「ミゲル・アイマン」の版間の差分

 
(22人の利用者による、間の37版が非表示)
1行目: 1行目:
== ミゲル・アイマン(Miguel Aiman) ==
+
{{登場人物概要
*登場作品:[[機動戦士ガンダムSEED]]
+
| 外国語表記 = [[外国語表記::Miguel Aiman]]
*声優:西川貴教
+
| 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]]
*種族:地球人([[コーディネイター]]
+
*{{登場作品 (人物)|機動戦士ガンダムSEED}}
*性別:男
+
*{{登場作品 (人物)|機動戦士ガンダムSEED ASTRAY}}
*所属:[[ザフト]]
+
| 声優 = 西川貴教
*階級:ザフト緑服
+
| キャラクターデザイン = {{キャラクターデザイン|平井久司}}
<!-- *職業: -->
+
| 初登場SRW = {{初登場SRW (人物)|スーパーロボット大戦J}}
*年齢:19歳
+
| SRWでの分類 = [[パイロット]]
<!-- *身長:cm -->
+
}}
<!-- *体重:kg -->
 
*キャラクターデザイン:平井久司
 
  
[[ラウ・ル・クルーゼ|クルーゼ]]隊所属に所属する[[MS]]パイロット。
+
{{登場人物概要
 +
| タイトル = プロフィール
 +
| 異名 = 黄昏の魔弾
 +
| 種族 = [[種族::地球人]]([[コーディネイター]])
 +
| 性別 = [[性別::男]]
 +
| 年齢 = [[年齢::19]]歳
 +
| 所属 = {{所属 (人物)|ザフト}}
 +
| 役職 = [[役職::緑服]]
 +
}}
 +
'''ミゲル・アイマン'''は『[[機動戦士ガンダムSEED]]』の登場人物。
  
[[ジン (SEED)|ジン]]に搭乗し、[[ヘリオポリス]]での[[アスラン・ザラ|アスラン]]達のMS奪取を援護したが、[[キラ・ヤマト]]の乗る[[ストライクガンダム]]に撃墜されて死亡した。
+
== 概要 ==
 +
[[ラウ・ル・クルーゼ|クルーゼ]]隊に所属する[[MS]]パイロット。
  
MSV等の他メディアにおいては「黄昏の魔弾」の異名を持つ[[エース]]級のパイロットであり、オレンジ色のカラーリングを持つ専用機[[ミゲル専用ジン]]が存在していることが判明、[[ヘリオポリス]]襲撃の時に通常の[[ジン]]だったのは、その前の[[叢雲劾]]との戦闘で機体が破損したためだとされる。
+
普段は気さくで面倒見もよく、隊内でも人望がある人格者だが、[[ナチュラル]]に関しては平然と見下した発言を行う<ref name="Natural">もっとも、コーディネイターがナチュラルを見下すことは、当時の[[プラント]][[ザフト]])では特に珍しい思考ではない点に留意する必要はある。逆にナチュラルが[[デザイナーベビー|遺伝子を操作して生まれた]]コーディネイターを嫌悪することもまた然り。</ref>。
  
声優は『ガンダムSEED』のOPを担当した「T.M.Revlution」のボーカルである西川貴教氏。キラの初陣の相手であり、序盤で戦死するものの存在感は大きく、後々に前述の設定が明かされるに至っている。
+
[[ジン (SEED)|ジン]]に搭乗し、[[ヘリオポリス]]における[[アスラン・ザラ]]たちの[[GUNDAM|新型MS]]奪取作戦を援護。起動した[[ストライクガンダム]]の捕獲を試みるが、[[キラ・ヤマト]]の操縦により撃破される。脱出し再度の襲撃に参加したが、ストライクに再び撃墜されて戦死した。
 +
 
 +
『SEED』劇中ではミゲルの戦死後に、おそらくミゲルの母親と弟と思われる人物が写る場面がある。
 +
 
 +
=== キャラクターの総評 ===
 +
ミゲルは本編の[[主人公]]キラ・ヤマトの初陣の相手であり、わずか3話で戦死するというキャラクターではあるが、後に以下の設定が明かされている。
 +
 
 +
『[[MSV|SEED MSV]]』では'''「黄昏の魔弾」'''という[[異名]]を持つ[[エース]]級の[[パイロット]]であり、オレンジ色のカラーリングを持つ専用機「[[ミゲル専用ジン]]」が存在していることが判明している。
 +
 
 +
『[[機動戦士ガンダムSEED ASTRAY|ASTRAY]]』では、ミゲルが専用機を持ちながら『SEED』本編では通常のジンに搭乗していた理由として「直前に[[叢雲劾]]との戦闘でミゲル専用ジンが損傷したため」という補完が成されている。
 +
 
 +
また[[ドラマCD]]では、アスランとニコルの先輩としてのミゲルの一面が細かく描写されている。
  
 
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
現在のところは音声収録は行われておらず、音声無し作品でのみで登場している。
+
現在のところは西川貴教氏による音声収録は行われておらず、音声なし作品でのみで登場している。なお『第3次α』には、ミゲルと同じ台詞を言う[[ザフト兵]]がいる(要は[[ザンスカール兵|代役]])。
  
 
=== 携帯機シリーズ ===
 
=== 携帯機シリーズ ===
;[[スーパーロボット大戦J]]
+
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦J}}
:初登場作品。原作と違って[[ヘリオポリス]]襲撃の時に生存し、その後も度々敵として登場するが、中盤で戦死する。乗機は一貫してジンに搭乗。 能力値的には「黄昏の魔弾」に完全に名前負けしている。普通にやれば苦戦するような敵ではない。
+
:初登場作品。原作と異なり[[ヘリオポリス]]襲撃の時には死亡せず、その後も度々敵として登場するが、中盤で戦死する。乗機は一貫してジンに搭乗。
;[[スーパーロボット大戦W]]
+
:'''能力値的には「黄昏の魔弾」という異名に完全に名前負けしている'''。普通にやれば苦戦するような敵ではない。
:ようやく[[ミゲル専用ジン|専用ジン]]に搭乗。仲間にこそならないが終盤でスポット参戦し、前作や原作と違い、死ななくなった。普通にやれば苦戦するような敵ではないのは前作や原作と同じだが。やたらと「黄昏の魔弾」の二つ名を連呼する。
+
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦W}}
 +
:ようやく[[ミゲル専用ジン|専用機のジン]]に搭乗。『ASTRAY』中心で進む関係もあってか戦死せず、仲間にこそならないが終盤で[[スポット参戦]]もする。この際、ジュール隊の一員として各陣営のエースパイロット達と共闘するがナチュラルとコーディネイターの垣根を超えた共闘を「悪くない」と感じたりと生き延びたことで精神面で大きな成長を遂げたと言えるため地味ながらもミゲルが救われた作品。
 +
:普通にやれば苦戦するような敵ではないことは変わらない。やたらと「黄昏の魔弾」の二つ名を連呼する。
  
 
=== 単独作品 ===
 
=== 単独作品 ===
;[[スーパーロボット大戦Card Chronicle]]
+
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦Card Chronicle}}
:第1話B「その名はガンダム」のボスとして登場。
+
:第1話B「その名はガンダム」におけるボスとして登場。
 
+
;[[スーパーロボット大戦DD]]
== パイロットステータス設定の傾向 ==
+
:死亡済みで、名前のみの登場。
<!-- === [[能力|能力値]] === -->
 
  
 +
== パイロットステータス ==
 
=== [[精神コマンド]] ===
 
=== [[精神コマンド]] ===
 
;[[スーパーロボット大戦W|W]]
 
;[[スーパーロボット大戦W|W]]
41行目: 62行目:
  
 
=== [[特殊技能]](特殊スキル) ===
 
=== [[特殊技能]](特殊スキル) ===
 +
; [[スーパーロボット大戦J|J]]
 +
: '''[[斬り払い]]、[[撃ち落とし|撃ち落し]]、[[コーディネイター]]、[[援護攻撃]]L3、[[援護防御]]L3、[[コンボ]]L2'''
 
;[[スーパーロボット大戦W|W]]
 
;[[スーパーロボット大戦W|W]]
:'''[[切り払い|斬り払い]]、[[撃ち落とし]]、[[シールド防御]]、[[コーディネイター]]、[[援護攻撃|援護攻撃L3]][[援護防御|援護防御L3]][[支援要請|支援要請L1]][[コンボ|マルチコンボL2]]'''
+
:'''[[斬り払い]]、[[撃ち落とし]]、[[シールド防御]]、[[コーディネイター]]、[[援護攻撃]]L3、[[援護防御]]L3、[[支援要請]]L1、[[コンボ|マルチコンボ]]L2'''
  
 
== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==
 
;[[ラウ・ル・クルーゼ]]
 
;[[ラウ・ル・クルーゼ]]
:上官。ちなみにミゲルはクルーゼの素顔が気になっていたらしい(=[[死亡フラグ]])。
+
:上官。ミゲルは[[死亡フラグ|クルーゼの素顔が気になっていたらしい]]
 
;[[アスラン・ザラ]]
 
;[[アスラン・ザラ]]
 
:同僚。
 
:同僚。
 
;[[イザーク・ジュール]]
 
;[[イザーク・ジュール]]
:同僚。Wではミゲルがジュール隊に配属されたため上官に。
+
:同僚。『[[スーパーロボット大戦W|W]]』ではミゲルがジュール隊に配属されたため上官に。
 
;[[ディアッカ・エルスマン]]
 
;[[ディアッカ・エルスマン]]
 
:同僚。
 
:同僚。
56行目: 79行目:
 
:同僚。
 
:同僚。
 
;[[ハイネ・ヴェステンフルス]]
 
;[[ハイネ・ヴェステンフルス]]
:同じ声の人。彼を尊敬していたらしい。後方不注意なところが似ている。こちらは音声付き作品にも登場しているが、ミゲルと同様に音声収録は行われていない。
+
:同じ声の人。彼を尊敬していたらしい。後方不注意な点が似ている。
 
;[[シホ・ハーネンフース]]、[[ミハイル・コースト]]
 
;[[シホ・ハーネンフース]]、[[ミハイル・コースト]]
:本編では関わる事は無いが、[[W]]では同僚。
+
:本編では関わらないが、『W』では同僚。
 
;[[キラ・ヤマト]]
 
;[[キラ・ヤマト]]
:彼の初戦の相手となった。
+
:彼の初陣の相手となり、彼によって撃墜されて命を落とす。
  
 
== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
;「生意気なんだよ、ナチュラルがモビルスーツなど!」
+
;「コイツ! どうなってる!? コイツの装甲は!」<br />アスラン「そいつらはフェイズシフトの装甲を持つんだ。 展開されたら、ジンのサーベルなど通用しない!」
:
+
:第2話より。[[ジン (SEED)|ジン]]の重斬刀で斬りかかるものの、[[フェイズシフト装甲]]を展開した[[ストライクガンダム|ストライク]]には傷一つ付かない。
 +
:敵機の堅牢さに驚くミゲルだが、そこに[[イージスガンダム|イージス]]を奪取した[[アスラン・ザラ|アスラン]]が現れ、フェイズシフト装甲の仕様を聞かされる。
 +
;「フン…! いくら装甲が良かろうがっ! そんな動きで!」<br />「生意気なんだよ、ナチュラルがモビルスーツなど!」
 +
:同上。[[キラ・ヤマト]]が駆るストライクと交戦した際に。[[ナチュラル]]を蔑視していることがうかがえる台詞<ref name="Natural" />だが、敵機の搭乗者であるキラは皮肉にもミゲルと同じ[[コーディネイター]]([[スーパーコーディネイター]])であった。
 +
:余談だが、公式[[外伝]]作品を含む『[[機動戦士ガンダムSEED]]』シリーズには、コーディネイターよりも[[モビルスーツ]]の[[技量|操縦技術]]に優れたナチュラルの[[パイロット]]が少なからず存在している。'''それ以前に上司の[[ラウ・ル・クルーゼ|クルーゼ]]も(生粋のとは言えないが)ナチュラルである。'''この事実をミゲル本人が知ったらどう思うであろうか…?
 +
;「ハイドロ応答無し、多元駆動システム停止…ええい!」
 +
:同上。OSを最適化され、本来の性能を発揮したストライクのアーマーシュナイダーを[[動力・エンジン・エネルギー|動力部]]に食らい、ジンは機能停止に追い込まれてしまう。ミゲルは毒づきながらも、自爆コードを打ち込み乗機から脱出する。
 +
:「ハイドロ応答無し」の件は、SRWにおける[[ザフト兵]]の搭乗機体の撃墜時の台詞パターンの一つになっている。
 +
;「オロールとマシューは戦艦を! アスラン! 無理矢理付いてきた根性、見せてもらうぞ!」<br />「そぉら落ちろっ!」
 +
:第3話より。特火重粒子砲を装備したジンで出撃してきたミゲル。アスランに檄を飛ばしながら、ソードストライクを攻撃する。[[コロニー]]を巻き込む攻撃に、キラも回避より防御を優先せざるを得なくなる。
 +
;「もらったぁっ! …何ぃ!?」<br />「うわあぁぁぁぁぁぁぁーっ!!」<br/>アスラン「ミゲルゥゥゥゥゥ!!」
 +
:同上。イージスと対峙する[[ソードストライクガンダム|ソードストライク]]に横槍を入れたが、とっさに反応したキラがマイダスメッサーを投擲。易々と避けるも、戻ってきたマイダスメッサーが脚部に命中。バランスを崩したところを対艦刀で叩き切られ、アスランの眼前で散った…。
 +
 
 +
== スパロボシリーズの名台詞 ==
 +
;「黄昏の魔弾は伊達じゃない!」
 +
:汎用戦闘台詞。前述した自身の二つ名である。
 +
;「イザークもディアッカも、そのくらいでやめておけ。アスラン、クルーゼ隊長が自分は動けないからと指名したのはお前だ。このザラ隊はお前の決定で動く。隊長らしく、悩まず決定だけ下せ」
 +
:『[[スーパーロボット大戦J|J]]』第17話「ウィスパード(前編)」より。
 +
:アークエンジェルの不審な動きと[[機械獣]]に警戒するアスランと攻勢に出るべきだと主張するイザーク、ディアッカの仲裁に入った時の台詞。
 +
:年長者らしい適切なアドバイスだったのだが、この後のアスランの決定で結果的に『J』世界のミゲルは死ぬことになる。
 +
 
 +
== 搭乗機体 ==
 +
;[[ミゲル専用ジン]]
 +
:ミゲル専用にカスタマイズされたオレンジのカラーリングを持つジン。ミゲルの[[異名]]「黄昏の魔弾」はこの機体に由来する。
 +
;[[ジン (SEED)|ジン]]
 +
:[[叢雲劾]]が駆るジンとの戦闘でミゲル専用ジンが損傷したため、『SEED』本編では[[量産型]]である本機に搭乗している。
 +
 
 +
== 余談 ==
 +
*ミゲル役の担当[[声優]]の西川貴教氏は、『機動戦士ガンダムSEED』のOPを担当した「T.M.Revolution」のボーカルである。
 +
**'''ミゲルの[[異名]]「黄昏の魔弾」は、T.M.Revolutionの楽曲『魔弾 ~Der Freischütz~』に由来する'''。
 +
*ミゲルの[[コンピュータゲーム|ゲーム]]でのボイス収録は『SEED』当時に出たものがほとんどで、後年の新規収録はほとんどなかった(同じ声のハイネはちょこちょこあった)。
 +
**2019年発売の『SDガンダム GGENERATION CROSSRAYS』がオールスター系のガンダムゲームでは初のボイス収録となっており、西川氏の演技力向上とハイネとの演じ分けで、当時とはかなり印象の違う声になっている(ハイネと比べるとかなり高めの声で演じている)。
 +
 
 +
== 脚注 ==
 +
<references />
  
 
== 資料リンク ==
 
== 資料リンク ==
73行目: 130行目:
 
[[Category:登場人物ま行]]
 
[[Category:登場人物ま行]]
 
[[Category:ガンダムシリーズの登場人物]]
 
[[Category:ガンダムシリーズの登場人物]]
 +
[[Category:機動戦士ガンダムSEED]]

2024年11月16日 (土) 01:14時点における最新版

ミゲル・アイマンは『機動戦士ガンダムSEED』の登場人物。

ミゲル・アイマン
外国語表記 Miguel Aiman
登場作品

ガンダムシリーズ

声優 西川貴教
デザイン 平井久司
初登場SRW スーパーロボット大戦J
SRWでの分類 パイロット
テンプレートを表示
プロフィール
異名 黄昏の魔弾
種族 地球人コーディネイター
性別
年齢 19歳
所属 ザフト
役職 緑服
テンプレートを表示

概要編集

クルーゼ隊に所属するMSパイロット。

普段は気さくで面倒見もよく、隊内でも人望がある人格者だが、ナチュラルに関しては平然と見下した発言を行う[1]

ジンに搭乗し、ヘリオポリスにおけるアスラン・ザラたちの新型MS奪取作戦を援護。起動したストライクガンダムの捕獲を試みるが、キラ・ヤマトの操縦により撃破される。脱出し再度の襲撃に参加したが、ストライクに再び撃墜されて戦死した。

『SEED』劇中ではミゲルの戦死後に、おそらくミゲルの母親と弟と思われる人物が写る場面がある。

キャラクターの総評編集

ミゲルは本編の主人公キラ・ヤマトの初陣の相手であり、わずか3話で戦死するというキャラクターではあるが、後に以下の設定が明かされている。

SEED MSV』では「黄昏の魔弾」という異名を持つエース級のパイロットであり、オレンジ色のカラーリングを持つ専用機「ミゲル専用ジン」が存在していることが判明している。

ASTRAY』では、ミゲルが専用機を持ちながら『SEED』本編では通常のジンに搭乗していた理由として「直前に叢雲劾との戦闘でミゲル専用ジンが損傷したため」という補完が成されている。

またドラマCDでは、アスランとニコルの先輩としてのミゲルの一面が細かく描写されている。

登場作品と役柄編集

現在のところは西川貴教氏による音声収録は行われておらず、音声なし作品でのみで登場している。なお『第3次α』には、ミゲルと同じ台詞を言うザフト兵がいる(要は代役)。

携帯機シリーズ編集

スーパーロボット大戦J
初登場作品。原作と異なりヘリオポリス襲撃の時には死亡せず、その後も度々敵として登場するが、中盤で戦死する。乗機は一貫してジンに搭乗。
能力値的には「黄昏の魔弾」という異名に完全に名前負けしている。普通にやれば苦戦するような敵ではない。
スーパーロボット大戦W
ようやく専用機のジンに搭乗。『ASTRAY』中心で進む関係もあってか戦死せず、仲間にこそならないが終盤でスポット参戦もする。この際、ジュール隊の一員として各陣営のエースパイロット達と共闘するがナチュラルとコーディネイターの垣根を超えた共闘を「悪くない」と感じたりと生き延びたことで精神面で大きな成長を遂げたと言えるため地味ながらもミゲルが救われた作品。
普通にやれば苦戦するような敵ではないことは変わらない。やたらと「黄昏の魔弾」の二つ名を連呼する。

単独作品編集

スーパーロボット大戦Card Chronicle
第1話B「その名はガンダム」におけるボスとして登場。
スーパーロボット大戦DD
死亡済みで、名前のみの登場。

パイロットステータス編集

精神コマンド編集

W
加速集中ひらめき闘志熱血直撃

特殊技能(特殊スキル)編集

J
斬り払い撃ち落しコーディネイター援護攻撃L3、援護防御L3、コンボL2
W
斬り払い撃ち落としシールド防御コーディネイター援護攻撃L3、援護防御L3、支援要請L1、マルチコンボL2

人間関係編集

ラウ・ル・クルーゼ
上官。ミゲルはクルーゼの素顔が気になっていたらしい
アスラン・ザラ
同僚。
イザーク・ジュール
同僚。『W』ではミゲルがジュール隊に配属されたため上官に。
ディアッカ・エルスマン
同僚。
ニコル・アマルフィ
同僚。
ハイネ・ヴェステンフルス
同じ声の人。彼を尊敬していたらしい。後方不注意な点が似ている。
シホ・ハーネンフースミハイル・コースト
本編では関わらないが、『W』では同僚。
キラ・ヤマト
彼の初陣の相手となり、彼によって撃墜されて命を落とす。

名台詞編集

「コイツ! どうなってる!? コイツの装甲は!」
アスラン「そいつらはフェイズシフトの装甲を持つんだ。 展開されたら、ジンのサーベルなど通用しない!」
第2話より。ジンの重斬刀で斬りかかるものの、フェイズシフト装甲を展開したストライクには傷一つ付かない。
敵機の堅牢さに驚くミゲルだが、そこにイージスを奪取したアスランが現れ、フェイズシフト装甲の仕様を聞かされる。
「フン…! いくら装甲が良かろうがっ! そんな動きで!」
「生意気なんだよ、ナチュラルがモビルスーツなど!」
同上。キラ・ヤマトが駆るストライクと交戦した際に。ナチュラルを蔑視していることがうかがえる台詞[1]だが、敵機の搭乗者であるキラは皮肉にもミゲルと同じコーディネイタースーパーコーディネイター)であった。
余談だが、公式外伝作品を含む『機動戦士ガンダムSEED』シリーズには、コーディネイターよりもモビルスーツ操縦技術に優れたナチュラルのパイロットが少なからず存在している。それ以前に上司のクルーゼも(生粋のとは言えないが)ナチュラルである。この事実をミゲル本人が知ったらどう思うであろうか…?
「ハイドロ応答無し、多元駆動システム停止…ええい!」
同上。OSを最適化され、本来の性能を発揮したストライクのアーマーシュナイダーを動力部に食らい、ジンは機能停止に追い込まれてしまう。ミゲルは毒づきながらも、自爆コードを打ち込み乗機から脱出する。
「ハイドロ応答無し」の件は、SRWにおけるザフト兵の搭乗機体の撃墜時の台詞パターンの一つになっている。
「オロールとマシューは戦艦を! アスラン! 無理矢理付いてきた根性、見せてもらうぞ!」
「そぉら落ちろっ!」
第3話より。特火重粒子砲を装備したジンで出撃してきたミゲル。アスランに檄を飛ばしながら、ソードストライクを攻撃する。コロニーを巻き込む攻撃に、キラも回避より防御を優先せざるを得なくなる。
「もらったぁっ! …何ぃ!?」
「うわあぁぁぁぁぁぁぁーっ!!」
アスラン「ミゲルゥゥゥゥゥ!!」
同上。イージスと対峙するソードストライクに横槍を入れたが、とっさに反応したキラがマイダスメッサーを投擲。易々と避けるも、戻ってきたマイダスメッサーが脚部に命中。バランスを崩したところを対艦刀で叩き切られ、アスランの眼前で散った…。

スパロボシリーズの名台詞編集

「黄昏の魔弾は伊達じゃない!」
汎用戦闘台詞。前述した自身の二つ名である。
「イザークもディアッカも、そのくらいでやめておけ。アスラン、クルーゼ隊長が自分は動けないからと指名したのはお前だ。このザラ隊はお前の決定で動く。隊長らしく、悩まず決定だけ下せ」
J』第17話「ウィスパード(前編)」より。
アークエンジェルの不審な動きと機械獣に警戒するアスランと攻勢に出るべきだと主張するイザーク、ディアッカの仲裁に入った時の台詞。
年長者らしい適切なアドバイスだったのだが、この後のアスランの決定で結果的に『J』世界のミゲルは死ぬことになる。

搭乗機体編集

ミゲル専用ジン
ミゲル専用にカスタマイズされたオレンジのカラーリングを持つジン。ミゲルの異名「黄昏の魔弾」はこの機体に由来する。
ジン
叢雲劾が駆るジンとの戦闘でミゲル専用ジンが損傷したため、『SEED』本編では量産型である本機に搭乗している。

余談編集

  • ミゲル役の担当声優の西川貴教氏は、『機動戦士ガンダムSEED』のOPを担当した「T.M.Revolution」のボーカルである。
    • ミゲルの異名「黄昏の魔弾」は、T.M.Revolutionの楽曲『魔弾 ~Der Freischütz~』に由来する
  • ミゲルのゲームでのボイス収録は『SEED』当時に出たものがほとんどで、後年の新規収録はほとんどなかった(同じ声のハイネはちょこちょこあった)。
    • 2019年発売の『SDガンダム GGENERATION CROSSRAYS』がオールスター系のガンダムゲームでは初のボイス収録となっており、西川氏の演技力向上とハイネとの演じ分けで、当時とはかなり印象の違う声になっている(ハイネと比べるとかなり高めの声で演じている)。

脚注編集

  1. 1.0 1.1 もっとも、コーディネイターがナチュラルを見下すことは、当時のプラントザフト)では特に珍しい思考ではない点に留意する必要はある。逆にナチュラルが遺伝子を操作して生まれたコーディネイターを嫌悪することもまた然り。

資料リンク編集