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== 資料リンク == | == 資料リンク == | ||
*[[GUNDAM:ダグザ・マックール]] | *[[GUNDAM:ダグザ・マックール]] |
2024年1月14日 (日) 22:34時点における最新版
ダグザ・マックールは『機動戦士ガンダムUC』の登場人物。
ダグザ・マックール | |
---|---|
外国語表記 | Daguza Mackle[1] |
登場作品 | |
声優 | 東地宏樹 |
デザイン |
安彦良和(原案) 高橋久美子(アニメ版) |
初登場SRW | 第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇 |
SRWでの分類 | パイロット |
プロフィール | |
---|---|
種族 | 地球人(アースノイド) |
性別 | 男 |
年齢 | 38歳 |
所属組織 | 地球連邦軍 |
所属部隊 | エコーズ920隊 |
役職 | 司令 |
軍階級 | 中佐 |
概要編集
連邦宇宙軍特殊作戦群「エコーズ(ECOAS)」の920隊司令(隊長)。「ラプラスの箱」のネオ・ジオン残党「袖付き」への譲渡阻止および奪取の命令を受け、ネェル・アーガマに乗艦する。
エコーズはネオ・ジオン残党の摘発・掃討を任務としていることから通称マンハンター(人狩り)と呼ばれ、その性質から秘密主義で知られており、時には汚れ仕事を行うこともあったようである。そういった組織で部隊を率いているだけあり、自己を「連邦の歯車」と自認し、冷徹な態度で任務遂行を最優先する。しかし、個人としての良心を完全に失っているわけではなかった。
成り行きで「ラプラスの箱」を巡る策略に巻き込まれ、ユニコーンガンダムのパイロットになってしまったバナージ・リンクスに対して、過酷にも「責任」を突き付ける。しかし、ネェル・アーガマ単艦でのパラオ攻略指令に艦長のオットー・ミタスを含めたクルーから不満が噴出する中、ダグザはこれを捕虜となったバナージの救出作戦であるとオットーに意見するなど、自らもまた「責任」を果たそうとしていた。このパラオ攻略戦では増援に来た他の部隊を含め、多くのエコーズ隊員が戦死した。
旧首相官邸ラプラスの残骸における調査では、ユニコーンに搭乗する事を拒むバナージに、またも「責任」を突き付け、目の前の困難から逃げだそうとしていると厳しく当たる。しかしこの言葉の裏には、後でコンロイに語ったように「自分に息子でもいたらとうに味わっていた」感情が秘められていた。結局、調査時にはバナージとともにユニコーンに同乗。そこで「連邦の歯車」の立場から、連邦政府とラプラスの箱の存在意義をバナージに語る。
調査中に襲撃してきたシナンジュに対してバナージにNT-Dを使用させようとダグザはユニコーンから降り、彼に全力で戦わせようとする。そこでNT-Dを恐れるバナージに、ダグザが気づいたNT-Dのもう一つの意味と人の心の大切さを語った。その後、ユニコーンを援護する為にバズーカ片手に生身でシナンジュに挑む。そして死を覚悟したのかバナージに希望を託し敬礼した直後、シナンジュのビームアックスに焼かれ、命を落とす。
登場作品と役柄編集
Zシリーズ編集
- 第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
- 初登場作品。宇宙ルート第40話にて死亡イベントが発生するが、条件を満たせば回避が可能。2周目以降は無条件で生存するため、興味があるならイベントを見ておいてもいいかもしれない。
- 能力値は高めだがダメージアップ系精神を持たないのでサブ向け。
- 第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
- 残念ながらシュレード・エランやジン・ムソウとは違い、死亡したのが正史となった為、名前のみの登場。原作再現が終了しているアクエリオンEVOL組と違って、原作シナリオとの兼ね合いが難しかったのだろうか。
- なお、ロトは最初から自軍として使用が可能になっている。
携帯機シリーズ編集
- スーパーロボット大戦BX
- NPC。月ルート第9話で登場するが、その後第18話の分岐前にてラプラスでの場面がオーストラリアに不時着したバナージが見ていた夢として描写される形で登場。今回はプレイヤーが介入して死亡を回避できない。
VXT三部作編集
- スーパーロボット大戦V
- ロトではなく、エコーズ仕様のジェガンに搭乗してコンロイと共に参戦する。死亡することはない。
- 彼のデフォルト乗機のジェガンはかなり弱いため、活躍させるなら別のオールドタイプ用のMSに乗り換えた方がいい。
- 今作では異世界からやって来た自軍戦力を連邦軍に接収しようとするという、原作とは全く違う任務を与えられていたが、沖田艦長の言葉に説得され、ロンド・ベルと行動を共にするようになる。
単独作品編集
- スーパーロボット大戦X-Ω
- SRサポートユニット。
- スーパーロボット大戦DD
- 序章ワールド2から登場。シナリオNPC。ネェル・アーガマの代わりにラー・カイラムに乗艦している。
- ep3まで原作再現が終わっている状態からのスタートだったが、『DD』のダグザは旧首相官邸ラプラスの残骸における調査を生き残ったようだ。
- 2章Part13では直接登場しないが、ネェル・アーガマに移動していたようでオットー・ミタスが名前を出している。
パイロットステータス編集
能力値編集
凄腕の軍人らしく技量に優れる。また、モビルスーツ乗りにも関わらずスーパー系に迫る防御を誇るが、成長タイプが「射撃型・回避」のため最終的には伸び悩む。養成で高めつつ「ガード」と「援護防御」で盾役として運用するのがベター。
精神コマンド編集
特殊スキル編集
エースボーナス編集
- 所属チームの被ダメージ0.8倍、命中+20%
- 『第3次Z時獄篇』で採用。つまり、自分と相方に常時「ガード」がかかる。ダグザ自身の能力はサブ向きなので、ロトに乗せ続けるならロジャーや赤木、シンジなど、陸戦型のスーパー系パイロットと組ませるのがいいだろう。
- 被ダメージ0.7倍。最終回避率+20%。
- 『V』で採用。被ダメージの補正値が強化され、命中率の替わりに最終回避率が上昇するようになった。
サポートアビリティ編集
- 歯車の意地
- SR。クリティカル倍率、命中率アップ。
人間関係編集
- コンロイ・ハーゲンセン
- エコーズ920隊の副司令。ダグザ戦死後は隊を引き継ぐ。
- バナージ・リンクス
- 最初はマンハンターらしく冷徹な軍人として彼に接するも、最後には希望を託す存在と見るようになる。
- オードリー・バーン
- ネェル・アーガマの面々の中で一番最初に彼女の正体を見破ったのがダグザだった。主にネオ・ジオンの残党狩りを任務としていたからであろう。ただし『時獄篇』、『V』ではストーリーの都合上、なかったことになっている。
- アルベルト・ビスト
- 「ラプラスの箱」に関して連邦と利害が一致するマーサ・ビスト・カーバインがエコーズ本部を動かした経緯から、マーサの代理人としてダグザたちに指示を出す。
- ナシリ・ラザー
- エコーズ729隊の司令。パラオ攻略戦でエコーズ920隊と共にシャフト爆破の任に就いた。過去にエコーズ920隊との模擬戦で見事に叩きのめされたことから、ダグザに「借りは返させてもらう」と意気込みを示した。
他作品との人間関係編集
ガンダムシリーズ編集
リアル系編集
スーパー系編集
- 竹尾ワッ太
- 『第3次Z時獄篇』では、パラオ攻略戦でダグザが人質救出を口にした際に、意外だと、子供らしく素直な感想を述べた。
- 金田正太郎
- 『第3次Z時獄篇』のハイキングに行かないルートでは、ブランチ残党の基地へ突入する際、彼の実績を認めつつも大人としてのプライドによって協力をあえて拒否した。クルツはマンハンターの任務に子供を巻き込みたくないからだろうと聞いたがダグザは回答しなかった。だが、その後は彼に救われ、子供ながらのプロフェッショナルぶりを認めた。
バンプレストオリジナル編集
- AG
- パラオ攻略戦後、皮肉を口にするが、軽く受け流す。
名台詞編集
原作小説版編集
- 「我々はこれを人質救出作戦と捉えています」
- 「我々は彼に借りがある。やりようはあります。確か、この艦はハイパーメガ粒子砲を搭載していましたね?」
- 第4巻より。ネェル・アーガマ単艦でのパラオ攻略という絶望的な作戦を前にしたオットーに対し、ラプラスの箱のためでなくバナージのための作戦と激励する。
- 「……ついてこいよ、ナシリ」
- パラオ攻略戦終了後に迎えのネェル・アーガマを待つ間、帰還することの無かったナシリや隊員に向けて。
- 「そうだ……。多数の安全のためには、少数の犠牲は容認されなければならない」
- 「おれたちは連邦という巨大な装置の部品だ。部品はなにも望まない。装置全体の決定に従い、与えられた命令を実行するだけのことだ。いつか壊れる日が来るまで……」
- 第5巻より。バナージとの会話の後、エコーズが発足した頃にスウィートウォーターで行った任務をコンロイと共に振り返る中で。テロの首謀者を暗殺する際に偶然、多数の児童を巻き込み死傷させてしまったことから、エコーズに「人狩り(マンハンター)部隊」の二つ名が冠された任務であり、エコーズ隊員にとっても悪夢であった。今回のラプラスの箱の回収任務においても、既にナシリや部下の犠牲を払ってきた。この先、更なる犠牲を払ってでも任務を全うするべく、信念を曲げまいとするダグザだったが……
- 「逃げているのかもな おれたちは現実を呑み込んできた。呑み込まなければやってこれなかった。……あいつは違う。呑み込めずに足掻いている」
- 「そうかもしれん。しかしおれには、あいつの方が現実と向き合おうとしているように思える」
- 「正義は風向きひとつで揺れ動く。秩序を守るためには我々のような存在が必要だ。そうした現実を呑み込み続けて、おれたちは自らが現実になった。だが……」
- 上記の発言の後、コーヒーに映る自分の顔を見ながら。2行目からはコンロイのバナージに対する「傷つきたくないから殻に閉じこもっている。あれでは何も救えない」の発言を受けて。部品になろうとしながらも、結局は大人という殻に閉じこもっている自分達と、バナージを対比しての発言。
- おれはひとりだ。マシーンでもなければ、死に場所を求める壊れた軍人でもない。甚だ非効率で、愚かなことにも命を賭けられる一個の人間だ。羽目を外した人間の力がどういうものか、この体で教えてやる――。
- ラプラスの残骸内での独白。
OVA版編集
- 「ラプラスの箱には連邦を覆す何かが隠されていると言われている。それがネオ・ジオンの手に渡り、より多くの人の命を奪う結果を招いてしまった時、君は何と言って死者や遺族たちに詫びるつもりだ!?」
- 第2巻より。シナンジュの脅威の前にネェル・アーガマが撃沈の危機にさらされた際、オードリー(ミネバ)を人質にとって対抗したダグザに「箱なんて渡してしまえばいい」と言うバナージに対して。今この場でユニコーンガンダムを渡したとしても、フロンタルが約束を反故にしない保証など無く、たとえ見逃してもらってもユニコーンを巡る戦いが終わるどころか、下手をすればそれが新たな戦いや犠牲を出してしまう事を理解していたダグザは、自分やオードリーの安全しか考えられずにいたバナージを一喝した。
- 尤も、聞く耳持たずで叱責するブライトと違って、相手の言い分もちゃんと聞いているだけ、ダグザは大人としての誠実さを持っていると言える。
- 「頼んでいるつもりはない」
- 第3巻より。首相官邸ラプラスの残骸における調査の際に、NT-Dによる再度の暴走を恐れてユニコーンに搭乗することを嫌がるバナージにあっさりと言い放つ。
- 「個人の力では変えられないし、変えようとする気すら起こさせない。どんな組織でも起こることだ。が、かといって、維持存続の本能に呑み込まれた歯車を、悪と断ずることもできない」
- 「歯車」が語る連邦体制の現実である。
- 「ジオン根絶のための、殺戮マシーンなどではない。それとは違う何かが、このユニコーンには組み込まれている。それを制御するのはたぶん……生身の心だ。それがラプラスプログラムの正体なのかもしれん。乗り手の心を試しながら、箱へと導く道標。こいつを作った奴は、とんだ食わせ物らしいな」
- ダグザが気づいたNT-Dの隠された意義を語り、バナージの不安を解きほぐそうとする。
- 「歯車には、歯車の意地がある。お前もお前の役割を果たせ」
バナージ「俺の……」
「ここが知っている……自分で自分を決められるたった一つの部品だ。無くすなよ!」 - ユニコーンから降りてバナージと別れる際、バナージの胸を指差し、人の心の意味を語る。ある意味ガトーがウラキに対して言った「連邦の歯車となって戦う男」発言に対するひとつの返答なのかもしれない。
- 「意地でも、借りでもない。自分の心に従っただけだ。歯車にも生まれるのだな、望みというものが……」
- シナンジュに挑む直前の独白。
- 「おまえは私の希望……託したぞ、バナージ!」
- バナージがサイコフレームを通して受信した、ダグザの遺志。
スパロボシリーズの名台詞編集
- 「エコーズの作戦は、時と場所を選ばん。俺達はあらゆる任務を遂行するために集められたプロフェッショナルだ」
「もっとも、このZ-BLUEの連中を見ると、操縦だけは自信をなくすがな」 - 『第3次Z時獄篇』で、パラオ急襲で脱出してきたバナージと合流した際に。原作と比べて明らかに豊富な戦力を有しているZ-BLUEにいれば、こういう気持ちにもなるということか。
- 「そうだな…。だが、一時と言えど、今は喜びにひたるのも悪くない」
- 『第3次Z時獄篇』。ネオ・ジオン側の抵抗の少なさを感じて今後を警戒しながらも、パラオから無事にバナージが帰還したのを喜び合う未成年のクルーたちをアムロとともに見守る。
- 「ぬうう…まさか、こんな所で入手の機会があるとは…」
- 『第3次Z時獄篇』。ダナン内で開催されたビンゴ大会で、景品としてレアアイテムの「DGの牙」が出品された際に(ちなみに提供者はヒビキ)。男たち垂涎の品を入手出来る好機を前に、コンロイと共に地味にアツくなっている。
- なお、このアイテムはC.C.が見事引き当てたことが後にAGから語られているが、当の本人は「興味ない」との理由で辞退したため、下取りしたAGの手によって、最終的にはDトレーダーで売り出されることになる。
- 「俺のことなら心配は要らんぞ」
- 『第3次Z時獄篇』における生存時の台詞。名シーンなのだが、カミーユらが嘆いている中で登場し、さらに原作では死亡した局面を「あの程度で死んではエコーズは務まらん」と言い放つため、どうにもシュールな印象がある。