「ガンダム・センチネル」の版間の差分
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『[[機動戦士Ζガンダム]]』、『[[機動戦士ガンダムΖΖ]]』と同時代を背景とする、もう一つのガンダムの物語。模型雑誌『モデルグラフィックス』(アートボックス編)に掲載された。模型とショートストーリーを中心に、設定・解説・非登場機の模型からなる作品である。小説化のほか別冊ムックも発行されている。 | 『[[機動戦士Ζガンダム]]』、『[[機動戦士ガンダムΖΖ]]』と同時代を背景とする、もう一つのガンダムの物語。模型雑誌『モデルグラフィックス』(アートボックス編)に掲載された。模型とショートストーリーを中心に、設定・解説・非登場機の模型からなる作品である。小説化のほか別冊ムックも発行されている。 | ||
− | 『ガンダムΖΖ』放送終了と『[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア]] | + | 『ガンダムΖΖ』放送終了と『[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア]]』劇場公開の間に生ずる[[ガンプラ|プラモデル]]展開の空白期間を埋めるため、プラモデルを販売するバンダイが『モデルグラフィックス』にプラモデル新シリーズの企画協力を求めたことで企画がスタートした。しかし『逆襲のシャア』のプラモデル展開が予定より早められることになったため、第1弾キットを発売しただけで企画凍結となってしまう。これを受け『モデルグラフィックス』はバンダイに許可を受けたうえで独自に連載企画を開始。これが人気となり『逆襲のシャア』のプラモデル展開終了後に改めてプラモデル企画が再開されることとなった。 |
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− | + | バンダイと『モデルグラフィックス』を刊行している大日本絵画との間の版権が曖昧であったため<ref>大日本絵画側は「本作について一定の権利を有しており、バンダイから商品化料も受け取っている」と誌面で主張していた(翌年には商品化料ではなく企画協力費であったとして撤回している)。</ref>、1996年に開催された「JAF-CON<ref>「JAF-CON」はガンダムシリーズの当日版権が許諾される唯一のガレージキット販売イベント。</ref> V」で本作関連のガレージキットのみが販売中止となる事態にまで発展している。その後、この問題は「ガンダムシリーズの版権は「創通エージェンシー・サンライズ」のものであり、バンダイはアートボックスに版権料を支払う必要は無い」という形で落ち着いており、ガレージキットのイベント販売も徐々に緩和されていっているようである。 | |
− | + | なお、現在はバンダイが本作の関連商品を発売する際にはアートボックス側に事前承諾を入れているとされている(コピーライトは「創通・サンライズ」表記)。 | |
− | + | また、ゲーム作品への登場も少なく、特にMSがリアル等身の作品ではパイロットは基本的に参戦しないという処置が取られている<ref>数少ない例として、アーケードカードゲーム『ガンダムトライエイジ』にはリアル等身のEx-Sガンダムとリョウ・ルーツが同時に参戦している。</ref>。この処置について『機動戦士ガンダム EXVS.FB』の開発は「諸事情」とだけコメントしている<ref>[http://dengekionline.com/elem/000/000/785/785948/index-3.html オンラインでのプレイがさらに快適に! PS3版『機動戦士ガンダム EXVS.FB』のDLCについても開発者が語る] 2018年7月13日閲覧。</ref>。2022年3月にKADOKAWAから刊行された書籍『機動戦士ガンダム新訳MS大全集 U.C.0081-0090編』では'''「『ガンダム・センチネル』は権利者側の希望により収録しておりません」'''と明記されており(過去のMS大全集では収録していた)、本作の外部出演は現在でも何かしらの制約があるものと思われる。 | |
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:α任務部隊の戦闘司令官、大尉。若手・未熟者揃いのα任務部隊では唯一のベテラン軍人で、同時に最年長。 | :α任務部隊の戦闘司令官、大尉。若手・未熟者揃いのα任務部隊では唯一のベテラン軍人で、同時に最年長。 | ||
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:ニュー・ディサイズのトップに立つ首領で、元地球連邦軍大尉。アースノイド至上主義者。 | :ニュー・ディサイズのトップに立つ首領で、元地球連邦軍大尉。アースノイド至上主義者。 | ||
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::Sガンダムに各種パーツを取り付けたもので、厳密には「Gクルーザー」という巡航形態を取るための状態。 | ::Sガンダムに各種パーツを取り付けたもので、厳密には「Gクルーザー」という巡航形態を取るための状態。 | ||
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:トレーナー(訓練機)となっているが、実際にはネロの肩部にバーニアを追加した高機動仕様。 | :トレーナー(訓練機)となっているが、実際にはネロの肩部にバーニアを追加した高機動仕様。 | ||
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− | :本作では「[[ガンダムMk-II]] | + | :本作では「[[ガンダムMk-II]]の簡易量産型」という設定に沿って、[[スタッフ:カトキハジメ|カトキハジメ]]氏によりリファインされている。「センチネル版バーザム」や「カトキ版バーザム」とも呼ばれる。後に「バーザム改」という名称が与えられた。 |
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− | : | + | :ゼク・シリーズ1番目の機体。機体各部のラッチに作戦に合わせた兵装を装備できる。ニューディサイズの主力機として運用された。 |
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:ゼク・シリーズ2番目の機体で、高火力・高機動の重MS。機体が大型化したため、ゼク・シリーズの持ち味である汎用性が失われている。 | :ゼク・シリーズ2番目の機体で、高火力・高機動の重MS。機体が大型化したため、ゼク・シリーズの持ち味である汎用性が失われている。 | ||
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− | :地球連邦軍のモビルスーツで、本作におけるライバル機。[[ | + | :地球連邦軍のモビルスーツで、本作におけるライバル機。 |
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::ゾディ・アックの分離時の名称。 | ::ゾディ・アックの分離時の名称。 | ||
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:ガザシリーズにおいて、MA形態での運用を主とする機体。サブフライトシステムとしても運用される。 | :ガザシリーズにおいて、MA形態での運用を主とする機体。サブフライトシステムとしても運用される。 | ||
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:[[地球連邦軍]]教導団の内、[[ティターンズ]]の掲げる「地上至上主義」に共鳴した将校達の一団。元々教導団だけに、[[モビルスーツ|MS]]戦闘・運用において他の部隊に対し一日の長がある。 | :[[地球連邦軍]]教導団の内、[[ティターンズ]]の掲げる「地上至上主義」に共鳴した将校達の一団。元々教導団だけに、[[モビルスーツ|MS]]戦闘・運用において他の部隊に対し一日の長がある。 | ||
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− | : | + | :英語読みでタスクフォースαとも。ニューディサイズ討伐の為に編成された部隊。少数精鋭とは名ばかりの、不採用となった試作機と未習熟のスタッフで構成された部隊であった。ただ、規格外性能の試作機も使っているので戦闘力自体はそれほど低くない。要は「強力な機体を投入したので投降しろ」という意味合いが強い。 |
+ | :なお原作では注釈を挿入して説明されている通り、α任務部隊(タスクフォースα)とは「α任務に携わる部隊」ではなく「α番目の任務部隊」という意味である。つまり「第1部隊」のような意味合いしかなく、実際に作中ではβ任務部隊、γ任務部隊、δ任務部隊と合同で任務にあたる場面がある。そもそもタスクフォースは機動部隊と訳すこともあるが、読者が機動兵器を用いた部隊と誤解しないように任務部隊の訳を用いている。 | ||
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:Sガンダムに搭載されているAI付き教育型コンピューター。 | :Sガンダムに搭載されているAI付き教育型コンピューター。 | ||
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− | + | SRWに直接登場したのは『[[第4次スーパーロボット大戦|第4次]]([[第4次スーパーロボット大戦S|S]])』のみとなっている。また、『[[全スーパーロボット大戦電視大百科|電視大百科]]』では本作に関係する資料が収録されていなかったため、「版権元に無許可で『第4次』に登場させた影響により(以降も)扱えなくなった」といった意味合いの説も流れたが、ソースが確認されていない'''俗説・都市伝説のようなものである'''。 | |
− | + | なお、『第4次S』から『電視大百科』発売までの期間には上記のガレージキット販売トラブルも発生しているが、これとの因果関係を含め未参戦の理由は不明である<ref>『V』で『閃光のハサウェイ』が参戦するまでは「アニメ化(映像化)されていない小説作品」ということも参戦できない一因として挙げられていた。</ref>。 | |
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− | : | + | :[[リアルロボット|リアル系]]主人公の場合のみ、[[Sガンダム]]と[[Ex-Sガンダム]]が登場する(Ex-Sの入手は[[隠し要素/第4次|要条件]])。強化パーツでは[[ALICE]]が登場。 |
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− | + | :また、[[αナンバーズ]]が部隊名の候補に挙がった際に[[チャップ・アデル|アデル]]と[[ツグミ・タカクラ|ツグミ]]が「連邦軍に似た名前の特務部隊があった気がする」と発言するなど(α任務部隊は特別な名称ではないが)、本作を匂わせる要素もいくつか見られる。 | |
− | : | + | ;[[第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ]] |
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:前作のデータが削除されずに残されている。 | :前作のデータが削除されずに残されている。 | ||
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− | : | + | :『[[SDガンダム三国伝 BraveBattleWarriors]]』から[[陸遜ゼータプラス]]が参戦しているため、変則的ではあるものの、現状ではゼータプラスがSRWに正式参戦した唯一の作品となっている。 |
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− | * | + | *幕末および戊辰戦争([[江戸時代#新選組|新選組]])をモデルにしていることは有名。リョウ・ルーツは坂本龍馬、トッシュ・クレイは土方歳三、ブレイブ・コッドは近藤勇とされており、ここら辺の設定は『[[銀河烈風バクシンガー]]』と通ずる部分がある。 |
*本作には女性キャラクターが一人もいない(正確に言えばALICEという女性人格のAIがいる)。男臭い作風といえど女性キャラクターが数人いる『[[ボトムズシリーズ]]』よりも男臭い。 | *本作には女性キャラクターが一人もいない(正確に言えばALICEという女性人格のAIがいる)。男臭い作風といえど女性キャラクターが数人いる『[[ボトムズシリーズ]]』よりも男臭い。 | ||
2024年3月6日 (水) 01:45時点における最新版
『ガンダム・センチネル』は『モデルグラフィックス』に掲載された連載企画。
ガンダム・センチネル | |
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著者 | 高橋昌也 |
挿絵 | かときはじめ |
キャラクターデザイン | かときはじめ |
メカニックデザイン | かときはじめ |
掲載誌 | モデルグラフィックス |
出版社 | 大日本絵画 |
発表期間 | 1987年9月 - 1990年7月 |
巻数 |
全1巻(ムック) 全1巻(小説) |
シリーズ | |
初登場SRW | 第4次スーパーロボット大戦 |
概要編集
『機動戦士Ζガンダム』、『機動戦士ガンダムΖΖ』と同時代を背景とする、もう一つのガンダムの物語。模型雑誌『モデルグラフィックス』(アートボックス編)に掲載された。模型とショートストーリーを中心に、設定・解説・非登場機の模型からなる作品である。小説化のほか別冊ムックも発行されている。
『ガンダムΖΖ』放送終了と『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』劇場公開の間に生ずるプラモデル展開の空白期間を埋めるため、プラモデルを販売するバンダイが『モデルグラフィックス』にプラモデル新シリーズの企画協力を求めたことで企画がスタートした。しかし『逆襲のシャア』のプラモデル展開が予定より早められることになったため、第1弾キットを発売しただけで企画凍結となってしまう。これを受け『モデルグラフィックス』はバンダイに許可を受けたうえで独自に連載企画を開始。これが人気となり『逆襲のシャア』のプラモデル展開終了後に改めてプラモデル企画が再開されることとなった。
ストーリー編集
宇宙世紀0088年1月25日、ティターンズの掲げる「地上至上主義」に共感する地球連邦軍教導団の一部将校が武装蜂起した。教導団の根拠地である小惑星ペズンを制圧した彼らは、「ニューディサイズ」と名乗り、地球連邦に対し徹底抗戦を宣言した……。
版権事情編集
バンダイと『モデルグラフィックス』を刊行している大日本絵画との間の版権が曖昧であったため[1]、1996年に開催された「JAF-CON[2] V」で本作関連のガレージキットのみが販売中止となる事態にまで発展している。その後、この問題は「ガンダムシリーズの版権は「創通エージェンシー・サンライズ」のものであり、バンダイはアートボックスに版権料を支払う必要は無い」という形で落ち着いており、ガレージキットのイベント販売も徐々に緩和されていっているようである。
なお、現在はバンダイが本作の関連商品を発売する際にはアートボックス側に事前承諾を入れているとされている(コピーライトは「創通・サンライズ」表記)。
また、ゲーム作品への登場も少なく、特にMSがリアル等身の作品ではパイロットは基本的に参戦しないという処置が取られている[3]。この処置について『機動戦士ガンダム EXVS.FB』の開発は「諸事情」とだけコメントしている[4]。2022年3月にKADOKAWAから刊行された書籍『機動戦士ガンダム新訳MS大全集 U.C.0081-0090編』では「『ガンダム・センチネル』は権利者側の希望により収録しておりません」と明記されており(過去のMS大全集では収録していた)、本作の外部出演は現在でも何かしらの制約があるものと思われる。
登場人物編集
現状、本作は機体のみの参戦なので主要人物のみ抜粋。
登場メカ編集
Sガンダム、Ex-Sガンダム、センチネル版バーザム以外は全てSRW未登場。スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。
- Sガンダム(スペリオル・ガンダム)
- Ζプロジェクトの一環として作られた試作機。ムーバブル・フレームを最大限活用した構造を持つ。
- Ex-Sガンダム(イクスェス・ガンダム)
- Sガンダムに各種パーツを取り付けたもので、厳密には「Gクルーザー」という巡航形態を取るための状態。
- Ζプラス(SRW未登場)
- カラバが開発したΖガンダムのバリエーション機。
- FAZZ(SRW未登場)
- ΖΖガンダム用追加装備の試験機体。
- ネロ(SRW未登場)
- アナハイム社製の量産機。Sガンダムを含めたアナハイム社製ガンダムの構造が設計が組み込まれている。
- ネロ・トレーナー(SRW未登場)
- トレーナー(訓練機)となっているが、実際にはネロの肩部にバーニアを追加した高機動仕様。
- EWACネロ(SRW未登場)
- ネロの偵察仕様。
- ヌーベルジムIII(SRW未登場)
- ジムII(SRW未登場)を改修したジムIIIと異なり、一から設計された全くの別機体。
- バーザム
- 本作では「ガンダムMk-IIの簡易量産型」という設定に沿って、カトキハジメ氏によりリファインされている。「センチネル版バーザム」や「カトキ版バーザム」とも呼ばれる。後に「バーザム改」という名称が与えられた。
- ゼク・アイン(SRW未登場)
- ゼク・シリーズ1番目の機体。機体各部のラッチに作戦に合わせた兵装を装備できる。ニューディサイズの主力機として運用された。
- ゼク・ツヴァイ(SRW未登場)
- ゼク・シリーズ2番目の機体で、高火力・高機動の重MS。機体が大型化したため、ゼク・シリーズの持ち味である汎用性が失われている。
- ガンダムMk-V(SRW未登場)
- 地球連邦軍のモビルスーツで、本作におけるライバル機。
- ゾディ・アック(SRW未登場)
- ネオ・ジオンがニューディサイズに提供した試作モビルアーマー。戦艦並みの巨体を誇る超大型機。
- ゾアン
- ゾディ・アックの分離時の名称。
用語編集
- ニューディサイズ
- 地球連邦軍教導団の内、ティターンズの掲げる「地上至上主義」に共鳴した将校達の一団。元々教導団だけに、MS戦闘・運用において他の部隊に対し一日の長がある。
- α任務部隊
- 英語読みでタスクフォースαとも。ニューディサイズ討伐の為に編成された部隊。少数精鋭とは名ばかりの、不採用となった試作機と未習熟のスタッフで構成された部隊であった。ただ、規格外性能の試作機も使っているので戦闘力自体はそれほど低くない。要は「強力な機体を投入したので投降しろ」という意味合いが強い。
- なお原作では注釈を挿入して説明されている通り、α任務部隊(タスクフォースα)とは「α任務に携わる部隊」ではなく「α番目の任務部隊」という意味である。つまり「第1部隊」のような意味合いしかなく、実際に作中ではβ任務部隊、γ任務部隊、δ任務部隊と合同で任務にあたる場面がある。そもそもタスクフォースは機動部隊と訳すこともあるが、読者が機動兵器を用いた部隊と誤解しないように任務部隊の訳を用いている。
- ALICE
- Sガンダムに搭載されているAI付き教育型コンピューター。
登場作と扱われ方編集
SRWに直接登場したのは『第4次(S)』のみとなっている。また、『電視大百科』では本作に関係する資料が収録されていなかったため、「版権元に無許可で『第4次』に登場させた影響により(以降も)扱えなくなった」といった意味合いの説も流れたが、ソースが確認されていない俗説・都市伝説のようなものである。
なお、『第4次S』から『電視大百科』発売までの期間には上記のガレージキット販売トラブルも発生しているが、これとの因果関係を含め未参戦の理由は不明である[5]。
旧シリーズ編集
- 第4次スーパーロボット大戦(S)
- リアル系主人公の場合のみ、SガンダムとEx-Sガンダムが登場する(Ex-Sの入手は要条件)。強化パーツではALICEが登場。
- スーパーロボット大戦F/F完結編
- 『第4次』のリメイク作品として開発されていたこともあり、没データにSガンダムとEx-Sガンダムが存在している。
αシリーズ編集
- 第2次スーパーロボット大戦α
- 『機動戦士クロスボーン・ガンダム』と同様に『GジェネレーションF』[6]の要素を引き継いで参戦する予定だったのか、没データ[7]に本作の機体が数多く存在している[8]。なお、バーザム(『機動戦士Ζガンダム』名義での参戦)のデザインは本作のものになっているほか、『機動戦士Ζガンダム』に登場していないのにその名義での参戦になっている衛星ミサイルも本作の機体の予定だった可能性がある。
- また、αナンバーズが部隊名の候補に挙がった際にアデルとツグミが「連邦軍に似た名前の特務部隊があった気がする」と発言するなど(α任務部隊は特別な名称ではないが)、本作を匂わせる要素もいくつか見られる。
- 第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
- 前作のデータが削除されずに残されている。
携帯機シリーズ編集
- スーパーロボット大戦UX
- 『SDガンダム三国伝 BraveBattleWarriors』から陸遜ゼータプラスが参戦しているため、変則的ではあるものの、現状ではゼータプラスがSRWに正式参戦した唯一の作品となっている。
関連作品編集
- バトルドッジボールII
- ガンダムシリーズの敵MSで結成された「モビルスーツキラーズ」の一員としてガンダムMK-Vが登場。
余談編集
- 幕末および戊辰戦争(新選組)をモデルにしていることは有名。リョウ・ルーツは坂本龍馬、トッシュ・クレイは土方歳三、ブレイブ・コッドは近藤勇とされており、ここら辺の設定は『銀河烈風バクシンガー』と通ずる部分がある。
- 本作には女性キャラクターが一人もいない(正確に言えばALICEという女性人格のAIがいる)。男臭い作風といえど女性キャラクターが数人いる『ボトムズシリーズ』よりも男臭い。
商品情報編集
資料リンク編集
脚注編集
- ↑ 大日本絵画側は「本作について一定の権利を有しており、バンダイから商品化料も受け取っている」と誌面で主張していた(翌年には商品化料ではなく企画協力費であったとして撤回している)。
- ↑ 「JAF-CON」はガンダムシリーズの当日版権が許諾される唯一のガレージキット販売イベント。
- ↑ 数少ない例として、アーケードカードゲーム『ガンダムトライエイジ』にはリアル等身のEx-Sガンダムとリョウ・ルーツが同時に参戦している。
- ↑ オンラインでのプレイがさらに快適に! PS3版『機動戦士ガンダム EXVS.FB』のDLCについても開発者が語る 2018年7月13日閲覧。
- ↑ 『V』で『閃光のハサウェイ』が参戦するまでは「アニメ化(映像化)されていない小説作品」ということも参戦できない一因として挙げられていた。
- ↑ 同作には機体だけでなくパイロットも登場しており、本作のシナリオも再現されている。
- ↑ 存在は動画サイトで確認されていただけだったためフェイクとも思われていたが、掲示板において有志により実際にコードの入力が行われ本物と証明された(当時のログ、参考ログ)。
- ↑ Sガンダム、Sガンダム(ブースターユニット装着型)、Ex-Sガンダム、Gクルーザー、Ζプラス(C1型)、Ζプラス(アムロ専用A1型)、FAZZ、ゼク・アイン(第3種兵装)、ゼク・ツヴァイ、ガンダムMK-V、ゾディ・アック、特殊能力ではALICEが存在。