「ジャン・ポール・ロッチナ」を編集中
この編集を取り消せます。 下記の差分を確認して、本当に取り消していいか検証してください。よろしければ変更を保存して取り消しを完了してください。
最新版 | 編集中の文章 | ||
1行目: | 1行目: | ||
− | + | == ジャン・ポール・ロッチナ(Jean Paul Rochina) == | |
− | + | *[[登場作品]]:[[ボトムズシリーズ]] | |
− | * | + | **[[装甲騎兵ボトムズ]] |
− | * | + | **[[装甲騎兵ボトムズ ビッグバトル]] |
− | * | + | **[[装甲騎兵ボトムズ 赫奕たる異端]] |
− | * | + | **[[装甲騎兵ボトムズ 孤影再び]](小説版) |
− | * | + | **[[装甲騎兵ボトムズ 幻影篇]] |
− | + | *[[声優]]:銀河万丈 | |
− | + | *本名:不明 | |
− | + | *種族:人間([[アストラギウス銀河]]出身) | |
− | + | *性別:男 | |
− | + | *[[年齢]]:不明 | |
+ | *所属:ギルガメス連合メルキア軍 ⇒ バララント同盟軍 ⇒ 汎銀河宗教結社マーティアル | ||
+ | *[[軍階級|階級]]:大尉(ギルガメス軍)⇒ 大佐(バララント軍) | ||
+ | *キャラクターデザイン:塩山紀生 | ||
− | + | 様々な勢力に所属しながら、[[キリコ・キュービィー|キリコ]]を監視し続ける謎の男。[[ボトムズシリーズ]]の狂言回しともいえる人物である。 | |
− | |||
− | |||
− | |||
− | | | ||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | + | 現状、'''キリコを敵に回して生き残った唯一の存在'''であるが、その後の残りの生涯を尽くキリコを追いかけ、探求することばかりに費やしている(本人曰く'''『キリコの毒がまわった』''')。さらに、本編の数十年後を描いた「赫奕たる異端」においては、皺だらけの老人の風体となってなお、その毒に冒され続けていた(というか、むしろ悪化の一途を辿っている)。 | |
− | |||
− | + | すなわち「生き残った」こと自体が、キリコを敵に回した報いであると考えられなくもない。 | |
− | |||
− | |||
== 登場作品と役柄 == | == 登場作品と役柄 == | ||
原作ほど時間が経過しないため、いずれの作品でも若い姿のままでの登場となっている。 | 原作ほど時間が経過しないため、いずれの作品でも若い姿のままでの登場となっている。 | ||
=== [[Zシリーズ]] === | === [[Zシリーズ]] === | ||
− | ; | + | ;[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇]] |
− | : | + | :残念ながら、[[NPC]]なので声はない(そのため、[[中断メッセージ]]でも[[次回予告]]再現はない)。キリコが[[ヨラン・ペールゼン|ペールゼン]]を打倒した後、何者かとコンタクトをとっている。 |
− | ; | + | :なお、[[キャラクター事典]]では『[[装甲騎兵ボトムズ ペールゼン・ファイルズ|ペールゼン・ファイルズ]]』に登場したコッタ・ルスケについて触れられている。 |
+ | ;[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇]] | ||
:クメン編のシナリオにおいては原作と異なり、最後に僅かに顔見せする程度の出番に留まっている。クエント編のシナリオでの活躍は概ね原作通りで、最後はワイズマンの基地だけを[[自爆]]させた。 | :クメン編のシナリオにおいては原作と異なり、最後に僅かに顔見せする程度の出番に留まっている。クエント編のシナリオでの活躍は概ね原作通りで、最後はワイズマンの基地だけを[[自爆]]させた。 | ||
:ちなみに本作では[[アロウズ]]に所属しているが、本人曰く本隊とは別管轄で行動しているとの事。 | :ちなみに本作では[[アロウズ]]に所属しているが、本人曰く本隊とは別管轄で行動しているとの事。 | ||
− | ; | + | ;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]] |
− | + | :やはり再登場したが、時系列の関係上『赫奕たる異端』の再現部分でも若いままである。 | |
− | + | ;[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇]] | |
− | ; | + | :ボトムズと言えば、やはりということか登場する。ただし出番は再現の終盤で、ワイズマンを追い詰める役を担当する。ほぼ味方サイドだが、キリコには当然ながら信用されていなかった。 |
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | : | ||
=== 単独作品 === | === 単独作品 === | ||
− | ; | + | ;[[スーパーロボット大戦Operation Extend]] |
− | : | + | :第4章より登場だが、コッタ・ルスケの名を使わずロッチナとしてウォッカムの部下となっている。 |
− | |||
− | |||
== 人間関係 == | == 人間関係 == | ||
66行目: | 47行目: | ||
:現在の名と経歴を得る前の上官。忠実な副官を演じていたがキリコの存在によって土壇場で裏切った。 | :現在の名と経歴を得る前の上官。忠実な副官を演じていたがキリコの存在によって土壇場で裏切った。 | ||
;[[ヨラン・ペールゼン]] | ;[[ヨラン・ペールゼン]] | ||
− | : | + | :「キリコの毒」を彼に感染させた張本人。 |
;[[ゴン・ヌー]] | ;[[ゴン・ヌー]] | ||
− | : | + | :クメン編終盤、クメン王国とメルキア政府が和睦を結んだ際に彼と接触、素体(フィアナ)の身柄の確保・引渡しを条件にメルキア軍への移籍を約束するが、これをクメン王国の意向を受けたバッテンタインの指示により反故にし、配下の傭兵もろとも抹殺する。 |
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
;キーク・キャラダイン | ;キーク・キャラダイン | ||
− | : | + | :外伝作品『機甲猟兵メロウリンク』に登場。直接の面識は無いが、ロッチナ更迭後の素体捜索の任を引き継いだ。 |
;[[テイタニア・ダ・モンテ=ウェルズ]] | ;[[テイタニア・ダ・モンテ=ウェルズ]] | ||
− | : | + | :彼女の心の奥に潜むフィアナへの嫉妬を見抜き、指摘する。『孤影再び(小説版)』では彼女と行動を共にする。 |
;[[ワイズマン]] | ;[[ワイズマン]] | ||
− | : | + | :真の主(あるじ)。彼に代わってキリコを監視する『神の眼』の役割を果たす。クエント星消滅後も、その関係は続いている。 |
== 他作品との人間関係 == | == 他作品との人間関係 == | ||
;[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]] | ;[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]] | ||
− | : | + | :[[第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇|第2次Z 再世篇]]中盤でキリコと接触するべく[[斑鳩]]に来訪し、ゼロも交えた三名で会談を行なう。その席上で自身が現在は[[アロウズ]]の情報将校の座に就いている事と、真の目的であるキリコと[[イプシロン]]の決闘に関する要求を告げる。 |
− | |||
− | |||
== 名台詞 == | == 名台詞 == | ||
94行目: | 69行目: | ||
;「そうだな、『神の国』から来た男……とでも思ってもらおうか」 | ;「そうだな、『神の国』から来た男……とでも思ってもらおうか」 | ||
:第37話、バララント軍[[指揮官]]として再びキリコの前に現れたロッチナ。正体を訝しむキリコの問いに、こう返した。 | :第37話、バララント軍[[指揮官]]として再びキリコの前に現れたロッチナ。正体を訝しむキリコの問いに、こう返した。 | ||
− | |||
− | |||
;「せっかくの権利を捨てて、卑しい道を選んだのは恐怖からだ! 支配することのあまりの大きな重さに、お前は怯えたのだ! 私があれほど望んだ力を、お前は殺したのだ! 私が異能者であったなら……私が異能者であったなら!」 | ;「せっかくの権利を捨てて、卑しい道を選んだのは恐怖からだ! 支配することのあまりの大きな重さに、お前は怯えたのだ! 私があれほど望んだ力を、お前は殺したのだ! 私が異能者であったなら……私が異能者であったなら!」 | ||
− | :最終回、キリコの「神殺し」を目の当たりにしたロッチナは、半ば錯乱状態になりながら[[キリコ・キュービィー|キリコ]]と[[フィアナ]]に呪詛の言葉をぶつける。この後ロッチナはクエント星の[[自爆]] | + | :最終回、キリコの「神殺し」を目の当たりにしたロッチナは、半ば錯乱状態になりながら[[キリコ・キュービィー|キリコ]]と[[フィアナ]]に呪詛の言葉をぶつける。この後ロッチナはクエント星の[[自爆]]システムを起動、星と運命を共にしたのだが……? |
=== OVAシリーズ === | === OVAシリーズ === | ||
− | + | ※便宜上、『ペールゼン・ファイルズ』のコッタ・ルスケの台詞も記す。 | |
==== ペールゼン・ファイルズ ==== | ==== ペールゼン・ファイルズ ==== | ||
;ウォッカム「ル、ルスケ……」<br>ルスケ「その名前は……今後記録から消えるでしょう」 | ;ウォッカム「ル、ルスケ……」<br>ルスケ「その名前は……今後記録から消えるでしょう」 | ||
108行目: | 81行目: | ||
;「奴について知った風な口を聞くなッ! 特にこのロッチナの前ではな!」 | ;「奴について知った風な口を聞くなッ! 特にこのロッチナの前ではな!」 | ||
:初登場時、テイタニアにキリコについて「思っていたほどの男ではなかった」と言われた際に。ある意味完全に風貌が変わってしまったロッチナの自己紹介の台詞とも言える。 | :初登場時、テイタニアにキリコについて「思っていたほどの男ではなかった」と言われた際に。ある意味完全に風貌が変わってしまったロッチナの自己紹介の台詞とも言える。 | ||
− | : | + | :時獄篇では時間軸の都合上ワイズマンの一件からそれほど過ぎていない為、原作よりは多少語気が落ち着いている。 |
;「では聞こう。お前は確信しているか、キリコは死んだと!」 | ;「では聞こう。お前は確信しているか、キリコは死んだと!」 | ||
:「大規模宇宙プラントごとマナウラ星に落下したキリコが生き延びていると思うか?」というテイタニアの問いに対して。 | :「大規模宇宙プラントごとマナウラ星に落下したキリコが生き延びていると思うか?」というテイタニアの問いに対して。 | ||
114行目: | 87行目: | ||
:キリコに惹かれてゆくテイタニアを評して。お前「も」と言っているあたり、ロッチナ自身自覚があることが伺える。 | :キリコに惹かれてゆくテイタニアを評して。お前「も」と言っているあたり、ロッチナ自身自覚があることが伺える。 | ||
;「フハハハハ……キヒヒヒヒ……キリコだ、奴に間違いない。奴は有害なバクテリアだ、猛毒を持つ細菌だ。アレギウムは二度と栄光に輝くことはない、奴の侵入を許した以上……。そこの若いの、解るかな? ククククク……」 | ;「フハハハハ……キヒヒヒヒ……キリコだ、奴に間違いない。奴は有害なバクテリアだ、猛毒を持つ細菌だ。アレギウムは二度と栄光に輝くことはない、奴の侵入を許した以上……。そこの若いの、解るかな? ククククク……」 | ||
− | : | + | :何者かに連れ去られたフィアナがマーティアル教団の本拠地「アレギウム」にいる事を突き止めたキリコは、マナウラ星で知り合ったゴディバと共に殴り込みを掛ける。テイタニアがキリコ迎撃に向かう中、キリコの侵入を確信したロッチナは、居合わせたゴディバにこう語った。この言葉どおり、マーティアル教団はその権威を大きく失墜させる事となる。<br>キリコという人物と、彼に要らぬ手出しをしたらどうなるのかを解り易く例えている。 |
− | + | ;(フィアナ……お前こそが、『触れ得ざる者』だったのかも知れんな……) | |
− | ; | + | :最終話、フィアナの死を見届けた後に。 |
− | : | + | ;(しかし、キリコ復活の真の意味を理解した者はいるのだろうか? 愛する者を喪ってなお、渇き切ったこの世を流離わなければならないキリコの<ruby><rb>運命</rb><rt>さだめ</rt></ruby>とは? その問いの答えは誰も知らない。 いや、キリコ自身でさえも……) |
− | ; | + | :最終話、キリコ復活の記述を書き終えた後、ロッチナは心中で答えなき自問をする。フィアナの死を見届けた際の様子といい、TV本編から30年以上経ったこの時代では、ロッチナもただキリコを追い、異能者としての力に嫉妬していただけではなく、その悲惨な境遇には同情の念を抱いていたようにも思える。この独白と共に『赫奕たる異端』は幕を閉じる。 |
− | : | ||
==== 幻影篇 ==== | ==== 幻影篇 ==== | ||
− | |||
− | |||
− | |||
;「神はサイコロを振らず。強かだ」 | ;「神はサイコロを振らず。強かだ」 | ||
− | :キリコが復活した[[ワイズマン]] | + | :キリコが復活した[[ワイズマン]]の「『神の子』を自分の元で育てる」という意向に反抗して再び殺したことに対して。TV版同様の結末になったわけだが、嫉妬と憎悪に駆られて錯乱したTV版とは対照的に、キリコの「他者による支配を徹底的に拒む」人格を利用して「たとえ自分が殺されることになってもキリコが絶対に神の子を守らせるよう仕向ける」というワイズマンの真意を見抜き、不敵な笑みを浮かべて見届けている。 |
;「花……紛うことなき花! クエント三千年の終焉が生み出した異能の花だ。しかし、この私は……。この先も見届けねばなるまい」 | ;「花……紛うことなき花! クエント三千年の終焉が生み出した異能の花だ。しかし、この私は……。この先も見届けねばなるまい」 | ||
− | : | + | :最後の台詞。全てが終わり、ワイズマンは完全に滅びた。「神の眼」としての役目から解き放たれたロッチナだが、「キリコの毒」に全身を侵された彼に、「キリコの監視を止める」という選択肢は存在しなかった。<br>これからもロッチナはキリコを追い続ける。己の全てを懸けて。 |
− | |||
− | |||
== 迷台詞 == | == 迷台詞 == | ||
;「そう、新作が作られ続けるのは、何も[[ガンダムシリーズ|ガン○ム]]だけではないということだ。いずれまた、お目にかかる事もあろうさ……」 | ;「そう、新作が作られ続けるのは、何も[[ガンダムシリーズ|ガン○ム]]だけではないということだ。いずれまた、お目にかかる事もあろうさ……」 | ||
− | : | + | :『野望のルーツ』の予告編にて、スタッフのお遊びでやらかした内輪ネタ。ちなみに、ロッチナは'''『野望のルーツ』には出ていない'''(故に「またお目にかかる事も~」となる)。 |
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
== スパロボシリーズの名台詞 == | == スパロボシリーズの名台詞 == | ||
===[[第3次Z時獄篇]]=== | ===[[第3次Z時獄篇]]=== | ||
;「奴に手を出した者は、必ずこうなる」<BR/>「それは奴個人の仕業ではない。キリコによって少しだけ歪められた運命は、やがて全てを巻き込んで崩壊する」<BR/>「キリコ・キュービィー……奴こそは全てを飲み込む炎の最初の火花だ」 | ;「奴に手を出した者は、必ずこうなる」<BR/>「それは奴個人の仕業ではない。キリコによって少しだけ歪められた運命は、やがて全てを巻き込んで崩壊する」<BR/>「キリコ・キュービィー……奴こそは全てを飲み込む炎の最初の火花だ」 | ||
− | : | + | :「触れ得ざる者」のエンドデモで。 |
;「君も薄々とは気づいているだろう。新たな時代がもうすぐ始まることを」<BR/>「そう、神の世紀だ」 | ;「君も薄々とは気づいているだろう。新たな時代がもうすぐ始まることを」<BR/>「そう、神の世紀だ」 | ||
:同シナリオのエンドデモにて、ゼロとの通信。キリコの存在に囚われ、今なお暗躍を続けるワイズマンの目・ロッチナ。彼は、ワイズマンは、何を知っているのか……。 | :同シナリオのエンドデモにて、ゼロとの通信。キリコの存在に囚われ、今なお暗躍を続けるワイズマンの目・ロッチナ。彼は、ワイズマンは、何を知っているのか……。 | ||
===[[第3次Z天獄篇]]=== | ===[[第3次Z天獄篇]]=== | ||
− | |||
− | |||
;「ワイズマン…。果たして、あなたは運命を司る存在でしょうか?」 | ;「ワイズマン…。果たして、あなたは運命を司る存在でしょうか?」 | ||
− | : | + | :第38話「幻影」より。「運命さえも支配する存在」と豪語するワイズマンに対して。 |
− | ; | + | ;「その力は想像を絶するもの…。確かに神と呼ぶに相応しい…」<br/>「ですが、あなたもキリコに取り込まれたのです。私と同様に」<br/>「確かにフィアナの生命を救ったのは、あなただ。だが、その行動を決定づけたのは、キリコの存在だ」<br/>「そして、あなたはキリコに接触するために野心家のモンテ=ウェルズに目をつけ、マーティアルを動かした」<br/>「つまり、あなたの運命はキリコという存在に動かされているのです」 |
:同シナリオより。アストラギウスの民ごと自身を地球へと転移させたワイズマンの力を認めつつも、キリコを利用した時点で既にワイズマンとキリコの主従関係が逆転している事実を指摘した。 | :同シナリオより。アストラギウスの民ごと自身を地球へと転移させたワイズマンの力を認めつつも、キリコを利用した時点で既にワイズマンとキリコの主従関係が逆転している事実を指摘した。 | ||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
{{DEFAULTSORT:しやん ほおる ろつちな}} | {{DEFAULTSORT:しやん ほおる ろつちな}} | ||
[[Category:登場人物さ行]] | [[Category:登場人物さ行]] | ||
[[Category:ボトムズシリーズ]] | [[Category:ボトムズシリーズ]] |