「イーグレット・ウルズ」の版間の差分

 
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== イーグレット・ウルズ(Eagret Uruz) ==
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{{登場人物概要
*[[登場作品]][[バンプレストオリジナル]]
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| 外国語表記 = [[外国語表記::Eagret Uruz]]
**[[スーパーロボット大戦α外伝]]
+
| 登場作品 = [[バンプレストオリジナル]][[OGシリーズ]]
**[[スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION2]]
+
*{{登場作品 (人物)|スーパーロボット大戦α外伝}}
**[[スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATIONS]]
+
| 声優 = {{声優|石田彰|SRW=Y}}
**[[第2次スーパーロボット大戦OG]]
+
| 初登場SRW = {{初登場SRW (人物)|スーパーロボット大戦α外伝}}
**[[スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター]]
+
| SRWでの分類 = [[パイロット]]
*[[声優]]:石田彰
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}}
*種族:[[マシンナリー・チルドレン]]
 
*性別:男
 
*年齢:15歳に設定
 
<!-- *身長:---cm -->
 
<!-- *体重:---kg -->
 
*人体構造:[[マシンセル]]
 
*所属:
 
**[[アンセスター]](α外伝)
 
**[[アースクレイドル]]⇒[[ガイアセイバーズ (OG)|ガイアセイバーズ]](OGシリーズ)
 
*コールサイン:アルファ1
 
  
[[イーグレット・フェフ]]により生み出された[[人造人間]][[マシンナリー・チルドレン]]」の一人で、そのオリジネイターといえる存在。[[メイガス]]の目の役割を果たしている。
+
{{登場人物概要
 
+
| タイトル = プロフィール
名前の由来はルーン文字2番目の「ᚢ」から。意味は「野牛(ūruz)」。
+
| 偽名 = エグレッタ・ウーノ
 
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| 種族 = [[マシンナリー・チルドレン]]
専用機体の[[ベルゲルミル]]は銀色/青色で、[[ゲイム・システム]]を搭載しスピード能力に優れている。
+
| 性別 = 男
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| 年齢 = 15歳に設定
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| 所属 =
 +
*[[アンセスター]](α外伝)
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*[[アースクレイドル]][[ガイアセイバーズ (OG)|ガイアセイバーズ]](OGシリーズ)
 +
| コールサイン = アルファ1
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}}
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'''イーグレット・ウルズ'''は『[[スーパーロボット大戦α外伝]]』の登場人物。
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== 概要 ==
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[[イーグレット・フェフ]]により生み出された[[人造人間]]「[[マシンナリー・チルドレン]]」の一人で、そのオリジネイターといえる存在。
  
 
=== [[αシリーズ]] ===
 
=== [[αシリーズ]] ===
 
兄弟と言える存在のアンサズ、スリサズに比べると冷静沈着な印象を与える性格で、チルドレンの中ではリーダー格。[[メイガス]]の指示を確実に遂行、[[プリベンター]]の監視、[[アウルゲルミル]]の整備も任されていた。メイガスを守る為なら、自分の命や兄弟達の命を捨ててもいいと発言している。
 
兄弟と言える存在のアンサズ、スリサズに比べると冷静沈着な印象を与える性格で、チルドレンの中ではリーダー格。[[メイガス]]の指示を確実に遂行、[[プリベンター]]の監視、[[アウルゲルミル]]の整備も任されていた。メイガスを守る為なら、自分の命や兄弟達の命を捨ててもいいと発言している。
  
[[新西暦]]の時代に誕生し、メイガスの指示に従いながら数千年間地下勢力の撃退と地球環境の修復に尽力していた。しかし、後に発生した[[イノセント]]と[[ムーンレィス]]の戦いや、数々の人類の争いにより、地球環境が汚染させられた事で、未だに争いを続け地球を汚染し続ける人類に呆れ果てる。この段階ではまだ人類を完全に見限ってはおらず、新西暦の時代より飛来したプリベンター達には当初「この星を救う存在」と評し、[[恐竜帝国]]など、地球全体に対する脅威への対抗力として期待するような言動を取っていた。
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[[新西暦]]の時代に誕生し、メイガスの指示に従いながら数千年間地下勢力の撃退と地球環境の修復に尽力していた。しかし、後に発生した[[イノセント]]と[[ムーンレィス]]の戦いや、数々の人類の争いにより、地球環境が汚染させられた事で、未だに争いを続け地球を汚染し続ける人類に呆れ果てるも、この段階ではまだ人類を完全に見限ってはおらず、新西暦の時代より飛来したプリベンター達には当初「この星を救う存在」と評し、[[恐竜帝国]]など、地球全体に対する脅威への対抗力として期待するような言動を取っていた。
  
しかし、地球人類一般については地球汚染を繰り返し続けていることから「旧人類」と呼んで蔑みの対象となっており、そしてプリベンターについても、そのような人類同士の争いを収めることを恐竜帝国との戦いに優先させるとしたことに失望。それに加えてイノセントの[[カシム・キング]]が核を放ち再度地球を汚染させた事が引き金となり、「僕達が守る価値も無い」と判断し、メイガスによるプリベンターを含む全人類の抹殺の判断を支持した。ただ、命を捨てスリサズのベルゲルミルを撃退した[[アーサー・ランク]]の行動には、人類抹殺の決定後においても敬意を表していた。
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しかし、地球人類一般については地球汚染を繰り返し続けていることから「旧人類」と呼んで蔑みの対象となっており、そしてプリベンターについても、そのような人類同士の争いを収めることを恐竜帝国との戦いに優先させるとしたことに失望。それに加えてイノセントの[[カシム・キング]]が核を放ち再度地球を汚染させた事が引き金となり、「僕達が守る価値も無い」と判断し、メイガスによるプリベンターを含む全人類の抹殺の判断を支持した。
  
 
アースクレイドルにおける最終決戦にて、スリサズやアンサズを倒したプリベンター達の力を認め、自身も愛機ベルゲルミルで彼等に戦いを挑むが、死闘の末戦死。死の直前、劇中で常に冷静だった彼は始めて感情を剥き出しにし、旧人類に負けた事を驚愕していた。
 
アースクレイドルにおける最終決戦にて、スリサズやアンサズを倒したプリベンター達の力を認め、自身も愛機ベルゲルミルで彼等に戦いを挑むが、死闘の末戦死。死の直前、劇中で常に冷静だった彼は始めて感情を剥き出しにし、旧人類に負けた事を驚愕していた。
  
元々の彼は、自身の能力への自身と他者を見下す姿勢は兄弟2人以上だったようであり、更に、心の底では兄弟達ですら自身に劣る存在として下に見ていたようである。
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元々の彼は、自身の能力への自信と他者を見下す姿勢は兄弟2人以上だったようであり、更に、心の底では兄弟達ですら自身に劣る存在として下に見ていたようである。
  
 
=== [[OGシリーズ]] ===
 
=== [[OGシリーズ]] ===
本作でも基本設定は変わらず、フェフによって生み出されたマシンナリー・チルドレンのオリジネイター。ただ、α外伝と異なり、フェフを親として慕う他、専用のベルゲルミルも青色に変わっている。
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本作でも基本設定は変わらず、フェフによって生み出されたマシンナリー・チルドレンのオリジネイター。
  
 
スリサズ達他の兄弟に関しても見下すような姿勢は取っていたが、内心マシンナリー・チルドレンの同胞として自分なりの連帯感らしいものはあったようだ。
 
スリサズ達他の兄弟に関しても見下すような姿勢は取っていたが、内心マシンナリー・チルドレンの同胞として自分なりの連帯感らしいものはあったようだ。
  
代わりのいないオリジネイターということで、フェフの意向から戦場に出ることはほとんどなく、もっぱらアースクレイドルで世界情勢を見ていた。テツヤ率いるクロガネ隊にアースクレイドルが落とされた際、ようやく専用機で戦場に立った……のだが、ソフィア奪還に向かうゼンガーを止めようとして返り討ちに遭い、一刀両断されてしまうというあまりにも呆気なさすぎる結末を迎えることになった。
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代わりのいないオリジネイターということで、フェフの意向から戦場に出ることはほとんどなく、もっぱらアースクレイドルで世界情勢を見ていた。テツヤ率いるクロガネ隊にアースクレイドルが落とされた際、ようやく専用機で戦場に立った……のだが、ソフィア奪還に向かうゼンガーを止めようとして返り討ちに遭い、一刀両断されてしまう。その後、生きていたフェフ共々アースクレイドルから回収され、[[グランド・クリスマス]]で再生措置を受けていた。回収当初、[[ミタール・ザパト]]らにより[[ラズムナニウム]]で再生処置を受けようとしたが、拒絶反応を示したため、ウルズ自身も一時期崩壊寸前まで追い詰められた。その後、フェフの手により改めて再生処置を受けて生還。その間、自身を斬り捨てたゼンガーに対する憎悪を募らせ続けており、再生後は仮面を纏い、「'''エグレッタ・ウーノ'''<ref>ちなみにこの偽名は「イーグレット・ウルズ」のイタリア読みであり、全く隠す気がない。</ref>」としてガイアセイバーズの一部隊、アルファ・セイバーを預かることになる(隊員は全て量産型)。
 
 
しかし、それで死んだわけではなく、生きていたフェフ共々アースクレイドルから回収され、[[グランド・クリスマス]]で再生措置を受けていた。『[[スーパーロボット大戦OG外伝]]』回収当初、[[ミタール・ザパト]]らにより[[ラズムナニウム]]で再生処置を受けようとしたが、拒絶反応を示したため、ウルズ自身も一時期崩壊寸前まで追い詰められた。その後、フェフの手により改めて再生処置を受けて生還。その間、自身を斬り捨てたゼンガーに対する憎悪を募らせ続けており、再生後は仮面を纏い、「エグレッタ・ウーノ」としてガイアセイバーズの一部隊、アルファ・セイバーを預かることになる(隊員は全て量産型)。また、性格がスリサズを彷彿とさせる苛烈極まりないものに変貌している。
 
  
 
ベルゲルミルはこの時点では試作機が全機なくなっていたため、専用のカスタム機である[[キャニス・アルタルフ]]を受領。カーリーの指揮下で行動していたが、あまり命令に従う様子はなかった。しかし、その中で脱走者である[[イーグレット・イング]]が念動力を持っていることを知り、オリジネイターの矜持を傷つけられたことでターゲットを彼に変更。執拗に狙い続けたが、最終的には[[エグゼクスバイン]]の前に敗れ、今度こそ本当に死を迎えた。
 
ベルゲルミルはこの時点では試作機が全機なくなっていたため、専用のカスタム機である[[キャニス・アルタルフ]]を受領。カーリーの指揮下で行動していたが、あまり命令に従う様子はなかった。しかし、その中で脱走者である[[イーグレット・イング]]が念動力を持っていることを知り、オリジネイターの矜持を傷つけられたことでターゲットを彼に変更。執拗に狙い続けたが、最終的には[[エグゼクスバイン]]の前に敗れ、今度こそ本当に死を迎えた。
 
イングが[[クォヴレー・ゴードン]]の代役であるならば、仮面を纏い、オリジネイターであることに拘り続け、相手を見下した挙句その相手に一蹴される、というウルズは[[キャリコ・マクレディ]]の代役と言える。
 
  
 
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
 
=== [[αシリーズ]] ===
 
=== [[αシリーズ]] ===
;[[スーパーロボット大戦α外伝]]
+
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦α外伝}}
:最初に出会うチルドレンで、[[メイガス]]の案内役を務める。普通の少年姿でいる間はメイガスのお目付け役的な立場を演じている。最終局面では真の姿を現した彼と戦闘することになり、自身の能力値・機体性能・何度も使用する[[精神コマンド]]等の諸要因により屈指の強敵としてプリベンターの前に立ちはだかるのだが、実は無視することも可能。チルドレンのリーダー格だけあって、精神コマンドも厄介なものを使用するのだが、3回目の使用時の台詞が何故かスリサズのものになってしまうという何とも言えないバグが発生する。この為、ゲーム中では本来の台詞を参照する事が出来ない。没データではあるが、味方仕様のベルゲルミル(ウルズ、スリサズ、アンサズ機)や黒髪のイーグレット及び味方版ウルズ(愛称はイーグレット)のパイロットデータが存在する。
+
:初登場作品。[[メイガス]]の側近として彼女の命令に従い行動し、時には意見をすることも。初登場時は黒髪に人間のような肌へと姿を変え、Sポイントの[[イノセント]]の主メイガスの側近を演じている。中盤以降は本来の姿でシナリオに度々登場するも、戦闘機会があるのは[[アースクレイドル]]内部での一回限りで、同時に出現する[[アウルゲルミル]]の撃退でマップクリアとなるためスルーも可能。なお、本人も[[ベルゲルミル|専用機]]も強力で[[精神コマンド]]使用イベントもあるため、相手をするにはかなり面倒な存在である。
 +
:設定ミスで3回目の精神コマンド使用イベント時の台詞がスリサズのものになってしまっている。また、[[没データ]]には黒髪のイーグレット及び味方版ウルズ(愛称はイーグレット)のパイロットデータが存在する。
  
 
=== [[OGシリーズ]] ===
 
=== [[OGシリーズ]] ===
;[[スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION2]]
+
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION2}}
:今作では生みの親であるフェフも存命であり、[[アラド・バランガ|アラド]]が肉体のベースになったという設定が追加された。何故か右肩に突起状の物質が生えている。彼を慕うように調整されているのか、「パパ」と呼ぶ様になり彼の守護を最優先に考えている節が見受けられる。α外伝で最も冷静だった彼だが、OGシリーズでは感情的になる場面が幾つか存在し、他のチルドレン同様暴走しそうな所もあり、リーダーだった彼の威厳はあまり見られなくなった。没データの戦闘台詞も感情的なものが多い。良くも悪くも人間らしくなったとも言えるが。マシンナリー・チルドレンの中で一番強いはずなのだが、なんとイベントで[[ダイゼンガー]]の「雲耀の太刀」を喰らい、一刀両断されてしまう。直接戦闘する機会はない。
+
:パイロットデータは存在するが、イベント戦闘のみであり実際に戦うことは出来ない。
;[[スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATIONS]]
+
:今作では生みの親であるフェフも存命であり、[[アラド・バランガ|アラド]]が肉体のベースになったという設定が追加された。何故か右肩に突起状の物質が生えている。彼を慕うように調整されているのか、「パパ」と呼ぶ様になり彼の守護を最優先に考えている節が見受けられる。α外伝で最も冷静だった彼だが、OGシリーズでは感情的になる場面が幾つか存在し、他のチルドレン同様暴走しそうな所もあり、リーダーだった彼の威厳はあまり見られなくなった。没データの戦闘台詞も感情的なものが多い。良くも悪くも人間らしくなったとも言えるが。
 +
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS}}
 
:リメイク版でも同様。PVには彼の戦闘デモが存在した。(相手は不明)一応、没データではあるが、機体データ、パイロットデータ、戦闘用の台詞(キャラクター事典で聴く事が出来る)が存在する。
 
:リメイク版でも同様。PVには彼の戦闘デモが存在した。(相手は不明)一応、没データではあるが、機体データ、パイロットデータ、戦闘用の台詞(キャラクター事典で聴く事が出来る)が存在する。
 
;[[スーパーロボット大戦OG外伝]]
 
;[[スーパーロボット大戦OG外伝]]
 
:直接本編には登場しないが、シャッフルバトラーで彼の勇姿を見る事ができる。ここでしか聞けない貴重な戦闘台詞もあるので興味がある人は挑戦してもらいたい。イベントでゼンガーに斬り捨てられた怨みを晴らそう。
 
:直接本編には登場しないが、シャッフルバトラーで彼の勇姿を見る事ができる。ここでしか聞けない貴重な戦闘台詞もあるので興味がある人は挑戦してもらいたい。イベントでゼンガーに斬り捨てられた怨みを晴らそう。
;[[第2次スーパーロボット大戦OG]]
+
;{{参戦作品 (人物)|第2次スーパーロボット大戦OG}}
:脱走中のイングがドゥバンと交戦する前、ウルズに酷似した仮面の少年に追われているようだが…。
+
:「エグレッタ・ウーノ」名義で参戦。また、性格がスリサズを彷彿とさせる苛烈極まりないものに変貌している。
:その少年「エグレッタ・ウーノ」はもちろんウルズ本人であり、地上ルート33話では肩書きを名乗った後、普通に本名を明かす(ちなみにウルズ以上に正体バレバレな[[リー・リンジュン|艦長]]もいたが、その時の彼は正体に関する指責をスルーした)。
+
:無茶苦茶な回避率に物を言わせて[[キャニス・アルタルフ]]で大暴れして来るが、後半になるとイング&エグゼクスバインに押される一方となる。
:ちなみにこの偽名は「イーグレット・ウルズ」のイタリア読みであり、全く隠す気がない。無茶苦茶な回避率に物を言わせて[[キャニス・アルタルフ]]で大暴れして来るが、後半になるとイング&エグゼクスバインに押される一方となる。
+
:実はOGシリーズでウルズとまともに戦闘できる唯一の作品。
 
;[[スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター]]
 
;[[スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター]]
 
:アンサズ、スリサズと共にアラドの前に登場。しかし、戦闘は行わず第20話でアースクレイドルでの戦闘前にフェフと共に姿を消す。恐らく視聴者の見えない所でゼンガーと戦っていたのかもしれない。
 
:アンサズ、スリサズと共にアラドの前に登場。しかし、戦闘は行わず第20話でアースクレイドルでの戦闘前にフェフと共に姿を消す。恐らく視聴者の見えない所でゼンガーと戦っていたのかもしれない。
  
== パイロットステータス設定の傾向 ==
+
== パイロットステータス ==
 
=== [[能力|能力値]] ===
 
=== [[能力|能力値]] ===
全能力が非常に高く、α外伝でも上位に食い込む。特殊技能のガッツを発動されると手に負えなくなる。<br />他のチルドレンに比べると、防御を除く全ての能力値がうわまっている。流石の一言。
+
全体的に非常に高い能力値を持つ。多少の優劣はあるが、チルドレン3人の能力値はほぼ同じになっている。
 +
 
 +
『OGs』では3人並んで回避が作中トップ。
  
 
=== [[精神コマンド]] ===
 
=== [[精神コマンド]] ===
;[[集中]] [[ひらめき]] [[加速]] [[かく乱]] [[再動]] [[魂]](α外伝)
+
;[[α外伝]]
:再動を除く他の精神は各チルドレン共通で、5つ目の精神だけは異なり、各チルドレンの個性が設定されている。ウルズの場合、スリサズ、アンサズを指揮する立場のためか、支援向きの再動を習得している。ゲーム中では、これ以外にも[[ド根性]][[必中]][[集中]][[熱血]][[鉄壁]][[気合]]までも使用する。ちなみに没データのイーグレットは再動の代わりに[[隠れ身]]を所持している。プリベンターの面々に姿を偽って接触した彼らしいと言える。
+
:'''[[集中]][[ひらめき]][[加速]][[かく乱]][[再動]][[魂]]'''
;[[加速]] [[狙撃]] [[直撃]] [[感応]] [[熱血]] [[強襲]](ツイン)(第2次OG)
+
:5つ目の精神以外はチルドレン3人とも共通。
:
+
:なお、イベントで使用する機会があるのは「[[熱血]]、魂、[[鉄壁]]、集中、[[必中]]、ひらめき、[[根性]][[ド根性]][[気合]]」となっている。
 +
:変装時は「再動」が「[[隠れ身]]」に変更されている。
 +
;[[OG2]]
 +
:'''[[加速]]、[[狙撃]]、[[直撃]]、[[集中]]、[[感応]]、[[覚醒]]'''
 +
:こちらではチルドレン3人とも共通。
 +
:レベル1で全習得し、感応の消費10、覚醒の消費20、それ以外は消費5と異様に安い。
 +
:消費が平均より非常に軽く、コンプリートがここまで早いのはラスボス以外はこの3人だけ。
 +
;[[第2次OG]]
 +
:'''[[加速]][[狙撃]][[直撃]][[感応]][[熱血]][[強襲]](ツイン)'''
 +
:性格の変貌に合わせて、対象を執拗且つ徹底的に追い込む構成となっている。
  
 
=== [[特殊技能]](特殊スキル) ===
 
=== [[特殊技能]](特殊スキル) ===
;[[底力]] [[援護]]L3(α外伝)
+
;[[α外伝]]
:イーグレット時の技能。変装中のため本来の力を発揮していないようだ。
+
:'''[[ガッツ]]、[[指揮官]]L4、[[援護]]L4'''
;[[ガッツ]] [[指揮官|指揮官L4]] [[援護|援護L4]](α外伝)
+
:習得技能はチルドレン3人とも共通。指揮官が唯一L4まで上昇する。
:チルドレン共通のガッツを所持しているのでHPが減る度、装甲が徐々に上昇し、一定値を下回ると最終命中率・回避率も大幅に上昇し、彼の高い能力値と合わさってゲーム中屈指の強さ。マシンナリー・チルドレンのリーダー格だけあって他のチルドレンと違い、指揮官、援護が限界LのL4まで上昇する。指揮官で周辺の敵の命中率・回避率が大幅に上昇するため、実に厄介。護衛のベルゲルミルを先に排除しようにも、彼の高レベルの援護で妨害されてしまう。かと言ってウルズを先に倒そうにも、パイロットの自律回路(2体)が援護L2を所持しているのでダメージを与え難い。また、今作では[[直撃]]のような便利な精神コマンドが無いため、ゴリ押しが出来ない事も辛い。[[マップ兵器]]ならば援護の効果を受けないので[[∀ガンダム]]の月光蝶等のマップ兵器で攻撃すると有効。
+
:変装時は「[[底力]]」「[[援護]]L3」が設定されている。
;[[天才]] [[見切り]] [[ガード]] [[底力]]L6 [[カウンター]]L7(第2次OG)
+
;[[OG2]]
:
+
:'''[[天才]][[見切り]][[ガード]]、[[底力]]L9、[[ガンファイト]]L9、[[カウンター]]L9'''
 +
:内部データ上ではこのような設定になっている。一部攻略本でも確認することが可能。
 +
;[[第2次OG]]
 +
:'''[[天才]][[見切り]][[ガード]][[底力]]L6、[[カウンター]]L7'''
 +
:ガンファイトが消えたため技能枠が全部埋まっておらず、底力とカウンターの成長も途中で止まる。
  
 
=== [[エースボーナス]] ===
 
=== [[エースボーナス]] ===
;「回避率+20%
+
;回避率+20%
:OGsでのエースボーナス。直接戦う機会はないが、内部データには設定されている。
+
:『OGs』でのエースボーナス。直接戦う機会はないが、内部データには設定されている。
;「最終命中率+15%
+
;最終命中率+15%
:第2次OGでのエースボーナス。見切りとの重複で、命中率に限り[[極]]と同等の補正がかかるようになるのが怖い……のだが、登場ステージではほとんどの場合「必中」が毎ターンかかるので、実質死に能力となっている。
+
:『第2次OG』でのエースボーナス。見切りの効果も合わさるため、命中率は[[極]]と同等の効果になる。
  
== [[BGM|パイロットBGM]] ==
+
== パイロットBGM ==
 
;「THE GATE OF MAGUS」
 
;「THE GATE OF MAGUS」
:α外伝・第2次OGにおける専用BGM。OGsでは[[ウォーダン・ユミル]]の専用BGMになってしまったため、変わりに汎用BGMが設定されている。
+
:『α外伝』『第2次OG』における専用[[BGM]]。
 +
:『OGs』では本曲は[[ウォーダン・ユミル|ウォーダン]]専用BGMとなっているため、汎用BGMが設定されている。
  
 
== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==
 
;[[メイガス]]
 
;[[メイガス]]
:アンセスターの指導者としての役割を持つメインコンピュータ。α外伝ではその指示に従っていた。メイガスから特に信頼されており、様々な命令を受けていた。
+
:アンセスターの指導者としての役割を持つメインコンピュータ。『α外伝』では特に信頼されており、彼女の決定を実行する立場にあった。
 +
;[[イーグレット・アンサズ]]、[[イーグレット・スリサズ]]
 +
:同じマシンナリー・チルドレン。ウルズは二人のリーダー的な立場でもある。
 +
;[[ゼンガー・ゾンボルト]]
 +
:『α外伝』ではアンセスターの一員として共闘しているが、「洗脳処置された人間」であるため危険視もしている。『第2次OG』では彼に復讐を目論む。
 
;[[イーグレット・フェフ]]
 
;[[イーグレット・フェフ]]
:生みの親ではあるが、「あの男」と呼び捨てにし、「所詮は人間」と見下していた。OGシリーズでは一転して「パパ」と呼ぶようになり、フェフを慕っていた。これは、OGシリーズのウルズが生まれたそれ程の年月が経っていない為と思われる(αシリーズのウルズは、外見は子供でも、何千年も生き永らえている)。だが、エグレッタ・ウーノとなりガイアセイバーズに所属後はイングの事で彼の真意に疑念を抱く様になり、地上ルート57話でフェフが先に死亡した場合は「所詮は人間だった」と[[アンセスター]]の彼を彷彿させる言動で見下していた。
+
:自身の創造主。だが、『α外伝』では「あの男」「所詮は人間」と見下していた。「OGシリーズ」では「パパ」と呼び慕っていたが、次第に彼の真意に疑念を抱き、彼が死んだ際には『α外伝』と同様に見下す場面も。
;[[イーグレット・アンサズ]]
 
:マシンナリー・チルドレンの一人。
 
;[[イーグレット・スリサズ]]
 
:マシンナリー・チルドレンの一人。暴走しがちなスリサズを嗜める場面も。
 
;[[ゼンガー・ゾンボルト]]
 
:α外伝では洗脳された彼と共闘するものの、彼の存在自体を危険視しており、最終的に敵対する。OG2では彼に瞬殺されるという悲惨な扱いを受けてしまったことから、第2次OGでは彼に復讐しようと目論む。
 
 
;[[ウォーダン・ユミル]]
 
;[[ウォーダン・ユミル]]
:OGシリーズにおいて共闘する、ゼンガーのクローン。
+
:「OGシリーズ」において共闘するゼンガーの人格データを移植されたWシリーズ(W15)で、『α外伝』のゼンガーの代役でもあるが関係性はやや異なる。最終的には敵対する。
 
;[[アラド・バランガ]]
 
;[[アラド・バランガ]]
:OGシリーズでは彼の肉体がベースとなった存在。新人類たるべき自身がブーステッド・チルドレンの中でも落ちこぼれである彼から生まれているという事実が許せず、彼を殺害し、自身の出自を葬りさることで新人類としてのアイデンティティーを確かなものにしようとしている。
+
:「OGシリーズ」では彼の肉体が自身のベースとなっているが、[[ブーステッド・チルドレン]]の落ちこぼれが元になっているという事実が許せないでいる。とはいえ、スリサズやアンサズほど執着しておらず、復活後はターゲットもゼンガーやイングに変わったことで、存在を確認するくらいに止まっており、居なくても気にしていない。
 
;[[イーグレット・イング]]
 
;[[イーグレット・イング]]
:マシンナリー・チルドレンの一人だが、ポテンシャルはウルズを上回る。ウルズは彼が自分を超えたことが認められず、執拗に狙ったが最後には返り討ちにされた。
+
:同じマシンナリー・チルドレンの一人だが、別の経緯で作られた存在。ウルズと彼との関係は[[キャリコ・マクレディ|キャリコ]]と[[クォヴレー・ゴードン|クォヴレー]]の関係に近い。
  
== 他作品との人間関係 ==
+
== 版権作品との人間関係 ==
 +
;[[フロスト兄弟]]
 +
:『[[スーパーロボット大戦α外伝|α外伝]]』では彼らが[[核ミサイル]]を発射させたことが人類抹殺を決断した要因になっている。
 +
;[[アーサー・ランク]]
 +
:『α外伝』の展開次第では彼の特攻に敬意を表すことも。
 
;[[ジロン・アモス]]
 
;[[ジロン・アモス]]
:[[α外伝]]のアンソロジーでは自身と同様に新人類として生み出された彼と対決していた。
+
:『α外伝』のアンソロジーでは自身と同様に新人類として生み出された彼と対決していた。
  
 
== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
 
=== αシリーズ ===
 
=== αシリーズ ===
 
;「さて、そろそろイレギュラーと接触し、協力を求めなければならないようだね」<br />「メイガスが言ったとおり、彼らはこの星を救う存在なのだから…」
 
;「さて、そろそろイレギュラーと接触し、協力を求めなければならないようだね」<br />「メイガスが言ったとおり、彼らはこの星を救う存在なのだから…」
:α外伝第21話「地上をこの手に」で[[バット将軍]]を撃退したプリベンターの面々が去った後に登場した際の台詞。この時はメイガスと同様に人類にこの星を守護する者して期待していたのだが…。
+
:『α外伝』第21話「地上をこの手に」より。[[マシンセル]]を散布し、[[恐竜帝国]]の地上侵食を修復処理した際の台詞。この時点では彼も[[プリベンター]]は地底勢力を撃退するのに利用できるという認識を持っている。
 
;「僕の名前はイーグレット…この地を治めるイノセント…メイガスに仕える者です」
 
;「僕の名前はイーグレット…この地を治めるイノセント…メイガスに仕える者です」
:第24話「大地の守護神」にて、ウルズ初登場時の台詞。ただし、変装中にはイーグレットとしか呼んでいないため、彼が本当にウルズがどうかはゲーム中では不明(当初は素性を隠してイノセントを名乗っていた)。
+
:『α外伝』第24話「大地の守護神」より。このときは黒髪で人間に近い肌色に変装して接触している。
;ウルズ「核を使うなんて…何故ヒトは同じ過ちを繰り返そうとする…」<br />アンサズ「自らの手で大地を汚染し、再生させ…また汚染する。まったく、困った住人達だねえ…かつて、この星を救った存在が誰であるかも知らずに…」<br />スリサズ「ハハハ…駆除だ…! 今すぐに駆除するしかない…!」<br />ウルズ「結論を焦るな。今はこの核を処理しなければならない」<br />「これ以上、僕達の星が汚染されることをメイガスは望んでいないのだ」<br />「いいな、お前達…マシンセルを使うぞ」
+
;「制御不可能な破壊兵器を放置するなんて…地下勢力の連中も相変わらずだ」<br />(「核を使うなんて…何故ヒトは同じ過ちを繰り返そうとする…」)<br />「いいな、お前達…マシンセルを使うぞ」
:第37話「僕らが求めた戦争だ」で、宇宙に出て月に向かったルートを通った際に追加される台詞。核を使用されたことで他の2人は人類抹殺の決断を下そうとするが、ウルズは人類に失望しながらも結論を急がずにまずは地球環境を守るための対処を優先させた。
+
:『α外伝』第34話「この星は僕らのものだ」or第37話「僕らが求めた戦争だ」より。地球を守るために第34話では[[ガレリィ長官]]が放った暴走状態の[[メカギルギルガン]]を、第37話では[[フロスト兄弟]]が使用した[[核ミサイル]]をアンサズ、スリサズと共にマシンセルで分解する。
:地上ルートの場合第34話「この星は僕らのものだ」で、恐竜帝国の[[メカギルギルガン]]3機に対してほぼ同じ展開になる。アンサズはむしろ敵殲滅のためならためらわない恐竜帝国の姿勢を評価するが、ウルズは思考回路を未調整のままのメカギルギルガンに「制御不可能な破壊兵器を放置するなんて…地下勢力の連中も相変わらずだ」と呆れる。
+
;「僕達は地球環境の再生と管理を司るアンセスターとして、無軌道な破壊活動を抑止したまでです」<br />(「僕達アンセスターは地球環境の再生と管理を司る者なのです。そのため、核による汚染を防止したまでです」)<br />「僕達はあくまでも管理者に過ぎません。この星を救うのはあなた方人間でなくてはならないのです」<br />「さあ、ここでグズグズしている暇はありません。恐竜帝国はこの星を改造し、環境を作りかえようとしています」<br />「一刻も早くマシーンランドを捜し出し、彼らを倒して下さい。あなた達の力ならば、それが出来るはずです」
;万丈「何故、僕達にそれを依頼する? それほどまでに地下勢力を恐れるのなら、君達が今の力を使えばいいんじゃないのか?」<br />ウルズ「…僕達アンセスターは人間達の歴史や営みに干渉することを極力避けなければならないのです」<br />アムロ「人間への干渉を避けると言ったな。なら、さっきの行動は何なのだ?」<br />ウルズ「僕達アンセスターは地球環境の再生と管理を司る者なのです。そのため、核による汚染を防止したまでです」<br />「僕達はあくまでも管理者に過ぎません。この星を救うのはあなた方人間でなくてはならないのです」
+
:上記の続き。メカギルギルガンor核ミサイルを処理した後に自分たちの正体、立場をハッキリと明かし、地下勢力を倒しに行くように改めて依頼をする。
:イーグレットとして姿を現し、使用された兵器(月ルート37話はフロスト兄弟の核ミサイル、地上ルート34話は恐竜帝国のメカギルギルガンなので少し台詞が異なる)をマシンセルで分解、プリベンター達に地球環境を作り変えようとする恐竜帝国からこの星を救う意思があるかどうか尋ねた際の最後の台詞。だが、プリベンター達は地球環境の守護よりもターンXの脅威を取り除くため人類同士の争いを終結させる事を優先させる道を選んだ。
+
;「お前はそう言うが、他の人間達では地下勢力を倒すことは難しい」<br />「………」<br />「…多数決か」
;ウルズ「お前はそう言うが、他の人間達では地下勢力を倒すことは難しい」<br />アンサズ「なら、彼らに見切りをつけて僕達やゼンガーで地下勢力を排除すればいい。そう、昔のようにね…」<br />スリサズ「ヒトなんて…所詮は愚かな存在だよ。僕達と違ってね」<br />アンサズ「それに、同じ過ちを繰り返すだけだということは歴史が証明しているじゃないか…やはり、僕達がこの時代に目覚めた以上…自然環境だけでなくこの星の全てを管理するべきだ」<br />スリサズ「かつて、僕達は地上を支配していた地下勢力と戦い、奴らを駆除することに成功した! だからこそ、今のこの星がある!」<br />アンサズ「忘れたのか…? ヒトの限界を知った僕達の創造者は…地球の後継者として僕達マシンナリーチルドレンを創った。そして、僕達はこの時代に目覚めた」<br />「だから…もうこの星は僕達のものなんだよ」<br />ウルズ「…多数決か。ならば、導き出された結論どおりイレギュラーを排除する」
+
:同じく『α外伝』第34話or第37話より。スリサズはプリベンターは力を持ちながら現実が見えていない危険因子であるとして排除するべきと主張するが、ウルズは管理者として力のある彼らを利用するべきだと訴える。だが、アンサズも彼らの排除に賛同したため、二人の主張を受け入れた。
:何千年という気の遠くなるような年月を過ごし人類の戦いの歴史を知っている彼らは、人類同士の戦いを収めることなど出来はしないと思っていた。また、恐竜帝国を倒すのは本来自分達ではなく人類に課せられた使命と考えていたが、プリベンター達が拒否したことでそれを実行できるものは人類には存在せず、人類に価値はないと判断が下された。そして、アンサズとスリサズが人類抹殺を主張、ひたすら黙って聞いていたウルズは3人中2人が支持した多数意見としてそれを承認して、イレギュラー(プリベンター達)の排除へと行動を移そうとした(地上ルート34話ではスリサズ1人だけ残る)。その後、人類が再び核を使用した事、イレギュラーが恐竜帝国との戦いを優先しなかった事、マシンナリーチルドレンは人類には守る意味も生息する価値もないと判断した事、を報告に受けたメイガスも承認して、人類抹殺が決定された。
+
;「僕のいうことが聞けないのか? スリサズ……」
;「僕のいうことが聞けないのか? スリサズ……」
+
:上記の続き。スリサズ機の損傷の大きさを考え一時撤退という自分の判断を否定して攻撃を仕掛けようとしたスリサズに対して。力関係がよくわかる場面である。
:スリサズが傷を負い(地上ルート34話では交戦、月ルート37話ではアーサーが特攻)、怒りに駆られて後退命令を無視して戦い続けようとしたスリサズに対して。好戦的な性格であるスリサズもウルズには逆らえなかったようである。
+
:なお、スリサズ機の損傷理由は第34話ではプリベンターとの戦闘、第37話では[[アーサー・ランク|アーサー]]の特攻によるものになっている。
 
;「じゃあ、アースクレイドルへ帰ろう…。自らの命を犠牲にした人間に敬意を表してね…」
 
;「じゃあ、アースクレイドルへ帰ろう…。自らの命を犠牲にした人間に敬意を表してね…」
:月ルートを通った第37話のアーサー特攻後。ちなみに地上ルート37話ではアーサーの特攻は、月ルートだとマシンセルで分解される核ミサイル相手になる。
+
:第34話「この星は僕らのものだ」未通過時のみ、第37話で上記に続いての発言。
;「いえ。機能を発揮しないパーツは切り捨て、新しい物に取り替える…アンセスターとアースクレイドルのシステム維持には必要なことです」<br />「そのために僕の兄弟達が何人犠牲になろうと…僕は何とも思いません」<br />「しかし…あなたは言葉とは裏腹にゼンガーを完全に作りかえようとはしない」<br />「あの男の肉体は未だに人間のままで…人工冬眠を繰り返し、戦いの時のみ目覚める」<br />「それは何故なのです?このアースクレイドルには新しい人類である僕達がいるにも関わらず…どうしてあなたは人間であるゼンガーを生かしておくのです?あなたと同じようにマシンセルを彼の身体に注入すれば元の人格が戻ることなど…」
+
;「はい。彼らはかつてと同じ過ちを繰り返そうとしています」<br />「もはや…ヒトは我々が守る意味も、この星に生息する価値もないと思われます」
:第40話「ABAYO」にて、ゼンガーにマシンセルを注入せず精神操作するだけに留めているメイガスへの純粋な疑問。使命とメイガスに忠実な存在であるため、叛心などは含まれていない。
+
:『α外伝』第37話「僕らが求めた戦争だ」より。フロスト兄弟が核を放ったことが決定的となり、メイガスもプリベンターを含む人類の抹殺を決断した。
;メイガス「何っ…!? ゼンガーが我々を裏切っただと…!?」<br />ウルズ「はい。イレギュラーはアースクレイドル上部を破壊し、この中枢部を目指して進撃中です」<br />メイガス「…ゼンガーが……!」<br />ウルズ「…あの男は所詮人間…その力など、たかが知れています…」<br />メイガス(………)<br />ウルズ「ご安心下さい。メイガス…。旧人類など僕達マシンナリー・チルドレンが全て倒してみせます…僕達はそのために作られた存在なのですから」<br />メイガス「…アウルゲルミルを…アウルゲルミルを起動させるのだ、ウルズ…」<br />ウルズ「アウルゲルミルを…? 例のブラックボックスを含め、まだ調整が完全ではありませんが…」<br />メイガス「構わぬ、かくなる上はアウルゲルミルで…この歪んだ未来ごと奴らを消去してくれる…!」
+
;「いえ。機能を発揮しないパーツは切り捨て、新しい物に取り替える…アンセスターとアースクレイドルのシステム維持には必要なことです」<br />「そのために僕の兄弟達が何人犠牲になろうと…僕は何とも思いません」<br />「しかし…あなたは言葉とは裏腹にゼンガーを完全に作りかえようとはしない」<br />「あの男の肉体は未だに人間のままで…人工冬眠を繰り返し、戦いの時のみ目覚める。それは何故なのです?」<br />「このアースクレイドルには新しい人類である僕達がいるにも関わらず…どうしてあなたは人間であるゼンガーを生かしておくのです?」<br />「あなたと同じようにマシンセルを彼の身体に注入すれば元の人格が戻ることなど…」
:高熟練度ルート第43話「人類死すべし」にて。ウルズはソフィアに由来するゼンガーへの執着に気付いていなかった。
+
:『α外伝』第40話「ABAYO」より。彼女の行動は明らかに矛盾しているため、ウルズが疑問を持つのも当たり前である。
;「そう。僕達マシンナリーチルドレンの創造者、イーグレット=フェフは…ソフィアが開発した自律型自己修復金属細胞…つまりマシンセルを使って地下勢力を駆逐しようとした」<br />「そして、戦力として僕達や機動兵器ベルゲルミル、スレードゲルミルがマシンセルによって作られ……フェフ自身もマシンセルを自らの身体に投入することによってヒトとは別の存在になろうとした」<br />「僕達の創造者はヒトという生き物のぜい弱さや愚かさに嫌気がさしていたようだったからね…そういう行動を取ったのは至極当然のことだろう」<br />「だが…その時、フェフは愚かな間違いを犯してしまった」<br />「彼はアンセスターの全てを掌握しようと考え…ソフィア=ネートにマシンセルを投与し、メイガス・システムと融合させて自分の意のまま操ろうとしたんだ」<br />「だけど、フェフはソフィアに対して特別な感情を抱いていたゼンガーの怒りに触れ、彼によってあえなく死んでしまった…僕達の創造者とはいえ、所詮は人間…あの男には相応しい最期だったのかも知れない」
+
;スリサズ「それで…メイガスの具合はどうなんだ?」<br />ウルズ「あの後、特に変わった様子はない」<br />アンサズ「…ゼンガーはともかく、メイガスまで過去の記憶をリロードするとはねえ」<br />スリサズ「前回の地下勢力との戦いでこのようなことはなかった」<br />アンサズ「やはり、同時代の人間と接触したのがまずかったか…」<br />スリサズ「まさか、メイガスまで以前の人格を取り戻しはしないだろうな?」<br />ウルズ(………)「…それはあり得ない」<br />アンサズ「となると、ゼンガーの方が危険だねえ」
:「人類死すべし」でプレイヤー部隊の面々と対峙した際に。様々な大異変により地球が荒廃した後に誕生したアンセスターの経緯や自身の創造主であるフェフが辿った末路について語ったが、フェフに対してもあまりいい感情を持っていなかった。
+
:『α外伝』第41話「恐竜帝国の滅びる日」or「黒歴史の終焉」より。メイガスに忠実な三人だが、[[ソフィア・ネート|元は人間]]である彼女に対しては注意もしていた。
 +
;「そう。僕達マシンナリーチルドレンの創造者、イーグレット=フェフは…ソフィアが開発した自律型自己修復金属細胞…つまりマシンセルを使って地下勢力を駆逐しようとした」<br />「だが…その時、フェフは愚かな間違いを犯してしまった」<br />「彼はアンセスターの全てを掌握しようと考え…ソフィア=ネートにマシンセルを投与し、メイガス・システムと融合させて自分の意のまま操ろうとしたんだ」<br />「だけど、フェフはソフィアに対して特別な感情を抱いていたゼンガーの怒りに触れ、彼によってあえなく死んでしまった」<br />「僕達の創造者とはいえ、所詮は人間…あの男には相応しい最期だったのかも知れない」<br />
 +
:『α外伝』第43話「時の流れの果てに」or「人類死すべし」より。アンセスターや自身の創造主でもあるフェフに対しても見下した感情を持っていたようである。
 
;「フフフ…君達は忘れているよ」<br />「かつて、君達と同じようなことを考え…取り返しのつかない罪を犯してしまった者達のことを…」<br />「知っているだろう? この荒廃した世界を作ったのは君の傍にいるイレギュラーなんだ」<br />「君達は…彼らを許せるのか?」
 
;「フフフ…君達は忘れているよ」<br />「かつて、君達と同じようなことを考え…取り返しのつかない罪を犯してしまった者達のことを…」<br />「知っているだろう? この荒廃した世界を作ったのは君の傍にいるイレギュラーなんだ」<br />「君達は…彼らを許せるのか?」
:荒廃した世界を生み出した新西暦時代の人間の罪を突きつけて。しかし、それは数千年前の出来事であり、この時代に暮らすものにとっては現状が自分達が生まれた世界であるため、両者の間に軋轢が生まれることはなかった。
+
:『α外伝』第43話「眠れ、地の底に」or「時の流れの果てに」or「人類死すべし」より。だが、そんな昔の話は関係ないと[[惑星ゾラ]]の住人から一蹴されてしまう。
  
 
=== OGシリーズ ===
 
=== OGシリーズ ===
;「この出来損ないの人形が!パパから離れろ!!」
+
;「この出来損ないの人形が!パパから離れろ!!」<br/>「このくたばり損ないが!いい加減にパパを離せ!!」
 
:OG2第44話「眠れ、地の底に」でウォーダンのスレードゲルミルに猛攻を仕掛けた時の台詞。α外伝の彼からは考えられない台詞。
 
:OG2第44話「眠れ、地の底に」でウォーダンのスレードゲルミルに猛攻を仕掛けた時の台詞。α外伝の彼からは考えられない台詞。
 +
;「笑わせるな!愚かな人間の分際で、僕を倒せると思っているのか!?マシンナリー・チルドレンのオリジネイターであるこの僕を!」
 +
:同シナリオでゼンガーに攻撃を切り払われて。完全に人間を見下していたが、直後にゼンガーに一刀両断されることに…。
 +
;「あ、あり得ない!この僕が!この僕がぁぁっ!!」
 +
:直後のイベント戦闘でゼンガーに一撃で葬り去られた時の台詞。
 
;「大統領は守れなくても、地球は守れるってことを証明しなきゃね」
 
;「大統領は守れなくても、地球は守れるってことを証明しなきゃね」
:「偽面の報復者」より、対ルイーナ戦の作戦を指示するアルテウルに対して。鋼龍戦隊を使ってグライエンを始末したことへの痛烈な皮肉である。
+
:OG2nd第33話「偽面の報復者」より、対ルイーナ戦の作戦を指示するアルテウルに対して。鋼龍戦隊を使ってグライエンを始末したことへの痛烈な皮肉である。
 
;「僕はエグレッタ・ウーノ。君達にはイーグレット・ウルズと名乗った方がわかり易いか」
 
;「僕はエグレッタ・ウーノ。君達にはイーグレット・ウルズと名乗った方がわかり易いか」
:鋼龍戦隊との対面時。いきなり本名を明かしてしまっている。
+
:同シナリオより、鋼龍戦隊との対面時。'''本人が堂々と名乗ったら偽名の意味が無い。'''フェフの教育はどうなっているのか。そもそも本名のイタリア読みの時点で隠す気があるのか怪しく、地球連邦政府内での便宜的なものなのかもしれないが…。
 
;「そうさ。危うく地の底で永遠の眠りにつく所だったけどね」
 
;「そうさ。危うく地の底で永遠の眠りにつく所だったけどね」
:その直後の一言。「眠れ、地の底に」というタイトルに引っかけたらしい。
+
:続く言葉。「眠れ、地の底に」というタイトルに引っかけたらしい。なかなか洒落ている。
;ラウル「正体を明かしたのは失敗だったな。 この事実を公表すれば、ガイアセイバーズは……」<br/>ウルズ「どうなると言うんだ?  今、体制側にいるのは僕達……それに、こういう状況だ。人間たちは罪人の言い訳より、守護者の言葉に耳を傾けるよ」<br/>ラウル「だが、お前達が過去にやったことを暴けば!」<br/>ウルズ「フッ、過去なんてどうとでもなるさ。君達の中にも、かつてはDCやコロニー統合軍に属し、連邦軍と敵対していた者がいるだろうが」<br/>「そういう連中が、地球の守護者面をしている。何故か? 結果を出し、勝者となったからさ」
+
;「フッ、過去なんてどうとでもなるさ。君達の中にも、かつてはDCやコロニー統合軍に属し、連邦軍と敵対していた者がいるだろうが」<br/>「そういう連中が、地球の守護者面をしている。何故か? 結果を出し、勝者となったからさ。だから、僕達は反乱者を粛正し、侵略者共を駆逐して、地球圏を護る。その時、この仮面の中に疑いを持つ者はいない……いや、持ったところで無意味だろうけどね」
:「偽面の報復者」において鋼龍戦隊に突きつけた正論。確かに鋼龍戦隊に限らず、スパロボシリーズの自軍は大体がそういう連中の集まりではあるし、プレイアブルキャラクターというフィルターを取っ払ってみてみれば、理念以外はガイアセイバーズとほとんど変わりの無い集団である。とはいえ、エグレッタの本音は別にある。
+
:同シナリオで鋼龍戦隊に突きつけた正論。確かに鋼龍戦隊に限らず、スパロボシリーズの自軍は大体がそういう連中の集まりではあるし、プレイアブルキャラクターというフィルターを取っ払ってみてみれば、理念以外はガイアセイバーズとほとんど変わりの無い集団である。とはいえ、エグレッタの本音は別にある。
;ウルズ「そうだよ。マシンナリー・チルドレン、そのオリジネイターたる僕の身体とプライドを打ち砕いた人間共……特にゼンガー・ゾンボルト。お前がもがき苦しみ、死んでいく姿をモデレーターの中で何度夢見た事か」<br/>ゼンガー「ならば、再び地の底へ戻り、その夢を見続けるがいい」<br/>ウルズ「フン……あの時の雪辱を果たしてやるよ」
+
:なお、最後のセリフに対しては、ギリアムが反応している。[[ヒーロー戦記 プロジェクトオリュンポス|仮面で素顔を隠し世界征服を進めながらも民衆からは英雄視された過去]]があるので思い当たるところがあったのだろう。尤も、'''彼は最後に負けたのだが'''。
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;「そうだよ。マシンナリー・チルドレン、そのオリジネイターたる僕の身体とプライドを打ち砕いた人間共……特にゼンガー・ゾンボルト。お前がもがき苦しみ、死んでいく姿をモデレーターの中で何度夢見た事か」
 
:地球圏の平和を守る事が本意ではないことをゼンガーから指摘されて。ここからわかるように当人の本当の目的はゼンガーへの復讐であり、ガイアセイバーズにいるのもそのためである。
 
:地球圏の平和を守る事が本意ではないことをゼンガーから指摘されて。ここからわかるように当人の本当の目的はゼンガーへの復讐であり、ガイアセイバーズにいるのもそのためである。
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;「人形ごときがよくも……!」
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:[[ラミア・ラヴレス|ラミア]]から被弾した際の台詞。OG2では分岐の都合でラミアと対面する機会がない(アンサズ、スリサズにはある)。同じ人造人間の対抗心故か見下しているようだが、彼女はすっかり「人形」から成長しているので…。
 
;「僕は許さない、お前の存在を……!」<br/>「イング、お前のナンバーは欠番だ……!」<br/>「コピーが、オリジネイターである僕を超えるなどと……!」<br/>「殺してやるよ、イーグレット・イング……!」
 
;「僕は許さない、お前の存在を……!」<br/>「イング、お前のナンバーは欠番だ……!」<br/>「コピーが、オリジネイターである僕を超えるなどと……!」<br/>「殺してやるよ、イーグレット・イング……!」
:イングとの特殊戦闘台詞。かつての冷静さはどこへやら、完全な復讐鬼と化している。
+
:イングとの特殊戦闘台詞。邂逅時に念動力を持つイングに対して「ちょっと腹が立つ」と言っていたが、台詞内容を見るとちょっとどころか'''かなり腹を立てている'''のがわかる。
 
;「……フン、ここまで来ただけのことはあるか……! だが言ったはずだ……お前達に僕を倒すことは出来ないとな!」<br/>「ハハハ! 僕は何度でも甦る! マシンセルがある限り、何度でもな!お前達が死んでも、僕は存在し続ける! 真のガイアセイバーズとして! いや、地球の支配者としてね!」
 
;「……フン、ここまで来ただけのことはあるか……! だが言ったはずだ……お前達に僕を倒すことは出来ないとな!」<br/>「ハハハ! 僕は何度でも甦る! マシンセルがある限り、何度でもな!お前達が死んでも、僕は存在し続ける! 真のガイアセイバーズとして! いや、地球の支配者としてね!」
:「紅の聖誕祭(後編)」にて、撃墜後。マシンセルの修復力に物を言わせ、アルタルフを再生して勝ち誇る。が、ついでに本音が出ている。この意味ではα外伝の時よりタチが悪い、というか小物。
+
:「紅の聖誕祭(後編)」にて、撃墜後。マシンセルの修復力に物を言わせ、アルタルフを再生して勝ち誇る。が、ついでに本音が出ている。
 
;「ぼ、僕は何度でも甦る! 甦るはずなんだぁぁ!!」
 
;「ぼ、僕は何度でも甦る! 甦るはずなんだぁぁ!!」
 
:直後のイベント戦闘での撃墜台詞。ここで仮面が外れ、素顔が露わになる。
 
:直後のイベント戦闘での撃墜台詞。ここで仮面が外れ、素顔が露わになる。
 
;「ば、馬鹿な! 僕は、僕はオリジネイター…………!!」
 
;「ば、馬鹿な! 僕は、僕はオリジネイター…………!!」
:襲ってきたのはエグゼクスバインの切り札、ブラックホールバスターキャノン。超重獄に堕とされたエグレッタは、ついに愛機の名でもある「終焉」を迎えたのであった…。
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:襲ってきたのはエグゼクスバインの切り札、ブラックホールバスターキャノン。超重獄に堕とされたエグレッタは、ついに「[[キャニス・アルタルフ|終焉]]」を迎えたのであった…。
  
 
== 搭乗機体 ==
 
== 搭乗機体 ==
 
;[[ベルゲルミル]]
 
;[[ベルゲルミル]]
:α外伝ではイーグレット(黒髪)として登場した時は白いベルゲルミルに搭乗。正体を現した時は銀色のベルゲルミルに搭乗。OGシリーズでは青色のベルゲルミルに変更された。α外伝のみマシンセルの散布機能を持っているので、ゲーム中では恐竜帝国に汚染された環境の修復・地下勢力が暴走状態で放置した3機の[[メカギルギルガン]]を破壊する際に使用した。
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:自身の専用機に搭乗する。『[[スーパーロボット大戦α外伝|α外伝]]』ではチルドレン3人の専用機は[[マシンセル]]の散布機能を持っており、地球環境の修復や[[メカギルギルガン]]、[[核ミサイル]]を消滅させる際に使用していた。
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:機体色は『α外伝』では銀、「[[OGシリーズ]]」では青になっている。
 
;[[キャニス・アルタルフ]]
 
;[[キャニス・アルタルフ]]
 
:[[バルゴラ]]そっくりの専用機。再生能力と高機動を備えた強力な機体で、射撃戦を得意としている。
 
:[[バルゴラ]]そっくりの専用機。再生能力と高機動を備えた強力な機体で、射撃戦を得意としている。
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== 余談 ==
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*名前の由来は[[ルーン文字]]2番目の「ᚢ」から。意味は「野牛(ūruz)」。
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== 脚注 ==
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<references />
  
 
{{バンプレストオリジナル}}
 
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2023年10月8日 (日) 16:30時点における最新版

イーグレット・ウルズは『スーパーロボット大戦α外伝』の登場人物。

イーグレット・ウルズ
外国語表記 Eagret Uruz
登場作品

バンプレストオリジナルOGシリーズ

声優 石田彰
初登場SRW スーパーロボット大戦α外伝
SRWでの分類 パイロット
テンプレートを表示
プロフィール
偽名 エグレッタ・ウーノ
種族 マシンナリー・チルドレン
性別
年齢 15歳に設定
所属
コールサイン アルファ1
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概要編集

イーグレット・フェフにより生み出された人造人間マシンナリー・チルドレン」の一人で、そのオリジネイターといえる存在。

αシリーズ編集

兄弟と言える存在のアンサズ、スリサズに比べると冷静沈着な印象を与える性格で、チルドレンの中ではリーダー格。メイガスの指示を確実に遂行、プリベンターの監視、アウルゲルミルの整備も任されていた。メイガスを守る為なら、自分の命や兄弟達の命を捨ててもいいと発言している。

新西暦の時代に誕生し、メイガスの指示に従いながら数千年間地下勢力の撃退と地球環境の修復に尽力していた。しかし、後に発生したイノセントムーンレィスの戦いや、数々の人類の争いにより、地球環境が汚染させられた事で、未だに争いを続け地球を汚染し続ける人類に呆れ果てるも、この段階ではまだ人類を完全に見限ってはおらず、新西暦の時代より飛来したプリベンター達には当初「この星を救う存在」と評し、恐竜帝国など、地球全体に対する脅威への対抗力として期待するような言動を取っていた。

しかし、地球人類一般については地球汚染を繰り返し続けていることから「旧人類」と呼んで蔑みの対象となっており、そしてプリベンターについても、そのような人類同士の争いを収めることを恐竜帝国との戦いに優先させるとしたことに失望。それに加えてイノセントのカシム・キングが核を放ち再度地球を汚染させた事が引き金となり、「僕達が守る価値も無い」と判断し、メイガスによるプリベンターを含む全人類の抹殺の判断を支持した。

アースクレイドルにおける最終決戦にて、スリサズやアンサズを倒したプリベンター達の力を認め、自身も愛機ベルゲルミルで彼等に戦いを挑むが、死闘の末戦死。死の直前、劇中で常に冷静だった彼は始めて感情を剥き出しにし、旧人類に負けた事を驚愕していた。

元々の彼は、自身の能力への自信と他者を見下す姿勢は兄弟2人以上だったようであり、更に、心の底では兄弟達ですら自身に劣る存在として下に見ていたようである。

OGシリーズ編集

本作でも基本設定は変わらず、フェフによって生み出されたマシンナリー・チルドレンのオリジネイター。

スリサズ達他の兄弟に関しても見下すような姿勢は取っていたが、内心マシンナリー・チルドレンの同胞として自分なりの連帯感らしいものはあったようだ。

代わりのいないオリジネイターということで、フェフの意向から戦場に出ることはほとんどなく、もっぱらアースクレイドルで世界情勢を見ていた。テツヤ率いるクロガネ隊にアースクレイドルが落とされた際、ようやく専用機で戦場に立った……のだが、ソフィア奪還に向かうゼンガーを止めようとして返り討ちに遭い、一刀両断されてしまう。その後、生きていたフェフ共々アースクレイドルから回収され、グランド・クリスマスで再生措置を受けていた。回収当初、ミタール・ザパトらによりラズムナニウムで再生処置を受けようとしたが、拒絶反応を示したため、ウルズ自身も一時期崩壊寸前まで追い詰められた。その後、フェフの手により改めて再生処置を受けて生還。その間、自身を斬り捨てたゼンガーに対する憎悪を募らせ続けており、再生後は仮面を纏い、「エグレッタ・ウーノ[1]」としてガイアセイバーズの一部隊、アルファ・セイバーを預かることになる(隊員は全て量産型)。

ベルゲルミルはこの時点では試作機が全機なくなっていたため、専用のカスタム機であるキャニス・アルタルフを受領。カーリーの指揮下で行動していたが、あまり命令に従う様子はなかった。しかし、その中で脱走者であるイーグレット・イングが念動力を持っていることを知り、オリジネイターの矜持を傷つけられたことでターゲットを彼に変更。執拗に狙い続けたが、最終的にはエグゼクスバインの前に敗れ、今度こそ本当に死を迎えた。

登場作品と役柄編集

αシリーズ編集

スーパーロボット大戦α外伝
初登場作品。メイガスの側近として彼女の命令に従い行動し、時には意見をすることも。初登場時は黒髪に人間のような肌へと姿を変え、Sポイントのイノセントの主メイガスの側近を演じている。中盤以降は本来の姿でシナリオに度々登場するも、戦闘機会があるのはアースクレイドル内部での一回限りで、同時に出現するアウルゲルミルの撃退でマップクリアとなるためスルーも可能。なお、本人も専用機も強力で精神コマンド使用イベントもあるため、相手をするにはかなり面倒な存在である。
設定ミスで3回目の精神コマンド使用イベント時の台詞がスリサズのものになってしまっている。また、没データには黒髪のイーグレット及び味方版ウルズ(愛称はイーグレット)のパイロットデータが存在する。

OGシリーズ編集

スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION2
パイロットデータは存在するが、イベント戦闘のみであり実際に戦うことは出来ない。
今作では生みの親であるフェフも存命であり、アラドが肉体のベースになったという設定が追加された。何故か右肩に突起状の物質が生えている。彼を慕うように調整されているのか、「パパ」と呼ぶ様になり彼の守護を最優先に考えている節が見受けられる。α外伝で最も冷静だった彼だが、OGシリーズでは感情的になる場面が幾つか存在し、他のチルドレン同様暴走しそうな所もあり、リーダーだった彼の威厳はあまり見られなくなった。没データの戦闘台詞も感情的なものが多い。良くも悪くも人間らしくなったとも言えるが。
スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS
リメイク版でも同様。PVには彼の戦闘デモが存在した。(相手は不明)一応、没データではあるが、機体データ、パイロットデータ、戦闘用の台詞(キャラクター事典で聴く事が出来る)が存在する。
スーパーロボット大戦OG外伝
直接本編には登場しないが、シャッフルバトラーで彼の勇姿を見る事ができる。ここでしか聞けない貴重な戦闘台詞もあるので興味がある人は挑戦してもらいたい。イベントでゼンガーに斬り捨てられた怨みを晴らそう。
第2次スーパーロボット大戦OG
「エグレッタ・ウーノ」名義で参戦。また、性格がスリサズを彷彿とさせる苛烈極まりないものに変貌している。
無茶苦茶な回避率に物を言わせてキャニス・アルタルフで大暴れして来るが、後半になるとイング&エグゼクスバインに押される一方となる。
実はOGシリーズでウルズとまともに戦闘できる唯一の作品。
スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター
アンサズ、スリサズと共にアラドの前に登場。しかし、戦闘は行わず第20話でアースクレイドルでの戦闘前にフェフと共に姿を消す。恐らく視聴者の見えない所でゼンガーと戦っていたのかもしれない。

パイロットステータス編集

能力値編集

全体的に非常に高い能力値を持つ。多少の優劣はあるが、チルドレン3人の能力値はほぼ同じになっている。

『OGs』では3人並んで回避が作中トップ。

精神コマンド編集

α外伝
集中ひらめき加速かく乱再動
5つ目の精神以外はチルドレン3人とも共通。
なお、イベントで使用する機会があるのは「熱血、魂、鉄壁、集中、必中、ひらめき、根性ド根性気合」となっている。
変装時は「再動」が「隠れ身」に変更されている。
OG2
加速狙撃直撃集中感応覚醒
こちらではチルドレン3人とも共通。
レベル1で全習得し、感応の消費10、覚醒の消費20、それ以外は消費5と異様に安い。
消費が平均より非常に軽く、コンプリートがここまで早いのはラスボス以外はこの3人だけ。
第2次OG
加速狙撃直撃感応熱血強襲(ツイン)
性格の変貌に合わせて、対象を執拗且つ徹底的に追い込む構成となっている。

特殊技能(特殊スキル)編集

α外伝
ガッツ指揮官L4、援護L4
習得技能はチルドレン3人とも共通。指揮官が唯一L4まで上昇する。
変装時は「底力」「援護L3」が設定されている。
OG2
天才見切りガード底力L9、ガンファイトL9、カウンターL9
内部データ上ではこのような設定になっている。一部攻略本でも確認することが可能。
第2次OG
天才見切りガード底力L6、カウンターL7
ガンファイトが消えたため技能枠が全部埋まっておらず、底力とカウンターの成長も途中で止まる。

エースボーナス編集

回避率+20%
『OGs』でのエースボーナス。直接戦う機会はないが、内部データには設定されている。
最終命中率+15%
『第2次OG』でのエースボーナス。見切りの効果も合わさるため、命中率はと同等の効果になる。

パイロットBGM編集

「THE GATE OF MAGUS」
『α外伝』『第2次OG』における専用BGM
『OGs』では本曲はウォーダン専用BGMとなっているため、汎用BGMが設定されている。

人間関係編集

メイガス
アンセスターの指導者としての役割を持つメインコンピュータ。『α外伝』では特に信頼されており、彼女の決定を実行する立場にあった。
イーグレット・アンサズイーグレット・スリサズ
同じマシンナリー・チルドレン。ウルズは二人のリーダー的な立場でもある。
ゼンガー・ゾンボルト
『α外伝』ではアンセスターの一員として共闘しているが、「洗脳処置された人間」であるため危険視もしている。『第2次OG』では彼に復讐を目論む。
イーグレット・フェフ
自身の創造主。だが、『α外伝』では「あの男」「所詮は人間」と見下していた。「OGシリーズ」では「パパ」と呼び慕っていたが、次第に彼の真意に疑念を抱き、彼が死んだ際には『α外伝』と同様に見下す場面も。
ウォーダン・ユミル
「OGシリーズ」において共闘するゼンガーの人格データを移植されたWシリーズ(W15)で、『α外伝』のゼンガーの代役でもあるが関係性はやや異なる。最終的には敵対する。
アラド・バランガ
「OGシリーズ」では彼の肉体が自身のベースとなっているが、ブーステッド・チルドレンの落ちこぼれが元になっているという事実が許せないでいる。とはいえ、スリサズやアンサズほど執着しておらず、復活後はターゲットもゼンガーやイングに変わったことで、存在を確認するくらいに止まっており、居なくても気にしていない。
イーグレット・イング
同じマシンナリー・チルドレンの一人だが、別の経緯で作られた存在。ウルズと彼との関係はキャリコクォヴレーの関係に近い。

版権作品との人間関係編集

フロスト兄弟
α外伝』では彼らが核ミサイルを発射させたことが人類抹殺を決断した要因になっている。
アーサー・ランク
『α外伝』の展開次第では彼の特攻に敬意を表すことも。
ジロン・アモス
『α外伝』のアンソロジーでは自身と同様に新人類として生み出された彼と対決していた。

名台詞編集

αシリーズ編集

「さて、そろそろイレギュラーと接触し、協力を求めなければならないようだね」
「メイガスが言ったとおり、彼らはこの星を救う存在なのだから…」
『α外伝』第21話「地上をこの手に」より。マシンセルを散布し、恐竜帝国の地上侵食を修復処理した際の台詞。この時点では彼もプリベンターは地底勢力を撃退するのに利用できるという認識を持っている。
「僕の名前はイーグレット…この地を治めるイノセント…メイガスに仕える者です」
『α外伝』第24話「大地の守護神」より。このときは黒髪で人間に近い肌色に変装して接触している。
「制御不可能な破壊兵器を放置するなんて…地下勢力の連中も相変わらずだ」
(「核を使うなんて…何故ヒトは同じ過ちを繰り返そうとする…」)
「いいな、お前達…マシンセルを使うぞ」
『α外伝』第34話「この星は僕らのものだ」or第37話「僕らが求めた戦争だ」より。地球を守るために第34話ではガレリィ長官が放った暴走状態のメカギルギルガンを、第37話ではフロスト兄弟が使用した核ミサイルをアンサズ、スリサズと共にマシンセルで分解する。
「僕達は地球環境の再生と管理を司るアンセスターとして、無軌道な破壊活動を抑止したまでです」
(「僕達アンセスターは地球環境の再生と管理を司る者なのです。そのため、核による汚染を防止したまでです」)
「僕達はあくまでも管理者に過ぎません。この星を救うのはあなた方人間でなくてはならないのです」
「さあ、ここでグズグズしている暇はありません。恐竜帝国はこの星を改造し、環境を作りかえようとしています」
「一刻も早くマシーンランドを捜し出し、彼らを倒して下さい。あなた達の力ならば、それが出来るはずです」
上記の続き。メカギルギルガンor核ミサイルを処理した後に自分たちの正体、立場をハッキリと明かし、地下勢力を倒しに行くように改めて依頼をする。
「お前はそう言うが、他の人間達では地下勢力を倒すことは難しい」
「………」
「…多数決か」
同じく『α外伝』第34話or第37話より。スリサズはプリベンターは力を持ちながら現実が見えていない危険因子であるとして排除するべきと主張するが、ウルズは管理者として力のある彼らを利用するべきだと訴える。だが、アンサズも彼らの排除に賛同したため、二人の主張を受け入れた。
「僕のいうことが聞けないのか? スリサズ……」
上記の続き。スリサズ機の損傷の大きさを考え一時撤退という自分の判断を否定して攻撃を仕掛けようとしたスリサズに対して。力関係がよくわかる場面である。
なお、スリサズ機の損傷理由は第34話ではプリベンターとの戦闘、第37話ではアーサーの特攻によるものになっている。
「じゃあ、アースクレイドルへ帰ろう…。自らの命を犠牲にした人間に敬意を表してね…」
第34話「この星は僕らのものだ」未通過時のみ、第37話で上記に続いての発言。
「はい。彼らはかつてと同じ過ちを繰り返そうとしています」
「もはや…ヒトは我々が守る意味も、この星に生息する価値もないと思われます」
『α外伝』第37話「僕らが求めた戦争だ」より。フロスト兄弟が核を放ったことが決定的となり、メイガスもプリベンターを含む人類の抹殺を決断した。
「いえ。機能を発揮しないパーツは切り捨て、新しい物に取り替える…アンセスターとアースクレイドルのシステム維持には必要なことです」
「そのために僕の兄弟達が何人犠牲になろうと…僕は何とも思いません」
「しかし…あなたは言葉とは裏腹にゼンガーを完全に作りかえようとはしない」
「あの男の肉体は未だに人間のままで…人工冬眠を繰り返し、戦いの時のみ目覚める。それは何故なのです?」
「このアースクレイドルには新しい人類である僕達がいるにも関わらず…どうしてあなたは人間であるゼンガーを生かしておくのです?」
「あなたと同じようにマシンセルを彼の身体に注入すれば元の人格が戻ることなど…」
『α外伝』第40話「ABAYO」より。彼女の行動は明らかに矛盾しているため、ウルズが疑問を持つのも当たり前である。
スリサズ「それで…メイガスの具合はどうなんだ?」
ウルズ「あの後、特に変わった様子はない」
アンサズ「…ゼンガーはともかく、メイガスまで過去の記憶をリロードするとはねえ」
スリサズ「前回の地下勢力との戦いでこのようなことはなかった」
アンサズ「やはり、同時代の人間と接触したのがまずかったか…」
スリサズ「まさか、メイガスまで以前の人格を取り戻しはしないだろうな?」
ウルズ(………)「…それはあり得ない」
アンサズ「となると、ゼンガーの方が危険だねえ」
『α外伝』第41話「恐竜帝国の滅びる日」or「黒歴史の終焉」より。メイガスに忠実な三人だが、元は人間である彼女に対しては注意もしていた。
「そう。僕達マシンナリーチルドレンの創造者、イーグレット=フェフは…ソフィアが開発した自律型自己修復金属細胞…つまりマシンセルを使って地下勢力を駆逐しようとした」
「だが…その時、フェフは愚かな間違いを犯してしまった」
「彼はアンセスターの全てを掌握しようと考え…ソフィア=ネートにマシンセルを投与し、メイガス・システムと融合させて自分の意のまま操ろうとしたんだ」
「だけど、フェフはソフィアに対して特別な感情を抱いていたゼンガーの怒りに触れ、彼によってあえなく死んでしまった」
「僕達の創造者とはいえ、所詮は人間…あの男には相応しい最期だったのかも知れない」
『α外伝』第43話「時の流れの果てに」or「人類死すべし」より。アンセスターや自身の創造主でもあるフェフに対しても見下した感情を持っていたようである。
「フフフ…君達は忘れているよ」
「かつて、君達と同じようなことを考え…取り返しのつかない罪を犯してしまった者達のことを…」
「知っているだろう? この荒廃した世界を作ったのは君の傍にいるイレギュラーなんだ」
「君達は…彼らを許せるのか?」
『α外伝』第43話「眠れ、地の底に」or「時の流れの果てに」or「人類死すべし」より。だが、そんな昔の話は関係ないと惑星ゾラの住人から一蹴されてしまう。

OGシリーズ編集

「この出来損ないの人形が!パパから離れろ!!」
「このくたばり損ないが!いい加減にパパを離せ!!」
OG2第44話「眠れ、地の底に」でウォーダンのスレードゲルミルに猛攻を仕掛けた時の台詞。α外伝の彼からは考えられない台詞。
「笑わせるな!愚かな人間の分際で、僕を倒せると思っているのか!?マシンナリー・チルドレンのオリジネイターであるこの僕を!」
同シナリオでゼンガーに攻撃を切り払われて。完全に人間を見下していたが、直後にゼンガーに一刀両断されることに…。
「あ、あり得ない!この僕が!この僕がぁぁっ!!」
直後のイベント戦闘でゼンガーに一撃で葬り去られた時の台詞。
「大統領は守れなくても、地球は守れるってことを証明しなきゃね」
OG2nd第33話「偽面の報復者」より、対ルイーナ戦の作戦を指示するアルテウルに対して。鋼龍戦隊を使ってグライエンを始末したことへの痛烈な皮肉である。
「僕はエグレッタ・ウーノ。君達にはイーグレット・ウルズと名乗った方がわかり易いか」
同シナリオより、鋼龍戦隊との対面時。本人が堂々と名乗ったら偽名の意味が無い。フェフの教育はどうなっているのか。そもそも本名のイタリア読みの時点で隠す気があるのか怪しく、地球連邦政府内での便宜的なものなのかもしれないが…。
「そうさ。危うく地の底で永遠の眠りにつく所だったけどね」
続く言葉。「眠れ、地の底に」というタイトルに引っかけたらしい。なかなか洒落ている。
「フッ、過去なんてどうとでもなるさ。君達の中にも、かつてはDCやコロニー統合軍に属し、連邦軍と敵対していた者がいるだろうが」
「そういう連中が、地球の守護者面をしている。何故か? 結果を出し、勝者となったからさ。だから、僕達は反乱者を粛正し、侵略者共を駆逐して、地球圏を護る。その時、この仮面の中に疑いを持つ者はいない……いや、持ったところで無意味だろうけどね」
同シナリオで鋼龍戦隊に突きつけた正論。確かに鋼龍戦隊に限らず、スパロボシリーズの自軍は大体がそういう連中の集まりではあるし、プレイアブルキャラクターというフィルターを取っ払ってみてみれば、理念以外はガイアセイバーズとほとんど変わりの無い集団である。とはいえ、エグレッタの本音は別にある。
なお、最後のセリフに対しては、ギリアムが反応している。仮面で素顔を隠し世界征服を進めながらも民衆からは英雄視された過去があるので思い当たるところがあったのだろう。尤も、彼は最後に負けたのだが
「そうだよ。マシンナリー・チルドレン、そのオリジネイターたる僕の身体とプライドを打ち砕いた人間共……特にゼンガー・ゾンボルト。お前がもがき苦しみ、死んでいく姿をモデレーターの中で何度夢見た事か」
地球圏の平和を守る事が本意ではないことをゼンガーから指摘されて。ここからわかるように当人の本当の目的はゼンガーへの復讐であり、ガイアセイバーズにいるのもそのためである。
「人形ごときがよくも……!」
ラミアから被弾した際の台詞。OG2では分岐の都合でラミアと対面する機会がない(アンサズ、スリサズにはある)。同じ人造人間の対抗心故か見下しているようだが、彼女はすっかり「人形」から成長しているので…。
「僕は許さない、お前の存在を……!」
「イング、お前のナンバーは欠番だ……!」
「コピーが、オリジネイターである僕を超えるなどと……!」
「殺してやるよ、イーグレット・イング……!」
イングとの特殊戦闘台詞。邂逅時に念動力を持つイングに対して「ちょっと腹が立つ」と言っていたが、台詞内容を見るとちょっとどころかかなり腹を立てているのがわかる。
「……フン、ここまで来ただけのことはあるか……! だが言ったはずだ……お前達に僕を倒すことは出来ないとな!」
「ハハハ! 僕は何度でも甦る! マシンセルがある限り、何度でもな!お前達が死んでも、僕は存在し続ける! 真のガイアセイバーズとして! いや、地球の支配者としてね!」
「紅の聖誕祭(後編)」にて、撃墜後。マシンセルの修復力に物を言わせ、アルタルフを再生して勝ち誇る。が、ついでに本音が出ている。
「ぼ、僕は何度でも甦る! 甦るはずなんだぁぁ!!」
直後のイベント戦闘での撃墜台詞。ここで仮面が外れ、素顔が露わになる。
「ば、馬鹿な! 僕は、僕はオリジネイター…………!!」
襲ってきたのはエグゼクスバインの切り札、ブラックホールバスターキャノン。超重獄に堕とされたエグレッタは、ついに「終焉」を迎えたのであった…。

搭乗機体編集

ベルゲルミル
自身の専用機に搭乗する。『α外伝』ではチルドレン3人の専用機はマシンセルの散布機能を持っており、地球環境の修復やメカギルギルガン核ミサイルを消滅させる際に使用していた。
機体色は『α外伝』では銀、「OGシリーズ」では青になっている。
キャニス・アルタルフ
バルゴラそっくりの専用機。再生能力と高機動を備えた強力な機体で、射撃戦を得意としている。

余談編集

  • 名前の由来はルーン文字2番目の「ᚢ」から。意味は「野牛(ūruz)」。

脚注編集

  1. ちなみにこの偽名は「イーグレット・ウルズ」のイタリア読みであり、全く隠す気がない。