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− | [[ラング・プラート]]博士が開発したメタルアーマーの活躍によって当初は旧態依然であった地球連合軍を圧倒。一時は地球の七割という大部分を占領下に置いた<ref>原作では[[日本]]を含めた広範囲を占領していたが、SRWでは[[ガンダムシリーズ]]等他作品との兼ね合いで占領範囲が狭まっている。また、第一話でオーストラリアのエアーズロック周辺がマスドライバーによる爆撃で吹き飛ばされているため、地球連合の領域だったと推察される。</ref>が、彼の亡命によってD兵器が地球連合軍側に渡り、そこから開発された地球連合軍のメタルアーマーである[[ドラグーン]]の配備によって一気に戦局は不利となり、内部でも若手将校の反乱が勃発した。 | + | [[ラング・プラート]]博士が開発したメタルアーマーの活躍によって当初は旧態依然であった地球連合軍を圧倒。一時は地球の七割という大部分を占領下に置いた<ref>原作では[[日本]]を含めた広範囲を占領していたが、SRWでは[[ガンダムシリーズ]]や[[マジンガーシリーズ]]等他作品との兼ね合いで占領範囲が狭まっている。また、第一話でオーストラリアのエアーズロック周辺がマスドライバーによる爆撃で吹き飛ばされているため、地球連合の領域だったと推察される。</ref>が、彼の亡命によってD兵器が地球連合軍側に渡り、そこから開発された地球連合軍のメタルアーマーである[[ドラグーン]]の配備によって一気に戦局は不利となり、内部でも若手将校の反乱が勃発した。 |
この状況の中、[[ギルトール|ギルトール元帥]]が[[ドルチェノフ|ドルチェノフ中佐]]に暗殺され、彼が総統の座を奪い実権を握ることになる。しかしドラグーンの大量配備による戦略的劣勢を覆す事は出来ず、終盤ともなれば毎週のようにアバンで各方面軍の将軍たちは戦死していき、46話にて遂に逆転不可能を悟った本国政府の文官たちは連合政府に降伏してしまう。 | この状況の中、[[ギルトール|ギルトール元帥]]が[[ドルチェノフ|ドルチェノフ中佐]]に暗殺され、彼が総統の座を奪い実権を握ることになる。しかしドラグーンの大量配備による戦略的劣勢を覆す事は出来ず、終盤ともなれば毎週のようにアバンで各方面軍の将軍たちは戦死していき、46話にて遂に逆転不可能を悟った本国政府の文官たちは連合政府に降伏してしまう。 | ||
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2024年10月26日 (土) 21:16時点における最新版
ギガノス帝国とは、『機甲戦記ドラグナー』に登場する国家。
概要編集
地球連合に反旗を翻したギルトール元帥が月の駐留軍を糾合し、創設した帝国。統一帝国ギガノスとも称する。
シンボルマークはアルファベットの「G」を正三角形型に意匠化したもので、殆どのギガノス所属メタルアーマー・フォルグアーマーの左胸部に丸いワッペンのような形で取り付けられている。軍服は水色だが、マイヨなど一部の将校は黒、プラクティーズは青の軍服を着用。
ラング・プラート博士が開発したメタルアーマーの活躍によって当初は旧態依然であった地球連合軍を圧倒。一時は地球の七割という大部分を占領下に置いた[1]が、彼の亡命によってD兵器が地球連合軍側に渡り、そこから開発された地球連合軍のメタルアーマーであるドラグーンの配備によって一気に戦局は不利となり、内部でも若手将校の反乱が勃発した。
この状況の中、ギルトール元帥がドルチェノフ中佐に暗殺され、彼が総統の座を奪い実権を握ることになる。しかしドラグーンの大量配備による戦略的劣勢を覆す事は出来ず、終盤ともなれば毎週のようにアバンで各方面軍の将軍たちは戦死していき、46話にて遂に逆転不可能を悟った本国政府の文官たちは連合政府に降伏してしまう。
それでもドルチェノフたちはギガノス機動要塞に立てこもり抵抗をつづけるが、要塞が連合軍のマイクロウェーブ照射で著しく戦力を欠いたことで半ば壊滅状態に陥ったうえ、ギルトール暗殺が(ドルチェノフのうっかりで)暴露されたせいで全将兵が連合に寝返り[2]、ただ一人残されたドルチェノフの死と要塞の陥落によって帝国は事実上滅亡した。
大量破壊兵器に転用されたマスドライバーは実際にはあまり使用されず、戦力の大部分がメタルアーマーに置かれている。これは元帥ギルトールが隕石攻撃で地球環境を破壊することを危惧したこと、メタルアーマー自体がギガノスの威信と化したことの二つの理由があった。
作中では、メタルアーマーを運用するための宇宙用の艦船(フンボルト級など)や、制圧用の小型軍用バイク「鉄騎兵」、自走式潜水魚雷「クルーズピート」なども確認できるが、いずれもSRW未参戦。
登場作品編集
携帯機シリーズ編集
- スーパーロボット大戦A
- 初登場作品。ストーリー上は連邦のバーム星人との会談の失敗を決起のきっかけとしている。途中、ジオン残党からシーマ・ガラハウが寝返る。なお、ドルチェノフが中佐から総統に成り上がった件でシャドウミラーの裏工作があった事をマイヨが仄めかしている。
単独作品編集
人物編集
- ギルトール元帥
- 統治者。ちなみに小説版には息子が登場している。
- ドルチェノフ中佐
- ギガノス内部における強硬派の代表格で、マスドライバーによる地球の徹底攻撃や反乱を起こした若手将校らの厳罰を主張したが、ギルトールには受け入れられず、最後は揉み合いになった末に殺害し、その罪をマイヨに着せてギガノスの実権を握った。
- ラング・プラート
- ギルトールの片腕であるメタルアーマーの開発者で、マイヨとリンダの父親。D兵器と共に地球連合軍に亡命することとなる。
- マイヨ・プラート
- 「ギガノスの蒼き鷹」の異名を持つ親衛隊機甲兵団のエースパイロット。大尉ながらもギルトールの信頼が厚く、若手将校からも慕われていてマイヨの左遷と更迭が若手将校の反乱の一因となっている。
- プラクティーズ(カール・ゲイナー、ウェルナー・フリッツ、ダン・クリューガー)
- マイヨの部下であるエリート部隊。マイヨが元帥暗殺の罪を着せられた後も、最後まで共に戦った。
- グン・ジェム
- 独自の荒くれ部隊を率いる凄腕パイロット。「ギガノスの汚物」と揶揄される。
- グン・ジェム隊(リー・スー・ミン、ゴル、ガナン、ジン)
- グン・ジェムの部下達。最終的にミンを残して全滅し、生き残ったミンはマイヨに協力することとなった。
- ギガノス兵
- ギガノス帝国の一般兵。
SRW未登場の人物編集
- チェホフ
- 序盤でケーンたちと交戦した中尉。コロニー内での白兵戦(?)の末に降参し、ケーンたちと奇妙な絆を結ぶも、プラクティーズからケーンたちを庇い立てしたため射殺された。
- 『MX』では名前だけ登場している。ドルチェノフと声は同じ。
- ビル・ブライアン
- ケーン達のアカデミー時代の親友。ギガノスの強引な徴兵によって兵士にされてしまい、捕虜としてケーン達と再会することになる。最後はケーンを庇おうとファルゲンを攻撃してしまい、マイヨに討たれてしまう。
- ゲルポック隊
- 軍部の特務部隊。ゲルポック、チェンドル、アデンの3名。黒いパーソナルカラーに塗装されたゲルフ系MA三機によるコンビネーション攻撃を得意とし、勝利の為なら卑怯な戦法も辞さない。人数、イメージカラー、連携攻撃と別作品の3人組を思わせる要素を持つ。
- ハイデルネッケン
- ドルチェノフの腹心。ギルガザムネの2号機を操縦した。卑怯にして狡猾(おまけにスケベ)で、ギガノス内においても嫌われ者として知られる。
- ちなみに声は滝口順平氏で片眼鏡を着用と、SRWに登場したら甲児に何がしか言われそうなキャラクターである。
他作品の人物・勢力との関係編集
- ジオン公国/ネオ・ジオン
- 『GC』(『XO』)では同盟を結ぶ。
- ウォン・ユンファ、デキム・バートン、シーマ・ガラハウ
- 『A』ではドルチェノフが彼らと結託するが、全員から心底見下されていた模様。デキムに至っては、既に落ち目になっていた事からウォン共々見捨てられ第二次星の屑作戦の捨て石にされていた。
- デビルガンダム
- 『A』では奪取しようとする。ドルチェノフとウォンが結託していたため、彼らの陰謀であると思われる。最後はギガノス機動要塞と融合して「デビル機動要塞」となった。
- 『MX』では月面本部のマスドライバーと融合する。
- 火星の後継者
- 『MX』ではドルチェノフが草壁春樹と結託する。しかし北辰と六人衆にいいように利用されていた。
- シャドウミラー
- 『A』ではドルチェノフが独断で彼らと結託するが、その件をギルトールに追及され暗殺に繋がることになる。その際にギガノス機動要塞を利用するために裏工作でドルチェノフを総統に就任させている。