「光武二式」の版間の差分

 
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光武二式(Koubu Type 2)とは、『[[サクラ大戦]]4 〜恋せよ乙女〜』に登場する人型兵器。
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光武二式(こうぶにしき)とは、『[[サクラ大戦]]』の人型兵器。初登場は『サクラ大戦4 ~恋せよ乙女~』。
  
 
== 概要 ==
 
== 概要 ==
[[東京|帝都]]にあだなす魔に対抗する為、[[帝国華撃団]]が作り上げた虎型霊子甲冑・光武。黒之巣会との戦いで大破した光武を改修し、改良を加えた光武・改。その光武・改に更なる改造が施された機体が光武二式である。
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[[東京|帝都]]にあだなす魔に対抗する為、[[帝国華撃団]]が作り上げた[[虎]]型[[霊子甲冑]]・光武。黒之巣会との戦いで大破した光武を改修し、改良を加えた光武・改。その光武・改に更なる改造が施された機体が光武二式である。
  
それまで帝国華撃団が運用してきた全ての霊子甲冑は、装備とカラーリングを除いて隊員毎の機体の差異が殆ど存在しなかった。
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それまで帝撃が運用してきた全ての霊子甲冑は、装備とカラーリングを除いて隊員毎の機体の差異が殆ど存在しなかった。
光武二式は巴里華撃団で運用された光武F並びに光武F2の設計思想及び運用データが反映され、見た目や装備は勿論の事、機体の重量や霊子機関の出力に至るまで、より隊員の特性に合わせたチューンナップが図られている。
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光武二式は[[巴里華撃団]]で運用された光武F並びに[[光武F2]]の設計思想及び運用データが反映され、見た目や装備は勿論の事、機体の重量や霊子機関の[[出力]]に至るまで、より隊員の特性に合わせたチューンナップが図られている。
  
光武二式全体の特徴としては、光武・改から主機関が変更され出力が1.5倍、限界行動時間も3時間から10時間と大幅に増加。それに伴い、光武が光武・改に改修される際に追加された頭部のエアインテークが二基に増設、更にその後方には追加装備ラッチが設けられた。またデザイン上の特色として、これまで各隊員のパーソナルカラーのみだった機体色にカメラレールや各種装甲の縁の部分に金色の塗装が追加された(アイリス機のみパーソナルカラーの黄色と被ることを避け銀色の塗装)。
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光武二式全体の特徴としては、光武・改から主機関が変更され出力が1.5倍、限界行動時間も3時間から10時間と大幅に増加。それに伴い、光武が光武・改に改修される際に追加された頭部のエアインテークが二基に増設、更にその後方には追加装備ラッチが設けられた。またデザイン上の特色として、これまで各隊員のパーソナルカラーのみだった機体色にカメラレールや各種装甲の縁の部分に金色の塗装が追加された(アイリス機のみパーソナルカラーのイエローと被ることを避け銀色の塗装)。
  
原作では1927年(太正十六年)に銀座を中心に発生した黄金蒸気事件の解決にあたり、同事件に伴う形で現れた魔操機兵と戦った。
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原作では1927年に銀座を中心に発生した黄金蒸気事件の解決にあたり、同事件に伴う形で現れた魔操機兵と戦った。
  
 
== 機体一覧 ==
 
== 機体一覧 ==
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;[[光武二式 (カンナ機)]]
 
;[[光武二式 (カンナ機)]]
 
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;光武二式 (織姫機)
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;[[光武二式 (織姫機)]]
:両腕に霊子レーザー発振器「オオロラ」を装備、織姫自身の能力である霊子レーザーの威力をアップする。『X-Ω』ではイベントシーンでのみ登場。
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;光武二式 (レニ機)
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;[[光武二式 (レニ機)]]
:蒸気式加速装置を備えた双頭槍「ブルンヒルト」を装備する他、両肩部のアーマーが小型の盾となっている。『X-Ω』ではイベントシーンでのみ登場。
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== スパロボシリーズにおいて ==
 
== スパロボシリーズにおいて ==
 
=== 単独作品 ===
 
=== 単独作品 ===
 
;[[スーパーロボット大戦X-Ω]]
 
;[[スーパーロボット大戦X-Ω]]
:初参戦作品。期間限定参戦。原作で初登場した『サクラ大戦4』では既に実戦配備されて時間が経過した状態だったが、『X-Ω』では配備されて間もない頃が描かれている。
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:初登場作品。期間限定参戦。原作で初登場した『4』では既に実戦配備されて時間が経過した状態だったが、『X-Ω』では配備されて間もない頃が描かれた。
:全機体共通の性能として、[[地形適応]]が空-陸A海B宇Bとなっている。[[動力]]の1つが蒸気機関なので本来は水に弱いはずであり、実際に光武Fは『サクラ大戦3』の戦闘パートで[[海]]に浸かると一発で撤退扱いになるのだが、それを考えると悪くない性能である<ref>因みに、初代のリメイク版である『熱き血潮に』のオープニングでは、大神とさくらの光武とさくらの神武が[[宇宙]]で戦闘をしている他、神武のアイリス機が海中で運用されているカットが存在する。</ref>。
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:ユニットクエストは織姫機とレニ機が「帝都の雨傘」、それ以外の機体が「久しぶりの帝都と乙女たち」で共通。ただし、[[アビリティ]]を開放する為にはクエストをそれぞれ個別にクリアする必要がある。
:ユニットクエストは「久しぶりの帝都と乙女たち」で全機体共通。ただし、[[スーパーロボット大戦X-Ω#既存システムと変更点|アビリティ]]を開放する為にはクエストをそれぞれ個別にクリアする必要がある。
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:また、「Ωクロス」の演出は原作ゲームの必殺技を極力再現した独自の仕様を採用している<ref>織姫機とレニ機を除く。</ref>。
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;[[スーパーロボット大戦30]]
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:DLC第1弾として追加参戦。大神機とさくら機が登場。
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== 対決・名場面 ==
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;「花、帝都に舞う」
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:太正十六年、春。銀座周辺では蒸気機械による事故が多発していた。この日も路面鉄道が暴走状態に陥る。そこに帝国華撃団の光武二式が駆けつける。まず、蒸気ブースターを装備した大神機が鉄道を止めようとするが叶わない。大神機は服部時計店に陣を取り、各機体に指示を出す。カンナ機が暴走を正面から受け止め、マリア機が蒸気機関を狙撃、鉄道は活動を停止する。だがその矢先、別の鉄道が暴走を開始する。今度はブルンヒルトで最大限まで加速したレニ機が織姫機を空中に放り投げ、織姫機が霊子レーザーで鉄道を脱線させる。そして、さくら機とすみれ機の息の合った連係攻撃が蒸気機関を破壊、帝都の平和と市民の命を今日も守ったのだった。
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:『4』の導入部を飾る一大シークエンスであり、3Dモデルによるリアルタイムデモと台詞を一切挟まず映像と音楽だけで見せる手法で、光武二式の各機体の特徴を映画的に描いている<ref>アイリス機と紅蘭機のみ顔見せ程度の登場。</ref>。また、大神機が鞘に収めた刀が『4』のタイトルロゴに描かれている日本刀に重なる粋な演出もなされている。
  
 
== 関連機体 ==
 
== 関連機体 ==
;桜武
 
:神崎重工が帝国華撃団の注文を受け開発した最初の霊子甲冑で、子型霊子甲冑。当初は[[テストパイロット]]として屈強で優秀な軍人達を集めるも、誰も操縦どころか起動すらできなかったが、起動実験に居合わせた神崎重工の令嬢である[[神崎すみれ]]の霊力に反応し、暴走。それを見た開発者達がすみれをテストパイロットとして起動実験を行った結果、容易く起動・操縦に成功。これにより、霊子甲冑の搭乗者は若い女性が適していると判明した。SRW未登場。
 
;三色スミレ
 
:桜武の改良機で、日本初の量産型霊子甲冑。丑型霊子甲冑。光武とは操作系統が異なる。桜武の起動実験以降、霊子甲冑開発協力者となったすみれの名に肖って名付けられた。白、黄、紫の3機が製造され、その運用データから光武が開発された。SRW未登場。
 
;光武
 
:帝国華撃団で最初に運用された虎型霊子甲冑で、日本で初めて実用化された霊的戦闘特化兵器。操縦者第一の優れた設計思想に基づいて製造され、その後の多くの霊子甲冑の基礎となった。SRW未登場。
 
 
;光武・改
 
;光武・改
:光武を改修、改良した機体。帝国華撃団で最も長い期間運用され、後に光武二式のベースとなった。霊力の変換効率が非常に良く、搭乗者の霊力次第でスペック以上の性能を発揮できる。SRW未登場。
+
:光武二式のベースとなった。
;光武F
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;光武F、[[光武F2]]
:巴里華撃団で最初に運用された霊子甲冑。光武・改とはいわば兄弟機にあたる。SRW未登場。
+
:運用データや設計思想が光武二式に反映された。
;光武F2
 
:光武Fを搭乗者の特性に合わせ改造した機体。その設計思想と運用データは光武二式に反映された。SRW未登場。
 
;神武
 
:光武よりも大幅に出力を上げた帝国華撃団の卯型霊子甲冑。しかし、その強力さ故に維持費がかかるうえ、ある事件でかなりの損傷を負って維持管理が不可能となった為、光武・改に交代。SRW未登場。
 
 
;天武
 
;天武
:光武とは別の流れで製造された帝国華撃団の辰型霊子甲冑。順番的には光武二式の先行機に相当する。従来の霊子甲冑の動力である蒸気と霊力に加え、第三のエネルギーである「都市エネルギー」を取り込む事が出来る。その為、単純な機体性能で言えば光武二式以上の出力を持つ。ただし、ある問題点を抱えていた事により途中で運用が中止、以後封印され光武・改に取って代わられた。SRW未登場。
+
:順番的には光武二式の先行機に相当する。
;双武
+
;[[三式光武]]
:帝国華撃団の最終決戦兵器である巳型霊子甲冑。天武と同様に「都市エネルギー」を動力に変換する。複座型を採用しており、操縦士と副操縦士の霊力を同調させる事で、天武が抱えていた問題点を解決した。ただし、操縦士と副操縦士の霊力の波長が合わないと、性能を発揮できないどころか双方とも死に至る危険性がある諸刃の剣でもある。他の霊子甲冑と違い1機しか製造されず、大神の光武二式が魔操機兵「ハクシキ」との戦いで大破した後、最終決戦において使用された。SRW未登場。
+
:後継機。光武二式をベースに開発された。
  
 
== 他作品の関連機体 ==
 
== 他作品の関連機体 ==
 
;[[光武X]]、[[光武Ω]]
 
;[[光武X]]、[[光武Ω]]
:[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]』[[オリジナル設定|オリジナル]]の光武で、花組だけでは手が足りない程の大規模な霊的戦闘が発生する可能性に備えて、[[米田一基]]が秘密裏に作らせた試験[[量産型]]光武。
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:光武二式の予備パーツを使って建造された。
:最大の特徴は、霊子甲冑を動かすには霊力が足りない者でも操縦出来る事。また、量産型らしく部品は全てありあわせのもので出来ている。ただし米田が使用を検討した時はまだ未完成であり、動力機関である蒸気併用霊子機関のテストも完全に終わっておらずどんな事故が起きるかも分からない、人間が乗る段階ですらない代物だったが、帝都での戦いで[[ヴァンアイン|乗機]]が使えなくなった[[イヌイ・アサヒ|アサヒ]]らが「帝都を守りたい」と志願して搭乗。賭けは成功し、敵陣営を撃退した。
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;光武 ハナマル機
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:『ラブライブ!サンシャイン!!』と『サクラ』のコラボレーションから生まれたオリジナル光武。搭乗者は国木田花丸。
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:光武二式を原型としているが、エアインテークの上部に神武を彷彿とさせるバックパックが追加される等、デザインは大きく異なる。『サンシャイン!!』第7話の[[ギャグイベント|ギャグシーン]]における花丸の姿がモチーフとなっており、ハナマル機をベースにAqoursのメンバー9人全員分の機体が用意されている。
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:光武XやΩと同じく新型蒸気併用霊子機関を搭載していると思われるが、詳細な設定は不明。
  
 
== 余談 ==
 
== 余談 ==
*『1』のリメイク版である『熱き血潮に』の光武は、元の光武に光武二式の各隊員機用の装備を追加したデザインとなっている。また、『ぱちんこCRサクラ大戦2』に登場する光武・改は血潮版光武と光武二式の中間に位置するようなデザインとなっており、エアインテークは一基のまま各隊員機用の装備とカメラレールや各種装甲の縁の部分に塗装が追加されている(色は全機体銀色)。
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*各隊員機の装備やカスタムパーツは格納庫収納時は機体から取り外されており、出撃の際にパイロットが機体に搭乗した後、コンベアを移動中に機体に備え付けられる。『X-Ω』を含め、格納庫の背景イラストで光武二式が丸腰の状態で映っているのはこの為である。
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*光武・改に更なる改造を加えた機体という設定の光武二式だが、『4』の直前の時系列にあたる[[映画]]『活動写真』では光武・改が通常運用されており、更に『活動写真』の事件が解決したのが太正十六年の1月以降、『4』の事件が起こったのが同年の春である為、ロールアウトまでの短さがファンの間でも話題に上がる。これについては、『活動写真』の光武・改が蒸気ブースター<ref>紅蘭が開発していた光武・改のバージョンアップパーツ。</ref>で一時的に飛行可能である等、『2』の同機体とはデザインだけでなく機能面でも大きく異なる事から、『活動写真』に登場する光武・改は代替機(レプリカ)で従来の光武・改は光武二式への改造期間に既に突入していた、という説がある。
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**ただし、『1』に登場した神武は基になる設計図があったとはいえ光武が大破してから僅か一ヶ月足らずで完成に漕ぎ着け、実戦に投入されていることから、ある程度技術も蓄積されている太正十六年時点では改から二式への改造は然程時間が掛からなかったという説もある(『活動写真』時点での光武・改も後期型としているものもある)。
  
 
== 脚注 ==
 
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{{DEFAULTSORT:こうふ にしき}}
 
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[[Category:登場メカか行]]
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[[Category:戦略・戦術兵器]]
 
[[Category:サクラ大戦]]
 
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2024年5月28日 (火) 11:09時点における最新版

光武二式(こうぶにしき)とは、『サクラ大戦』の人型兵器。初登場は『サクラ大戦4 ~恋せよ乙女~』。

概要編集

帝都にあだなす魔に対抗する為、帝国華撃団が作り上げた霊子甲冑・光武。黒之巣会との戦いで大破した光武を改修し、改良を加えた光武・改。その光武・改に更なる改造が施された機体が光武二式である。

それまで帝撃が運用してきた全ての霊子甲冑は、装備とカラーリングを除いて隊員毎の機体の差異が殆ど存在しなかった。 光武二式は巴里華撃団で運用された光武F並びに光武F2の設計思想及び運用データが反映され、見た目や装備は勿論の事、機体の重量や霊子機関の出力に至るまで、より隊員の特性に合わせたチューンナップが図られている。

光武二式全体の特徴としては、光武・改から主機関が変更され出力が1.5倍、限界行動時間も3時間から10時間と大幅に増加。それに伴い、光武が光武・改に改修される際に追加された頭部のエアインテークが二基に増設、更にその後方には追加装備ラッチが設けられた。またデザイン上の特色として、これまで各隊員のパーソナルカラーのみだった機体色にカメラレールや各種装甲の縁の部分に金色の塗装が追加された(アイリス機のみパーソナルカラーのイエローと被ることを避け銀色の塗装)。

原作では1927年に銀座を中心に発生した黄金蒸気事件の解決にあたり、同事件に伴う形で現れた魔操機兵と戦った。

機体一覧編集

各機の詳細についてはそれぞれの項目を参照。

光武二式 (大神機)
光武二式 (さくら機)
光武二式 (すみれ機)
光武二式 (マリア機)
光武二式 (アイリス機)
光武二式 (紅蘭機)
光武二式 (カンナ機)
光武二式 (織姫機)
光武二式 (レニ機)

スパロボシリーズにおいて編集

単独作品編集

スーパーロボット大戦X-Ω
初登場作品。期間限定参戦。原作で初登場した『4』では既に実戦配備されて時間が経過した状態だったが、『X-Ω』では配備されて間もない頃が描かれた。
ユニットクエストは織姫機とレニ機が「帝都の雨傘」、それ以外の機体が「久しぶりの帝都と乙女たち」で共通。ただし、アビリティを開放する為にはクエストをそれぞれ個別にクリアする必要がある。
また、「Ωクロス」の演出は原作ゲームの必殺技を極力再現した独自の仕様を採用している[1]
スーパーロボット大戦30
DLC第1弾として追加参戦。大神機とさくら機が登場。

対決・名場面編集

「花、帝都に舞う」
太正十六年、春。銀座周辺では蒸気機械による事故が多発していた。この日も路面鉄道が暴走状態に陥る。そこに帝国華撃団の光武二式が駆けつける。まず、蒸気ブースターを装備した大神機が鉄道を止めようとするが叶わない。大神機は服部時計店に陣を取り、各機体に指示を出す。カンナ機が暴走を正面から受け止め、マリア機が蒸気機関を狙撃、鉄道は活動を停止する。だがその矢先、別の鉄道が暴走を開始する。今度はブルンヒルトで最大限まで加速したレニ機が織姫機を空中に放り投げ、織姫機が霊子レーザーで鉄道を脱線させる。そして、さくら機とすみれ機の息の合った連係攻撃が蒸気機関を破壊、帝都の平和と市民の命を今日も守ったのだった。
『4』の導入部を飾る一大シークエンスであり、3Dモデルによるリアルタイムデモと台詞を一切挟まず映像と音楽だけで見せる手法で、光武二式の各機体の特徴を映画的に描いている[2]。また、大神機が鞘に収めた刀が『4』のタイトルロゴに描かれている日本刀に重なる粋な演出もなされている。

関連機体編集

光武・改
光武二式のベースとなった。
光武F、光武F2
運用データや設計思想が光武二式に反映された。
天武
順番的には光武二式の先行機に相当する。
三式光武
後継機。光武二式をベースに開発された。

他作品の関連機体編集

光武X光武Ω
光武二式の予備パーツを使って建造された。
光武 ハナマル機
『ラブライブ!サンシャイン!!』と『サクラ』のコラボレーションから生まれたオリジナル光武。搭乗者は国木田花丸。
光武二式を原型としているが、エアインテークの上部に神武を彷彿とさせるバックパックが追加される等、デザインは大きく異なる。『サンシャイン!!』第7話のギャグシーンにおける花丸の姿がモチーフとなっており、ハナマル機をベースにAqoursのメンバー9人全員分の機体が用意されている。
光武XやΩと同じく新型蒸気併用霊子機関を搭載していると思われるが、詳細な設定は不明。

余談編集

  • 各隊員機の装備やカスタムパーツは格納庫収納時は機体から取り外されており、出撃の際にパイロットが機体に搭乗した後、コンベアを移動中に機体に備え付けられる。『X-Ω』を含め、格納庫の背景イラストで光武二式が丸腰の状態で映っているのはこの為である。
  • 光武・改に更なる改造を加えた機体という設定の光武二式だが、『4』の直前の時系列にあたる映画『活動写真』では光武・改が通常運用されており、更に『活動写真』の事件が解決したのが太正十六年の1月以降、『4』の事件が起こったのが同年の春である為、ロールアウトまでの短さがファンの間でも話題に上がる。これについては、『活動写真』の光武・改が蒸気ブースター[3]で一時的に飛行可能である等、『2』の同機体とはデザインだけでなく機能面でも大きく異なる事から、『活動写真』に登場する光武・改は代替機(レプリカ)で従来の光武・改は光武二式への改造期間に既に突入していた、という説がある。
    • ただし、『1』に登場した神武は基になる設計図があったとはいえ光武が大破してから僅か一ヶ月足らずで完成に漕ぎ着け、実戦に投入されていることから、ある程度技術も蓄積されている太正十六年時点では改から二式への改造は然程時間が掛からなかったという説もある(『活動写真』時点での光武・改も後期型としているものもある)。

脚注編集

  1. 織姫機とレニ機を除く。
  2. アイリス機と紅蘭機のみ顔見せ程度の登場。
  3. 紅蘭が開発していた光武・改のバージョンアップパーツ。