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− | + | 実は空に浮かぶ夢の国「フェナリナーサ」の王女であり、地球から遠ざかりつつあるフェナリナーサを地上へと戻す為に、人々の心に夢と希望を与えるべく地上にやってきた。 | |
胸のペンダントからミンキーステッキを引き抜き、[[魔法]]の呪文を唱える事で職業プロフェッショナルの技能を持つ18歳の大人の姿に[[変身]]することが出来る。この力を使用して変身したモモが事件を解決するのが物語のテンプレートだった。 | 胸のペンダントからミンキーステッキを引き抜き、[[魔法]]の呪文を唱える事で職業プロフェッショナルの技能を持つ18歳の大人の姿に[[変身]]することが出来る。この力を使用して変身したモモが事件を解決するのが物語のテンプレートだった。 | ||
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:実の両親。フェナリナーサの運命を娘に託し、送り出した。地上で過ごすモモを常に案じており、宮殿のモニターを通じて見守っている。 | :実の両親。フェナリナーサの運命を娘に託し、送り出した。地上で過ごすモモを常に案じており、宮殿のモニターを通じて見守っている。 | ||
;パパ、ママ | ;パパ、ママ | ||
− | : | + | :モモの地上での里親に選ばれた、どこかの町でペットショップを営む夫婦。 |
:パパは世界中を飛び回る有名な獣医で、ママはパパに代わって留守を預かりペットショップを切り盛りしている。 | :パパは世界中を飛び回る有名な獣医で、ママはパパに代わって留守を預かりペットショップを切り盛りしている。 | ||
− | : | + | :とても仲のいいおしどり夫婦だが子供に恵まれず、ある日突然やってきたモモのことを魔法で無理やり娘だと認識させられているが、実の娘のように深い愛情を抱いている。 |
− | : | + | :ちなみに、子供がいない彼らが選ばれたのは「夢の世界の住人は人間の持つ夢の力なくしては地上に存在することができない」という事情があるため。つまり、2人の「『子供が欲しい』という夢・望み」がモモたちの存在を地上に留める原動力となっているからである<ref>逆を言えば、2人にとってはモモの存在こそが自分たちの夢そのものということになる。第1作目では明確に言及されていないが、続編では最終回でこの点が明確に描かれており、地球に留まるか去るかの究極の選択を迫られた主人公の葛藤というシリアスな展開が描かれている。</ref>。 |
;[[シンドブック]]、[[モチャー]]、[[ピピル]] | ;[[シンドブック]]、[[モチャー]]、[[ピピル]] | ||
− | : | + | :モモに仕える3匹のお供。時にモモの相談相手にもなる。 |
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;スルメッチ | ;スルメッチ | ||
:第31話で敵対した悪人。国際陰謀団なる犯罪組織を率い、ホレホレ島を基地にしようと目論んだがモモ達に成敗された。 | :第31話で敵対した悪人。国際陰謀団なる犯罪組織を率い、ホレホレ島を基地にしようと目論んだがモモ達に成敗された。 | ||
:『X-Ω』では名前のみ登場。ミンキナーサのユニットシナリオでは再度ホレホレ島に侵攻するが本人は雲隠れし、再度モモに撃退される。イベントシナリオはその後の話らしく、追ってきたモモに支部を壊滅された。 | :『X-Ω』では名前のみ登場。ミンキナーサのユニットシナリオでは再度ホレホレ島に侵攻するが本人は雲隠れし、再度モモに撃退される。イベントシナリオはその後の話らしく、追ってきたモモに支部を壊滅された。 | ||
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;マリンナーサのミンキーモモ | ;マリンナーサのミンキーモモ | ||
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:『X-Ω』でも共演し、同作を反映してかグッドサンダーチームと面識がある設定になっている。 | :『X-Ω』でも共演し、同作を反映してかグッドサンダーチームと面識がある設定になっている。 | ||
+ | === その他 === | ||
+ | ;[[ゴジラ]] | ||
+ | :1983年に発行された同人誌『ゴジラ対ミンキーモモ』で対決。なお、この同人誌には岡田斗司夫氏や庵野秀明氏らが寄稿している。 | ||
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+ | == 他作品との人間関係 == | ||
=== ガンダムシリーズ === | === ガンダムシリーズ === | ||
;[[ハマーン・カーン]] | ;[[ハマーン・カーン]] | ||
− | :髪型と髪色のおかげで'''「邪悪なミンキーモモ」''' | + | :髪型と髪色のおかげで'''「邪悪なミンキーモモ」'''という渾名を付けられるなど散々ネタにされる人。 |
+ | :『X-Ω』のイベント「夢と希望の魔法少女」でまさかの共演を果たすが、ミネバとの絡みがストーリー上のメインであるためセリフ上での絡みは皆無であり、髪形ネタが披露されることもなく終わった。 | ||
;[[ミネバ・ラオ・ザビ]] | ;[[ミネバ・ラオ・ザビ]] | ||
:『X-Ω』のイベント「夢と希望の魔法少女」で共演。 | :『X-Ω』のイベント「夢と希望の魔法少女」で共演。 | ||
+ | :眼前で大人の状態からいきなり子供に戻ったモモを目撃し、彼女が魔法の世界という不思議な世界の存在であることを知って驚愕しつつすんなり受け入れる。 | ||
+ | :硬い表情でどこか思い悩む様子を見せていたが、夢と希望についてモモと会話を交わしたことで明るい表情を取り戻し、再会を約束して別れた。 | ||
;[[アレンビー・ビアズリー]] | ;[[アレンビー・ビアズリー]] | ||
:『X-Ω』のイベント「夢と希望の魔法少女」で共演。 | :『X-Ω』のイベント「夢と希望の魔法少女」で共演。 | ||
+ | :対戦ゲームの故障により中華街のゲーセンから逃げてきたアレンビーと偶然出会い、行動を共にすることに。 | ||
:ファイティングスーツ着用時に魔法少女の変身シーンを思わせる演出が施されているのが共演の接点だと思われる。 | :ファイティングスーツ着用時に魔法少女の変身シーンを思わせる演出が施されているのが共演の接点だと思われる。 | ||
:また、モモの変身シーンは新体操のリボン演技をモチーフとした演出になっているが、アレンビーも新体操のリボンをモチーフにした武装を持つという点で共通点がある。 | :また、モモの変身シーンは新体操のリボン演技をモチーフとした演出になっているが、アレンビーも新体操のリボンをモチーフにした武装を持つという点で共通点がある。 | ||
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== 名(迷)台詞 == | == 名(迷)台詞 == | ||
;「ミンキーモモ、デビュー!」 | ;「ミンキーモモ、デビュー!」 | ||
:第1話初登場時。ペットショップへと空から光に乗って滑り降りてきた。 | :第1話初登場時。ペットショップへと空から光に乗って滑り降りてきた。 | ||
− | ; | + | ;「ピピルマピピルマプリリンパ! パパレホパパレホドリミンパ!」<br />「アダルトタッチで〇〇になれ!」 |
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:変身の呪文。後に「アダルトタッチで~」の部分は放送開始からしばらくの後に付け足された部分で、放送開始直後は前半部分のみだった。 | :変身の呪文。後に「アダルトタッチで~」の部分は放送開始からしばらくの後に付け足された部分で、放送開始直後は前半部分のみだった。 | ||
− | ;「ついに出た! 南海の孤島に眠る伝説の巨大メカ・[[ミンキナーサ]]! | + | ;「ついに出た! 南海の孤島に眠る伝説の巨大メカ・[[ミンキナーサ]]! そして今明かされるフェナリナーサの王妃の過去!」<br />「モチャー! ピピル! シンドブック! 発進だ! [[ゴーショーグン|合身GO]]! 」<br />「次回、『[[戦国魔神ゴーショーグン|戦国魔神]]』……じゃなかった。『魔法のプリンセス ミンキーモモ』「蘇った伝説」」<br />「[[登場作品|そこらのロボットモノ]]には負けないぞ! 何やらワクワクドキドキで、[[レミー島田|シーユー・アゲイン]]……なんちゃって」<br />「いいんですかぁ?こんな事言っちゃってぇ……」 |
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:第30話次回予告。見ての通りゴーショーグンのパロディと[[声優ネタ]]に溢れた悪ノリ全開の台詞。ちょっと小山氏の素が入っている気がしないでもない。 | :第30話次回予告。見ての通りゴーショーグンのパロディと[[声優ネタ]]に溢れた悪ノリ全開の台詞。ちょっと小山氏の素が入っている気がしないでもない。 | ||
+ | :ちなみに、このセリフは小山氏のアドリブではなく、脚本・構成の首藤氏の手によるものである。同氏は自分がメインで制作に携わった多くのアニメ作品で次回予告のスクリプトを手掛けることで知られている。 | ||
;「モモは今日、普通の女の子なのだ、ウン」 | ;「モモは今日、普通の女の子なのだ、ウン」 | ||
− | : | + | :第46話「夢のフェナリナーサ」より。 |
:夢の力の衰退と変身ペンダントの破損によって魔法の力を失ったモモは、極普通の女の子として生きざるを得なくなった現実を前に、自分に言い聞かせるかのように独白する。 | :夢の力の衰退と変身ペンダントの破損によって魔法の力を失ったモモは、極普通の女の子として生きざるを得なくなった現実を前に、自分に言い聞かせるかのように独白する。 | ||
:朝起きて着替え、ご飯を食べて学校に行き、みんなと一緒に遊ぶ。そんな変哲のない、平凡な1日。しかしそれは、その後彼女を待ち受ける[[トラウマイベント|悲劇]]の前触れでしかなかった……。 | :朝起きて着替え、ご飯を食べて学校に行き、みんなと一緒に遊ぶ。そんな変哲のない、平凡な1日。しかしそれは、その後彼女を待ち受ける[[トラウマイベント|悲劇]]の前触れでしかなかった……。 | ||
+ | ;「だって夢や希望は自分で持つものでしょ?人からもらうものでも人にあげるものでもないわ」 | ||
+ | ;「もし、戻れるなら……あたしは、あたしの夢を見たいわ」 | ||
+ | ;「夢の国あたしの夢じゃなくて、本当のあたしの、本当の夢……」 | ||
;「見える……あたしには見えるわ。フェナリナーサの降りてくる日が……」 | ;「見える……あたしには見えるわ。フェナリナーサの降りてくる日が……」 | ||
:同上。 | :同上。 | ||
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:魔法の力で人の夢を叶えることはできないと既に悟っていた彼女は、故郷の両親と最後の言葉を交わし、自分自身の夢を叶えるためにペットショップの両親の本当の子供として生まれ変わるという道を選ぶ。 | :魔法の力で人の夢を叶えることはできないと既に悟っていた彼女は、故郷の両親と最後の言葉を交わし、自分自身の夢を叶えるためにペットショップの両親の本当の子供として生まれ変わるという道を選ぶ。 | ||
:月日は流れ、ゆりかごに横たえられた赤ん坊の目には、地上に帰還し人々と喜びと共に手を取り合うフェナリナーサの幻が見えるのだった。 | :月日は流れ、ゆりかごに横たえられた赤ん坊の目には、地上に帰還し人々と喜びと共に手を取り合うフェナリナーサの幻が見えるのだった。 | ||
− | :「'''魔法の国からやってきた魔法少女が交通事故にあって死ぬ'''」という前代未聞の展開で衝撃を呼んだエピソード<ref> | + | :「'''魔法の国からやってきた魔法少女が交通事故にあって死ぬ'''」という前代未聞の展開で衝撃を呼んだエピソード<ref>この際モモを轢いたトラックはおもちゃ屋のトラックであり、スポンサーから一方的に打ち切りを宣告されたことへの怒りの象徴とよく言われているが、首藤氏本人は「あくまでもモモが人間に生まれ変わるプロセスを描くための過程であってそこにだけ注目されることは本意ではない」ことを示しつつ、以下の言葉を残している「(交通事故死という衝撃的な展開にしたことについて)現実の諸問題から逃避せず、向き合って欲しい」と言う意味であり、「最初の打ち切りに対する放送局、スポンサーやロリコンファンへの報復」と言う意味だけではない事をご理解願いたい。(故・首藤剛志氏が生前書いたブログより引用)」</ref><ref>なお「ロリコンファンへの報復」という件は、放映当時、作品が男性アニメオタク層の人気が高かったことから「ミンキーモモはロリコンのために作られた」という言説が流布されていたことへの否定と反感に根差した発言である(「どう思おうが受け取りての自由だが作り手としてはかなり不愉快である」との発言を残している。)</ref>。 |
;「あなたが投げたの!?」 | ;「あなたが投げたの!?」 | ||
:『[[特装機兵ドルバック]]』[[OVA]]「エンドレス・サマー」にて、ピエールが空き缶を投げつけたと勘違いして怒る。 | :『[[特装機兵ドルバック]]』[[OVA]]「エンドレス・サマー」にて、ピエールが空き缶を投げつけたと勘違いして怒る。 | ||
:この時の顔は本編でも見られなかった'''邪悪なキレ顔'''(姿こそ大人になっているが髪形は子供のまま)になっており、ある意味必見。 | :この時の顔は本編でも見られなかった'''邪悪なキレ顔'''(姿こそ大人になっているが髪形は子供のまま)になっており、ある意味必見。 | ||
+ | ;「ピピルマピピルマプリリンパ! パパレホパパレホドリミンパ!」<br />「特撮タッチで大桃神(だいもじん)になれ!」 | ||
+ | :上記の後、諸々の事態が重なって収拾がつかなくなった際に披露した魔法。特撮シリーズ『大魔神』のパロディであり、同作の魔神を模した姿に巨大化変身。てんやわんやの一同を大津波に巻き込んでオチを付けた。 | ||
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+ | == スパロボシリーズの名台詞 == | ||
+ | ;「それで、そのおうちを立て直すのがあなた自身の夢なの?」 | ||
+ | :『X-Ω』のイベント「夢と希望の魔法少女」第3話「魔法を知る日」より。 | ||
+ | :偶然出会ったミネバとの会話の中で「夢はあるのか」と彼女に尋ね「ザビ家の復興だ」と返されて。 | ||
+ | :ミネバが戦争の道具として利用されていること、「ザビ家の再興」がそのためのお題目として掲げられていることなど露知らないモモだが、どこか思い悩むようなそぶりを見せつつ、自分とそう変わらない年齢の子供に似つかわしくない生真面目な表情で「家柄の復興」という夢を語るミネバの姿に思うところあったか、「あなたの夢なのか?」ではなく「あなた『自身』の夢なのか?」という鋭い物言いでミネバに再度問いかける。 | ||
+ | :ミネバはただ静かにうなずくが、2人を傍らで見守っていたハマーンとレミーに遮られ話は打ち切られる。 | ||
== 搭乗機体・関連機体 == | == 搭乗機体・関連機体 == | ||
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== 余談 == | == 余談 == | ||
− | + | *お供の3匹が犬・猿・鳥なのは「[[花|桃]]」繋がりで桃太郎が由来である。 | |
− | + | *モモの年齢は公式で12歳だが、実はフェナリナーサの1年は地球換算で約160年とされているため、実年齢そのものはかなり高かったりする。(物語開始前の段階ではフェナリナーサは1000年近く眠りについていたと語られており、その間は年齢の加算は止まっていた模様)。 | |
+ | **彼女同様に外見年齢と実年齢にかなりの開きがある魔法少女は少なくないが、特筆すべきは同じ葦プロの「花の魔法使いマリーベル」の主人公マリーベル・フォン・デカッセで、こちらは外見年齢5歳、'''実年齢50万歳(!)'''という凄まじいギャップを持つ。 | ||
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2024年9月11日 (水) 07:33時点における最新版
ミンキーモモは『魔法のプリンセス ミンキーモモ』の主人公。
ミンキーモモ | |
---|---|
登場作品 | 魔法のプリンセス ミンキーモモ |
声優 | 小山茉美 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦X-Ω |
SRWでの分類 | パイロット |
プロフィール | |
---|---|
愛称 | モモ |
性別 | 女 |
出身 | フェナリナーサ |
髪色 | 桃色 |
称号 | フェナリナーサ王女 |
主な搭乗機 | グルメポッポ、ミンキナーサ |
概要編集
桃色の髪に星型の髪飾りを付けた少女で、どこかの国のどこかの町にあるペットショップの一人娘。楽天的かつ好奇心旺盛で元気な性格で、「じょぶじょぶだいじょぶ」が口癖。
実は空に浮かぶ夢の国「フェナリナーサ」の王女であり、地球から遠ざかりつつあるフェナリナーサを地上へと戻す為に、人々の心に夢と希望を与えるべく地上にやってきた。 胸のペンダントからミンキーステッキを引き抜き、魔法の呪文を唱える事で職業プロフェッショナルの技能を持つ18歳の大人の姿に変身することが出来る。この力を使用して変身したモモが事件を解決するのが物語のテンプレートだった。
物語中盤、その身に待ち受ける悲劇的な展開により当時の視聴者に大きな衝撃を与えることとなった。
登場作品と役柄編集
単独作品編集
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 初登場作品。2020年10月のイベント「夢と希望の魔法少女」期間限定参戦。ミンキナーサのパイロットとして登場。大人への変身時のグラフィックも用意されている。
- 自身の撃破時に効果を発揮する、いわゆる「死にバフ」を有している。原作前期の最終回で彼女が辿った運命を考えるとある意味シャレにならない。効果自体は「残った味方機に必中効果を与える」という非常に強力なもの。
- パイロットパーツに設定された3種の専用Pアビリティは「通常攻撃でタフネス無効」「味方機への強力なパラメータバフ」「味方機の必殺スキルに特殊装甲貫通付与」といずれも有用な効果を持つがPAコストが各6のため装備できるのは1種のみ、加えて運用的に上記死にバフとの二者択一となるのが悩みどころか。
パイロットステータス編集
精神コマンド編集
特殊スキル編集
アビリティ 効果(ノーマル) 効果(VS) 備考 ハッピーティア 状態異常にならない 攻撃力、CRTダメ90%、CRT率60%、命中率700%、回避率400%アップ、行動力6000アップ。さらに状態異常にならず、敵からの行動ゲージ減少を無効化する 魔法の呪文 アタッカー、ディフェンダー、シュータータイプの味方の攻撃力、装甲、クリティカル率大アップ、クリティカル倍率、攻撃速度アップ 味方に特殊回避を3回付与。その特殊回避を所持している間、行動力1300アップ プロフェッショナル・レディ 通常攻撃にHP回復、吹き飛ばし、低確率スロウ効果を付与 バトル開始時、耐久値を60000得る フェナリナーサの王女 自分のタイプと同色コアをバトル開始時に2つ所持 自分が撃破された時、味方の攻撃力30%、回避率300%アップ、行動力2000アップ。さらに必中状態を付与
人間関係編集
- フェナリナーサ王、フェナリナーサ王妃
- 実の両親。フェナリナーサの運命を娘に託し、送り出した。地上で過ごすモモを常に案じており、宮殿のモニターを通じて見守っている。
- パパ、ママ
- モモの地上での里親に選ばれた、どこかの町でペットショップを営む夫婦。
- パパは世界中を飛び回る有名な獣医で、ママはパパに代わって留守を預かりペットショップを切り盛りしている。
- とても仲のいいおしどり夫婦だが子供に恵まれず、ある日突然やってきたモモのことを魔法で無理やり娘だと認識させられているが、実の娘のように深い愛情を抱いている。
- ちなみに、子供がいない彼らが選ばれたのは「夢の世界の住人は人間の持つ夢の力なくしては地上に存在することができない」という事情があるため。つまり、2人の「『子供が欲しい』という夢・望み」がモモたちの存在を地上に留める原動力となっているからである[1]。
- シンドブック、モチャー、ピピル
- モモに仕える3匹のお供。時にモモの相談相手にもなる。
- スルメッチ
- 第31話で敵対した悪人。国際陰謀団なる犯罪組織を率い、ホレホレ島を基地にしようと目論んだがモモ達に成敗された。
- 『X-Ω』では名前のみ登場。ミンキナーサのユニットシナリオでは再度ホレホレ島に侵攻するが本人は雲隠れし、再度モモに撃退される。イベントシナリオはその後の話らしく、追ってきたモモに支部を壊滅された。
葦プロダクション作品編集
- マリンナーサのミンキーモモ
- 91年版の主人公で、海底に沈んだ夢の国マリンナーサのプリンセス。
- 82年度版のモモとは遠戚関係に当たる(公式曰く「王同士が『いとこはとこいとはとこ』」の関係)。
- ミンキーモモの名前と使命を受け継ぎ、彼女もまた地上へと赴くことになる。
- ピエール・ボナパルト
- 『特装機兵ドルバック』のOVA「エンドレス・サマー」にて、魔法で大人になっていた際に彼からナンパを受けた。
- レミー島田
- 声優がモモと同じ小山氏であり、30話の次回予告で声優ネタを披露した。
- また、同じく『ドルバック』のOVAにてグッドサンダーチーム(とブンドル)と共演。
- 『X-Ω』でも共演し、同作を反映してかグッドサンダーチームと面識がある設定になっている。
その他編集
- ゴジラ
- 1983年に発行された同人誌『ゴジラ対ミンキーモモ』で対決。なお、この同人誌には岡田斗司夫氏や庵野秀明氏らが寄稿している。
他作品との人間関係編集
ガンダムシリーズ編集
- ハマーン・カーン
- 髪型と髪色のおかげで「邪悪なミンキーモモ」という渾名を付けられるなど散々ネタにされる人。
- 『X-Ω』のイベント「夢と希望の魔法少女」でまさかの共演を果たすが、ミネバとの絡みがストーリー上のメインであるためセリフ上での絡みは皆無であり、髪形ネタが披露されることもなく終わった。
- ミネバ・ラオ・ザビ
- 『X-Ω』のイベント「夢と希望の魔法少女」で共演。
- 眼前で大人の状態からいきなり子供に戻ったモモを目撃し、彼女が魔法の世界という不思議な世界の存在であることを知って驚愕しつつすんなり受け入れる。
- 硬い表情でどこか思い悩む様子を見せていたが、夢と希望についてモモと会話を交わしたことで明るい表情を取り戻し、再会を約束して別れた。
- アレンビー・ビアズリー
- 『X-Ω』のイベント「夢と希望の魔法少女」で共演。
- 対戦ゲームの故障により中華街のゲーセンから逃げてきたアレンビーと偶然出会い、行動を共にすることに。
- ファイティングスーツ着用時に魔法少女の変身シーンを思わせる演出が施されているのが共演の接点だと思われる。
- また、モモの変身シーンは新体操のリボン演技をモチーフとした演出になっているが、アレンビーも新体操のリボンをモチーフにした武装を持つという点で共通点がある。
名(迷)台詞編集
- 「ミンキーモモ、デビュー!」
- 第1話初登場時。ペットショップへと空から光に乗って滑り降りてきた。
- 「ピピルマピピルマプリリンパ! パパレホパパレホドリミンパ!」
「アダルトタッチで〇〇になれ!」 - 変身の呪文。後に「アダルトタッチで~」の部分は放送開始からしばらくの後に付け足された部分で、放送開始直後は前半部分のみだった。
- 「ついに出た! 南海の孤島に眠る伝説の巨大メカ・ミンキナーサ! そして今明かされるフェナリナーサの王妃の過去!」
「モチャー! ピピル! シンドブック! 発進だ! 合身GO! 」
「次回、『戦国魔神』……じゃなかった。『魔法のプリンセス ミンキーモモ』「蘇った伝説」」
「そこらのロボットモノには負けないぞ! 何やらワクワクドキドキで、シーユー・アゲイン……なんちゃって」
「いいんですかぁ?こんな事言っちゃってぇ……」 - 第30話次回予告。見ての通りゴーショーグンのパロディと声優ネタに溢れた悪ノリ全開の台詞。ちょっと小山氏の素が入っている気がしないでもない。
- ちなみに、このセリフは小山氏のアドリブではなく、脚本・構成の首藤氏の手によるものである。同氏は自分がメインで制作に携わった多くのアニメ作品で次回予告のスクリプトを手掛けることで知られている。
- 「モモは今日、普通の女の子なのだ、ウン」
- 第46話「夢のフェナリナーサ」より。
- 夢の力の衰退と変身ペンダントの破損によって魔法の力を失ったモモは、極普通の女の子として生きざるを得なくなった現実を前に、自分に言い聞かせるかのように独白する。
- 朝起きて着替え、ご飯を食べて学校に行き、みんなと一緒に遊ぶ。そんな変哲のない、平凡な1日。しかしそれは、その後彼女を待ち受ける悲劇の前触れでしかなかった……。
- 「だって夢や希望は自分で持つものでしょ?人からもらうものでも人にあげるものでもないわ」
- 「もし、戻れるなら……あたしは、あたしの夢を見たいわ」
- 「夢の国あたしの夢じゃなくて、本当のあたしの、本当の夢……」
- 「見える……あたしには見えるわ。フェナリナーサの降りてくる日が……」
- 同上。
- 学校が終わり公園でみんなと遊んでいたモモは道路の方に転がっていったボールを拾いに行くが、道の角から猛スピードで突っ込んできたトラックに轢かれ、命を落としてしまう。
- 魔法の力で人の夢を叶えることはできないと既に悟っていた彼女は、故郷の両親と最後の言葉を交わし、自分自身の夢を叶えるためにペットショップの両親の本当の子供として生まれ変わるという道を選ぶ。
- 月日は流れ、ゆりかごに横たえられた赤ん坊の目には、地上に帰還し人々と喜びと共に手を取り合うフェナリナーサの幻が見えるのだった。
- 「魔法の国からやってきた魔法少女が交通事故にあって死ぬ」という前代未聞の展開で衝撃を呼んだエピソード[2][3]。
- 「あなたが投げたの!?」
- 『特装機兵ドルバック』OVA「エンドレス・サマー」にて、ピエールが空き缶を投げつけたと勘違いして怒る。
- この時の顔は本編でも見られなかった邪悪なキレ顔(姿こそ大人になっているが髪形は子供のまま)になっており、ある意味必見。
- 「ピピルマピピルマプリリンパ! パパレホパパレホドリミンパ!」
「特撮タッチで大桃神(だいもじん)になれ!」 - 上記の後、諸々の事態が重なって収拾がつかなくなった際に披露した魔法。特撮シリーズ『大魔神』のパロディであり、同作の魔神を模した姿に巨大化変身。てんやわんやの一同を大津波に巻き込んでオチを付けた。
スパロボシリーズの名台詞編集
- 「それで、そのおうちを立て直すのがあなた自身の夢なの?」
- 『X-Ω』のイベント「夢と希望の魔法少女」第3話「魔法を知る日」より。
- 偶然出会ったミネバとの会話の中で「夢はあるのか」と彼女に尋ね「ザビ家の復興だ」と返されて。
- ミネバが戦争の道具として利用されていること、「ザビ家の再興」がそのためのお題目として掲げられていることなど露知らないモモだが、どこか思い悩むようなそぶりを見せつつ、自分とそう変わらない年齢の子供に似つかわしくない生真面目な表情で「家柄の復興」という夢を語るミネバの姿に思うところあったか、「あなたの夢なのか?」ではなく「あなた『自身』の夢なのか?」という鋭い物言いでミネバに再度問いかける。
- ミネバはただ静かにうなずくが、2人を傍らで見守っていたハマーンとレミーに遮られ話は打ち切られる。
搭乗機体・関連機体編集
余談編集
- お供の3匹が犬・猿・鳥なのは「桃」繋がりで桃太郎が由来である。
- モモの年齢は公式で12歳だが、実はフェナリナーサの1年は地球換算で約160年とされているため、実年齢そのものはかなり高かったりする。(物語開始前の段階ではフェナリナーサは1000年近く眠りについていたと語られており、その間は年齢の加算は止まっていた模様)。
- 彼女同様に外見年齢と実年齢にかなりの開きがある魔法少女は少なくないが、特筆すべきは同じ葦プロの「花の魔法使いマリーベル」の主人公マリーベル・フォン・デカッセで、こちらは外見年齢5歳、実年齢50万歳(!)という凄まじいギャップを持つ。
脚注編集
- ↑ 逆を言えば、2人にとってはモモの存在こそが自分たちの夢そのものということになる。第1作目では明確に言及されていないが、続編では最終回でこの点が明確に描かれており、地球に留まるか去るかの究極の選択を迫られた主人公の葛藤というシリアスな展開が描かれている。
- ↑ この際モモを轢いたトラックはおもちゃ屋のトラックであり、スポンサーから一方的に打ち切りを宣告されたことへの怒りの象徴とよく言われているが、首藤氏本人は「あくまでもモモが人間に生まれ変わるプロセスを描くための過程であってそこにだけ注目されることは本意ではない」ことを示しつつ、以下の言葉を残している「(交通事故死という衝撃的な展開にしたことについて)現実の諸問題から逃避せず、向き合って欲しい」と言う意味であり、「最初の打ち切りに対する放送局、スポンサーやロリコンファンへの報復」と言う意味だけではない事をご理解願いたい。(故・首藤剛志氏が生前書いたブログより引用)」
- ↑ なお「ロリコンファンへの報復」という件は、放映当時、作品が男性アニメオタク層の人気が高かったことから「ミンキーモモはロリコンのために作られた」という言説が流布されていたことへの否定と反感に根差した発言である(「どう思おうが受け取りての自由だが作り手としてはかなり不愉快である」との発言を残している。)