「VF-25 メサイア」の版間の差分
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− | * | + | | デザイン = {{メカニックデザイン (登場作品別)|河森正治|マクロスF}} |
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+ | '''VF-25 メサイア'''は『[[マクロスF]]』の[[登場メカ]]。 | ||
+ | == 概要 == | ||
+ | 次世代全領域型[[AVF]]の進化系として新星インダストリーが開発した新型[[バルキリー]]。 | ||
原型は「YF-24 エボリューション」であり、[[マクロス・フロンティア船団]](以下、フロンティア船団と略称)で開発された「[[YF-25 プロフェシー]]」を経て、フロンティア船団で生産されたYF-25を「VF-25 メサイア」と命名された。 | 原型は「YF-24 エボリューション」であり、[[マクロス・フロンティア船団]](以下、フロンティア船団と略称)で開発された「[[YF-25 プロフェシー]]」を経て、フロンティア船団で生産されたYF-25を「VF-25 メサイア」と命名された。 | ||
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2040年頃の[[AVF]]における[[YF-19]]や[[YF-21]]ではハードスペックにおける限界性能に到達したが、その一方でパイロットが操縦できるレベルを超えてしまった。一つの答えとしてパイロットを排除した無人戦闘機「[[ゴーストX-9]]」があったが、無人機では立体的な戦術・戦略に応えることはできなかった。そして、2050年頃にパイロットの問題を解決するため生み出されたのが「慣性重力の制御」である。VF-25には慣性重力を制御する慣性制御システム「ISC(Inertia Store Converter=慣性蓄積コンバーター)」と、パイロットの耐性Gを緩和する特殊パイロットスーツ「EX-ギア」との併用により一応の解決を見た。これにより性能面ではYF-19やYF-21を凌駕しつつパイロットの安全性を確保したわけだが、搭載されたISCには宇宙生物[[バジュラ]]から採取される希少鉱石「フォールドクォーツ」が必要であり、VF-25もバルキリーとして進化しているが[[量産型|量産]]へのコストパフォーマンスは依然として解決していない。 | 2040年頃の[[AVF]]における[[YF-19]]や[[YF-21]]ではハードスペックにおける限界性能に到達したが、その一方でパイロットが操縦できるレベルを超えてしまった。一つの答えとしてパイロットを排除した無人戦闘機「[[ゴーストX-9]]」があったが、無人機では立体的な戦術・戦略に応えることはできなかった。そして、2050年頃にパイロットの問題を解決するため生み出されたのが「慣性重力の制御」である。VF-25には慣性重力を制御する慣性制御システム「ISC(Inertia Store Converter=慣性蓄積コンバーター)」と、パイロットの耐性Gを緩和する特殊パイロットスーツ「EX-ギア」との併用により一応の解決を見た。これにより性能面ではYF-19やYF-21を凌駕しつつパイロットの安全性を確保したわけだが、搭載されたISCには宇宙生物[[バジュラ]]から採取される希少鉱石「フォールドクォーツ」が必要であり、VF-25もバルキリーとして進化しているが[[量産型|量産]]へのコストパフォーマンスは依然として解決していない。 | ||
− | フロンティア船団で生産されたVF-25は新統合軍から30機ほどが民間軍事会社[[S.M.S]]へ配備され、2機が[[マクロス7船団]] | + | フロンティア船団で生産されたVF-25は新統合軍から30機ほどが民間軍事会社[[S.M.S]]へ配備され、2機が[[マクロス7船団]]に配備されている(この2機は[[マクシミリアン・ジーナス|例によって]][[ミリア・ファリーナ・ジーナス|ある夫妻の手に渡っている]])。 |
ペットネームの「メサイア」は一般公募で決定した。 | ペットネームの「メサイア」は一般公募で決定した。 | ||
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:火力と防御力を強化する重装オプション。従来のバルキリーのアーマードパックはバトロイド形態で装着するものだが、この時代の最新型バルキリーでは装着状態のまま変形を可能としている。機首ブロックに装着する追加装甲「APS-25A/P-011」もあるが、有視界戦闘に支障がでるなど問題も多く、採用は見送られた。推力はスーパーパックと同等のロケットブースターを内蔵して機体重量をカバーしつつ、高機動を維持。火器管制システムも大幅に進歩しており、乱戦時における大量のミサイルを高性能AIによる自動制御により、敵味方識別を可能としている。 | :火力と防御力を強化する重装オプション。従来のバルキリーのアーマードパックはバトロイド形態で装着するものだが、この時代の最新型バルキリーでは装着状態のまま変形を可能としている。機首ブロックに装着する追加装甲「APS-25A/P-011」もあるが、有視界戦闘に支障がでるなど問題も多く、採用は見送られた。推力はスーパーパックと同等のロケットブースターを内蔵して機体重量をカバーしつつ、高機動を維持。火器管制システムも大幅に進歩しており、乱戦時における大量のミサイルを高性能AIによる自動制御により、敵味方識別を可能としている。 | ||
;VF-25/TW1 トルネードパック | ;VF-25/TW1 トルネードパック | ||
− | :大気圏内外に対応した新型のオプション。従来より空力を重視した形状であり、回転式のエンジンポッドを翼の先端に装備している。旋回式のビームキャノンが追加され、火力も強化されている。[[YF-29 デュランダル]]の装備開発のテストと装備する事でVF-25をYF- | + | :大気圏内外に対応した新型のオプション。従来より空力を重視した形状であり、回転式のエンジンポッドを翼の先端に装備している。旋回式のビームキャノンが追加され、火力も強化されている。[[YF-29 デュランダル]]の装備開発のテストと装備する事でVF-25をYF-29に近い能力を獲得する事を念頭にして開発された装備あるが故に、アーマードパック以上に高価な装備となっている。原作ではアルト機とミシェル機のみが装備している(再世編やUX、BXでこの2機のみが装備していたのはこの再現である。第3次Zでは機体仕様上装着できないルカ機以外はこの装備で固定となる)。 |
== 登場作品と操縦者 == | == 登場作品と操縦者 == | ||
=== [[Zシリーズ]] === | === [[Zシリーズ]] === | ||
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:[[スカル小隊]]所属の4機が登場。『L』の時と違って本機よりも全高の低い機体([[AT]]や[[KMF]])が多く登場する関係から、サイズがSからMに引き上げられており、若干回避能力が落ちている。ストーリー進行の都合上、反応弾とMDE弾はおあずけ。 | :[[スカル小隊]]所属の4機が登場。『L』の時と違って本機よりも全高の低い機体([[AT]]や[[KMF]])が多く登場する関係から、サイズがSからMに引き上げられており、若干回避能力が落ちている。ストーリー進行の都合上、反応弾とMDE弾はおあずけ。 | ||
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− | : | + | :アルト機のトルネードパックは序盤で無条件で入手だが、アーマードパックは終盤で入手。また、ミシェル機にもトルネードパックが追加される(アルト機と同じく序盤で無条件で入手)。性能は『破界篇』からそのままなのでほぼ同じ運用ができるが、オズマ機・ルカ機は合流前に離脱し、54話で合流。その頃になると既に主力が固まっているはずなので、即戦力として使えるのはアルト機とミシェル機だけになるので注意。 |
− | ; | + | ;{{参戦作品 (メカ)|第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇}} |
:今回は3話でオズマ機以外が合流(オズマ機も4話で合流)する。また、ルカ機以外は全機トルネードパックで固定された。 | :今回は3話でオズマ機以外が合流(オズマ機も4話で合流)する。また、ルカ機以外は全機トルネードパックで固定された。 | ||
:また、反応弾とMDE弾は終盤に入る手前で追加される。 | :また、反応弾とMDE弾は終盤に入る手前で追加される。 | ||
+ | ;{{参戦作品 (メカ)|第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇}} | ||
+ | :性能的には『時獄篇』とほぼ変わらず、第1話から最終話まで分岐以外での離脱もなく使用可能。最初から海適応AのMDE弾を持っているので[[残されの海]]ルートでは重宝する。 | ||
=== 携帯機シリーズ === | === 携帯機シリーズ === | ||
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:初登場作品。 | :初登場作品。 | ||
:パックの任意換装は無く、地上ステージではパック未装着の標準形態、宇宙ステージではスーパーパックまたはアーマードパックを自動で装着する。 | :パックの任意換装は無く、地上ステージではパック未装着の標準形態、宇宙ステージではスーパーパックまたはアーマードパックを自動で装着する。 | ||
:全機共通の特徴として地形適応S、サイズSで運動性も高いため機動力が非常に高い。シールド防御とピンポイントバリアを標準装備しているため、序盤ならば[[援護防御]]役としても使える(とはいえ過信は禁物)。 | :全機共通の特徴として地形適応S、サイズSで運動性も高いため機動力が非常に高い。シールド防御とピンポイントバリアを標準装備しているため、序盤ならば[[援護防御]]役としても使える(とはいえ過信は禁物)。 | ||
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− | : | + | :『L』と同じくパックの任意換装は無く地上/宇宙で自動換装。 |
:劇場版なのでアルト機とミシェル機にトルネードパックが追加された。トルネードパックは地上ステージと宇宙ステージではパックの形状が変化し、地上ステージでは空適正S、宇宙ステージでは宇宙適正Sでミサイルの威力が上がる。地上でもパック未装着にはならないので、スーパーパックの上位互換である。 | :劇場版なのでアルト機とミシェル機にトルネードパックが追加された。トルネードパックは地上ステージと宇宙ステージではパックの形状が変化し、地上ステージでは空適正S、宇宙ステージでは宇宙適正Sでミサイルの威力が上がる。地上でもパック未装着にはならないので、スーパーパックの上位互換である。 | ||
:全機共通の特徴として、装備しているパックによって機体ボーナスの3段階目以降の地形ボーナスが変化する。地上での形態であるパック未装着・トルネードパック地上版なら空適正が、宇宙での形態であるスーパーパック・アーマードパック・トルネードパック宇宙版なら宇宙適正が付く。要は空適正ボーナスと宇宙適正ボーナスを両方持っているようなもので、場所を選ばず強化できるようになるため非常に役に立つ。 | :全機共通の特徴として、装備しているパックによって機体ボーナスの3段階目以降の地形ボーナスが変化する。地上での形態であるパック未装着・トルネードパック地上版なら空適正が、宇宙での形態であるスーパーパック・アーマードパック・トルネードパック宇宙版なら宇宙適正が付く。要は空適正ボーナスと宇宙適正ボーナスを両方持っているようなもので、場所を選ばず強化できるようになるため非常に役に立つ。 | ||
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− | : | + | :原作終了後なので最初からミシェル機にトルネードパックが装備されている。サイズがZシリーズと同じくMになった。 |
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− | ; | + | ;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦Operation Extend}} |
− | : | + | :第1章後半でアルトのF・ミシェルのG・ルカのRVFによるスカル小隊3機がグループで加入。オズマのSはしばらく遅れての第5章からグループに加わる。 |
+ | :パックはスーパーパックがアルト機(第2章前半で追加)、オズマ機(最初から)にのみ装備で、宇宙(地上扱いの足場のあるマップも含む)のミッション時でのみ自動装着されるが、任意に除装([[分離]])も可能。 | ||
+ | :同作では弾数の概念がないため全ての武器のリソースは[[EN]]で賄われ、また空中・宇宙移動でのEN消費が移動力1につき3なのでややもするとガス欠になりやすいのが難点。 | ||
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+ | == 装備・機能 == | ||
+ | === 武装・[[必殺武器]] === | ||
+ | 各種ガンポッドや、翼下パイロンにミサイルも装備可能。 | ||
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+ | ;マウラーROV-25 25mmビーム機関砲 | ||
+ | :ファイター形態では機体側面、バトロイド時は腰部に位置する機関砲。実弾兵器の25mm高速機関砲へ換装することも可能。 | ||
+ | ;シールド | ||
+ | :左腕に装着。 | ||
+ | ;ガーバー・オーテックAK/VF-M9 アサルトナイフ | ||
+ | :バトロイドでの近接戦闘用に用意された実体剣。[[ピンポイントバリア]]で覆うことで切断力を上昇させる。シールドに収納。 | ||
+ | ;マイクロミサイルランチャー | ||
+ | :脚部に内蔵。 | ||
+ | ;マウラーROV 217C 12.7mmレーザー機銃 | ||
+ | :頭部に装備された機銃。A型・G型は1門、F型は2門、S型は4門装備。RVF-25には装備されていない。 | ||
+ | ;ピンポイントバリア | ||
+ | :一部分のみカバーするバリア。 | ||
== 関連機体 == | == 関連機体 == |
2022年4月21日 (木) 07:03時点における最新版
VF-25 メサイア | |
---|---|
登場作品 | |
デザイン | 河森正治 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦L |
スペック | |
---|---|
分類 |
全領域型可変戦闘機 【バルキリー】 |
生産形態 | 量産機 |
型式番号 | VF-25 |
全長 | 18.72 m |
全高 |
4.03 m
|
全幅 | 15.50 m(主翼展開時) |
空虚重量 | 8,450 kg |
動力 | 熱核反応炉 |
エンジン |
|
エンジン推力 | 1,620 kN+×2 |
最高速度 |
|
MMI | EX-ギア・システム |
開発 | 新星インダストリー |
設計 | 新星インダストリー |
製造 | 新星インダストリー |
所属 |
新統合軍 S.M.S |
乗員人数 |
1名
|
主なパイロット |
早乙女アルト オズマ・リー ミハエル・ブラン ルカ・アンジェローニ |
概要編集
次世代全領域型AVFの進化系として新星インダストリーが開発した新型バルキリー。
原型は「YF-24 エボリューション」であり、マクロス・フロンティア船団(以下、フロンティア船団と略称)で開発された「YF-25 プロフェシー」を経て、フロンティア船団で生産されたYF-25を「VF-25 メサイア」と命名された。
2040年頃のAVFにおけるYF-19やYF-21ではハードスペックにおける限界性能に到達したが、その一方でパイロットが操縦できるレベルを超えてしまった。一つの答えとしてパイロットを排除した無人戦闘機「ゴーストX-9」があったが、無人機では立体的な戦術・戦略に応えることはできなかった。そして、2050年頃にパイロットの問題を解決するため生み出されたのが「慣性重力の制御」である。VF-25には慣性重力を制御する慣性制御システム「ISC(Inertia Store Converter=慣性蓄積コンバーター)」と、パイロットの耐性Gを緩和する特殊パイロットスーツ「EX-ギア」との併用により一応の解決を見た。これにより性能面ではYF-19やYF-21を凌駕しつつパイロットの安全性を確保したわけだが、搭載されたISCには宇宙生物バジュラから採取される希少鉱石「フォールドクォーツ」が必要であり、VF-25もバルキリーとして進化しているが量産へのコストパフォーマンスは依然として解決していない。
フロンティア船団で生産されたVF-25は新統合軍から30機ほどが民間軍事会社S.M.Sへ配備され、2機がマクロス7船団に配備されている(この2機は例によってある夫妻の手に渡っている)。
ペットネームの「メサイア」は一般公募で決定した。
バリエーション編集
特に目立つ点としてはそれぞれ頭部の形状が異なる。
- VF-25A
- 一般兵用の標準仕様の機体。頭部ビーム機銃は1門。
- VF-25F
- ドッグファイト向きに最適化された機体。頭部ビーム機銃は2門。
- 早乙女アルトやヘンリー・ギリアムなどが搭乗。
- VF-25S
- 指揮官用の高性能機体。頭部ビーム機銃は4門。
- オズマ・リーが搭乗。SRW未参戦の作品ではクラン・クランが搭乗している事も。
- VF-25G
- 狙撃タイプの機体。その名の通りスナイパーライフルを装備している。頭部の形状はA型と同じだが、メインカメラに超望遠機能が追加されている。
- ミハエル・ブランが搭乗する他、TV版では彼の死後にクラン・クランが受け継いでいる。
- RVF-25
- 電子戦用の機体。大きなレドームを背負っているのが特徴。頭部ビーム機銃は無し。
- ルカ・アンジェローニが搭乗。
オプションパック編集
- SPS-25S/MF25 スーパーパック
- 大気圏外活動用の高機動オプション。従来のスーパーパックと同様に追加ブースターやミサイルランチャーが装備されるほか、機体各所に追加装甲が装備され、防御力も向上している。スーパーパックの弾数を使い切った重量の軽い状態なら、瞬間的に30G近い超加速性能を引き出すことも可能。従来のスーパーパックは基本的に使い捨ての兵装だが、同機のものは再装着を可能としている。
- APS-25A/MF25 アーマードパック
- 火力と防御力を強化する重装オプション。従来のバルキリーのアーマードパックはバトロイド形態で装着するものだが、この時代の最新型バルキリーでは装着状態のまま変形を可能としている。機首ブロックに装着する追加装甲「APS-25A/P-011」もあるが、有視界戦闘に支障がでるなど問題も多く、採用は見送られた。推力はスーパーパックと同等のロケットブースターを内蔵して機体重量をカバーしつつ、高機動を維持。火器管制システムも大幅に進歩しており、乱戦時における大量のミサイルを高性能AIによる自動制御により、敵味方識別を可能としている。
- VF-25/TW1 トルネードパック
- 大気圏内外に対応した新型のオプション。従来より空力を重視した形状であり、回転式のエンジンポッドを翼の先端に装備している。旋回式のビームキャノンが追加され、火力も強化されている。YF-29 デュランダルの装備開発のテストと装備する事でVF-25をYF-29に近い能力を獲得する事を念頭にして開発された装備あるが故に、アーマードパック以上に高価な装備となっている。原作ではアルト機とミシェル機のみが装備している(再世編やUX、BXでこの2機のみが装備していたのはこの再現である。第3次Zでは機体仕様上装着できないルカ機以外はこの装備で固定となる)。
登場作品と操縦者編集
Zシリーズ編集
- 第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
- スカル小隊所属の4機が登場。『L』の時と違って本機よりも全高の低い機体(ATやKMF)が多く登場する関係から、サイズがSからMに引き上げられており、若干回避能力が落ちている。ストーリー進行の都合上、反応弾とMDE弾はおあずけ。
- 第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
- アルト機のトルネードパックは序盤で無条件で入手だが、アーマードパックは終盤で入手。また、ミシェル機にもトルネードパックが追加される(アルト機と同じく序盤で無条件で入手)。性能は『破界篇』からそのままなのでほぼ同じ運用ができるが、オズマ機・ルカ機は合流前に離脱し、54話で合流。その頃になると既に主力が固まっているはずなので、即戦力として使えるのはアルト機とミシェル機だけになるので注意。
- 第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
- 今回は3話でオズマ機以外が合流(オズマ機も4話で合流)する。また、ルカ機以外は全機トルネードパックで固定された。
- また、反応弾とMDE弾は終盤に入る手前で追加される。
- 第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
- 性能的には『時獄篇』とほぼ変わらず、第1話から最終話まで分岐以外での離脱もなく使用可能。最初から海適応AのMDE弾を持っているので残されの海ルートでは重宝する。
携帯機シリーズ編集
- スーパーロボット大戦L
- 初登場作品。
- パックの任意換装は無く、地上ステージではパック未装着の標準形態、宇宙ステージではスーパーパックまたはアーマードパックを自動で装着する。
- 全機共通の特徴として地形適応S、サイズSで運動性も高いため機動力が非常に高い。シールド防御とピンポイントバリアを標準装備しているため、序盤ならば援護防御役としても使える(とはいえ過信は禁物)。
- スーパーロボット大戦UX
- 『L』と同じくパックの任意換装は無く地上/宇宙で自動換装。
- 劇場版なのでアルト機とミシェル機にトルネードパックが追加された。トルネードパックは地上ステージと宇宙ステージではパックの形状が変化し、地上ステージでは空適正S、宇宙ステージでは宇宙適正Sでミサイルの威力が上がる。地上でもパック未装着にはならないので、スーパーパックの上位互換である。
- 全機共通の特徴として、装備しているパックによって機体ボーナスの3段階目以降の地形ボーナスが変化する。地上での形態であるパック未装着・トルネードパック地上版なら空適正が、宇宙での形態であるスーパーパック・アーマードパック・トルネードパック宇宙版なら宇宙適正が付く。要は空適正ボーナスと宇宙適正ボーナスを両方持っているようなもので、場所を選ばず強化できるようになるため非常に役に立つ。
- スーパーロボット大戦BX
- 原作終了後なので最初からミシェル機にトルネードパックが装備されている。サイズがZシリーズと同じくMになった。
単独作品編集
- スーパーロボット大戦Operation Extend
- 第1章後半でアルトのF・ミシェルのG・ルカのRVFによるスカル小隊3機がグループで加入。オズマのSはしばらく遅れての第5章からグループに加わる。
- パックはスーパーパックがアルト機(第2章前半で追加)、オズマ機(最初から)にのみ装備で、宇宙(地上扱いの足場のあるマップも含む)のミッション時でのみ自動装着されるが、任意に除装(分離)も可能。
- 同作では弾数の概念がないため全ての武器のリソースはENで賄われ、また空中・宇宙移動でのEN消費が移動力1につき3なのでややもするとガス欠になりやすいのが難点。
装備・機能編集
武装・必殺武器編集
各種ガンポッドや、翼下パイロンにミサイルも装備可能。
- マウラーROV-25 25mmビーム機関砲
- ファイター形態では機体側面、バトロイド時は腰部に位置する機関砲。実弾兵器の25mm高速機関砲へ換装することも可能。
- シールド
- 左腕に装着。
- ガーバー・オーテックAK/VF-M9 アサルトナイフ
- バトロイドでの近接戦闘用に用意された実体剣。ピンポイントバリアで覆うことで切断力を上昇させる。シールドに収納。
- マイクロミサイルランチャー
- 脚部に内蔵。
- マウラーROV 217C 12.7mmレーザー機銃
- 頭部に装備された機銃。A型・G型は1門、F型は2門、S型は4門装備。RVF-25には装備されていない。
- ピンポイントバリア
- 一部分のみカバーするバリア。
関連機体編集
商品情報編集