「キングジェイダー」の版間の差分

 
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== キングジェイダー(King J-der) ==
+
{{登場メカ概要
*[[登場作品]]:勇者シリーズ
+
| 登場作品 =  
**[[勇者王ガオガイガー]]
+
*{{登場作品 (メカ)|勇者王ガオガイガー}}
**[[勇者王ガオガイガーFINAL]]
+
*{{登場作品 (メカ)|勇者王ガオガイガーFINAL}}
*分類:ジャイアント[[勇者ロボ|メカノイド]]
+
*{{登場作品 (メカ)|覇界王 ガオガイガー対ベターマン}}
*形式番号:ジェイアーク級超弩級万能戦艦 対[[機界31原種]]用兵器
+
| デザイン = {{メカニックデザイン (登場作品別)|大河原邦男|勇者王ガオガイガー,勇者王ガオガイガーFINAL}}
*頭頂高:101.0m
+
| 初登場SRW = {{初登場SRW (メカ)|第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ}}
*重量:32,720t
+
| SRWでの分類 = [[機体]]
*センサー探知装置:重力波探知器、中間子検知器など
+
}}
*エネルギー:[[Jジュエル]]
 
*動力源:ジュエルジェネレイター
 
*最大出力:2億4436万kw
 
*推進装置:インパルスドライブ
 
*最大歩行速度:195km/h
 
*装甲:単一構造結晶装甲及びフィールドジェネレイティングアーマー併用
 
*艦形態:[[ジェイアーク]]
 
*所属:[[アルマ]]
 
*主開発者:[[赤の星]]のアベル
 
*主なパイロット:[[ソルダートJ]]、[[トモロ0117]]、[[戒道幾巳]]
 
  
[[ジェイアーク]]がメガフュージョンすることでジャイアントメカノイドに[[変形]]した戦闘形態。[[ジェイバード]]が頭部と両腕部分となり、[[ジェイキャリア]][[合体]]して完成する。概要は[[ジェイアーク]]を参照。
+
{{登場メカ概要
 +
| タイトル = スペック
 +
| 分類 = ジャイアント[[勇者ロボ|メカノイド]]
 +
| 全高 = 101.0 m
 +
| 重量 = [[重量::32,720 t]]
 +
| 動力 = [[Jジュエル]]制御反応炉
 +
| 最大出力 = 239,000,000 kW
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| 推進機関 = [[推進機関::インパルスドライブ]]
 +
| 最高走行速度 = 195 km/h
 +
| 装甲 = 単一構造結晶装甲<br />フィールドジェネレイティングアーマー
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| センサー探知装置 = 重力波探知器<br />中間子検知器<br />等
 +
| 別形態 = [[ジェイアーク]]
 +
| 開発者 = 赤の星のアベル
 +
| 所属 = {{所属 (メカ)|アルマ}}
 +
| 乗員人数 = 最低2名
 +
| 主な搭乗員 =
 +
;【パイロット】
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:[[パイロット::ソルダートJ]]
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;【生体コンピュータ】
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:[[パイロット::トモロ0117]]
 +
;【アルマ】
 +
:[[パイロット::戒道幾巳]]
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;【その他】
 +
:[[パイロット::ルネ・カーディフ・獅子王]](FINAL)
 +
}}
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'''キングジェイダー'''は『[[勇者王ガオガイガー]]』および『[[勇者王ガオガイガーFINAL]]』の[[登場メカ]]
  
作中[[ガオガイガー]][[ライバル]]に位置づけられる存在ではあるが、その戦闘力は桁違いである。初登場補正があるものの31話では、前期[[ガオガイガー]]が手も足も出せずにズタボロにされた[[原種]]素体三体を逆に無傷で圧倒。ウルテクエンジンを搭載しパワーアップしたあとのガオガイガーですら、攻撃しても微動だにすることすらなく「邪魔だ」の一言と共に片手で払うという圧倒っぷりである。
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== 概要 ==
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[[ジェイダー]]とジェイキャリアがメガフュージョンすることにより完成する「ジャイアントメカノイド」。ジェイダーは頭部と両腕を構成する。ジェイキャリアの詳細は[[ジェイアーク]]の項目を参照。
  
これは恐らくガオガイガーが地球の技術で複製された非純正品であるのに対して、キングジェイダーが赤の星で建造された純正品であるため。[[機界31原種]]も、1対1では手加減した状態でさえ圧倒される。そのため、[[原種]]側もキングジェイダーとの直接決戦は避け、地球人類にターゲットを絞るかその行動を封じる作戦を多用し、それでも駄目となると[[ザ・パワー]]を利用する作戦に機界昇華の成功をかけることとなった。
+
[[ガオガイガー]]の[[ライバル]]に位置づけられる存在ではあるが、その戦闘力は桁違いである。初登場補正もあったとはいえ、第31話ではガオガイガーが手も足も出せずにズタボロにされた[[原種]]素体三体を逆に無傷で圧倒。ウルテクエンジンを搭載しパワーアップした後のガオガイガーですら、攻撃を受けても身じろぎすることすらなく「邪魔だ」の一言と共に片手で払うという圧倒っぷりであり、後に[[ザ・パワー]]でパワーアップした[[スターガオガイガー]]で'''ようやく対等レベル'''という破格の性能である。
  
ジェイアークの全武装が使用可能で、両腕に装備された反中間子砲・5連メーザー砲の一斉射撃の他、船の錨にジュエルエネルギーを充填したジェイクォースで、原種核をピンポイント攻撃で引き出すことが可能。ゲームでは再現されていないが、ジェイクォースや反中間子砲、メーザー砲以外にも全身にメーザーミサイルや無限ミサイルランチャー、対地対空レーザー等の多数の武装が付いており、全砲門斉射では普段見えている砲門以外にも装甲の下に多数の砲門が隠されていることが伺えた。
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これは恐らくガオガイガーが地球の技術で複製された非純正品であるのに対して、キングジェイダーが赤の星で建造された純正品であるため。[[機界31原種]]も、1対1では手加減した状態でさえ圧倒される。そのため、原種側もキングジェイダーとの直接戦闘は避け、地球人類にターゲットを絞るかその行動を封じる作戦を多用し、それでも駄目となると[[ザ・パワー]]を利用する作戦に機界昇華の成功を賭けることとなった。
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ジェイアークの全武装が使用可能で、両腕に装備された反中間子砲+5連メーザー砲の一斉射撃の他、船の錨に[[Jジュエル]]のエネルギー「Jパワー」を充填したジェイクォースで、原種(ゾンダー)核をピンポイントに採取することが可能。ゲームでは再現されていないが、ジェイクォースや反中間子砲、メーザー砲以外にも全身にメーザーミサイルや無限ミサイルランチャー、対地対空レーザー他多数の武装が備わっており、全砲門斉射では普段見えている砲門以外にも装甲の下に多数の砲門が隠されていることがうかがえた。
  
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
=== [[αシリーズ]] ===
 
=== [[αシリーズ]] ===
;[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ]]
+
;{{参戦作品 (メカ)|第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ}}
:スポット参戦で、正式参戦は第43話より。[[ジェイアーク]]よりESミサイルの効果範囲が狭いので、注意。ジェイクォースやジェイフェニックスが高威力・長射程で、ソルダートJに[[援護攻撃]]を習得させれば心強いが、移動後攻撃可能な武器が全砲門斉射のみなので、足並みを整えるには使いにくい。対抗馬となる小隊長機も多いので、[[バルキリー]]小隊の小隊員の座に収めて雑魚相手はバルキリーに任せ、ボス相手には本機に交代させるという使い方が有効か。
+
:初登場作品。スポット参戦を経て、第42話から正式加入。[[ガオファイガー]]の改造を引き継ぐ(同機も同シナリオから[[ジェネシックガオガイガー]]に進化)。
 +
:最強武器のジェイフェニックスと、サブパイロットの[[ルネ・カーディフ・獅子王]]の追加は[[隠し要素/第3次α|隠し要素]]だが、42話において本機で[[ピア・デケム]]を撃墜すれば良いだけなので、狙えば達成は容易。本機を使う場合は絶対に満たしておきたい。
 +
:高めのコスト3と、移動後攻撃及び[[全体攻撃]]に乏しいのが弱点。後は基本性能、攻撃力、射程、[[勇者]]補正も含めた[[ソルダートJ]]の能力にサブパイロットの存在まで長所に溢れる。加入が遅いのは残念だが、改造引き継ぎがあるので改造費の問題も少ない。とにかく真っ向勝負が役割のGガオガイガーと比べ、3人乗りのこちらは精神コマンドによる他機の補助も可能で、ボスキラーの出番までは小隊員の位置にあっても腐らない。必殺技が長射程の単体攻撃のため、Jが[[援護攻撃]]を習得すればなお活躍の場は広がる。気力が上がるまではほとんどの武装が使えないのは弱点ではあるが、[[FIRE BOMBER]]がいて気力上昇が容易な本作ではそれも問題になりにくい。前述通り、Jの能力は文句がないほど高いが、[[小隊長能力]]が無意味なのは残念。
 +
:[[ジェイアーク]]形態とはESミサイル([[MAP兵器]])の射程、2連装反中間子砲([[小隊攻撃]]武器)の射程及び攻撃力で差異があり、この2つを使う際はそちらの形態が推奨される。
  
 
=== 携帯機シリーズ ===
 
=== 携帯機シリーズ ===
;[[スーパーロボット大戦W]]
+
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦W}}
:ES爆雷による分身が追加されたため、硬い上に避ける。その上ようやく戒道のサブパイ搭乗も実現したため最終的に4人乗りとなり、また使いやすいP武器である「格闘」が追加されたことで、[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]と比べてかなりのパワーアップを遂げている。その巨体故か、味方戦艦に搭載できないので注意。なお、まさかのレプリジン版が登場する。
+
:第1部・第2部いずれも参戦期間は短いが、ジェネレイティングアーマーによるダメージ軽減に加えES爆雷による分身が追加、J自身の能力値の恩恵により2Lサイズの巨体にも関わらず回避も優秀。Jは[[カウンター]]を最初から習得しているので、技量を養成することで生存能力がさらに跳ね上がる。
;[[スーパーロボット大戦BX]]
+
:武装面では無消費・有射程・コンボ対応・P武器である「格闘」が追加されて継戦力が上がり、終盤には長射程のジェイフェニックスも追加されるため、『第3次α』と比べてかなりのパワーアップを遂げている。ライバルである[[ジェネシックガオガイガー]]よりも断然優秀と言える。
:参戦は中盤と(原作を考えると)意外と早め。序盤で数度スポット参戦する。
+
:ようやく戒道の[[サブパイロット]]搭乗も実現したため、最終的にJ・トモロ・戒道・ルネの4人乗りとなり精神コマンドでも隙がない。精神バグ技にも対応している。
:本作ではFINALが参戦していないのでジェイフェニックスは未搭載だが、代わりにジェイダーヘルアンドヘブンが使用可能となっている。
+
:気力が上がるまではジェイアーク形態の方が最大射程は断然長いので上手く使い分けよう。共通武装は無いので、気力稼ぎでジェイアークの反中間子砲を撃ち尽くしてもさほど問題は無い。
 +
:その巨体ゆえに[[母艦]]には搭載できないので、補給や運搬には注意。なお、ゲーム中盤にはまさかのレプリジン版が登場する。
 +
 
 +
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦BX}}
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:[[勇者王ガオガイガーFINAL|FINAL]]』が参戦していないのでジェイフェニックスは未搭載だが、代わりに接近系の必殺技である「ジェイダーヘルアンドヘブン」が使用可能となった。分身がオミットされ、格闘も無いので燃費には注意。
 +
:本作はとにかく大型ユニットが少ない傾向があり、2Lサイズということもあり火力も耐久性も圧倒的な性能を誇る。不屈バグとジェネレイティングアーマーも相まって、まず撃墜はありえないレベル。ジェイアークと比べて燃費は悪いものの最大火力と防御力はこちらが上なので、ボス級相手にはこちらに変形するといい。
 +
:射程2に対して高火力攻撃が出来ないという穴も存在する。燃費は悪いが、今回は母艦に搭載可能なので、それを利用した補給や、[[補給装置]]持ちの機体とPUを組むか[[スキルパーツ]]で補給装置を付けて擬似的な[[EN回復]]を行い補うことも可能。
 +
:FINALが参戦していない都合、今回は条件を満たさないと原作通りZマスターとの戦いで行方不明となり終盤で永久離脱するが、[[隠し要素/BX#キングジェイダー&J|隠し要素]]のフラグが満たされると次話で復帰する。
 +
 
 +
=== VXT三部作 ===
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;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦T}}
 +
:序盤で顔見せし、中盤でのスポット参戦を経て第37話にて正式参入。本作では変形能力がオミットされ常にキングジェイダーとしての運用となる。
 +
:武装は大幅に減少しジェイダーヘルアンドヘブンも無いが、2Lサイズから来る火力とジェネレイティングアーマーによる堅牢さは健在。またEN回復が追加されたが、射程の長いESミサイルは弾数制で反撃戦法は不向きな構成。
 +
 
 +
=== 単独作品 ===
 +
;{{参戦作品 (メカ)|スパロボ学園}}
 +
:ユニットデータとしての参戦。
 +
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦X-Ω}}
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:2016年1月のイベント「大東京の決戦!」の報酬ユニット。SSRシューター。後にディフェンダーとファイターの通常版SSR、『FINAL』名義の大器型SSRシューターが実装された。TV版名義ではJの1人乗りだが、『FINAL』版ではルネがサブパイロットに追加される。
 +
:2018年12月のイベント「暗躍する「影」」にてサンタコスチュームのルネがメインパイロットを務める大器型SSRブラスターが実装。
 +
:2020年2月のイベント「受け継がれる牙」にて大器型SSRファイターが実装された。必殺スキルに「シルバリオンハンマー」が追加されている。
 +
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦DD}}
 +
:3章Part14からユニットアイコンが登場。
 +
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦30}}
 +
:キーミッション「禽-PHOENIX-」クリア後に参戦。
 +
:基本性能は『T』と全く変わらないが、パイロット側の地形適応が廃されたためカスタムボーナスを活かしやすくなった。
  
 
== 装備・機能 ==
 
== 装備・機能 ==
 
=== 武装・[[必殺武器]] ===
 
=== 武装・[[必殺武器]] ===
;格闘
+
;[[格闘 (武器名)|格闘]]
:巨体から繰り出される格闘は圧巻。
+
:巨体から繰り出されるパンチやキックは圧巻。初登場時にはガオガイガーのヘルアンドヘブンが通用しなかった巨腕原種を力任せに圧倒する、驚愕のパワーを見せつけている。
:[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]でこの武装がないのがファンにとって不満だったのか、[[スーパーロボット大戦W|スパロボW]]で追加された。ちなみに内容はワンツーパンチの後に強烈な蹴りをお見舞いする、というもの。その巨体ゆえ、蹴られた敵は派手に吹っ飛ぶ。前期[[ガオガイガー]]のヘル&ヘブンが通用しなかった巨腕原種を力任せに圧倒できるという驚愕のパワーを誇っている。
+
:武装として採用されたのは『[[スーパーロボット大戦W|W]]』のみ。内容はワンツーパンチの後に強烈な蹴りをお見舞いする、というもの。その巨体ゆえ、蹴られた敵は派手に吹っ飛ぶ。
 +
:『[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]』では「パンチ」がディフェンダー・ファイタータイプの通常攻撃に採用。
  
 
==== 武装 ====
 
==== 武装 ====
;三連装無限ミサイルランチャー
+
;3連装無限ミサイルランチャー
:
+
:各部に搭載されたミサイル発射管。
;二連装対地レーザー砲
+
:撃ち出すミサイルは艦内で生成しており、弾数は本当にほぼ無限であるようである(流石に装填射出速度には限度がある)。
:
+
:威力に関しては反中間子砲やメーザー砲に比べると劣り、敵に対する攻撃よりも弾幕として敵攻撃への牽制、防御に使用されることが多い。
;対空レーザー砲
+
:SRW未実装。
:
+
;2連装対地レーザー砲
;ES爆雷
+
:両脚に8門装備。
:着弾地点にESウインドウを作りだす爆雷。
+
:SRWでは『W』『BX』における全砲門斉射にてこれと思われる部分からビームを放っている。
 
;ESミサイル
 
;ESミサイル
:ESウインドウを通ることで全方位攻撃可能なミサイル。
+
:両腕から発射する、ESウインドウを生成する能力を持つミサイル。
:スパロボでは着弾指定型[[マップ兵器]]
+
:異空間を一端経由して任意の通常空間に出現するという性能上、障害物やバリアを素通しして攻撃できる。本編では、出現時間までのラグを使った時間差攻撃や死角からの攻撃、はたまたJや戒道がミサイルに乗って建物内の敵眼前に出現・特攻を仕掛け不意を打つなど、多彩な使われ方をした。
;5連メーザー砲
+
:『第3次α』ではジェイアーク同様着弾指定型[[MAP兵器]]だが範囲が一回り狭い。『T』『30』ではそれに加えて通常武装としても使用可能になった。その設定からバリア貫通が付与されることも多い。
:指からメーザー砲を発射。両手の十指で斉射する場合は十連メーザー砲と呼ぶ。
+
;メーザー砲
:Wで武器になったが、代りに第三次αではあった反中間子砲が消えた。
+
:指先に内蔵した熱線砲。片手の五指で斉射する場合は「'''5連メーザー砲'''」、両手の十指で斉射する場合は「'''10連メーザー砲'''」と呼ぶ。
;反中間子砲
+
:『W』『BX』では単独武装として採用されたが、これらのタイトルでは入れ替わりで反中間子砲が採用されていない。
:2連装の反中間子砲が4門で、両腕に2門装備。中間子とは陽子や中性子を構成する素粒子の一つ。つまり反中間子をぶつけると対消滅が起こり、原子が砕ける事になる。このため、劇中では特殊な破壊描写が行われている。初登場時は火力が高過ぎて核まで吹き飛ばしてしまうという事で使用を控えた。
+
:『T』『30』では反中間子砲の演出に組み込まれている。
 +
:『X-Ω』ではシュータータイプの通常攻撃に5連メーザー砲が採用。必殺スキルでは10連メーザー砲が採用されている。
 +
;2連装反中間子砲
 +
:反中間子を放つエネルギー砲。片腕に2基ずつ、計4基8門装備。
 +
:中間子とは陽子や中性子を構成する素粒子の一つ。つまり反中間子をぶつけると対消滅が起こり、原子レベルで破壊されることになる。このため、劇中では命中時に特殊な破壊描写が行われている。最大出力では原種(ゾンダー)核まで吹き飛ばしてしまうため、普段は威力を抑えている。
 +
:『第3次α』では他の武器がMAP兵器のESミサイル、移動後に使えるが射程が短く弾数も少ない全砲門斉射、移動後に使えず消費も重いジェイクォースとジェイフェニックスという構成なので、これに頼る機会も多い。だが[[ヒット&アウェイ]]が採用されていないため進軍戦では多用しづらい。
 +
:『T』『30』では『反中間子砲』名義。左手5連メーザー砲→右腕反中間子砲の連続射撃になっている。他作品と違って中射程の移動後使用可能武装かつ、武器改造をしっかり行えばサイズ差から後半の高耐久雑魚敵も一撃でなぎ倒す威力を発揮できる主力武器となる。
 
;ジェイクォース
 
;ジェイクォース
:艦首から右腕に装備された対原種用兵器。ジュエルエネルギーを纏った火の鳥であり、核をピンポイントで採取することが可能。原作では衛星ガニメデと融合した原種をも一撃で破壊した。弱点は一機に一門しか搭載されていないため一度撃つと連射ができない点。ただし、発射したジェイクォースはJやトモロの意志で軌道を変えることが可能で、手元に引き戻したジェイクォースを何度も打ち込むといった使い方もできる。
+
:右手首に装備された錨型武器。Jパワーを纏った火の鳥となって射出し、原種(ゾンダー)核を先端で貫いて撃ち抜き持ち帰る。構えの際にはキングジェイダーの口を開いて咆哮するような動作を行う。
:ゲームではキングジェイダー形態のみで使用して、原種核を取り出して右腕に収めるが、アニメではジェイアーク形態やジェイダーの分離したジェイキャリアー形態でも発射している。FINALで凱と対峙した際は、発射せず腕に装着したまま殴るように使用していたが、こちらの攻撃方法は今のところSRW未実装。
+
:威力・運用の柔軟性ともに優れる極めて優れた武装で、ジェイアークを知り尽くす[[パルス・アベル]]も本武装の喪失を大きな優位点としてほくそ笑むほど。
 +
:発射後の軌道を自由に変えることが可能で一度回避されても続けて攻撃を仕掛けたり、短時間のチャージを挟んで連射も可能。錨が1発しか搭載されていないため2点同時攻撃は不可能で、物理的に破損するとしばらく使用不能に陥る。自己修復機能による再生は可能。
 +
:ガオガイガーのヘルアンドヘブンやハンマーヘルアンドヘブン同様これで原種(ゾンダー)にトドメを刺すと核を引き抜く追加演出が入るが、『T』では省略されている。
 +
:アニメや外伝コミックではジェイアークやジェイキャリア形態でも使用しているが、SRWでは今の所キングジェイダー形態のみ使用可能。『FINAL』で[[獅子王凱|凱]]と対峙した際は発射せず腕に装着したまま殴るように使用していたが、こちらの攻撃方法も今のところ未実装。
 +
:『[[覇界王 ガオガイガー対ベターマン|覇界王]]』ではガオガイガーやガオファイガーが拾得したこれを手持ち武器として振るうシーンがあるが、実はこれだけで勇者王各機よりも遥かに重い(650t前後に対して980t)。
 +
:『勇者王ガオガイガー外伝キングジェイダー-灼熱の不死鳥-』では本機とジェイバトラーのジェイクォースをドッキングさせた2頭4翼のダブルジェイクォースを放っている。
 +
:SRWにおいて飛翔中の火の鳥は全身を上下させながら羽ばたく動作で描かれるが、『BX』では頭を下げたまま翼だけが動いている。
 +
:『X-Ω』ではシュータータイプの必殺スキルに採用。
 +
;ES爆雷
 +
:脚部から発射する、着弾地点にESウインドウを作り出す爆雷。
 +
:攻撃には使われず、もっぱら長距離移動の際のESウインドウ生成や回避に用いる描写が多い。
 +
;ジェネレイティングアーマー
 +
:全身に展開される[[バリア|エネルギーフィールド]]。キングジェイダーの防御の要。
  
 
==== 必殺技 ====
 
==== 必殺技 ====
 
;全砲門斉射
 
;全砲門斉射
:ジェイクォース以外の武装を一斉射撃。
+
:ジェイクォース以外の武装を一斉発射する。翼原種の無限ミサイル攻撃に対して使用し、超火力で撃破した。
:[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]では[[全体攻撃]]武器。
+
:『第3次α』では反中間子砲と10連メーザー砲のみ、『W』『BX』ではそれに加えて脚部からもビームを発射している。
 +
:『第3次α』では移動後使用可能な[[全体攻撃]]武器。『X-Ω』ではディフェンダー・通常ファイタータイプの必殺スキルに採用。
 
;ジェイフェニックス
 
;ジェイフェニックス
:『[[勇者王ガオガイガーFINAL]]』で洗脳された[[獅子王凱|凱]]操るレプリ[[ガオファイガー]]によるゴルディオンハンマーで失ったジェイクォースの代わりに、機体全体からジュエルエネルギーを纏って[[ピア・デケム・ピーク]]に放った技。[[ソルダートJ]][[ルネ・カーディフ・獅子王|ルネ]]の[[Jジュエル]][[Gストーン]]の共鳴により発動した技ではあるが、トモロの発言からジェイクォースを失ったときの最終手段であった模様。
+
:『FINAL』で[[ピア・デケム・ピーク]]に放った技。
;十連メーザー砲零距離斉射
+
:洗脳された凱の操るレプリ・[[ガオファイガー]]のゴルディオンハンマーで失われたジェイクォースの代わりに、機体全体にJパワーを纏って突撃を仕掛ける。
:[[ピア・デケム・ピーク]]にジェイフェニックスを回避された後、反中間子艦載機による止めの一撃を同じ手段で回避し返して放った最終攻撃。突撃して相手の装甲を両手で抉じ開け、動力源の[[ラウドGストーン]]に直接メーザー砲を放ち、内側から完全に破壊した。SRW未実装。
+
:JのJジュエルと[[ルネ・カーディフ・獅子王|ルネ]]の[[Gストーン]]の共鳴により発動した技ではあるが、トモロの発言から元々ジェイクォースを失った時の最終手段として想定された機能であった模様。
 +
:これについては『勇者王ガオガイガー外伝キングジェイダー-灼熱の不死鳥-』にて解説され、[[レプリジン|銀のジェイバトラー]]との戦闘で得たデータをトモロが解析、このデータがのちにジェイフェニックスとなる事が語られた。
 +
:だが劇中で使用した際にはES艦載機による空間転移で回避されており、その隙に反中間子艦載機を打ち込まれることになった。
 +
:SRWでは『FINAL』が参戦している場合の最強技であり、戒道をピア・デケムから掴み出すという演出で解禁される。またトドメ演出であっても体当たりが成功するため、下記の10連メーザー砲零距離斉射には繋がらない。
 +
:『第三次α』では隠し武器。『30』は『FINAL』後の時系列であるが、ルネがガオファイガーに乗るのと元が『T』の流用であるからか未実装。
 +
:;10連メーザー砲零距離斉射
 +
::ピア・デケム・ピークにジェイフェニックスを回避された後、反中間子艦載機によるとどめの一撃をES爆雷で回避した後に放った最後の攻撃。
 +
::ジェイフェニックスがかすめたことによりジェネレイティングアーマーが消失したピア・デケム・ピークに接近して装甲を直接両手で抉じ開け、動力源の[[ラウドGストーン]]に直接メーザー砲を撃ち込む。
 +
::攻撃を与えるとダメージがそのままアルマに伝わり死ぬことになるため、ダメージを最小限に抑えつつ相手中枢のみを破壊した。
 +
::ジェイフェニックス発動時、Jは「アルマごと殺す」と要約できる言葉を述べてから、アルマを救出しつつピア・デケム・ピークを撃破可能なこの最後の一手に繋げており、実際、ピア・デケム・ピークがジェイフェニックスの直撃を避けていることを鑑みれば、ジェイフェニックスがピア・デケム・ピークを撃破する威力を持っていたことは容易に想像がつく。
 +
::即ち、'''Jは最初からジェイフェニックスを命中させるつもりは無く、それ自体がJの全身全霊を傾けたハッタリだった'''と解釈できる。
 +
::SRWでは現状ジェイフィニックスが実装されているタイトル全てで体当たりが成功するため未実装。
  
 
==== [[ハイパーツール]] ====
 
==== [[ハイパーツール]] ====
;シルバリオンハンマー
+
;[[ゴルディーマーグ#ゴルディオンハンマー|シルバリオンハンマー]]
:プレイステーション用ゲーム『勇者王ガオガイガー BLOCKADED NUMBERS』で使用された技。ゴルディオンハンマーをキングジェイダーが使うだけのものだが、ジェイフェニックスと同じ[[Jジュエル]]と[[Gストーン]]の共鳴現象によってハンマーが銀色の輝きを放ち、ゴルディオンハンマーを超える力を発揮する。ただし、巨大なキングジェイダーが小さいハンマーを持つという構図になってしまうため、見た目がシュール。ちなみにマーグハンドは必要無い(衝撃防止材が不要なだけでなく、ゾンダー核の摘出も自身で可能なため)。この辺にもキングジェイダーの圧倒的な性能が垣間見える。使用時には凱の台詞を意識してか「ジェイダーヘル!ジェイダーヘブン!光になれ!!」と叫ぶ。余談だが、Jはこの技を気に入ったらしく戦闘終了後に[[ゴルディーマーグ]]を勧誘したが、断られてしまった。
+
:プレイステーション用ゲーム『勇者王ガオガイガー BLOCKADED NUMBERS』で使用された技。
:BXでは「ジェイダーヘルアンドヘブン」の名で実装された。
+
:ゴルディオンハンマーをキングジェイダーが装備する事により、ジェイフェニックスと同じくJジュエルとGストーンの共鳴現象によってハンマーが銀色の輝きを放ち、ゴルディオンハンマーを無力化するためのツールであるゴルディオンモーターの護りを突破するほどの威力を発揮した。
 +
:その際には人差し指と小指を相手の両肩に突き刺してゾンダー核を摘出する「ジェイダーヘルアンドヘブン」も敢行。凱を真似た「ジェイダーヘル! ジェイダーヘブン! 光になれ!!」のシャウトや、ハンマーがオモチャにしか見えないサイズ差など、見てくれはややシュール。
 +
:マーグハンドは装備不可であるものの、共鳴現象によって出力が増大したジェネレイティングアーマーによって耐えているためそもそも不要。この辺りにもキングジェイダーの圧倒的な性能が垣間見える。Jはこの技を気に入ったらしく、戦闘終了後に[[ゴルディーマーグ]]を勧誘したものの断られてしまった。
 +
:『BX』では「'''ジェイダーヘルアンドヘブン'''」名義で実装。凱と同様にゾンダー系相手にはトドメ演出と特殊台詞が用意されている。
 +
:ゲーム上の性能は射程1の格闘属性のため機体ボーナスで強化されず、基礎威力もスターガオガイガーのハンマーヘルアンドヘブンより少し低いものの'''全地形適性がS'''のため、実際の攻撃力はあちらを上回る。
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:『X-Ω』では大器型ファイターの必殺スキルとして採用。
  
 
=== [[特殊能力]] ===
 
=== [[特殊能力]] ===
 
;ジェネレイティングアーマー
 
;ジェネレイティングアーマー
:Jジュエルから機体表面に発する[[バリア|エネルギーフィールド]]
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:大抵の作品では軽減[[バリア]]。『[[スーパーロボット大戦W|W]]』、『[[スーパーロボット大戦BX|BX]]』では[[特殊装甲]]扱い。特に『BX』では唯一の特殊装甲であり敵の「バリア無効」を受けつけないため、不屈バグと合わせて[[シンデュス]]の攻撃すら受けきれる。
 +
:『T』『30』では全属性のダメージを1500軽減。発動時、ENを10消費。
 
;ES爆雷
 
;ES爆雷
:機体直下にES爆雷を投下。ESウインドウ内に身を隠し攻撃を回避する。[[分身]]と同効果。
+
:機体直下にES爆雷を投下し、ESウインドウ内に身を隠し攻撃を回避する。[[分身]]と同効果。現時点では『W』のみ実装。
 
;[[変形]]
 
;[[変形]]
:ジェイアークへと戻る。
+
:メガフュージョンを解除し、ジェイアークに戻る。『T』『30』ではオミット。
 
;[[ザ・パワー]]
 
;[[ザ・パワー]]
:
+
:『W』第26話のみ。気力最大値が300となり、PP開始時にHP・ENが全回復する。
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;EN回復(小)
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:『T』『30』で実装。ジェエルジェネレーターの圧倒的な出力の再現か。これらのタイトルではガオガイガーはEN回復を所持していない。
  
 
=== 移動タイプ ===
 
=== 移動タイプ ===
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=== [[サイズ]] ===
 
=== [[サイズ]] ===
 
;2L(LL)
 
;2L(LL)
:
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:ギリギリ100m強で一般的なスーパーロボットよりも一段階上の補正を得られる。しかもパイロットはリアル系並の回避値と「勇者」技能を持つため、この巨体でそこそこ避ける。
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=== 機体ボーナス ===
 +
;[[スーパーロボット大戦BX|BX]]
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:*'''初期段階:射撃武器+100 HP+500'''
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:*'''第二段階:射撃武器+150 HP+750 照準値+5'''
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:*'''第三段階:射撃武器+200 HP+1000 照準値+10'''
 +
:*'''最終段階:射撃武器+300 HP+1500 照準値+20 射程+1'''
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:射程+1は元が射程1の武装には適用されず、ジェイダーヘルアンドヘブンは武器威力・射程共に強化されない。
 +
 
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=== カスタムボーナス ===
 +
;機体と武器の地形適応が「空S」「宇S」になる。
 +
:『[[スーパーロボット大戦T|T]]』、『[[スーパーロボット大戦30|30]]』で採用。パイロットのエースボーナスと異なり宇宙でも機能する。ただし武器の地形適応は相手のいる地形を参照するため、地上の相手にはダメージが増えない。
  
== 機体[[BGM]] ==
+
== 機体BGM ==
 +
;「勇者王誕生!」
 +
:OPテーマ。『T』通常版で採用。
 +
;「勇者王誕生! -究極神話(マイソロジー)バージョン-」
 +
:『FINAL』最終話オープニングテーマ。『30』DLC適用時はデフォルト曲となる。
 +
;「勇者王誕生! ‐御伽噺(ジュブナイル)ヴァージョン‐」
 +
:『覇界王』OPテーマ。『30』で採用。
 
;「美しき光の翼」
 
;「美しき光の翼」
:挿入歌。
+
:挿入歌。キングジェイダーのテーマソング。
 +
:ほぼ全ての作品でデフォルトBGMに採用。『[[スーパーロボット大戦T|T]]』限定版では原曲となる。
 +
;「ゴルディオンハンマー」
 +
:『[[スーパーロボット大戦BX|BX]]』で採用。ジェイダーヘルアンドヘブン使用時のBGM。
  
 
== 対決・名場面 ==
 
== 対決・名場面 ==
;対巨腕原種([[ZX-01]])、鉄髪原種([[ZX-02]])、顎門原種([[ZX-03]]
+
;白き方舟の巨人
:初戦の相手。[[ガオガイガー]]でも全く歯が立たなかった相手を、「'''すごく強い、すごくデカイ、凄いロボットだ'''」としか形容しようがない強さで圧倒する。
+
:[[ZX-01|巨腕原種]][[ZX-02|鉄髪原種]][[ZX-03|顎門原種]]と3VS1の戦闘を展開。ガオガイガーを圧倒した3体を「'''すごく強い、すごくデカい、すごいロボットだ'''」(護談)としか形容しようがない強さで逆に圧倒し、ジェイクォースで巨腕原種と鉄髪原種を撃破。しかし、顎門原種は完全には倒しきれず、決着は持ち越しとなる。
 +
;対ガオガイガー
 +
:GGG側のゾンダークリスタルを入手すべく、ガオガイガーに挑むキングジェイダー。戦いはキングジェイダーが優勢だったが腕原種の砂攻撃により、ゴルディーマーグとイザナギも巻き込んで海中に落下。[[マイク・サウンダース13世]]のおかげで助かったことから、GGGに協力し、クリスタルも預けておくことにした。
 +
;機界昇華終結
 +
:GGGの猛攻で心臓原種の動脈に穴が開き、そこから侵入したキングジェイダーはザ・パワーを暴走させて、Zマスターを崩壊させる。
 
;対[[ピア・デケム・ピーク]]
 
;対[[ピア・デケム・ピーク]]
:[[ソール11遊星主]]の一人。レプリ地球にて対決。
+
:[[ソール11遊星主]]の1人とレプリ地球にて対決。
 
;眩い光 GとJ
 
;眩い光 GとJ
:レプリガオファイガーとの戦いでジェイクォースを失い、[[戒道幾巳]]も[[パルス・アベル]]の手に落ちたことで、ジェイアークは[[ピア・デケム・ピット]]に拿捕され翼をもがれたも同然となってしまう。
+
:レプリ・ガオファイガーとの戦いでジェイクォースを失い、戒道も[[パルス・アベル]]の手に落ちたことで、ジェイアークは[[ピア・デケム・ピット]]に拿捕され翼をもがれたも同然となってしまう。
:しかし、[[ピア・デケム]]と[[ピルナス]]に完膚なきまでに打ちのめされてなお戦う意思を失わない[[ソルダートJ]]とルネに呼応して二人の腕の宝石が共鳴し、奇跡の輝きを放つ。
+
:しかし、[[ピア・デケム]]と[[ピルナス]]に完膚なきまでに打ちのめされてなお戦う意思を失わないJとルネに呼応して2人の腕の宝石が共鳴し、奇跡の輝きを放つ。
  
== 関連機体 ==  
+
== 関連機体 ==
;ジェイバトラー
+
;[[覇界王キングジェイダー]]
:漫画「超弩級戦艦ジェイアーク 光と闇の翼」に登場したジェイアークの同型艦。31機存在したジェイアーク級万能戦艦の何番艦に当たるのかは不明。パイロットはソルダートJ-019(ゾンダリアンである)Jジュエルを失っており、代わりにZメタルを取り付けられているため全体的に黒く、単純なエネルギー量ではキングジェイダーを上回る。
+
:トリプルゼロに汚染され覇界の眷属と化した状態。
:しかし本来ならばジェイアーク級戦艦は艦長兼パイロットであるソルダートJとメインコンピュータートモロ、そして対原種決戦兵器であるアルマの三者が揃って初めて完全に運用されるものであるが、メインコンピューターとなるべきトモロも守るべきアルマも失っているため、パイロットであるソルダートJ-019が火器やES兵器の制御を全て行わなければならず、ソルダートJ-019がフュージョンアウトしてしまうと自律攻撃が不能になってしまう欠点を持つ。SRW未登場。
+
;キングバトラー
 +
:ジェイバトラーがメガフュージョンを行い人型形態へ変形した姿。詳細は[[ジェイアーク]]の項目を参照。
  
 
== 余談 ==
 
== 余談 ==
*タカラのPS用ゲーム『ブレイブサーガ2』(勇者シリーズ限定のスパロボのようなゲーム)に登場した際はTV版のみであった為スポット参戦に止まっているのだが、原作での護の「凄いロボット」発言を意識してかかなりぶっ壊れた性能になっている。どんなものかと言うと味方のステータスが二桁代前半位なのに対してキングジェイダーは余裕の三桁というバグにしかみえないともすれば横からゲームを見ている人にはチートを疑われるような性能であった。
+
*大破した主役ロボと入れ替わるようにグレート合体要員でもある新たなロボが登場するのは過去のシリーズでも見られたが本機の場合、グレート合体は行わない為、立ち位置としては『伝説の勇者ダ・ガーン』(未参戦)のセブンチェンジャーや『[[勇者特急マイトガイン]]』の[[轟龍]]といった共闘もするライバルロボのほうがポジションは近いと言える。
 +
*戦艦勇者ロボは『黄金勇者ゴルドラン』(未参戦)の海賊戦艦キャプテンシャーク以来であるが奇しくも最初は敵側だったライバルキャラのロボの繫がりも見られる。
 +
*タカラのPS用ゲーム『ブレイブサーガ2』に登場した際はTV版のみであったためスポット参戦にとどまっているのだが、[[天海護|護]]の「すごいロボット」発言を意識してか、味方のステータスが2桁代なのに対してキングジェイダーは余裕の3桁というバグかチートを疑われるようなぶっ壊れ性能になっていた。
 +
*シルバリオンハンマーの核摘出時の指の形が'''[[ランカ・リー|ある人物]]の決めポーズと同じ'''であるため、動画サイトなどではしばしばネタにされる。
 +
*『勇者王ガオガイガー』放送当時、玩具の売れ行きが悪かった場合、新規造形のキングジェイダーの代わりにシリーズ第4作目の『[[勇者特急マイトガイン]]』の[[マイトガイン]]を流用した'''MGロボ'''(仮の名)を登場させ、パイロットは'''[[獅子王凱]]の生き別れの兄'''とする予定だった。
  
 
== 商品情報 ==
 
== 商品情報 ==

2024年7月26日 (金) 17:54時点における最新版

キングジェイダーは『勇者王ガオガイガー』および『勇者王ガオガイガーFINAL』の登場メカ

キングジェイダー
登場作品
デザイン 大河原邦男
初登場SRW 第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
SRWでの分類 機体
テンプレートを表示
スペック
分類 ジャイアントメカノイド
全高 101.0 m
重量 32,720 t
動力 Jジュエル制御反応炉
最大出力 239,000,000 kW
推進機関 インパルスドライブ
最高走行速度 195 km/h
装甲 単一構造結晶装甲
フィールドジェネレイティングアーマー
センサー探知装置 重力波探知器
中間子検知器
別形態 ジェイアーク
開発者 赤の星のアベル
所属 アルマ
乗員人数 最低2名
主な搭乗員
【パイロット】
ソルダートJ
【生体コンピュータ】
トモロ0117
【アルマ】
戒道幾巳
【その他】
ルネ・カーディフ・獅子王(FINAL)
テンプレートを表示

概要編集

ジェイダーとジェイキャリアがメガフュージョンすることにより完成する「ジャイアントメカノイド」。ジェイダーは頭部と両腕を構成する。ジェイキャリアの詳細はジェイアークの項目を参照。

ガオガイガーライバルに位置づけられる存在ではあるが、その戦闘力は桁違いである。初登場補正もあったとはいえ、第31話ではガオガイガーが手も足も出せずにズタボロにされた原種素体三体を逆に無傷で圧倒。ウルテクエンジンを搭載しパワーアップした後のガオガイガーですら、攻撃を受けても身じろぎすることすらなく「邪魔だ」の一言と共に片手で払うという圧倒っぷりであり、後にザ・パワーでパワーアップしたスターガオガイガーようやく対等レベルという破格の性能である。

これは恐らくガオガイガーが地球の技術で複製された非純正品であるのに対して、キングジェイダーが赤の星で建造された純正品であるため。機界31原種も、1対1では手加減した状態でさえ圧倒される。そのため、原種側もキングジェイダーとの直接戦闘は避け、地球人類にターゲットを絞るかその行動を封じる作戦を多用し、それでも駄目となるとザ・パワーを利用する作戦に機界昇華の成功を賭けることとなった。

ジェイアークの全武装が使用可能で、両腕に装備された反中間子砲+5連メーザー砲の一斉射撃の他、船の錨にJジュエルのエネルギー「Jパワー」を充填したジェイクォースで、原種(ゾンダー)核をピンポイントに採取することが可能。ゲームでは再現されていないが、ジェイクォースや反中間子砲、メーザー砲以外にも全身にメーザーミサイルや無限ミサイルランチャー、対地対空レーザー他多数の武装が備わっており、全砲門斉射では普段見えている砲門以外にも装甲の下に多数の砲門が隠されていることがうかがえた。

登場作品と操縦者編集

αシリーズ編集

第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
初登場作品。スポット参戦を経て、第42話から正式加入。ガオファイガーの改造を引き継ぐ(同機も同シナリオからジェネシックガオガイガーに進化)。
最強武器のジェイフェニックスと、サブパイロットのルネ・カーディフ・獅子王の追加は隠し要素だが、42話において本機でピア・デケムを撃墜すれば良いだけなので、狙えば達成は容易。本機を使う場合は絶対に満たしておきたい。
高めのコスト3と、移動後攻撃及び全体攻撃に乏しいのが弱点。後は基本性能、攻撃力、射程、勇者補正も含めたソルダートJの能力にサブパイロットの存在まで長所に溢れる。加入が遅いのは残念だが、改造引き継ぎがあるので改造費の問題も少ない。とにかく真っ向勝負が役割のGガオガイガーと比べ、3人乗りのこちらは精神コマンドによる他機の補助も可能で、ボスキラーの出番までは小隊員の位置にあっても腐らない。必殺技が長射程の単体攻撃のため、Jが援護攻撃を習得すればなお活躍の場は広がる。気力が上がるまではほとんどの武装が使えないのは弱点ではあるが、FIRE BOMBERがいて気力上昇が容易な本作ではそれも問題になりにくい。前述通り、Jの能力は文句がないほど高いが、小隊長能力が無意味なのは残念。
ジェイアーク形態とはESミサイル(MAP兵器)の射程、2連装反中間子砲(小隊攻撃武器)の射程及び攻撃力で差異があり、この2つを使う際はそちらの形態が推奨される。

携帯機シリーズ編集

スーパーロボット大戦W
第1部・第2部いずれも参戦期間は短いが、ジェネレイティングアーマーによるダメージ軽減に加えES爆雷による分身が追加、J自身の能力値の恩恵により2Lサイズの巨体にも関わらず回避も優秀。Jはカウンターを最初から習得しているので、技量を養成することで生存能力がさらに跳ね上がる。
武装面では無消費・有射程・コンボ対応・P武器である「格闘」が追加されて継戦力が上がり、終盤には長射程のジェイフェニックスも追加されるため、『第3次α』と比べてかなりのパワーアップを遂げている。ライバルであるジェネシックガオガイガーよりも断然優秀と言える。
ようやく戒道のサブパイロット搭乗も実現したため、最終的にJ・トモロ・戒道・ルネの4人乗りとなり精神コマンドでも隙がない。精神バグ技にも対応している。
気力が上がるまではジェイアーク形態の方が最大射程は断然長いので上手く使い分けよう。共通武装は無いので、気力稼ぎでジェイアークの反中間子砲を撃ち尽くしてもさほど問題は無い。
その巨体ゆえに母艦には搭載できないので、補給や運搬には注意。なお、ゲーム中盤にはまさかのレプリジン版が登場する。
スーパーロボット大戦BX
FINAL』が参戦していないのでジェイフェニックスは未搭載だが、代わりに接近系の必殺技である「ジェイダーヘルアンドヘブン」が使用可能となった。分身がオミットされ、格闘も無いので燃費には注意。
本作はとにかく大型ユニットが少ない傾向があり、2Lサイズということもあり火力も耐久性も圧倒的な性能を誇る。不屈バグとジェネレイティングアーマーも相まって、まず撃墜はありえないレベル。ジェイアークと比べて燃費は悪いものの最大火力と防御力はこちらが上なので、ボス級相手にはこちらに変形するといい。
射程2に対して高火力攻撃が出来ないという穴も存在する。燃費は悪いが、今回は母艦に搭載可能なので、それを利用した補給や、補給装置持ちの機体とPUを組むかスキルパーツで補給装置を付けて擬似的なEN回復を行い補うことも可能。
FINALが参戦していない都合、今回は条件を満たさないと原作通りZマスターとの戦いで行方不明となり終盤で永久離脱するが、隠し要素のフラグが満たされると次話で復帰する。

VXT三部作編集

スーパーロボット大戦T
序盤で顔見せし、中盤でのスポット参戦を経て第37話にて正式参入。本作では変形能力がオミットされ常にキングジェイダーとしての運用となる。
武装は大幅に減少しジェイダーヘルアンドヘブンも無いが、2Lサイズから来る火力とジェネレイティングアーマーによる堅牢さは健在。またEN回復が追加されたが、射程の長いESミサイルは弾数制で反撃戦法は不向きな構成。

単独作品編集

スパロボ学園
ユニットデータとしての参戦。
スーパーロボット大戦X-Ω
2016年1月のイベント「大東京の決戦!」の報酬ユニット。SSRシューター。後にディフェンダーとファイターの通常版SSR、『FINAL』名義の大器型SSRシューターが実装された。TV版名義ではJの1人乗りだが、『FINAL』版ではルネがサブパイロットに追加される。
2018年12月のイベント「暗躍する「影」」にてサンタコスチュームのルネがメインパイロットを務める大器型SSRブラスターが実装。
2020年2月のイベント「受け継がれる牙」にて大器型SSRファイターが実装された。必殺スキルに「シルバリオンハンマー」が追加されている。
スーパーロボット大戦DD
3章Part14からユニットアイコンが登場。
スーパーロボット大戦30
キーミッション「禽-PHOENIX-」クリア後に参戦。
基本性能は『T』と全く変わらないが、パイロット側の地形適応が廃されたためカスタムボーナスを活かしやすくなった。

装備・機能編集

武装・必殺武器編集

格闘
巨体から繰り出されるパンチやキックは圧巻。初登場時にはガオガイガーのヘルアンドヘブンが通用しなかった巨腕原種を力任せに圧倒する、驚愕のパワーを見せつけている。
武装として採用されたのは『W』のみ。内容はワンツーパンチの後に強烈な蹴りをお見舞いする、というもの。その巨体ゆえ、蹴られた敵は派手に吹っ飛ぶ。
X-Ω』では「パンチ」がディフェンダー・ファイタータイプの通常攻撃に採用。

武装編集

3連装無限ミサイルランチャー
各部に搭載されたミサイル発射管。
撃ち出すミサイルは艦内で生成しており、弾数は本当にほぼ無限であるようである(流石に装填射出速度には限度がある)。
威力に関しては反中間子砲やメーザー砲に比べると劣り、敵に対する攻撃よりも弾幕として敵攻撃への牽制、防御に使用されることが多い。
SRW未実装。
2連装対地レーザー砲
両脚に8門装備。
SRWでは『W』『BX』における全砲門斉射にてこれと思われる部分からビームを放っている。
ESミサイル
両腕から発射する、ESウインドウを生成する能力を持つミサイル。
異空間を一端経由して任意の通常空間に出現するという性能上、障害物やバリアを素通しして攻撃できる。本編では、出現時間までのラグを使った時間差攻撃や死角からの攻撃、はたまたJや戒道がミサイルに乗って建物内の敵眼前に出現・特攻を仕掛け不意を打つなど、多彩な使われ方をした。
『第3次α』ではジェイアーク同様着弾指定型MAP兵器だが範囲が一回り狭い。『T』『30』ではそれに加えて通常武装としても使用可能になった。その設定からバリア貫通が付与されることも多い。
メーザー砲
指先に内蔵した熱線砲。片手の五指で斉射する場合は「5連メーザー砲」、両手の十指で斉射する場合は「10連メーザー砲」と呼ぶ。
『W』『BX』では単独武装として採用されたが、これらのタイトルでは入れ替わりで反中間子砲が採用されていない。
『T』『30』では反中間子砲の演出に組み込まれている。
『X-Ω』ではシュータータイプの通常攻撃に5連メーザー砲が採用。必殺スキルでは10連メーザー砲が採用されている。
2連装反中間子砲
反中間子を放つエネルギー砲。片腕に2基ずつ、計4基8門装備。
中間子とは陽子や中性子を構成する素粒子の一つ。つまり反中間子をぶつけると対消滅が起こり、原子レベルで破壊されることになる。このため、劇中では命中時に特殊な破壊描写が行われている。最大出力では原種(ゾンダー)核まで吹き飛ばしてしまうため、普段は威力を抑えている。
『第3次α』では他の武器がMAP兵器のESミサイル、移動後に使えるが射程が短く弾数も少ない全砲門斉射、移動後に使えず消費も重いジェイクォースとジェイフェニックスという構成なので、これに頼る機会も多い。だがヒット&アウェイが採用されていないため進軍戦では多用しづらい。
『T』『30』では『反中間子砲』名義。左手5連メーザー砲→右腕反中間子砲の連続射撃になっている。他作品と違って中射程の移動後使用可能武装かつ、武器改造をしっかり行えばサイズ差から後半の高耐久雑魚敵も一撃でなぎ倒す威力を発揮できる主力武器となる。
ジェイクォース
右手首に装備された錨型武器。Jパワーを纏った火の鳥となって射出し、原種(ゾンダー)核を先端で貫いて撃ち抜き持ち帰る。構えの際にはキングジェイダーの口を開いて咆哮するような動作を行う。
威力・運用の柔軟性ともに優れる極めて優れた武装で、ジェイアークを知り尽くすパルス・アベルも本武装の喪失を大きな優位点としてほくそ笑むほど。
発射後の軌道を自由に変えることが可能で一度回避されても続けて攻撃を仕掛けたり、短時間のチャージを挟んで連射も可能。錨が1発しか搭載されていないため2点同時攻撃は不可能で、物理的に破損するとしばらく使用不能に陥る。自己修復機能による再生は可能。
ガオガイガーのヘルアンドヘブンやハンマーヘルアンドヘブン同様これで原種(ゾンダー)にトドメを刺すと核を引き抜く追加演出が入るが、『T』では省略されている。
アニメや外伝コミックではジェイアークやジェイキャリア形態でも使用しているが、SRWでは今の所キングジェイダー形態のみ使用可能。『FINAL』でと対峙した際は発射せず腕に装着したまま殴るように使用していたが、こちらの攻撃方法も今のところ未実装。
覇界王』ではガオガイガーやガオファイガーが拾得したこれを手持ち武器として振るうシーンがあるが、実はこれだけで勇者王各機よりも遥かに重い(650t前後に対して980t)。
『勇者王ガオガイガー外伝キングジェイダー-灼熱の不死鳥-』では本機とジェイバトラーのジェイクォースをドッキングさせた2頭4翼のダブルジェイクォースを放っている。
SRWにおいて飛翔中の火の鳥は全身を上下させながら羽ばたく動作で描かれるが、『BX』では頭を下げたまま翼だけが動いている。
『X-Ω』ではシュータータイプの必殺スキルに採用。
ES爆雷
脚部から発射する、着弾地点にESウインドウを作り出す爆雷。
攻撃には使われず、もっぱら長距離移動の際のESウインドウ生成や回避に用いる描写が多い。
ジェネレイティングアーマー
全身に展開されるエネルギーフィールド。キングジェイダーの防御の要。

必殺技編集

全砲門斉射
ジェイクォース以外の武装を一斉発射する。翼原種の無限ミサイル攻撃に対して使用し、超火力で撃破した。
『第3次α』では反中間子砲と10連メーザー砲のみ、『W』『BX』ではそれに加えて脚部からもビームを発射している。
『第3次α』では移動後使用可能な全体攻撃武器。『X-Ω』ではディフェンダー・通常ファイタータイプの必殺スキルに採用。
ジェイフェニックス
『FINAL』でピア・デケム・ピークに放った技。
洗脳された凱の操るレプリ・ガオファイガーのゴルディオンハンマーで失われたジェイクォースの代わりに、機体全体にJパワーを纏って突撃を仕掛ける。
JのJジュエルとルネGストーンの共鳴により発動した技ではあるが、トモロの発言から元々ジェイクォースを失った時の最終手段として想定された機能であった模様。
これについては『勇者王ガオガイガー外伝キングジェイダー-灼熱の不死鳥-』にて解説され、銀のジェイバトラーとの戦闘で得たデータをトモロが解析、このデータがのちにジェイフェニックスとなる事が語られた。
だが劇中で使用した際にはES艦載機による空間転移で回避されており、その隙に反中間子艦載機を打ち込まれることになった。
SRWでは『FINAL』が参戦している場合の最強技であり、戒道をピア・デケムから掴み出すという演出で解禁される。またトドメ演出であっても体当たりが成功するため、下記の10連メーザー砲零距離斉射には繋がらない。
『第三次α』では隠し武器。『30』は『FINAL』後の時系列であるが、ルネがガオファイガーに乗るのと元が『T』の流用であるからか未実装。
10連メーザー砲零距離斉射
ピア・デケム・ピークにジェイフェニックスを回避された後、反中間子艦載機によるとどめの一撃をES爆雷で回避した後に放った最後の攻撃。
ジェイフェニックスがかすめたことによりジェネレイティングアーマーが消失したピア・デケム・ピークに接近して装甲を直接両手で抉じ開け、動力源のラウドGストーンに直接メーザー砲を撃ち込む。
攻撃を与えるとダメージがそのままアルマに伝わり死ぬことになるため、ダメージを最小限に抑えつつ相手中枢のみを破壊した。
ジェイフェニックス発動時、Jは「アルマごと殺す」と要約できる言葉を述べてから、アルマを救出しつつピア・デケム・ピークを撃破可能なこの最後の一手に繋げており、実際、ピア・デケム・ピークがジェイフェニックスの直撃を避けていることを鑑みれば、ジェイフェニックスがピア・デケム・ピークを撃破する威力を持っていたことは容易に想像がつく。
即ち、Jは最初からジェイフェニックスを命中させるつもりは無く、それ自体がJの全身全霊を傾けたハッタリだったと解釈できる。
SRWでは現状ジェイフィニックスが実装されているタイトル全てで体当たりが成功するため未実装。

ハイパーツール編集

シルバリオンハンマー
プレイステーション用ゲーム『勇者王ガオガイガー BLOCKADED NUMBERS』で使用された技。
ゴルディオンハンマーをキングジェイダーが装備する事により、ジェイフェニックスと同じくJジュエルとGストーンの共鳴現象によってハンマーが銀色の輝きを放ち、ゴルディオンハンマーを無力化するためのツールであるゴルディオンモーターの護りを突破するほどの威力を発揮した。
その際には人差し指と小指を相手の両肩に突き刺してゾンダー核を摘出する「ジェイダーヘルアンドヘブン」も敢行。凱を真似た「ジェイダーヘル! ジェイダーヘブン! 光になれ!!」のシャウトや、ハンマーがオモチャにしか見えないサイズ差など、見てくれはややシュール。
マーグハンドは装備不可であるものの、共鳴現象によって出力が増大したジェネレイティングアーマーによって耐えているためそもそも不要。この辺りにもキングジェイダーの圧倒的な性能が垣間見える。Jはこの技を気に入ったらしく、戦闘終了後にゴルディーマーグを勧誘したものの断られてしまった。
『BX』では「ジェイダーヘルアンドヘブン」名義で実装。凱と同様にゾンダー系相手にはトドメ演出と特殊台詞が用意されている。
ゲーム上の性能は射程1の格闘属性のため機体ボーナスで強化されず、基礎威力もスターガオガイガーのハンマーヘルアンドヘブンより少し低いものの全地形適性がSのため、実際の攻撃力はあちらを上回る。
『X-Ω』では大器型ファイターの必殺スキルとして採用。

特殊能力編集

ジェネレイティングアーマー
大抵の作品では軽減バリア。『W』、『BX』では特殊装甲扱い。特に『BX』では唯一の特殊装甲であり敵の「バリア無効」を受けつけないため、不屈バグと合わせてシンデュスの攻撃すら受けきれる。
『T』『30』では全属性のダメージを1500軽減。発動時、ENを10消費。
ES爆雷
機体直下にES爆雷を投下し、ESウインドウ内に身を隠し攻撃を回避する。分身と同効果。現時点では『W』のみ実装。
変形
メガフュージョンを解除し、ジェイアークに戻る。『T』『30』ではオミット。
ザ・パワー
『W』第26話のみ。気力最大値が300となり、PP開始時にHP・ENが全回復する。
EN回復(小)
『T』『30』で実装。ジェエルジェネレーターの圧倒的な出力の再現か。これらのタイトルではガオガイガーはEN回復を所持していない。

移動タイプ編集

飛行可能。

サイズ編集

2L(LL)
ギリギリ100m強で一般的なスーパーロボットよりも一段階上の補正を得られる。しかもパイロットはリアル系並の回避値と「勇者」技能を持つため、この巨体でそこそこ避ける。

機体ボーナス編集

BX
  • 初期段階:射撃武器+100 HP+500
  • 第二段階:射撃武器+150 HP+750 照準値+5
  • 第三段階:射撃武器+200 HP+1000 照準値+10
  • 最終段階:射撃武器+300 HP+1500 照準値+20 射程+1
射程+1は元が射程1の武装には適用されず、ジェイダーヘルアンドヘブンは武器威力・射程共に強化されない。

カスタムボーナス編集

機体と武器の地形適応が「空S」「宇S」になる。
T』、『30』で採用。パイロットのエースボーナスと異なり宇宙でも機能する。ただし武器の地形適応は相手のいる地形を参照するため、地上の相手にはダメージが増えない。

機体BGM編集

「勇者王誕生!」
OPテーマ。『T』通常版で採用。
「勇者王誕生! -究極神話(マイソロジー)バージョン-」
『FINAL』最終話オープニングテーマ。『30』DLC適用時はデフォルト曲となる。
「勇者王誕生! ‐御伽噺(ジュブナイル)ヴァージョン‐」
『覇界王』OPテーマ。『30』で採用。
「美しき光の翼」
挿入歌。キングジェイダーのテーマソング。
ほぼ全ての作品でデフォルトBGMに採用。『T』限定版では原曲となる。
「ゴルディオンハンマー」
BX』で採用。ジェイダーヘルアンドヘブン使用時のBGM。

対決・名場面編集

白き方舟の巨人
巨腕原種鉄髪原種顎門原種と3VS1の戦闘を展開。ガオガイガーを圧倒した3体を「すごく強い、すごくデカい、すごいロボットだ」(護談)としか形容しようがない強さで逆に圧倒し、ジェイクォースで巨腕原種と鉄髪原種を撃破。しかし、顎門原種は完全には倒しきれず、決着は持ち越しとなる。
対ガオガイガー
GGG側のゾンダークリスタルを入手すべく、ガオガイガーに挑むキングジェイダー。戦いはキングジェイダーが優勢だったが腕原種の砂攻撃により、ゴルディーマーグとイザナギも巻き込んで海中に落下。マイク・サウンダース13世のおかげで助かったことから、GGGに協力し、クリスタルも預けておくことにした。
機界昇華終結
GGGの猛攻で心臓原種の動脈に穴が開き、そこから侵入したキングジェイダーはザ・パワーを暴走させて、Zマスターを崩壊させる。
ピア・デケム・ピーク
ソール11遊星主の1人とレプリ地球にて対決。
眩い光 GとJ
レプリ・ガオファイガーとの戦いでジェイクォースを失い、戒道もパルス・アベルの手に落ちたことで、ジェイアークはピア・デケム・ピットに拿捕され翼をもがれたも同然となってしまう。
しかし、ピア・デケムピルナスに完膚なきまでに打ちのめされてなお戦う意思を失わないJとルネに呼応して2人の腕の宝石が共鳴し、奇跡の輝きを放つ。

関連機体編集

覇界王キングジェイダー
トリプルゼロに汚染され覇界の眷属と化した状態。
キングバトラー
ジェイバトラーがメガフュージョンを行い人型形態へ変形した姿。詳細はジェイアークの項目を参照。

余談編集

  • 大破した主役ロボと入れ替わるようにグレート合体要員でもある新たなロボが登場するのは過去のシリーズでも見られたが本機の場合、グレート合体は行わない為、立ち位置としては『伝説の勇者ダ・ガーン』(未参戦)のセブンチェンジャーや『勇者特急マイトガイン』の轟龍といった共闘もするライバルロボのほうがポジションは近いと言える。
  • 戦艦勇者ロボは『黄金勇者ゴルドラン』(未参戦)の海賊戦艦キャプテンシャーク以来であるが奇しくも最初は敵側だったライバルキャラのロボの繫がりも見られる。
  • タカラのPS用ゲーム『ブレイブサーガ2』に登場した際はTV版のみであったためスポット参戦にとどまっているのだが、の「すごいロボット」発言を意識してか、味方のステータスが2桁代なのに対してキングジェイダーは余裕の3桁というバグかチートを疑われるようなぶっ壊れ性能になっていた。
  • シルバリオンハンマーの核摘出時の指の形がある人物の決めポーズと同じであるため、動画サイトなどではしばしばネタにされる。
  • 『勇者王ガオガイガー』放送当時、玩具の売れ行きが悪かった場合、新規造形のキングジェイダーの代わりにシリーズ第4作目の『勇者特急マイトガイン』のマイトガインを流用したMGロボ(仮の名)を登場させ、パイロットは獅子王凱の生き別れの兄とする予定だった。

商品情報編集