「カラバ」の版間の差分

 
(11人の利用者による、間の22版が非表示)
1行目: 1行目:
カラバ(Karaba)とは、『[[機動戦士Ζガンダム]]』及び『[[機動戦士ガンダムΖΖ]]』に登場する組織。
+
カラバとは、『[[機動戦士Ζガンダム]]』及び『[[機動戦士ガンダムΖΖ]]』に登場する組織。
  
 
== 概要 ==
 
== 概要 ==
地上における[[エゥーゴ]]の支援組織的な存在。
+
地上における[[エゥーゴ]]の支援組織的な存在。[[グリプス戦役]]では[[ティターンズ]]を、[[第1次ネオ・ジオン抗争]]では[[ネオ・ジオン]]を相手に抵抗運動を展開した。
  
幹部として[[ハヤト・コバヤシ]]が参加。
+
その実態は地上における複数の反連邦組織が、勢力を拡大していくティターンズの脅威に対抗すべく築き上げた連合組織のような存在で、各地を担当する構成組織がネットワークで繋がり、互いに連携することで統制を執り合っている。このため、完全に組織化されたエゥーゴとは違って最高指導者や本拠地と言ったものは存在せず、小規模で散発的なゲリラ活動に終始することが主ではあるものの、その実態を掴ませない秘匿性でティターンズやネオ・ジオンを梃子摺らせた。
途中で[[アムロ・レイ]]も参加することになる。
 
  
なお、[[クワトロ・バジーナ]]は「秘密結社の名前のよう」として「好きではない」と発言している。
+
幹部として[[ハヤト・コバヤシ]]が参加。途中で[[アムロ・レイ]]も参加することになる。
 +
 
 +
なお、[[シャア・アズナブル|クワトロ・バジーナ]]は「秘密結社の名前のよう」として「好きではない」と発言している。
 +
 
 +
第1次ネオ・ジオン抗争以後は一部所属メンバーが[[ロンド・ベル]]に移籍しており、エゥーゴと同様に解散あるいは地球連邦軍に吸収されたと思われる。一部の急進派は離脱し、反連邦活動を継続しているのもエゥーゴと同様のようだ。
  
 
== 登場作品 ==
 
== 登場作品 ==
 
=== [[旧シリーズ]] ===
 
=== [[旧シリーズ]] ===
 
;[[第4次スーパーロボット大戦]]
 
;[[第4次スーパーロボット大戦]]
:初登場作品。
+
:初登場作品だが、「エゥーゴの支援組織」ではなく「エゥーゴの母体となった組織」となっている。
 
;[[スーパーロボット大戦F完結編]]
 
;[[スーパーロボット大戦F完結編]]
 
:
 
:
18行目: 21行目:
 
=== [[αシリーズ]] ===
 
=== [[αシリーズ]] ===
 
;[[スーパーロボット大戦α]]
 
;[[スーパーロボット大戦α]]
:原作と同じ設定。[[リガ・ミリティア]]と連携し、[[スーパーロボット大戦α外伝|α外伝]]では[[プリベンター]]に合流。
+
:原作と同じ設定。[[リガ・ミリティア]]と連携し、『[[スーパーロボット大戦α外伝|α外伝]]』では[[プリベンター]]に合流。
 +
 
 +
=== [[Zシリーズ]] ===
 +
;[[スーパーロボット大戦Z]]
 +
:原作と同じ設定。[[トレゾア技研]]に協力していた。
  
 
=== Scramble Commanderシリーズ ===
 
=== Scramble Commanderシリーズ ===
28行目: 35行目:
 
=== 単独作品 ===
 
=== 単独作品 ===
 
;[[スーパーロボット大戦64]]
 
;[[スーパーロボット大戦64]]
:地球解放戦線機構を支援する。[[破嵐万丈]]と[[アラン・イゴール]]が立ち上げた組織であり、原作とは名前以外に共通点はない。[[スーパーロボット]]の開発も行っているなどポジションは[[第4次スーパーロボット大戦|第4次]][[スーパーロボット大戦F|F]][[破嵐財閥]]に近く、本作では[[グレートマジンガー]]や[[ゴッドガンダム]]までカラバにより開発されたことになっている。
+
:地球解放戦線機構を支援する。[[破嵐万丈]]と[[アラン・イゴール]]が立ち上げた組織であり、原作とは名前以外に共通点はない。[[スーパーロボット]]の開発も行っているなどポジションは『[[第4次スーパーロボット大戦|第4次]]』や『[[スーパーロボット大戦F|F]]』の[[破嵐財閥]]に近く、本作では[[グレートマジンガー]]や[[ゴッドガンダム]]までカラバにより開発されたことになっている。
  
 
== 人物 ==
 
== 人物 ==
 
;[[ハヤト・コバヤシ]]
 
;[[ハヤト・コバヤシ]]
:
+
:リーダーの一人。エゥーゴとの折衝で代表を務めたり、最重要戦力であるアウドムラを指揮するなど、カラバ全体の実質的な中心人物だった。
 
;[[アムロ・レイ]]
 
;[[アムロ・レイ]]
:
+
:メンバー。グリプス戦役中に所属し、ディジェやゼータプラスなどを駆って活躍した。
 
;[[ベルトーチカ・イルマ]]
 
;[[ベルトーチカ・イルマ]]
:
+
:メンバー。普段はジャーナリストとして活躍している。養父がカラバの支援者だった縁から参加した。
== 保有兵器==
+
 
 +
== 保有兵器 ==
 
*MSK-008 [[ディジェ]]
 
*MSK-008 [[ディジェ]]
 
*RMS-099 [[リック・ディアス]]
 
*RMS-099 [[リック・ディアス]]
*MSA-003 [[ネモ]]
+
*MSA-003 [[ネモ (ガンダム)|ネモ]]
 
*RGM-86R [[ジムIII]]
 
*RGM-86R [[ジムIII]]
 +
:カラバ仕様のものはグリーンに塗装。
 
*RMS-099B  [[シュツルム・ディアス]]
 
*RMS-099B  [[シュツルム・ディアス]]
 +
:小説版ZZでのアムロ搭乗機。
 
*MSA-005S [[メタス改]]
 
*MSA-005S [[メタス改]]
 
*MSK-008 [[ディジェSE-R]]
 
*MSK-008 [[ディジェSE-R]]
 
*[[アウドムラ]]
 
*[[アウドムラ]]
*[[アーガマ]]
+
:ジャブロー脱出時に連邦軍から鹵獲したガルダ級超大型輸送機。その性能は構成組織間の相互支援・連携の円滑化、主力部隊の常時運用を可能にせしめ、カラバの最重要戦力となった。
 +
*[[アーガマ]]
 +
:第1次ネオ・ジオン抗争にてエゥーゴから譲渡された戦力。
  
 
== 関連用語 ==
 
== 関連用語 ==
 
;[[エゥーゴ]]
 
;[[エゥーゴ]]
:
+
:カラバが地上を担当する反連邦組織なら、こちらは宇宙を担当する反連邦組織と言える存在。
 +
;[[ロンド・ベル]]
 +
:第1次ネオ・ジオン抗争後、生き残ったメンバーの一部が移籍している。
 +
;[[アマルガム]]
 +
:[[フルメタル・パニック!]]の敵組織。「本拠地や最高指導者が存在しない」という点で似ているが、ネットワーク組織としてはこちらの方が遥かに高度な体制を築き上げている。またカラバは既存の政治体制に対する反抗組織だが、アマルガムは実質的に世界を支配している組織であるため、その点は真逆といえる。
  
 
== 資料リンク ==
 
== 資料リンク ==

2023年9月9日 (土) 04:06時点における最新版

カラバとは、『機動戦士Ζガンダム』及び『機動戦士ガンダムΖΖ』に登場する組織。

概要編集

地上におけるエゥーゴの支援組織的な存在。グリプス戦役ではティターンズを、第1次ネオ・ジオン抗争ではネオ・ジオンを相手に抵抗運動を展開した。

その実態は地上における複数の反連邦組織が、勢力を拡大していくティターンズの脅威に対抗すべく築き上げた連合組織のような存在で、各地を担当する構成組織がネットワークで繋がり、互いに連携することで統制を執り合っている。このため、完全に組織化されたエゥーゴとは違って最高指導者や本拠地と言ったものは存在せず、小規模で散発的なゲリラ活動に終始することが主ではあるものの、その実態を掴ませない秘匿性でティターンズやネオ・ジオンを梃子摺らせた。

幹部としてハヤト・コバヤシが参加。途中でアムロ・レイも参加することになる。

なお、クワトロ・バジーナは「秘密結社の名前のよう」として「好きではない」と発言している。

第1次ネオ・ジオン抗争以後は一部所属メンバーがロンド・ベルに移籍しており、エゥーゴと同様に解散あるいは地球連邦軍に吸収されたと思われる。一部の急進派は離脱し、反連邦活動を継続しているのもエゥーゴと同様のようだ。

登場作品編集

旧シリーズ編集

第4次スーパーロボット大戦
初登場作品だが、「エゥーゴの支援組織」ではなく「エゥーゴの母体となった組織」となっている。
スーパーロボット大戦F完結編

αシリーズ編集

スーパーロボット大戦α
原作と同じ設定。リガ・ミリティアと連携し、『α外伝』ではプリベンターに合流。

Zシリーズ編集

スーパーロボット大戦Z
原作と同じ設定。トレゾア技研に協力していた。

Scramble Commanderシリーズ編集

スーパーロボット大戦Scramble Commander
スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd

単独作品編集

スーパーロボット大戦64
地球解放戦線機構を支援する。破嵐万丈アラン・イゴールが立ち上げた組織であり、原作とは名前以外に共通点はない。スーパーロボットの開発も行っているなどポジションは『第4次』や『F』の破嵐財閥に近く、本作ではグレートマジンガーゴッドガンダムまでカラバにより開発されたことになっている。

人物編集

ハヤト・コバヤシ
リーダーの一人。エゥーゴとの折衝で代表を務めたり、最重要戦力であるアウドムラを指揮するなど、カラバ全体の実質的な中心人物だった。
アムロ・レイ
メンバー。グリプス戦役中に所属し、ディジェやゼータプラスなどを駆って活躍した。
ベルトーチカ・イルマ
メンバー。普段はジャーナリストとして活躍している。養父がカラバの支援者だった縁から参加した。

保有兵器編集

カラバ仕様のものはグリーンに塗装。
小説版ZZでのアムロ搭乗機。
ジャブロー脱出時に連邦軍から鹵獲したガルダ級超大型輸送機。その性能は構成組織間の相互支援・連携の円滑化、主力部隊の常時運用を可能にせしめ、カラバの最重要戦力となった。
第1次ネオ・ジオン抗争にてエゥーゴから譲渡された戦力。

関連用語編集

エゥーゴ
カラバが地上を担当する反連邦組織なら、こちらは宇宙を担当する反連邦組織と言える存在。
ロンド・ベル
第1次ネオ・ジオン抗争後、生き残ったメンバーの一部が移籍している。
アマルガム
フルメタル・パニック!の敵組織。「本拠地や最高指導者が存在しない」という点で似ているが、ネットワーク組織としてはこちらの方が遥かに高度な体制を築き上げている。またカラバは既存の政治体制に対する反抗組織だが、アマルガムは実質的に世界を支配している組織であるため、その点は真逆といえる。

資料リンク編集