の言い方を真似た彼に対して心の中でこの言葉を贈るとともに、シールドを突破すべく荷電粒子砲を撃つ。
 
;「ここだ、シャドォォォォォォッ!!」
 
;「ここだ、シャドォォォォォォッ!!」
:デスザウラーのEシールドを突破すべく荷電粒子砲を撃ったものの突破できず「ダメか」と諦めかけた時に、シャドーが自分から飛来してそのまま合体する。そして2発目の荷電粒子砲を撃ちながら、この台詞と同時にシャドーが咆哮し、デスザウラーのEシールドを突破した。
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:デスザウラーのEシールドを突破すべく荷電粒子砲を撃ったものの突破できず「ダメか」と諦めかけた時に、シャドーが自分から飛来してそのまま合体する。そして2発目の荷電粒子砲を撃ちながら、この台詞と同時にシャドーが咆哮し、Eシールドを突破した。
  
 
== 搭乗機体 ==
 
== 搭乗機体 ==
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:最初の乗機。
 
:最初の乗機。
 
;ジェノザウラー
 
;ジェノザウラー
:バンに倒された機体とジェノブレイカーに進化した機体の2体を使用していた。
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:第1部でバンに倒された紫色のフレームの機体と第2部でジェノブレイカーに進化した赤いフレームの機体の2体を使用していた。
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:後者は「'''ジェノザウラーR'''」と呼ばれる他、「'''ジェノザウラー レイヴン仕様'''」と表記するプラモデルキットも存在する。
 
;[[ジェノブレイカー]]
 
;[[ジェノブレイカー]]
 
:第2部・ガーディアンフォース編で搭乗。全能力を発揮するにはシャドーとの合体が必要であり、そのうえで時間制限もある。
 
:第2部・ガーディアンフォース編で搭乗。全能力を発揮するにはシャドーとの合体が必要であり、そのうえで時間制限もある。

2024年8月11日 (日) 17:45時点における最新版

レイヴンは『ゾイド -ZOIDS-』の登場人物。

レイヴン
登場作品

ゾイドシリーズ

声優 斎賀みつき
デザイン 上山道郎(原案)
坂崎忠(アニメ版)
初登場SRW スーパーロボット大戦Operation Extend
SRWでの分類 パイロット
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プロフィール
種族 惑星Zi人
性別
所属 ガイロス帝国
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概要編集

ガイロス帝国軍に所属する少年ゾイド乗り。オーガノイドシャドーと共にギュンター・プロイツェンの指示で行動する中でバン・フライハイトと出会い、ライバルとなる。

一見すると大人しそうな風貌に見えるが、その内にはゾイドに対する強い憎しみ秘めており、戦闘になると残忍な性格を露わにする。ゾイドの操縦技術と戦闘センスは「帝国最強」と言われる程であり、バンをして「天才」と言わしめ、当初は彼を圧倒していた。しかし、その性格からゾイドを道具として扱っており、無茶な操縦で機体が破壊されることも全く厭わない。

幼少時にオーガノイドを研究していた両親をオーガノイドのアンビエントによって殺害されている。それが原因で記憶を失っており、両親を殺されたトラウマから残ったゾイドへの憎悪だけは残っていた。両親を失った後、彼を保護したダン・フライハイトに引き取られることになるが、すぐに彼もオーガノイドを狙うプロイツェンに殺害され、レイヴンはプロイツェンに拾われ、5年にわたり軍人として育てられた。

ヘリック共和国のマウントオッサ火口にてバンと戦った際にセイバータイガーを無茶な操縦によって大破させ、自滅に近い敗北を喫する。その後プロイツェンから与えられたジェノザウラーを駆り、一度はシールドライガーを倒すものの、復活したバンのブレードライガーに敗北。それが原因で再び記憶と感情を失い各地を放浪するが、ガーディアンフォースとなったバンと再会した事で復活。その後ダークカイザーとなったプロイツェンの部下として、彼から再び与えられたジェノザウラーをシャドーの力でジェノブレイカーへと進化させ、以降はそれを愛機とする。

最終的にヒルツから切り捨てられ、同じく切り捨てられたリーゼと行動を共にするようになる。そしてリーゼに過去の記憶を取り戻してもらうと、それにより常に自分の傍らにいたシャドーの存在の大きさを知り、ゾイドへの憎しみも消えていくとともに、リーゼに対しては不器用ながらも思いやるようになる。その後、リーゼ、スペキュラー、そしてゾイドイヴの力で復活を果たしたシャドーと共に、ダークカイザーらに反旗を翻すし最終決戦ではバンと遂に共闘し、デスザウラーを討伐した。

第一部での一人称は「僕」だが、第二部からは「俺」に変化し、性格も辛辣さを増している。なお、原作漫画版ではストーリーがアニメとは大きく異なる事もあり、レイヴン自身の設定もだいぶ異なっている。

登場作品と役柄編集

単独作品編集

スーパーロボット大戦Operation Extend
初登場作品。第2章サブミッション「黒のオーガノイド」から登場。セイバータイガーに乗っている。回避型の上、無頼持ちなので包囲しても命中率を高められないのが厄介。
第7話-3「首都攻防」においてバンと戦い、セイバータイガーを酷使させて使い潰し、脱出していく。その後第3章で、ジェノザウラーではなくジェノブレイカーに乗って登場する。
7章までは敵としてのみ登場だったが、「破滅の魔獣デスザウラー」ではついに改心した状態で味方参戦、クリア後で使用可能になる。今回はガーディアンフォース編のストーリーこそ再現されるが、数年後を描いた本編と違いアニメ第一部から地続きなので、レイヴンもバン達同様初期の少年の姿のままである。

パイロットステータス編集

精神コマンド編集

OE
集中加速気合熱血

特殊スキル編集

OE
味方時
底力無頼戦意高揚
敵対時
底力無頼二連撃

エースボーナス編集

節約
OE』で採用。武器消費EN-20%。

人間関係編集

バン・フライハイト
ライバル。幾度となく戦うが、明確に敗れたシーンは一度しかなく、相討ちに近いのがほとんど。2部では完全に圧倒していた。プロイツェンらに反旗を翻した後ついに共闘する。互いに影響を与え合っており、共闘した際に見せた熱さや正攻法で挑む姿はリーゼに「アイツのせいなのか…」と言わしめた。
ダン・フライハイト
レイヴンの両親を殺害された事件を捜査しに来た彼に引き取られるが、オーガノイドを欲するプロイツェンが指揮する帝国軍の侵攻で命を落とす。もし、プロイツェンがいなければそのまま養子となり、バンの義兄弟となる可能性もあった。
シャドー
相棒だがゾイドの中でも憎んでいた。そのため、足蹴にすることも多かったが、気付かないうちに信頼を寄せていたようで、石化した時には初めて涙を見せた。
ギュンター・プロイツェン
引き取られ、軍人として育成されるが、実際は利用されているだけにすぎず(本人にもそれなりに自覚はあった)、最終的には裏切ったことから捨てられる。
リーゼ
当初は互いに敵視していたが後に過去の記憶を取り戻してもらい、不器用ながらも思いやる。最終的に相思相愛の仲となった。
ヒルツ
仲間と思われたがレイヴンの両親をアンビエントに殺害させた張本人。シャドーを殺されたこと等から反旗を翻す。
ドニー・チェン
原作漫画に登場する双子の兄。容姿は瓜二つだが、顔の刺青がレイヴンとは逆の位置にある。

名台詞編集

「シャドォオオオオオオオッ!!」
シャドーを呼び出す際の叫び。レイヴンの代名詞とも言える台詞でもあり、第2部において記憶を取り戻した際も真っ先にこの台詞を言い放った。

第1部・少年編編集

全体的に好戦的かつ残忍な台詞が多い。

「ゾイドが嫌いだからさ」
第12話。バンにゾイド破壊事件の犯人だと言うことを知られ、何故こんなことをしたのかと聞かれた際の問い。ゾイドへの憎しみが表れている。
「ここにも作らなければならないようだな…ゾイドの墓場を。」
同話、群がる共和国軍のスリーパーゾイドに対しての台詞。憎しみだけでなく、好戦的かつ残忍な一面も伺える。
「どいつもこいつも…まともに扱えもしないくせに!」
第13話。果敢に立ち向かったシールドライガーとバンを助けに来たコマンドウルフを撃破し、一人苛立つ。
「ある意味死んで当然の機体だ。この僕に恥をかかせたんだから」
第18話。シールドライガーが張ったシールドに突っ込み続け機体が崩壊を起こし始めた事で、バンは制止するも全く意に介さなかった。
レイヴンの非情さとゾイドへの憎しみが特に強く出た場面。
「ブレードライガーだと? フッ…いつまでもどこまでも…この僕を楽しませてくれる奴だ!」
第32話。プロイツェンからバンの愛機であるシールドライガーがブレードライガーへと進化した事を聞き、戦意を滾らせる。強い相手との戦いを楽しむという点ではバンと似ている。
「もう誰にも邪魔させないよ…最高の決戦場だろ? バン」
第33話。アーバインたちとの合流を優先し、戦いを放棄したバンと決着をつけるべく、プロイツェンが差し向けた増援へ向けて荷電粒子砲を発射し、バンの行く先を何度でも阻む。
「まさか…オーガノイド無しであそこまで乗りこなすなんて!」
同話。ジェノザウラーの猛攻によりジークが放り出されるも、独力のみでブレードライガーを動かしジェノザウラーへ肉薄。バンの言う通り、確かに見くびっていた。
「うわああああああッ!!」
同話。フィーネと一体化したジークと再び合体したブレードライガー。ダメージが回復した上に荷電粒子砲をブレードで強化したシールドにより跳ね返され、遂に砲口へとブレードを押し込まれる。寸前でシャドーに取り込まれ脱出するも記憶喪失となるのだった。

第2部・ガーディアンフォース編編集

自身の運命を歪めた元凶を知ってか、以前のような好戦的な台詞は次第に少なくなる。

「バンはどこだ?」
第43話、帰還中だったトーマの前に現れバンの居所を吐くよう迫る。
「俺は何度でも蘇る…バン、お前を地獄に叩き落すまでは」
第44話、迎え撃つバンとアーバインを前にして。バンへの復讐心が表れており、このように復活当初は第1部と変わりのない好戦的な印象だった。
「そうか…そういうわけだったのか…」
同話ラスト、バン一行を追い込み勝利は目前に思えたが、突如シャドーが命令を拒否し戦線離脱。不可解な行動に激怒するレイヴンだったが、直後にジェノザウラーがクリスタル状の繭に覆われる。それはかつてのブレードライガーのように進化を意味していた
「遂に奴が目覚める時が来た…シャドー、お前が俺の求めるものを引き出してくれるというのなら俺は魂のすべてを燃やして奴を乗りこなしてみせる。さぁ、目覚めろ。新たに生まれ変わったジェノザウラーよ。次回、ゾイド第47話。『魔獣新生』」
第46話予告。BGMが一切無いシリアスな内容であり、ここから第51話予告まで同様のBGMがほとんど無いシリアスな次回予告が続いていく。
「聞いたよ…そうやってデスザウラーを倒したんだってな。だが…もう俺には通用しない。死ね…!」
第50話。バンとの一騎打ちの際にかつてデスザウラーを倒した際の戦法を取ったバンに対し反撃。見事に完勝しブレードライガーを谷底へと落としていった。
「どうやら…バンを殺し損ねたようだな」
リーゼ「僕を笑いに来たのか?」
「いや…そんなつもりはない」
第51話ラスト、意気消沈するリーゼに意味深な眼差しを向けている。ここから二人の仲が深まると予想できた視聴者は少なかったであろう。
「シャドー、大丈夫か!?」
「シャドー…」
「シャドー…シャドー…シャドー!!」
第57話、バンとの戦いにてシャドーは活動時間が限界に近づき追い詰められていく。そしてデススティンガーの荷電粒子砲を回避した直後、シャドーは遂に石化してしまう。その姿にレイヴンは慟哭した。
「一人は、イヤだ…」
第59話、石化したシャドーをかつての自宅へと運び出来事を回想して涙を流す。直後、シャドーは光を放ち消えてしまう。それまでのイメージとは異なる弱々しい姿が印象的であり、以後は好戦的な姿とは違った一面が描写されるようになる。
「邪魔だあああああ!!」
「そいつは俺の獲物だ!」
同話、ヘリックシティを襲撃するデススティンガーと共和国・帝国の連合軍の争いに乱入。ヒルツへ反旗を翻す。
「熱は下がったようだな」
第62話、目を覚ましたリーゼに向けて穏やかな笑みをしながら声をかける。
「シャドー…シャドー!」
「こんな死に方も悪くない…お前に殺されるなら…本望だ。お前が…生きててくれて…嬉しい。それだけで…俺は…十分さ」
第65話、プロイツェンにより甦ったシャドーはレイヴンに襲い掛かるが、レイヴンは抵抗する事もなくシャドーの復活を喜んでいた。レイヴンの心境の変化が如実に表れた場面のひとつ。
「いい加減にしろ…いつまでもお前たちに付き合っている暇は無い!」
第66話、3体ものジェノザウラーが立ちはだかり、この時ばかりは流石に苦戦するも最終的に3体とも撃破する。
「バン! 何としてもデスザウラーを止めるぞ!」
バン「ああ、解ってる!」
同話、遂に覚醒してしまったオリジナルデスザウラーを前に駆けつけたバンと協力。敵味方の垣根を越えライバルとの最初で最後の共闘が始まった。
「リーゼ、それで俺達は勝った事になるのか? …お断りだ。俺は戦って勝つ!行くぞ、バン!!」
第67話、デスザウラーを止めるためにはゾイドイヴを停止させるしかないと言ったリーゼに対して言い放つとともに攻撃を再開する。ゾイドイヴを破壊するということはすべてのゾイドが死んでしまうということであり、勝つためなら手段を選ばず、ゾイドを憎んでいたかつてのレイヴンからは考えられないようなセリフである。リーゼも「変わったね…あんた」とレイヴンの変化を感じていた。
(それでこそ、俺が唯一認めるゾイド乗りだ!)
「バン、俺が奴のEシールドを突破する!そこに向かって飛べ!いいな!?」
同話、デスザウラーを足止めするために攻撃するものの、シールドを張られ無効化されてしまう。それをバンに伝えるが、返ってきた言葉は「それで?それがどうかしたか?」というあっさりとしたものだった。その自信と普段の自分の言い方を真似た彼に対して心の中でこの言葉を贈るとともに、シールドを突破すべく荷電粒子砲を撃つ。
「ここだ、シャドォォォォォォッ!!」
デスザウラーのEシールドを突破すべく荷電粒子砲を撃ったものの突破できず「ダメか」と諦めかけた時に、シャドーが自分から飛来してそのまま合体する。そして2発目の荷電粒子砲を撃ちながら、この台詞と同時にシャドーが咆哮し、Eシールドを突破した。

搭乗機体編集

恐竜型の機体を多く使用している傾向がある。

セイバータイガー
最初の乗機。
ジェノザウラー
第1部でバンに倒された紫色のフレームの機体と第2部でジェノブレイカーに進化した赤いフレームの機体の2体を使用していた。
後者は「ジェノザウラーR」と呼ばれる他、「ジェノザウラー レイヴン仕様」と表記するプラモデルキットも存在する。
ジェノブレイカー
第2部・ガーディアンフォース編で搭乗。全能力を発揮するにはシャドーとの合体が必要であり、そのうえで時間制限もある。
ゴドス
第42話冒頭、記憶喪失となっていた時期に両腕をキャノン砲へ改造した機体に搭乗。単機で基地一つを壊滅させるも大破したため即座に乗り捨てている。
ダークホーンWB
第42話にて帝国兵の機体を奪って操縦。
バーサークフューラー
漫画版ではこの機体に乗り換える。
バーサークフューラー シャドーエッジ
漫画版で駆る専用CBSを装着した漫画版オリジナル形態。全身にブレードを装備しているが、シャドーとの融合状態でなければ扱いきれない。
凱龍輝
ゾイドタクティクスでは専用カラーの個体を使用。

余談編集

  • 名称の由来はの一種であるワタリガラスの英語名と思われる。
  • 「まだだあ!」と言いながらを荷電粒子砲を撃ちながら砲身を振り回して攻撃するシーンがあるが、これを見て斎賀氏が後に演じたリヴァイヴ・リバイバルを思い出した人も少なくなかったらしい。リヴァイヴもメガランチャーを撃ちつつ射線軸を曲げて攻撃したことがあったためだろう。
  • 続編『ZOIDS新世紀/ZERO』では、ベガ・オブスキュラという少年ゾイド乗りが登場する。若干10歳ながら天才的操縦技術を持ち、恐竜型ゾイドに搭乗、レイヴンを思わせる髪型と黒髪、更に保護者の姿がリーゼそっくりな点などから、一部のファンからはレイヴンとリーゼの子孫ではないかと推測されている。