「ギリ・ガデューカ・アスピス」の版間の差分

 
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'''ギリ・ガデューカ・アスピス'''は「[[機動戦士クロスボーン・ガンダム]]シリーズ」の登場人物。
 
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2024年4月28日 (日) 01:57時点における最新版

ギリ・ガデューカ・アスピスは「機動戦士クロスボーン・ガンダムシリーズ」の登場人物。

ギリ・ガデューカ・アスピス
登場作品

ガンダムシリーズ

声優 真柴摩利(無印)
岩永哲哉(鋼鉄の7人)
デザイン 長谷川裕一
初登場SRW 第2次スーパーロボット大戦α
SRWでの分類 パイロット
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プロフィール
種族 地球人
性別
年齢 15歳(無印)
18歳(鋼鉄の7人)
出身 木星
身長 150 cm(無印)
180 cm(鋼鉄の7人)
所属組織 木星帝国クロスボーン・バンガード
所属部隊
木星帝国
死の旋風隊
役職
死の旋風隊
攻撃担当
軍階級 少佐
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概要編集

死の旋風隊のリーダーを務める少年。木星帝国のニュータイプ兵で、己の能力に絶対の自信があり、それを裏付けるようにモビルスーツでの戦闘能力は高い。何をしても一般人以上の技量を発揮し、続編で彼が作った料理は格別の美味さであった。

「死の旋風隊」ではクァバーゼを駆り、攻撃を担当。本人も接近戦は得意で、クァバーゼのスネークハンドを自在に操る。

一時はキンケドゥ・ナウクロスボーン・ガンダムX1を追い詰めるが、戦いの経験はキンケドゥが一枚上手で、敗退している。

地球ではトビア・アロナクスクロスボーン・ガンダムX3と対峙。トビアが機転を利かせ死の旋風隊を追い詰めるが、隙を突いて逆転。しかし直後に現れたキンケドゥの前に完全敗北。自決しようとしたが、バーンズ・ガーンズバックに止められる。

『鋼鉄の7人』では地球に残り、コックになっていた。料理の腕も相当なものがあり、味見をしたトビアはコロニーレーザー級の衝撃を受ける程。身長も伸び、大人びた風貌となっており、外見も性格も全く変わっていないトビアには呆れていた。最初はトビアへの協力を断っていたが、最終的に「決してお前(=トビア)のためじゃない」と言いながら協力したため、バーンズからは「ツンデレ」と評された。一人称も「俺」に変わっている。

なお「ギリ・ガデューカ・アスピス」の名は『鋼鉄の7人』で明らかになったフルネームであり、『クロスボーン』本編では「ギリ」だけである(『鋼鉄の7人』発表前の作品である『第2次α』もこれに準拠)。

登場作品と役柄編集

αシリーズ編集

第2次スーパーロボット大戦α
初登場作品。小隊システムにより「死の旋風隊」が再現された。序盤から登場するパイロットの中でもかなり強い。バーンズのトトゥガとローズマリーのアビジョによる援護防御と、ギリのクァバーゼの攻撃力は厄介。援護防御役を二人も抱える事からこのままだとまともにダメージをいれるのも大変なので、全体攻撃でまとめて一気に削るか、他の2人から先に落としたい。最終決戦では明確な死は描かれてはおらず、脱出装置が働いていたと言及されている。

関連作品編集

Another Century's Episode: R

パイロットステータス編集

能力値編集

ゲーム中でも上位に食い込む能力の高さ。リアル系パイロットの弱点である防御もかなり高い。何故かバーンズよりも。

精神コマンド編集

第2次α
加速集中ひらめきてかげん熱血覚醒
覚醒の消費SPが70とシャアに匹敵するほど低い。羨ましいの一言。

特殊技能編集

第2次α
ニュータイプL8、切り払いL6、援護攻撃L3、連携攻撃気力+(ダメージ)ガード
高レベルのニュータイプ、ダメージを削られるガードを備え、ゲーム中でも結構な強敵。実は内部的には最も早くニュータイプL8に到達する。切り払いを所持しているが、肝心のクァバーゼが剣持ちではないため、死に技能になっている。スタッフの設定ミスか。

小隊長能力編集

攻撃力+20%
第2次α』で採用。
これのせいでクァバーゼの攻撃がかなり痛い。小隊全機に適応されるため、アビジョのニードル・ガンも強化される。デス・ゲイルズ隊の隊長は伊達ではない。

人間関係編集

ローズマリー・ラズベリー
死の旋風隊の一人。援護担当。
バーンズ・ガーンズバック
死の旋風隊の一人。防御担当。当初は人を人とも思わないギリの態度を気味悪がっていたが、地球での戦いではギリの自決を阻止し、その後のギリの世話もしていたようだ。
トビア・アロナクス
彼曰く「海賊少年(後に海賊)」。立場的にはライバル的存在だが、本格的に戦闘したのは1回だけである。仲が良いわけでないが、カリスト兄弟との戦いに手を貸す。
キンケドゥ・ナウ
他の旋風隊とともに彼を追い詰めるも、彼の奇策によって敗退する。自信家のギリも、キンケドゥの技量については素直に称賛した。
カラス
ニュータイプ部隊の「教師」。彼の教えは忠実に守っていた。
ザビーネ・シャル
木星帝国に投降した彼を執拗な拷問にかける。…つまりギリはザビーネがああなった元凶。
カリスト兄弟(光のカリスト、影のカリスト)
鋼鉄の7人』における木星帝国総統(SRW未登場)。気に食わない存在であり、彼等が帝国総統になったと知り、鋼鉄の7人に加わる事を決意する。

名台詞編集

機動戦士クロスボーン・ガンダム編集

「おぼえておくがいい! 我らは“死の旋風”隊」
「死を運ぶ風だ」
第11話より、キンケドゥと初めて対峙した際の発言。その卓越したフォーメーションでキンケドゥを追い詰めた。
「フ フフフフ 驚いたよ! マシン以上に みごとな腕のパイロットだ!」
第12話より。X1の両腕を切り落とされた状態で死の旋風隊の機体の特性と弱点を看破し、奇策を用いて敵母艦にダメージを与え撤退させたキンケドゥに対する言葉。
基本的に他人を見下すギリではあるが、圧倒的に劣勢な状況を覆し自分達に撤退を強いたキンケドゥの実力は素直に賞賛した。
「こいつの本当の考えをひき出すまでは危なくて使うわけにもいかないからねえ はっはっは! ザビーネ! きみだってすぐに信用してもらえるなんて思ってなかったろう?」
第13話より、シラを切り続けるザビーネを拷問する最中、ザビーネへ向けた台詞。嫌みたらしく人間味を感じさせない台詞だが、指摘していることはごもっともである。加えてザビーネ自身「木星帝国の社会は貴族主義が目指したものに近く、細かい違いは入り込んでから変えてやればいい」と考えていたこともあるなど自業自得と言われても仕方のないところもあり、あまりザビーネには同情出来ないだろう。

機動戦士クロスボーン・ガンダム 鋼鉄の7人編集

「私はどこまでいっても木星の兵士 ですから…木星に忠誠は誓えても……貴様のような下衆総統に振る尻尾は持ってないんだよっ!」
第6話より。同行していたエウロペ(SRW未登場)が木星帝国のスパイであるかを確かめるべく、裏切るフリをして影のカリスト(SRW未登場)から真相を聞き出した際に。格闘術で執拗に挑みかかるが、カリストはこれを軽く受け流した。
「………貴様ら兄弟に…ほえ面をかかせてやるぜえっ」
(ちっ)
第13話より。最終決戦。カリスト兄弟のディキトゥスに機体の四肢を切り落とされ戦闘能力を喪失したが、ギリの捨て身の特攻によってコロニーレーザーの射角をわずかにずらすことに成功、地球への攻撃を防いだのだった。
この時にギリはいわゆる走馬灯を見るのだが、思い出したのは木星での思い出ではなく地球でコックとして暮らしていた時に作った料理、そしてトビアと再会した時のことだった。なんだかんだで地球での暮らしを気に入っていたこと、そしてトビアを認めていた自分に、心の中で舌打ちながら散っていった。

迷台詞編集

機動戦士クロスボーン・ガンダム編集

「総統はどうでもよいといっていたからな…クックッ あなたは僕がいただきましょう」
「目ばかり大きくてあまり僕の好みじゃないけど…もう2 3年もすれば色っぽくなるだろうから」
第21話より、人質に取ったベルナデットに対して。この態度にトビアは激昂する。
ちなみに、ベルナデットは本編から3年後の『鋼鉄の7人』はおろか、20年後の『ゴースト』(SRW未参戦)でも全く体形は成長しておらず、ギリの読みは外れた事になる。
また、「目ばかり大きくて、あまり僕の好みじゃない」は富野監督の嗜好をまんまネタにしたものと思われる。[1]

機動戦士クロスボーン・ガンダム 鋼鉄の7人編集

「俺も――一緒に行くぞ! 海賊」
「だがカン違いするな! 俺は…あのカリスト兄弟と戦うために行くんだ! 木星のためにあの下衆どもを総統の座から引きずり降ろしてやる!」
「けしておまえの仲間になるわけじゃないからな!」
第7話より。影のカリストの撃退後、トビア達のイカロス捜索に同行する際に。見事なまでにツンデレであり、これを見ていたバーンズはツンデレと断言した。一方のトビアは、ギリがカリストに対し一芝居打つ時に本気で殴ってきた事を根に持っていた。

余談編集

  • ガデューカとはロシア語で「毒蛇」、アスピスはラテン語でコブラを意味する言葉であり、搭乗機のクァバーゼのイメージに合わせたフルネームとなっている。
  • 声と髪型のせいか、ネット上でのギリのあだ名に「悪い風間くん」がある。また、似た声の人が生き延びて木星に向かう可能性が出たため、妙な共通点が生まれた。

搭乗機体編集

クァバーゼ
死の旋風隊所属時に搭乗。『鋼鉄の7人』では連邦軍が鹵獲していた量産型クァバーゼ(SRW未登場)に搭乗し、木星軍と交戦した。
ビギナ・ギナII (木星決戦仕様)(SRW未登場)
『鋼鉄の7人』にて搭乗。ビームシールドの代わりにクァバーゼ系列機に装備されていたスネークハンドを装備している。

脚注編集

  1. 単行本2巻および3巻の作者コメントにて富野監督は「長谷川先生と女の子の好みが異なる」と度々語っており、4巻の作者コメントにて長谷川氏が「富野監督に女の子の目を小さくしてほしいと頼まれて、女の子の好みが異なるってそういうことだったのかと思った」と明かしている。

資料リンク編集