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− | 光武二式全体の特徴としては、光武・改から主機関が変更され出力が1. | + | 光武二式全体の特徴としては、光武・改から主機関が変更され出力が1.5倍、限界行動時間も3時間から10時間と大幅に増加。それに伴い、光武が光武・改に改修される際に追加された頭部のエアインテークが二基に増設、更にその後方には追加装備ラッチが設けられた。またデザイン上の特色として、これまで各隊員のパーソナルカラーのみだった機体色にカメラレールや各種装甲の縁の部分に金色の塗装が追加された(アイリス機のみパーソナルカラーのイエローと被ることを避け銀色の塗装)。 |
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+ | :太正十六年、春。銀座周辺では蒸気機械による事故が多発していた。この日も路面鉄道が暴走状態に陥る。そこに帝国華撃団の光武二式が駆けつける。まず、蒸気ブースターを装備した大神機が鉄道を止めようとするが叶わない。大神機は服部時計店に陣を取り、各機体に指示を出す。カンナ機が暴走を正面から受け止め、マリア機が蒸気機関を狙撃、鉄道は活動を停止する。だがその矢先、別の鉄道が暴走を開始する。今度はブルンヒルトで最大限まで加速したレニ機が織姫機を空中に放り投げ、織姫機が霊子レーザーで鉄道を脱線させる。そして、さくら機とすみれ機の息の合った連係攻撃が蒸気機関を破壊、帝都の平和と市民の命を今日も守ったのだった。 | ||
+ | :『4』の導入部を飾る一大シークエンスであり、3Dモデルによるリアルタイムデモと台詞を一切挟まず映像と音楽だけで見せる手法で、光武二式の各機体の特徴を映画的に描いている<ref>アイリス機と紅蘭機のみ顔見せ程度の登場。</ref>。また、大神機が鞘に収めた刀が『4』のタイトルロゴに描かれている日本刀に重なる粋な演出もなされている。 | ||
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− | + | :運用データや設計思想が光武二式に反映された。 | |
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− | : | + | :順番的には光武二式の先行機に相当する。 |
− | ; | + | ;[[三式光武]] |
− | : | + | :後継機。光武二式をベースに開発された。 |
== 他作品の関連機体 == | == 他作品の関連機体 == | ||
− | ; | + | ;[[光武X]]、[[光武Ω]] |
− | + | :光武二式の予備パーツを使って建造された。 | |
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+ | ;光武 ハナマル機 | ||
+ | :『ラブライブ!サンシャイン!!』と『サクラ』のコラボレーションから生まれたオリジナル光武。搭乗者は国木田花丸。 | ||
+ | :光武二式を原型としているが、エアインテークの上部に神武を彷彿とさせるバックパックが追加される等、デザインは大きく異なる。『サンシャイン!!』第7話の[[ギャグイベント|ギャグシーン]]における花丸の姿がモチーフとなっており、ハナマル機をベースにAqoursのメンバー9人全員分の機体が用意されている。 | ||
+ | :光武XやΩと同じく新型蒸気併用霊子機関を搭載していると思われるが、詳細な設定は不明。 | ||
== 余談 == | == 余談 == | ||
− | + | *各隊員機の装備やカスタムパーツは格納庫収納時は機体から取り外されており、出撃の際にパイロットが機体に搭乗した後、コンベアを移動中に機体に備え付けられる。『X-Ω』を含め、格納庫の背景イラストで光武二式が丸腰の状態で映っているのはこの為である。 | |
+ | *光武・改に更なる改造を加えた機体という設定の光武二式だが、『4』の直前の時系列にあたる[[映画]]『活動写真』では光武・改が通常運用されており、更に『活動写真』の事件が解決したのが太正十六年の1月以降、『4』の事件が起こったのが同年の春である為、ロールアウトまでの短さがファンの間でも話題に上がる。これについては、『活動写真』の光武・改が蒸気ブースター<ref>紅蘭が開発していた光武・改のバージョンアップパーツ。</ref>で一時的に飛行可能である等、『2』の同機体とはデザインだけでなく機能面でも大きく異なる事から、『活動写真』に登場する光武・改は代替機(レプリカ)で従来の光武・改は光武二式への改造期間に既に突入していた、という説がある。 | ||
+ | **ただし、『1』に登場した神武は基になる設計図があったとはいえ光武が大破してから僅か一ヶ月足らずで完成に漕ぎ着け、実戦に投入されていることから、ある程度技術も蓄積されている太正十六年時点では改から二式への改造は然程時間が掛からなかったという説もある(『活動写真』時点での光武・改も後期型としているものもある)。 | ||
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2024年5月28日 (火) 11:09時点における最新版
光武二式(こうぶにしき)とは、『サクラ大戦』の人型兵器。初登場は『サクラ大戦4 ~恋せよ乙女~』。
概要編集
帝都にあだなす魔に対抗する為、帝国華撃団が作り上げた虎型霊子甲冑・光武。黒之巣会との戦いで大破した光武を改修し、改良を加えた光武・改。その光武・改に更なる改造が施された機体が光武二式である。
それまで帝撃が運用してきた全ての霊子甲冑は、装備とカラーリングを除いて隊員毎の機体の差異が殆ど存在しなかった。 光武二式は巴里華撃団で運用された光武F並びに光武F2の設計思想及び運用データが反映され、見た目や装備は勿論の事、機体の重量や霊子機関の出力に至るまで、より隊員の特性に合わせたチューンナップが図られている。
光武二式全体の特徴としては、光武・改から主機関が変更され出力が1.5倍、限界行動時間も3時間から10時間と大幅に増加。それに伴い、光武が光武・改に改修される際に追加された頭部のエアインテークが二基に増設、更にその後方には追加装備ラッチが設けられた。またデザイン上の特色として、これまで各隊員のパーソナルカラーのみだった機体色にカメラレールや各種装甲の縁の部分に金色の塗装が追加された(アイリス機のみパーソナルカラーのイエローと被ることを避け銀色の塗装)。
原作では1927年に銀座を中心に発生した黄金蒸気事件の解決にあたり、同事件に伴う形で現れた魔操機兵と戦った。
機体一覧編集
各機の詳細についてはそれぞれの項目を参照。
スパロボシリーズにおいて編集
単独作品編集
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 初登場作品。期間限定参戦。原作で初登場した『4』では既に実戦配備されて時間が経過した状態だったが、『X-Ω』では配備されて間もない頃が描かれた。
- ユニットクエストは織姫機とレニ機が「帝都の雨傘」、それ以外の機体が「久しぶりの帝都と乙女たち」で共通。ただし、アビリティを開放する為にはクエストをそれぞれ個別にクリアする必要がある。
- また、「Ωクロス」の演出は原作ゲームの必殺技を極力再現した独自の仕様を採用している[1]。
- スーパーロボット大戦30
- DLC第1弾として追加参戦。大神機とさくら機が登場。
対決・名場面編集
- 「花、帝都に舞う」
- 太正十六年、春。銀座周辺では蒸気機械による事故が多発していた。この日も路面鉄道が暴走状態に陥る。そこに帝国華撃団の光武二式が駆けつける。まず、蒸気ブースターを装備した大神機が鉄道を止めようとするが叶わない。大神機は服部時計店に陣を取り、各機体に指示を出す。カンナ機が暴走を正面から受け止め、マリア機が蒸気機関を狙撃、鉄道は活動を停止する。だがその矢先、別の鉄道が暴走を開始する。今度はブルンヒルトで最大限まで加速したレニ機が織姫機を空中に放り投げ、織姫機が霊子レーザーで鉄道を脱線させる。そして、さくら機とすみれ機の息の合った連係攻撃が蒸気機関を破壊、帝都の平和と市民の命を今日も守ったのだった。
- 『4』の導入部を飾る一大シークエンスであり、3Dモデルによるリアルタイムデモと台詞を一切挟まず映像と音楽だけで見せる手法で、光武二式の各機体の特徴を映画的に描いている[2]。また、大神機が鞘に収めた刀が『4』のタイトルロゴに描かれている日本刀に重なる粋な演出もなされている。
関連機体編集
他作品の関連機体編集
- 光武 ハナマル機
- 『ラブライブ!サンシャイン!!』と『サクラ』のコラボレーションから生まれたオリジナル光武。搭乗者は国木田花丸。
- 光武二式を原型としているが、エアインテークの上部に神武を彷彿とさせるバックパックが追加される等、デザインは大きく異なる。『サンシャイン!!』第7話のギャグシーンにおける花丸の姿がモチーフとなっており、ハナマル機をベースにAqoursのメンバー9人全員分の機体が用意されている。
- 光武XやΩと同じく新型蒸気併用霊子機関を搭載していると思われるが、詳細な設定は不明。
余談編集
- 各隊員機の装備やカスタムパーツは格納庫収納時は機体から取り外されており、出撃の際にパイロットが機体に搭乗した後、コンベアを移動中に機体に備え付けられる。『X-Ω』を含め、格納庫の背景イラストで光武二式が丸腰の状態で映っているのはこの為である。
- 光武・改に更なる改造を加えた機体という設定の光武二式だが、『4』の直前の時系列にあたる映画『活動写真』では光武・改が通常運用されており、更に『活動写真』の事件が解決したのが太正十六年の1月以降、『4』の事件が起こったのが同年の春である為、ロールアウトまでの短さがファンの間でも話題に上がる。これについては、『活動写真』の光武・改が蒸気ブースター[3]で一時的に飛行可能である等、『2』の同機体とはデザインだけでなく機能面でも大きく異なる事から、『活動写真』に登場する光武・改は代替機(レプリカ)で従来の光武・改は光武二式への改造期間に既に突入していた、という説がある。
- ただし、『1』に登場した神武は基になる設計図があったとはいえ光武が大破してから僅か一ヶ月足らずで完成に漕ぎ着け、実戦に投入されていることから、ある程度技術も蓄積されている太正十六年時点では改から二式への改造は然程時間が掛からなかったという説もある(『活動写真』時点での光武・改も後期型としているものもある)。