「セルゲイ・スミルノフ」の版間の差分

 
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== セルゲイ・スミルノフ (Sergei Smirnov) ==
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{{登場人物概要
*[[登場作品]][[機動戦士ガンダム00]]
+
| 外国語表記 = [[外国語表記::Sergei Smirnov]]<ref>[http://www.gundam00.net/tv/character/50.html Character]、機動戦士ガンダム00[ダブルオー]、2022年1月29日閲覧。</ref>
*[[声優]]:石塚運昇
+
| 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]]
*種族:地球人(ロシア出身)
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*{{登場作品 (人物)|機動戦士ガンダム00}}
*性別:男
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| 声優 = {{声優|石塚運昇|SRW=Y}}
*誕生日:1月28日
+
| キャラクターデザイン = {{キャラクターデザイン|高河ゆん}}(原案)<br />{{キャラクターデザイン|千葉道徳}}(アニメ版)
*[[年齢]]:43歳
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| 初登場SRW = {{初登場SRW (人物)|第2次スーパーロボット大戦Z破界篇}}
*身長:189cm
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| SRWでの分類 = [[パイロット]]
*体重:72kg
+
}}
*血液型:A型
 
*所属:[[人類革新連盟]]→[[地球連邦軍 (00)|地球連邦軍]]
 
*[[軍階級|階級]]:中佐(1st)→大佐(2nd)
 
*役職:人革連特務部隊「頂武」隊長(1st)
 
*異名:'''ロシアの荒熊'''
 
*キャラクターデザイン:高河ゆん(原案)
 
  
人類革新連盟連盟に所属する[[指揮官]]兼MSパイロット。過去の戦乱で左目付近に大きな傷跡が残っている。
+
{{登場人物概要
 +
| タイトル = プロフィール
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| 異名 = '''ロシアの荒熊'''
 +
| 種族 = [[種族::地球人]]
 +
| 性別 = [[性別::男]]
 +
| 誕生日 = 1月28日
 +
| 年齢 = [[年齢::43]]歳(1st)<br/>[[年齢::48]]歳(2nd)
 +
| 出身 = ロシア
 +
| 身長 = [[身長::189 cm]]
 +
| 体重 = [[体重::72 kg]]
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| 血液型 = [[血液型::A]]型
 +
| 所属組織 = {{所属 (人物)|人類革新連盟}} → {{所属 (人物)|地球連邦軍 (00)|地球連邦軍}}
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| 所属部隊 =
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;人類革新連盟
 +
:{{所属 (人物)|頂武}}
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| 役職 =
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;頂武
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:[[役職::隊長]]
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| 階級 = [[階級::中佐]](1st) → [[階級::大佐]](2nd)
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}}
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'''セルゲイ・スミルノフ'''は『[[機動戦士ガンダム00]]』の登場人物。
  
'''「ロシアの荒熊」'''の[[異名]]を持つ、現実主義で冷静な判断力と優れた戦術眼を持つ歴戦の兵士。本人曰く「自分の目で見たものしか信じない」主義で自らMSで出撃することもあり、指揮官としてだけでなくパイロットとしても部下から厚い信頼を得ている。その実力を買われ、人革連の対ガンダム特殊部隊「頂武」の隊長に就任。超兵[[ソーマ・ピーリス]]を含むエリート部隊を率い、巧妙な作戦でガンダムを一時的に鹵獲するなど、強敵として[[ソレスタルビーイング]]を何度も苦しめた。
+
== 概要 ==
 +
=== 1stシーズン ===
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[[人類革新連盟]]に所属する[[指揮官]][[MS]]パイロット。過去の戦乱で左目付近に大きな傷痕が残っている。
  
ソレスタルビーイングとの最終決戦では、指揮官兼パイロットとして作戦に参加。[[GN-X]]に搭乗し、ピーリスとともに[[アレルヤ・ハプティズム|アレルヤ]][[ガンダムキュリオス]]を追い詰めるが、最終的に相打ちとなり、ピーリスとともに辛くも生還した。<br />
+
'''「ロシアの荒熊」'''の[[異名]]を持つ、現実主義で冷静な判断力と優れた戦術眼を持つ歴戦の兵士。セルゲイ本人曰く「自分の目で見たものしか信じない」主義で自らMSで出撃する事もあり、指揮官としてだけでなくパイロットとしても部下から厚い[[信頼]]を得ている。その実力を買われ、人革連の対ガンダム特殊部隊「頂武」の隊長に就任。超兵[[ソーマ・ピーリス]]を含む精鋭を率い、巧妙な作戦でガンダムを一時的に鹵獲するなど、強敵として[[ソレスタルビーイング]]を何度も苦しめた。
  
2ndシーズンでは数少ない非[[アロウズ]]の連邦軍人として登場。本編開始時点でピーリスを養子に迎え入れようとしていたが、彼女のアロウズ転属に伴い保留になってしまう。この際疎遠となっていた息子の[[アンドレイ・スミルノフ|アンドレイ]]と再会した。<br />
+
ソレスタルビーイングとの最終決戦では、指揮官兼MSパイロットとして作戦に参加。[[GN-X]]に搭乗し、ピーリスと共に[[アレルヤ・ハプティズム]][[ガンダムキュリオス]]を追い詰めるが、最終的に相討ちとなり、ピーリスとともに辛くも生還した。
[[カタロン]]の基地から逃げ出した[[沙慈・クロスロード]]を事実上アロウズから庇ったり、本来の人格を取り戻したピーリスことマリーを見逃すなど人格者ぶりを見せる一方で、かつて妻ホリーを見殺しにしてしまったことで亀裂の入った親子関係に向き合えていないなど父親としては不器用な面も描かれる。<br />
 
政治的には中立を貫きながらもアロウズを疑問視する考えは軍内部で少なからず影響を与えており、アロウズから危険視されていた。そのため旧友[[パング・ハーキュリー]]のクーデターの際、交渉役に任命されるという形で謀殺されてしまう。<br />
 
  
結果的にその実行犯となったのは他ならぬアンドレイであり、激昂した彼への言葉が届かないまま無抵抗で撃墜される。死の間際、自機の爆発にアンドレイを巻き込まないように離れることが、唯一の直接果たせた思いやりだった。ただし、後にセルゲイの想いは、ピーリスを介して息子・アンドレイへと伝わることになる。<br />
+
=== 2ndシーズン ===
 +
数少ない非[[アロウズ]]の連邦軍人として登場。本編開始時点でピーリスを養子に迎え入れようとしていたが、彼女のアロウズ転属に伴い保留になってしまう。この際疎遠となっていた息子の[[アンドレイ・スミルノフ]]と再会した。
  
物故者であるため、劇場版には登場しないが、セルゲイのかつての上司であるキム中将が、生前の彼について言及する場面がある。
+
[[カタロン]]の基地から逃げ出した[[沙慈・クロスロード]]を事実上アロウズから庇ったり、本来の人格を取り戻したピーリスことマリーを見逃すなど人格者ぶりを見せる一方で、かつて妻ホリーを見殺しにしてしまった事で亀裂の入った親子関係に向き合えておらず、ピーリスを養子にすることを息子に知らせないなど父親としては少なからず難がある。
  
 +
政治的には中立を貫きながらもアロウズを疑問視するセルゲイの考えは軍内部で少なからず影響を与えており、さらにカタロンメンバーの容疑があった沙慈を勝手に逃がすといった軍法会議ものの行動等によってアロウズから当然の事ながら危険視されていた。そのため「旧友[[パング・ハーキュリー]]のクーデターの際、交渉役に任命される」という形で見殺しにされてしまう。
 +
 +
結果的にその実行犯となったのは他ならぬアンドレイであり、激昂した彼への言葉が届かないまま無抵抗で撃墜される。死の間際、[[ティエレン全領域対応型|自機]]の爆発にアンドレイを巻き込まないように離れる事が、唯一の直接果たせた思いやりだった。ただし、後にセルゲイの想いは、ピーリス(と[[ダブルオーライザー|トランザムバースト]])を介して息子アンドレイへと伝わる事となる。
 +
 +
=== [[劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-|劇場版]] ===
 +
既に物故者であるため、劇場版には登場しないが、セルゲイのかつての上司であるキム中将が、生前の彼について言及する場面がある。
  
 
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
 +
=== [[Zシリーズ]] ===
 +
;{{参戦作品 (人物)|第2次スーパーロボット大戦Z破界篇}}
 +
:初登場作品。[[ティエレン高機動B指揮官型]](ただし、グラフィックは一般兵用)と[[GN-X]]に乗る。[[指揮官]]技能を持つので、早めに倒したい。
 +
:なお、[[宇宙]]ルート・[[ソレスタルビーイング|CB]]ルートでは[[スポット参戦]]する。
 +
;{{参戦作品 (人物)|第2次スーパーロボット大戦Z再世篇}}
 +
:2ndシーズン仕様で登場。
  
=== Zシリーズ ===
+
=== 単独作品 ===
;[[第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇]]
+
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦Card Chronicle}}
:初登場作品。[[ティエレン高機動B指揮官型]](グラフィックが一般兵用だが…)とGN-Xに乗る。宇宙ルート・CBルートではスポット参戦する。[[指揮官]]技能を持つので早めに倒したい。
+
:死亡イベントがないため、生存。イベント「宇宙を守っていく者達」では息子[[アンドレイ・スミルノフ|アンドレイ]]と共闘を果たす。
;[[第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇]]
+
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦X-Ω}}
:セカンドシーズン仕様で登場。
+
:シナリオNPC。
 
+
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦DD}}
== パイロットステータス設定の傾向 ==
+
:序章ワールド3より登場するエネミーユニット。石塚氏死去後の作品のため、声はライブラリ出演。
  
 +
== パイロットステータス ==
 
=== [[能力|能力値]] ===
 
=== [[能力|能力値]] ===
 
全体的に高いが、MSパイロットとしては特に防御が高い。
 
全体的に高いが、MSパイロットとしては特に防御が高い。
  
 
=== [[精神コマンド]] ===
 
=== [[精神コマンド]] ===
;[[偵察]] [[必中]] [[加速]] [[信頼]] [[鉄壁]] [[期待]]
+
;[[第2次スーパーロボット大戦Z|第2次Z]]
:第2次Zのもの。セルゲイらしい内容だが、ゲーム的には使いづらいか。
+
:'''[[偵察]][[必中]][[加速]][[信頼]][[鉄壁]][[期待]]'''
:余談だが、セルゲイの精神コマンド一覧(最後に覚えるものを除く)は、[[アンドレイ・スミルノフ|息子]]のものと同一である。
+
:セルゲイらしい内容だが、ゲーム的には使いづらいか。なお、セルゲイの精神コマンド一覧(最後に覚えるものを除く)は[[アンドレイ・スミルノフ|息子]]のものと同一である。
 
 
=== [[特殊技能]](特殊スキル) ===
 
;[[指揮官]]L4 [[底力]]L7 [[Bセーブ]] [[見切り]] [[ガード]]
 
:設定通り高い指揮能力を持ち、防御に長けている。
 
<!-- === [[小隊長能力]](隊長効果) === -->
 
<!-- 第2次α、第3次α、Zで採用 -->
 
  
=== [[エース|固有エースボーナス]] ===
+
=== [[特殊スキル]] ===
; 自軍フェイス開始時、自分を除く味方ユニットの気力+2
+
;[[第2次スーパーロボット大戦Z|第2次Z]]
: 敵パイロット時に取得することは破界篇においては一度もなく、スポット参戦時において、周回プレイによる撃墜数引継ぎでお目にかかることが出来るボーナス。
+
:'''[[指揮官]]L4、[[底力]]L7、[[Bセーブ]]、[[見切り]]、[[ガード]]'''
:撃墜数をあまり稼げないユニットも、これで一応必要[[気力]]に届きやすくなるといえるが、そこまでしてAB習得させる意味があるのかと言うと…
+
:設定通り高い指揮能力を持ち、[[防御]]に長けている。なお、[[底力]]L7と[[Bセーブ]]は、[[アンドレイ・スミルノフ|息子]]にも受け継がれている。
  
== [[BGM|パイロットBGM]] ==
+
=== [[エースボーナス]] ===
;「DAYBREAK'S HELL」
+
; 自軍フェイス開始時、自分を除く味方ユニットの気力+2
:1st前期OP
+
:『[[第2次スーパーロボット大戦Z|第2次Z]]』。敵パイロット時に取得することは『[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|第2次Z破界篇]]』においては一度も無く、[[スポット参戦]]時において、[[周回プレイ]]による撃墜数引継ぎでお目にかかることが出来るボーナス。
;「儚くも永久のカナシ」
+
:撃墜数をあまり稼げないユニットも、これで一応必要[[気力]]に届きやすくなると言えるが、そこまでしてAB習得させる意味があるのかと言うと…。
:2nd前期OP
 
  
 
== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==
 
;ホリー・スミルノフ
 
;ホリー・スミルノフ
:妻。劇中では既に故人。
+
:妻。劇中では既に故人。止むを得ない事情があったとはいえ、彼女の戦死がスミルノフ父子の間に暗い影を落とす事になってしまう。
 
;[[アンドレイ・スミルノフ]]
 
;[[アンドレイ・スミルノフ]]
:息子。だが、ホリーの件があってから仲が険悪化していた。そして、彼に殺されてしまう。<br />1stには小説版で名前のみ登場だが、TVでは2ndシーズンから登場。
+
:息子だが、ホリーの戦死の件の際に積極的な会話を行わなかった事が原因で疎遠になり、次第に母を見殺しにしたと思われてしまい仲が険悪化していた。
 +
:ブレイク・ピラー事件の際に彼に討たれる。しかし、後に父セルゲイの想いを知り、父と母の目指した「市民を守る軍人」としての道を歩む。
 
;[[ソーマ・ピーリス]]
 
;[[ソーマ・ピーリス]]
:部下。若い女性である彼女を戦場に駆り出すことを快く思っていない。<br />2ndシーズンでは養子に迎え入れようとしたが…。
+
:部下。若い女性である彼女を戦場に駆り出す事を快く思っていない。実の娘同様に接しており、1stシーズンでの[[ソレスタルビーイング]]掃討作戦後は、彼女を引き取っている。
;キム
+
:2ndシーズンでは養子に迎え入れようとした。
:人連革の司令官。2nd、劇場版にも登場。スパロボ未登場。
+
;[[GUNDAM:キム|キム]](SRW未登場)
;ミン中尉
+
:人連革の司令官でセルゲイの上官。セルゲイの実力を高く評価している。
:副官。ガンダム鹵獲作戦で活躍した。スパロボ未登場。
+
;[[GUNDAM:ミン|ミン]](SRW未登場)
 +
:人連革の中尉で、セルゲイの副官。
 
;[[カティ・マネキン]]
 
;[[カティ・マネキン]]
:国連軍時の同僚。後に個人でも親しくなる。互いに連邦政府を警戒するが…
+
:[[国連|国連軍]]で共闘して以来の戦友。後に、個人でも親しくなる。互いに[[地球連邦政府 (00)|連邦政府]]を警戒する。
 
;[[スメラギ・李・ノリエガ]]
 
;[[スメラギ・李・ノリエガ]]
:鹵獲作戦ではお互いの戦術を読み合い、セルゲイが僅かに競り勝った。
+
:ガンダム鹵獲作戦ではお互いの戦術を読み合い、セルゲイが僅かに競り勝った。
 
;[[パング・ハーキュリー]]
 
;[[パング・ハーキュリー]]
 
:士官学校時代からの友人。
 
:士官学校時代からの友人。
 
;[[アレルヤ・ハプティズム]]
 
;[[アレルヤ・ハプティズム]]
:1stにて、低軌道ステーションの落下事故を協力して阻止した事がある。
+
:1st第5話にて、人革連の低軌道ステーションの落下事故を協力して阻止した事がある。2ndシーズンでは直接対面を果たす。
:2ndでは直接対面を果たし、彼にピーリス(マリー)を託す。
+
:互いに敵対する陣営に所属し交戦しながらも、アレルヤの事を信頼しており、2nd第7話にて彼にピーリス(マリー)を託した。
<!-- == 他作品との人間関係 == -->
+
 
<!-- 版権キャラ専用の項目。他作品にはバンプレオリジナルキャラも含む。 -->
+
== 他作品との人間関係 ==
 +
;[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]
 +
:『[[スーパーロボット大戦Card Chronicle|CC]]』では彼によって[[人類革新連盟|人革連軍]]と[[鉄甲龍]]との合同部隊を率いるセルゲイの高い指揮能力が賞賛されている。
  
 
== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
<!-- できる限り作品順・時系列順に記述してください。 -->
 
<!-- :セリフ:説明 -->
 
<!-- 長すぎないよう、原作の一連の会話全てを引用するなどは控えてください。 -->
 
<!-- 「迷台詞」「○○としての台詞」等、引用する台詞の種類によって項目名を適宜変更、ないし項目を新設して下さい。 -->
 
 
 
=== 1st ===
 
=== 1st ===
 +
;「ヘリオンだと? AEUめ、無作為に第三国に売りまくるからこう言う事になる」
 +
:第1話より、初台詞。人革連所有[[軌道エレベーター]]「天柱」の防空圏内にミサイルランチャーを装備した[[テロリスト]]仕様の[[AEUヘリオン]]が接近している事を知って。
 +
:自国の兵器を節操無く売り払っている[[AEU]]を毒付いているが、セルゲイが所属する[[人類革新連盟|人革連]]もまた旧型モビルスーツの[[GUNDAM:アンフ|アンフ]]を売りまくっている結果、同様の事態を招いているので'''どっちもどっち'''なのだが…。
 
;「肉ならくれてやる!」<br />「その首、もらったあ!」
 
;「肉ならくれてやる!」<br />「その首、もらったあ!」
:エクシアとの対戦時。捨て身の戦法で一時刹那を圧倒する活躍を見せた。
+
:第3話より。[[ガンダムエクシア]]との対戦時。[[捨て身]]の戦法で一時[[刹那・F・セイエイ|刹那]]を圧倒する活躍を見せた。
;「これが超兵の力・・・。しかし、'''彼女はまだ乙女だ・・・'''」
+
;「これが超兵の力…。しかし、彼女はまだ乙女だ…」
:[[ソーマ・ピーリス|ピーリス]]の模擬戦にて、彼女の力を見ての一言。『第2次Z 破界篇』では[[DVE]]で再現。<br />なお、2ndにて[[アンドレイ・スミルノフ|息子]]も同じような発言をしている。
+
:第5話より。[[ソーマ・ピーリス|ピーリス]]の模擬戦にて、彼女の力を見ての一言。'''『[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|第2次Z破界篇]]』では[[DVE]]で再現'''。
 +
:ちなみに[[アンドレイ・スミルノフ|息子]]もまた、2nd第6話にて父親と同じ様な発言をしている。
 
;「何という性能だ。やはり、この機体…凄い!」<br />「もはやガンダムなど、恐るに足らず!」
 
;「何という性能だ。やはり、この機体…凄い!」<br />「もはやガンダムなど、恐るに足らず!」
:GN-Xに乗って思わずもらした一言。普段落ち着いた大人であるセルゲイが言ったため、かなりネタにされた。とはいえ、この時点での「ガンダム」がいかに高性能だったかを強調しているとも言える。
+
:第20話より。[[GN-X]]に乗って思わずもらした一言。普段落ち着いた大人であるセルゲイが言ったため、かなりネタにされた。
 +
:…とはいえ、この時点での「[[ガンダムタイプ|ガンダム]]」がいかに高性能だったかを強調しているとも言える。
 
;「これが勝利の美酒というものだ」
 
;「これが勝利の美酒というものだ」
:GN-Xでチームトリニティを撃退した際に、ピーリスに向けて放った台詞。
+
:同話。GN-Xで[[チームトリニティ]]を撃退した際に、ピーリスに向けて放った台詞。
  
 
=== 2nd ===
 
=== 2nd ===
 
;「私は軍人であっても、人の親ではなかったということだ」
 
;「私は軍人であっても、人の親ではなかったということだ」
:2nd第5話での[[ソーマ・ピーリス|ピーリス]]との通信会話より。[[アンドレイ・スミルノフ|アンドレイ]]にとって「良き父親」になれなかったことを自嘲気味に語る。
+
:第5話での[[ソーマ・ピーリス|ピーリス]]との通信会話より。[[アンドレイ・スミルノフ|アンドレイ]]にとって「良き父親」になれなかった事を自嘲気味に語る。
:ただし、ピーリスに息子の息災を尋ねる等、彼なりに父親としての気遣いも見せていた。
+
:ただし、ピーリスに息子の息災を尋ねる等、セルゲイなりに父親としての気遣いも見せていた。
;「たった今、ソーマ・ピーリス中尉は名誉の戦死を遂げた。」
+
;「誰がアロウズに報告しろと言った!?」
:2nd第7話より。自らの記憶を思い出したマリーを守るべく、銃を天に撃った際の台詞。彼は軍人としての責務を果たすよりも、「娘」である彼女の幸せを願った。
+
;兵士「ですが……! それが我々の任務です!」
;「そういえば礼を言ってなかったな。5年前、[[軌道エレベーター]]の一件…感謝する」
+
;セルゲイ「判断するのは私だッ!」
 +
:同話より。[[沙慈・クロスロード|沙慈]]がカタロン構成員として拘束され、兵士からの乱暴の取り調べを止め、誠実な対応で彼の[[信頼]]を勝ち得て、[[ソレスタルビーイング]]と[[カタロン]]の情報を得る事に成功したのだが、部下が勝手に[[アロウズ]]へ報告し、殴り飛ばしながら問い詰めた際に。
 +
:セルゲイ自身は沙慈の様子からテロリズムに関わるタイプの人間ではないと見做して、彼の嫌疑を解くように尽力するつもりだったが、部下の勝手な行動で全てご破算となってしまった<ref>特に[[小説|小説版]]では沙慈の情報を基に作戦行動を実行させ、真偽が正しければ「司法取引」という形で彼の嫌疑を晴らすつもりだったとされているため、セルゲイが激怒するのも無理はない。</ref>。
 +
:アロウズは超法規的な存在であるため、このままでは沙慈の命が危ないと判断し、すぐにこの場から逃走させる。
 +
;「たった今、ソーマ・ピーリス中尉は名誉の戦死を遂げた」
 +
:第7話より。自らの記憶を思い出したマリーを守るべく、銃を天に撃った際の台詞。彼は軍人としての責務を果たすよりも、「娘」である彼女の幸せを願った。
 +
;「そういえば、礼を言ってなかったな。5年前、軌道エレベーターの一件…感謝する」
 +
:1st第5話における人革連の低軌道ステーションの事故に巻き込まれた市民の命を救うために協力した[[アレルヤ・ハプティズム|アレルヤ]]への礼。
 
;「そうか…その言葉だけで十分だ。生きてくれ、生き続けてくれ。彼と一緒にな…」
 
;「そうか…その言葉だけで十分だ。生きてくれ、生き続けてくれ。彼と一緒にな…」
:マリーをアレルヤへ引き渡し、「あなたの娘になりたかった」とピーリスの真意を伝えられた際の台詞。娘を嫁に引き渡す父親の心境だったのかもしれない。
+
:マリーをアレルヤへ引き渡し、「あなたの娘になりたかった」とピーリスの真意を伝えられた際の台詞。娘を嫁に出す父親の心境だったのかもしれない。
;「貴様は軍人だ、軍人なら市民を守れ!1人でも多くの市民を救い、その上で死ね!」
+
:そして、離別することになった二人は人革連時代の敬礼(掌を相手に見せる敬礼)を行い、彼女は想い人と共に生きていく事になった。
:2nd第17話より、絶体絶命の窮地を前に狼狽する[[パング・ハーキュリー|ハーキュリー]]を叱咤するセルゲイ。彼の誠実さ、そして芯の強さが伺える。
+
;「最終防衛ラインを死守しなければ、軌道エレベーターを造る多くの[[科学者・技術者|技術者]]と、その家族に危険が及ぶ。彼らを守るのが、軍人である我々の務めだ」<br />ハーキュリー「だが、第4小隊にはホリーが…!」<br />「あれも軍人だ。覚悟は出来ている…!」
 +
:第17話冒頭における過去の回想場面より。妻ホリーがいる部隊の救助に向かわせようとした[[パング・ハーキュリー|ハーキュリー]]に対して。固く結ばれたセルゲイの口元には、苦しみがあった。
 +
:そして、この決断が息子アンドレイとの確執およびこのエピソードで起きる[[トラウマイベント|悲劇]]へと繋がってしまう…。
 +
;ハーキュリー「私は本作戦の指揮官だ。最後まで見届けさせて貰う。これから起こる事…その事実を、後の世に伝えてくれ」<br />「そんな事で罪を償う事は出来ん! 貴様は軍人だ! 軍人なら市民を守れ! 一人でも多くの市民を救い、その上で死ね!」
 +
:第17話より。絶体絶命の窮地を前に死ぬ覚悟を決めたハーキュリーを叱咤するセルゲイ。彼の誠実さ、そして芯の強さが伺える。
 
;「アンドレイ、すまなかった…。心を閉ざしたお前に、どう接すればいいか、努力を怠っていた…」
 
;「アンドレイ、すまなかった…。心を閉ざしたお前に、どう接すればいいか、努力を怠っていた…」
:2nd第17話より。不器用な父親・セルゲイの息子への詫びの言葉。もっと早く、お互いが歩み寄れていたならば…。
+
:不器用な父親・セルゲイの息子への詫びの言葉。もっと早く、お互いが歩み寄れていたならば…。
 
;「は…離れるんだ…」<br />「ホリー、すまない…」
 
;「は…離れるんだ…」<br />「ホリー、すまない…」
:セルゲイの最期。息子・アンドレイをMSの爆発に巻き込ませないよう、命のある限り父親として息子の事を思いやる。
+
:セルゲイの最期。息子アンドレイを[[ティエレン全領域対応型|自機]]の爆発に巻き込ませないよう、命のある限り父親として息子の事を思いやる。
:そして、亡き妻・ホリーに対し、息子・アンドレイの良き父親になれなかったことを詫びながら、生涯を終えるのであった…。
+
:そして、亡き妻ホリーに対し、息子アンドレイの良き父親になれなかったことを詫びながら、生涯を終えるのであった。
<!-- == スパロボシリーズの名台詞 == -->
 
<!-- できる限り作品順・時系列順に記述してください。 -->
 
<!-- :セリフ:説明 -->
 
<!-- 説得やイベント戦闘など、長すぎる台詞は省略してください。 -->
 
<!-- 上記の名台詞項と同様、引用する台詞の種類によって項目名を適宜変更、ないし項目を新設して下さい。 -->
 
  
== 搭乗機体・関連機体 ==
+
== スパロボシリーズの名台詞 ==
;ティエレン高機動型
+
;「筋は良いようだが、動きに若さがあるな」(中略)<br /> 「ああ、久しぶりに共に戦わせてもらう。行くぞ、アンドレイ!」
:エクシアとの対決で搭乗。性能を見極めるため、接近戦を挑む。スパロボ未登場。
+
:『[[スーパーロボット大戦Card Chronicle|CC]]』イベント「宇宙を守っていく者達」より。[[アンチスパイラル]]と[[ヒトマキナ]]との戦いの中でピンチに陥っていた[[ダリー・アダイ|ダリー]]を救ったのは、歴戦の[[エース]]であるセルゲイであった。そして、彼は息子[[アンドレイ・スミルノフ|アンドレイ]]と共に戦場を駆ける。
 +
:原作において息子との和解ができずに悲しい結末を迎えただけに、スミルノフ父子の共闘場面は[[スパロボ補正]]の好例の一つと言えよう。
 +
 
 +
== 搭乗機体 ==
 +
;[[GUNDAM:ティエレン高機動型|ティエレン高機動型]](SRW未登場)
 +
:[[ガンダムエクシア]]との対決で搭乗。性能を見極めるため、接近戦を挑む。
 
;[[ティエレン宇宙型|ティエレン宇宙指揮官型]]
 
;[[ティエレン宇宙型|ティエレン宇宙指揮官型]]
:鹵獲作戦時など、宇宙戦にて搭乗。
+
:ガンダム鹵獲作戦時など、宇宙戦にて搭乗。
 
;[[ティエレン高機動B指揮官型]]
 
;[[ティエレン高機動B指揮官型]]
 
:タクラマカン砂漠の作戦時にて搭乗。
 
:タクラマカン砂漠の作戦時にて搭乗。
 
;[[GN-X]]
 
;[[GN-X]]
:1st終盤に搭乗。
+
:1stシーズン終盤に搭乗。
 
;[[GN-X III]]
 
;[[GN-X III]]
:2ndにて搭乗。
+
:2ndシーズンにて連邦軍カラーに搭乗。
 
;[[ティエレン全領域対応型]]
 
;[[ティエレン全領域対応型]]
:2nd後半にて搭乗。最後の乗機。
+
:2ndシーズン後半にて搭乗。最後の乗機。
 +
;[[ギアナ級地上戦艦]]
 +
:2ndシーズンにて搭乗。艦長を務める。
  
== 余談 ==
+
=== SRWでの搭乗機体 ===
*監督の水島精二氏の発言によると、'''1stシーズンの時点では「セルゲイと[[アリー・アル・サーシェス]]が作中最強のパイロット」'''であるらしい。
+
;[[ティエレン高機動B型]]
*視聴者だけではなく、出演声優からも「ガンダム00で一番の人格者」と言われている。しかし、それに異を唱えたのは息子・[[アンドレイ・スミルノフ|アンドレイ]]役の白鳥哲氏だったりする。
+
:『[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|第2次Z破界篇]]』にて搭乗。
*セルゲイ役の石塚運昇氏は『機動戦士ガンダムUC』(SRW未参戦)でヨンム・カークス役で出演した際、現場で自分のガンダム初出演はセルゲイだと思い込んでいるらしい(実際には『[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア|逆襲のシャア]]』のメラン副長が初出演だが、指摘されても否定したとか)。
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:正確には、原作でセルゲイが搭乗した「高機動B指揮官型」になるべきグラフィックを一般兵用の「高機動B型」のものと取り違えている。
**なお、石塚氏が演じたヨンム・カークスは、セルゲイとは「[[ザク]]系列の(それと外見の似た)機体に搭乗している」「実の娘同様に接している女性パイロットがいる」という共通点がある。
 
  
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2023年9月25日 (月) 08:23時点における最新版

セルゲイ・スミルノフは『機動戦士ガンダム00』の登場人物。

セルゲイ・スミルノフ
外国語表記 Sergei Smirnov[1]
登場作品

ガンダムシリーズ

声優 石塚運昇
デザイン 高河ゆん(原案)
千葉道徳(アニメ版)
初登場SRW 第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
SRWでの分類 パイロット
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プロフィール
異名 ロシアの荒熊
種族 地球人
性別
誕生日 1月28日
年齢 43歳(1st)
48歳(2nd)
出身 ロシア
身長 189 cm
体重 72 kg
血液型 A型
所属組織 人類革新連盟地球連邦軍
所属部隊
人類革新連盟
頂武
役職
頂武
隊長
軍階級 中佐(1st) → 大佐(2nd)
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概要編集

1stシーズン編集

人類革新連盟に所属する指揮官MSパイロット。過去の戦乱で左目付近に大きな傷痕が残っている。

「ロシアの荒熊」異名を持つ、現実主義で冷静な判断力と優れた戦術眼を持つ歴戦の兵士。セルゲイ本人曰く「自分の目で見たものしか信じない」主義で自らMSで出撃する事もあり、指揮官としてだけでなくパイロットとしても部下から厚い信頼を得ている。その実力を買われ、人革連の対ガンダム特殊部隊「頂武」の隊長に就任。超兵ソーマ・ピーリスを含む精鋭を率い、巧妙な作戦でガンダムを一時的に鹵獲するなど、強敵としてソレスタルビーイングを何度も苦しめた。

ソレスタルビーイングとの最終決戦では、指揮官兼MSパイロットとして作戦に参加。GN-Xに搭乗し、ピーリスと共にアレルヤ・ハプティズムガンダムキュリオスを追い詰めるが、最終的に相討ちとなり、ピーリスとともに辛くも生還した。

2ndシーズン編集

数少ない非アロウズの連邦軍人として登場。本編開始時点でピーリスを養子に迎え入れようとしていたが、彼女のアロウズ転属に伴い保留になってしまう。この際疎遠となっていた息子のアンドレイ・スミルノフと再会した。

カタロンの基地から逃げ出した沙慈・クロスロードを事実上アロウズから庇ったり、本来の人格を取り戻したピーリスことマリーを見逃すなど人格者ぶりを見せる一方で、かつて妻ホリーを見殺しにしてしまった事で亀裂の入った親子関係に向き合えておらず、ピーリスを養子にすることを息子に知らせないなど父親としては少なからず難がある。

政治的には中立を貫きながらもアロウズを疑問視するセルゲイの考えは軍内部で少なからず影響を与えており、さらにカタロンメンバーの容疑があった沙慈を勝手に逃がすといった軍法会議ものの行動等によってアロウズから当然の事ながら危険視されていた。そのため「旧友パング・ハーキュリーのクーデターの際、交渉役に任命される」という形で見殺しにされてしまう。

結果的にその実行犯となったのは他ならぬアンドレイであり、激昂した彼への言葉が届かないまま無抵抗で撃墜される。死の間際、自機の爆発にアンドレイを巻き込まないように離れる事が、唯一の直接果たせた思いやりだった。ただし、後にセルゲイの想いは、ピーリス(とトランザムバースト)を介して息子アンドレイへと伝わる事となる。

劇場版編集

既に物故者であるため、劇場版には登場しないが、セルゲイのかつての上司であるキム中将が、生前の彼について言及する場面がある。

登場作品と役柄編集

Zシリーズ編集

第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
初登場作品。ティエレン高機動B指揮官型(ただし、グラフィックは一般兵用)とGN-Xに乗る。指揮官技能を持つので、早めに倒したい。
なお、宇宙ルート・CBルートではスポット参戦する。
第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
2ndシーズン仕様で登場。

単独作品編集

スーパーロボット大戦Card Chronicle
死亡イベントがないため、生存。イベント「宇宙を守っていく者達」では息子アンドレイと共闘を果たす。
スーパーロボット大戦X-Ω
シナリオNPC。
スーパーロボット大戦DD
序章ワールド3より登場するエネミーユニット。石塚氏死去後の作品のため、声はライブラリ出演。

パイロットステータス編集

能力値編集

全体的に高いが、MSパイロットとしては特に防御が高い。

精神コマンド編集

第2次Z
偵察必中加速信頼鉄壁期待
セルゲイらしい内容だが、ゲーム的には使いづらいか。なお、セルゲイの精神コマンド一覧(最後に覚えるものを除く)は息子のものと同一である。

特殊スキル編集

第2次Z
指揮官L4、底力L7、Bセーブ見切りガード
設定通り高い指揮能力を持ち、防御に長けている。なお、底力L7とBセーブは、息子にも受け継がれている。

エースボーナス編集

自軍フェイス開始時、自分を除く味方ユニットの気力+2
第2次Z』。敵パイロット時に取得することは『第2次Z破界篇』においては一度も無く、スポット参戦時において、周回プレイによる撃墜数引継ぎでお目にかかることが出来るボーナス。
撃墜数をあまり稼げないユニットも、これで一応必要気力に届きやすくなると言えるが、そこまでしてAB習得させる意味があるのかと言うと…。

人間関係編集

ホリー・スミルノフ
妻。劇中では既に故人。止むを得ない事情があったとはいえ、彼女の戦死がスミルノフ父子の間に暗い影を落とす事になってしまう。
アンドレイ・スミルノフ
息子だが、ホリーの戦死の件の際に積極的な会話を行わなかった事が原因で疎遠になり、次第に母を見殺しにしたと思われてしまい仲が険悪化していた。
ブレイク・ピラー事件の際に彼に討たれる。しかし、後に父セルゲイの想いを知り、父と母の目指した「市民を守る軍人」としての道を歩む。
ソーマ・ピーリス
部下。若い女性である彼女を戦場に駆り出す事を快く思っていない。実の娘同様に接しており、1stシーズンでのソレスタルビーイング掃討作戦後は、彼女を引き取っている。
2ndシーズンでは養子に迎え入れようとした。
キム(SRW未登場)
人連革の司令官でセルゲイの上官。セルゲイの実力を高く評価している。
ミン(SRW未登場)
人連革の中尉で、セルゲイの副官。
カティ・マネキン
国連軍で共闘して以来の戦友。後に、個人でも親しくなる。互いに連邦政府を警戒する。
スメラギ・李・ノリエガ
ガンダム鹵獲作戦ではお互いの戦術を読み合い、セルゲイが僅かに競り勝った。
パング・ハーキュリー
士官学校時代からの友人。
アレルヤ・ハプティズム
1st第5話にて、人革連の低軌道ステーションの落下事故を協力して阻止した事がある。2ndシーズンでは直接対面を果たす。
互いに敵対する陣営に所属し交戦しながらも、アレルヤの事を信頼しており、2nd第7話にて彼にピーリス(マリー)を託した。

他作品との人間関係編集

ゼロ
CC』では彼によって人革連軍鉄甲龍との合同部隊を率いるセルゲイの高い指揮能力が賞賛されている。

名台詞編集

1st編集

「ヘリオンだと? AEUめ、無作為に第三国に売りまくるからこう言う事になる」
第1話より、初台詞。人革連所有軌道エレベーター「天柱」の防空圏内にミサイルランチャーを装備したテロリスト仕様のAEUヘリオンが接近している事を知って。
自国の兵器を節操無く売り払っているAEUを毒付いているが、セルゲイが所属する人革連もまた旧型モビルスーツのアンフを売りまくっている結果、同様の事態を招いているのでどっちもどっちなのだが…。
「肉ならくれてやる!」
「その首、もらったあ!」
第3話より。ガンダムエクシアとの対戦時。捨て身の戦法で一時刹那を圧倒する活躍を見せた。
「これが超兵の力…。しかし、彼女はまだ乙女だ…」
第5話より。ピーリスの模擬戦にて、彼女の力を見ての一言。第2次Z破界篇』ではDVEで再現
ちなみに息子もまた、2nd第6話にて父親と同じ様な発言をしている。
「何という性能だ。やはり、この機体…凄い!」
「もはやガンダムなど、恐るに足らず!」
第20話より。GN-Xに乗って思わずもらした一言。普段落ち着いた大人であるセルゲイが言ったため、かなりネタにされた。
…とはいえ、この時点での「ガンダム」がいかに高性能だったかを強調しているとも言える。
「これが勝利の美酒というものだ」
同話。GN-Xでチームトリニティを撃退した際に、ピーリスに向けて放った台詞。

2nd編集

「私は軍人であっても、人の親ではなかったということだ」
第5話でのピーリスとの通信会話より。アンドレイにとって「良き父親」になれなかった事を自嘲気味に語る。
ただし、ピーリスに息子の息災を尋ねる等、セルゲイなりに父親としての気遣いも見せていた。
「誰がアロウズに報告しろと言った!?」
兵士「ですが……! それが我々の任務です!」
セルゲイ「判断するのは私だッ!」
同話より。沙慈がカタロン構成員として拘束され、兵士からの乱暴の取り調べを止め、誠実な対応で彼の信頼を勝ち得て、ソレスタルビーイングカタロンの情報を得る事に成功したのだが、部下が勝手にアロウズへ報告し、殴り飛ばしながら問い詰めた際に。
セルゲイ自身は沙慈の様子からテロリズムに関わるタイプの人間ではないと見做して、彼の嫌疑を解くように尽力するつもりだったが、部下の勝手な行動で全てご破算となってしまった[2]
アロウズは超法規的な存在であるため、このままでは沙慈の命が危ないと判断し、すぐにこの場から逃走させる。
「たった今、ソーマ・ピーリス中尉は名誉の戦死を遂げた」
第7話より。自らの記憶を思い出したマリーを守るべく、銃を天に撃った際の台詞。彼は軍人としての責務を果たすよりも、「娘」である彼女の幸せを願った。
「そういえば、礼を言ってなかったな。5年前、軌道エレベーターの一件…感謝する」
1st第5話における人革連の低軌道ステーションの事故に巻き込まれた市民の命を救うために協力したアレルヤへの礼。
「そうか…その言葉だけで十分だ。生きてくれ、生き続けてくれ。彼と一緒にな…」
マリーをアレルヤへ引き渡し、「あなたの娘になりたかった」とピーリスの真意を伝えられた際の台詞。娘を嫁に出す父親の心境だったのかもしれない。
そして、離別することになった二人は人革連時代の敬礼(掌を相手に見せる敬礼)を行い、彼女は想い人と共に生きていく事になった。
「最終防衛ラインを死守しなければ、軌道エレベーターを造る多くの技術者と、その家族に危険が及ぶ。彼らを守るのが、軍人である我々の務めだ」
ハーキュリー「だが、第4小隊にはホリーが…!」
「あれも軍人だ。覚悟は出来ている…!」
第17話冒頭における過去の回想場面より。妻ホリーがいる部隊の救助に向かわせようとしたハーキュリーに対して。固く結ばれたセルゲイの口元には、苦しみがあった。
そして、この決断が息子アンドレイとの確執およびこのエピソードで起きる悲劇へと繋がってしまう…。
ハーキュリー「私は本作戦の指揮官だ。最後まで見届けさせて貰う。これから起こる事…その事実を、後の世に伝えてくれ」
「そんな事で罪を償う事は出来ん! 貴様は軍人だ! 軍人なら市民を守れ! 一人でも多くの市民を救い、その上で死ね!」
第17話より。絶体絶命の窮地を前に死ぬ覚悟を決めたハーキュリーを叱咤するセルゲイ。彼の誠実さ、そして芯の強さが伺える。
「アンドレイ、すまなかった…。心を閉ざしたお前に、どう接すればいいか、努力を怠っていた…」
不器用な父親・セルゲイの息子への詫びの言葉。もっと早く、お互いが歩み寄れていたならば…。
「は…離れるんだ…」
「ホリー、すまない…」
セルゲイの最期。息子アンドレイを自機の爆発に巻き込ませないよう、命のある限り父親として息子の事を思いやる。
そして、亡き妻ホリーに対し、息子アンドレイの良き父親になれなかったことを詫びながら、生涯を終えるのであった。

スパロボシリーズの名台詞編集

「筋は良いようだが、動きに若さがあるな」(中略)
 「ああ、久しぶりに共に戦わせてもらう。行くぞ、アンドレイ!」
CC』イベント「宇宙を守っていく者達」より。アンチスパイラルヒトマキナとの戦いの中でピンチに陥っていたダリーを救ったのは、歴戦のエースであるセルゲイであった。そして、彼は息子アンドレイと共に戦場を駆ける。
原作において息子との和解ができずに悲しい結末を迎えただけに、スミルノフ父子の共闘場面はスパロボ補正の好例の一つと言えよう。

搭乗機体編集

ティエレン高機動型(SRW未登場)
ガンダムエクシアとの対決で搭乗。性能を見極めるため、接近戦を挑む。
ティエレン宇宙指揮官型
ガンダム鹵獲作戦時など、宇宙戦にて搭乗。
ティエレン高機動B指揮官型
タクラマカン砂漠の作戦時にて搭乗。
GN-X
1stシーズン終盤に搭乗。
GN-X III
2ndシーズンにて連邦軍カラーに搭乗。
ティエレン全領域対応型
2ndシーズン後半にて搭乗。最後の乗機。
ギアナ級地上戦艦
2ndシーズンにて搭乗。艦長を務める。

SRWでの搭乗機体編集

ティエレン高機動B型
第2次Z破界篇』にて搭乗。
正確には、原作でセルゲイが搭乗した「高機動B指揮官型」になるべきグラフィックを一般兵用の「高機動B型」のものと取り違えている。

脚注編集

  1. Character、機動戦士ガンダム00[ダブルオー]、2022年1月29日閲覧。
  2. 特に小説版では沙慈の情報を基に作戦行動を実行させ、真偽が正しければ「司法取引」という形で彼の嫌疑を晴らすつもりだったとされているため、セルゲイが激怒するのも無理はない。

資料リンク編集