「ギレン・ザビ」を編集中
この編集を取り消せます。 下記の差分を確認して、本当に取り消していいか検証してください。よろしければ変更を保存して取り消しを完了してください。
最新版 | 編集中の文章 | ||
1行目: | 1行目: | ||
{{登場人物概要 | {{登場人物概要 | ||
− | | 外国語表記 = [[外国語表記::Gihren Zabi]] | + | | 外国語表記 = [[外国語表記::Gihren Zabi]] |
| 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]] | | 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]] | ||
*{{登場作品 (人物)|機動戦士ガンダム}} | *{{登場作品 (人物)|機動戦士ガンダム}} | ||
*{{登場作品 (人物)|機動戦士ガンダム 第08MS小隊}} | *{{登場作品 (人物)|機動戦士ガンダム 第08MS小隊}} | ||
− | | 声優 = {{声優 | + | | 声優 = {{声優|田中崇(現:銀河万丈)}} |
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
| 種族 = [[種族::地球人]]([[スペースノイド]]) | | 種族 = [[種族::地球人]]([[スペースノイド]]) | ||
| 性別 = [[性別::男]] | | 性別 = [[性別::男]] | ||
| 年齢 = [[年齢::35]]歳 | | 年齢 = [[年齢::35]]歳 | ||
| 身長 = [[身長::190cm]] | | 身長 = [[身長::190cm]] | ||
− | | 所属 = {{所属 (人物)| | + | | 所属 = {{所属 (人物)|ジオン軍|ジオン公国軍}} |
− | + | | 階級 = [[階級::大将]] | |
| 役職 = [[役職::総帥]] | | 役職 = [[役職::総帥]] | ||
− | |||
}} | }} | ||
− | |||
== 概要 == | == 概要 == | ||
− | [[ジオン公国]]総帥(国家の最高指導者)。『[[機動戦士ガンダム]] | + | [[ジオン公国]]総帥(国家の最高指導者)。『[[機動戦士ガンダム]]』における戦乱の元凶で、利用できるものなら弟[[ガルマ・ザビ]]の死すら利用し、邪魔になるものなら実父[[デギン・ソド・ザビ]]すら殺害する冷酷非情な政治家。'''IQ240'''というとてつもない[[天才]]でもある。 |
− | |||
− | [[ | ||
− | |||
− | |||
− | '''IQ240''' | ||
− | |||
− | |||
− | + | 青年時代にデギンと共にジオン・ズム・ダイクンの指導する独立運動に参加。ダイクンの死後に権力を手にしたデギンの引退とともに権力を受け継ぎ、ジオン公国の事実上の最高指導者になる。[[サイド3]]国民が選ばれた民である著書『優性人類生存説』を発表し、多くの国民の支持を得ることに成功し独裁体制を敷く。 | |
+ | デギンから「ヒトラーの尻尾」と揶揄されるほど選民思想が強く、選挙工作の上手さ、国威発揚・[[士気]]向上を目的とした演説の上手さなどからしてアドルフ・ヒトラーを彷彿させる。 | ||
− | + | [[一年戦争]]においては、[[スペースコロニー]]への毒ガス作戦や[[コロニー落とし]]など、人間の所業とは思えない様な残虐非道な行為を指揮する。人類の半数を抹殺した空前の大虐殺は、人口を強制的に減少させることにより[[地球]]環境の保全を図ろうとした為と見られる。 | |
− | + | 末弟ガルマの戦死を全世界に同時中継するという派手な国葬という方法で利用し、密葬を望んだ父デギンと対立を深める。そしてデギンが講和のために単独で連邦艦隊に赴いた際、連邦軍もろとも[[ソーラ・レイ]]で焼き払った。しかし、その事を妹[[キシリア・ザビ]]に知られ、父殺しの男として作戦指揮中に[[暗殺]]され、35歳で没した。 | |
− | + | 大衆を魅了するカリスマ性および巧みな弁舌を持ち、圧倒的数量の[[地球連邦軍]]を相手にしながらもジオン軍有利に戦争を進めてきたギレンは、確かに天才的指導者であると言える。 | |
− | + | しかし、己の才能に自信を持つ故か、一年戦争末期には不利な状況を軽視する傾向も見られ、そのことが最終的にジオン公国の滅亡および自身の死に繋がってしまったのは皮肉としか言えない。 | |
− | [[ | + | ジオン・ズム・ダイクンの[[ニュータイプ]]思想を選民主義的に解釈した「[[スペースノイド]]は選ばれた民であり、更にその中の優良種がジオン国民である」という思想は、形を変えつつ後世にも残り続けることになる。ただし、ギレン本人はニュータイプ自体についてはさほど理解を示した様子は無かった(ニュータイプ思想はジオン軍が勝つための「方便」であるとデギンに対して言いきっている)。 |
+ | また、[[ガンダム]]や[[ホワイトベース]]の活躍に対してもさほど気に留めている様子も無く、終盤においても「ガンダム一機に手こずるものだな」という程度の認識しか持っておらず、[[アムロ・レイ|アムロ]]や[[ブライト・ノア|ブライト]]達との接点は全くと言っていいほど無い。 | ||
− | + | 小説版『機動戦士ガンダム』では、宇宙の無限な広大さや銀河の流れを見て、不気味さと美しさを同時に感じる哲学者のごとき一面が描かれた。さらに、かつて若き革新家であったジオン・ダイクンのテーゼに感激し、さらにそのダイクンを支援して理想を実現させようとした父デギンを心の底から尊敬したという。もっとも、やがてダイクンの本質が単なるアジテーターに過ぎなかったと知りデギンともども幻滅してしまう。 | |
+ | 他にも小説版ではセシリア・アイリーンやランバ・ラルなどとの会話を通じて、より彼の内面や人間性、嗜好などが明らかになっている。 | ||
− | + | なお、ギレン・ザビはゲーム業界においては他に『機動戦士ガンダム ギレンの野望』シリーズがあるなど重要な存在であるのだが、反面SRWにおいてはファーストガンダムにおける所謂悪の親玉的存在ではあるにも関わらず、原作では[[主人公]]達と関わる事なくあっさり身内の手により倒れたり、また[[モビルスーツ]]や[[戦艦]]等一切メカに乗らないままであった為(要塞内部で指揮を取っていた)、いささか印象が薄い存在である。『[[スーパーロボット大戦F完結編|F完結編]]』では[[ドロス]]に乗っていたが、原作での他の[[ザビ家]]の人間の事情を考えれば、[[グワデン|ギレン専用のグワジン級]]の艦があるものと推測される。 | |
== 登場作品と役柄 == | == 登場作品と役柄 == | ||
− | |||
− | |||
=== [[旧シリーズ]] === | === [[旧シリーズ]] === | ||
;[[第2次スーパーロボット大戦G]] | ;[[第2次スーパーロボット大戦G]] | ||
:名前のみ登場。[[クロノクル・アシャー|クロノクル]]を[[ガルマ・ザビ|ガルマ]]への増援として向かわせた。 | :名前のみ登場。[[クロノクル・アシャー|クロノクル]]を[[ガルマ・ザビ|ガルマ]]への増援として向かわせた。 | ||
− | ; | + | ;[[第3次スーパーロボット大戦]] |
− | : | + | :[[ディバイン・クルセイダーズ|DC]]幹部として登場。[[ビアン・ゾルダーク]]博士亡き後のDCの実質的指導者であった。 |
− | :[[異星人]][[インスペクター]]の攻撃が各地で行われた後、好機とばかりにDCの正当性を主張し、DC再興を呼び掛ける一大演説を全世界に向け放送した。その結果DCの戦力の増強に成功するが、[[ロンド・ベル]]隊の奮戦、妹[[キシリア・ザビ|キシリア]]の[[裏切りイベント|裏切り]]によって[[組織]]は崩壊した。 | + | :[[異星人]][[インスペクター]]の攻撃が各地で行われた後、好機とばかりにDCの正当性を主張し、DC再興を呼び掛ける一大演説を全世界に向け放送した。その結果DCの戦力の増強に成功するが、[[ロンド・ベル]]隊の奮戦、妹[[キシリア・ザビ|キシリア]]の[[裏切りイベント|裏切り]]によって[[組織]]は崩壊した。 |
:本作では[[ドロス]]に乗る。 | :本作では[[ドロス]]に乗る。 | ||
− | ; | + | ;[[スーパーロボット大戦F]] |
:完結編の予告で顔見せ。 | :完結編の予告で顔見せ。 | ||
− | ; | + | ;[[スーパーロボット大戦F完結編]] |
− | : | + | :『[[第3次スーパーロボット大戦|第3次]]』で死亡したはずだが、謎の復活を遂げる。実は[[ゲスト]]により[[クローン]]として蘇らされていた。[[ハマーン・カーン|ハマーン]]に代わりDCの総指揮をとる。 |
:ギレンの選民主義はそれまでハマーンが行っていた[[スペースノイド]]を味方に付けるという方針とは異なり、結果的にコロニー連合とDCは対立。[[ミリアルド・ピースクラフト|ミリアルド]]率いるコロニー連合軍に始末される(ポセイダルルート)。キシリアによる暗殺イベントもある(DCルート)。 | :ギレンの選民主義はそれまでハマーンが行っていた[[スペースノイド]]を味方に付けるという方針とは異なり、結果的にコロニー連合とDCは対立。[[ミリアルド・ピースクラフト|ミリアルド]]率いるコロニー連合軍に始末される(ポセイダルルート)。キシリアによる暗殺イベントもある(DCルート)。 | ||
− | :3兄弟のクローンはゲストのことになると記憶が書き換わったり思考が止まったりするように調整されているようだが、それでもギレンの場合は制御に難がある程に自我が確立していた。そのためか[[ドズル・ザビ|ドズル]] | + | :3兄弟のクローンはゲストのことになると記憶が書き換わったり思考が止まったりするように調整されているようだが、それでもギレンの場合は制御に難がある程に自我が確立していた。そのためか[[ドズル・ザビ|ドズル]]ほど明言はしないが、終盤はギレンであってそうでない何者かとして生きることに不安を感じており、プレイヤーの手で倒すと自分の命が尽きることに安心すらしているかのような台詞を遺す。第3次同様[[ドロス]]に搭乗する。 |
:なお、この作品が発売された1998年4月には、同じく[[セガサターン]]で戦略シミュレーションゲーム『機動戦士ガンダム ギレンの野望』も発売され、ギレンの存在がクローズアップされている。 | :なお、この作品が発売された1998年4月には、同じく[[セガサターン]]で戦略シミュレーションゲーム『機動戦士ガンダム ギレンの野望』も発売され、ギレンの存在がクローズアップされている。 | ||
=== [[αシリーズ]] === | === [[αシリーズ]] === | ||
− | ; | + | ;[[スーパーロボット大戦α]] |
− | + | :[[ジオン軍]]の総司令官として登場。原作と違い一年戦争後も生き残った事になっている。 | |
− | : | + | :なお、パイロットとして登場するのは1話だけで、しかも5ターン以内に撃破しないとキシリアによる暗殺イベントが発生する為、[[資金]]が欲しい場合は積極的に攻め込む必要がある。 |
− | : | ||
=== COMPACTシリーズ === | === COMPACTシリーズ === | ||
79行目: | 62行目: | ||
=== 単独作品 === | === 単独作品 === | ||
− | ; | + | ;[[スーパーロボット大戦GC]]([[スーパーロボット大戦XO|XO]]) |
:今回もジオン軍の総司令官。序盤が一年戦争に沿った展開ながら、キシリアが自分を撃つ前にシャアに討たれてしまう為、中盤まで生き残りハマーン一派と合流するも、最終的にはハマーンに暗殺されてしまう。戦闘では[[グワジン]]に乗る。なお、弟や妹と違い、台詞の新規収録は行われず。 | :今回もジオン軍の総司令官。序盤が一年戦争に沿った展開ながら、キシリアが自分を撃つ前にシャアに討たれてしまう為、中盤まで生き残りハマーン一派と合流するも、最終的にはハマーンに暗殺されてしまう。戦闘では[[グワジン]]に乗る。なお、弟や妹と違い、台詞の新規収録は行われず。 | ||
− | ; | + | ;[[スーパーロボット大戦Operation Extend]] |
:ジオン軍の総司令官として登場。外宇宙勢力の脅威の前になんとか連邦との和平に持ち込もうと画策するキシリアやデギンをよそに、徹底して抗戦姿勢を崩さない。 | :ジオン軍の総司令官として登場。外宇宙勢力の脅威の前になんとか連邦との和平に持ち込もうと画策するキシリアやデギンをよそに、徹底して抗戦姿勢を崩さない。 | ||
:デギンにより停戦が成立してもなお、[[アステロイド・ベルト]]の勢力を「[[ネオ・ジオン]]」として再編。建前上は別組織にあたることを利用し、再び連邦に宣戦。連邦および[[コネクト・フォース]]との戦いを続けるが、一方で自分が倒れることも予期した上で、キシリアとガルマにジオンの未来を託そうとする意思も内心抱いていた。最終的にはアクシズでのコネクト・フォースとの決戦と[[アンゴル=モア|その結末]]を受けて、キシリアの仲裁を受け入れて遂に連邦と和平する。キシリアやガルマ同様、最後まで生存した数少ない作品。 | :デギンにより停戦が成立してもなお、[[アステロイド・ベルト]]の勢力を「[[ネオ・ジオン]]」として再編。建前上は別組織にあたることを利用し、再び連邦に宣戦。連邦および[[コネクト・フォース]]との戦いを続けるが、一方で自分が倒れることも予期した上で、キシリアとガルマにジオンの未来を託そうとする意思も内心抱いていた。最終的にはアクシズでのコネクト・フォースとの決戦と[[アンゴル=モア|その結末]]を受けて、キシリアの仲裁を受け入れて遂に連邦と和平する。キシリアやガルマ同様、最後まで生存した数少ない作品。 | ||
− | |||
− | |||
− | == | + | === 関連作品 === |
+ | ;[[ガイアセイバー ヒーロー最大の作戦]] | ||
+ | :児童誌『コミックボンボン』に連載されたプレストーリー漫画に1コマ登場するのみ。 | ||
+ | :実際のゲーム中には、ザビ家の人間は彼を含めて誰一人名前すら登場しない。 | ||
+ | |||
+ | == パイロットステータス設定の傾向 == | ||
=== [[精神コマンド]] === | === [[精神コマンド]] === | ||
;[[第3次スーパーロボット大戦|第3次]](PS版) | ;[[第3次スーパーロボット大戦|第3次]](PS版) | ||
95行目: | 81行目: | ||
; [[スーパーロボット大戦α|α]] | ; [[スーパーロボット大戦α|α]] | ||
: '''[[気合]]、[[熱血]]、[[鉄壁]]、[[ド根性]]、[[ひらめき]]、[[必中]]''' | : '''[[気合]]、[[熱血]]、[[鉄壁]]、[[ド根性]]、[[ひらめき]]、[[必中]]''' | ||
− | === [[特殊技能]] === | + | === [[特殊技能]](特殊スキル) === |
;[[第3次スーパーロボット大戦|第3次]](PS版)、[[スーパーロボット大戦F完結編|F完結編]] | ;[[第3次スーパーロボット大戦|第3次]](PS版)、[[スーパーロボット大戦F完結編|F完結編]] | ||
: '''[[底力]]''' | : '''[[底力]]''' | ||
106行目: | 92行目: | ||
=== 家族 === | === 家族 === | ||
;[[デギン・ソド・ザビ]] | ;[[デギン・ソド・ザビ]] | ||
− | : | + | :実父。老いぼれとみなし、軽視。地球連邦軍艦隊と共に[[ソーラ・レイ]]の犠牲にする。 |
;サスロ・ザビ | ;サスロ・ザビ | ||
− | : | + | :次弟。性格面では割と似た者兄弟だった。彼が暗殺された時は間近にいたこともあってか流石のギレンもショックを受けている。 |
;[[キシリア・ザビ]] | ;[[キシリア・ザビ]] | ||
:妹。自身への絶対の自信ゆえに裏で暗躍するキシリアを軽視していた。それが仇となり、最後は彼女によって[[暗殺]]される。 | :妹。自身への絶対の自信ゆえに裏で暗躍するキシリアを軽視していた。それが仇となり、最後は彼女によって[[暗殺]]される。 | ||
;[[ドズル・ザビ]] | ;[[ドズル・ザビ]] | ||
− | : | + | :三弟。仲が良かったかどうかは不明だが、デギンがドズルの死を軽視していた事にはギレンですら憤りを感じていたため、わずかながら情を感じていた可能性がある。小説版ではルウム戦役の時に、ドズルがザクに乗って前線に飛び出したという話を聞いてたしなめながらも、珍しく苦笑を浮かべたという。 |
− | + | :[[漫画]]『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』に至っては怪我が治っていないのに無理に戻ってきたドズルに具合を聞いたり、再出血で悶絶する彼の姿に不安と呆れが混ざったような表情になったりと、ドズルのことを気にかけているかのような描写が少し増えた。ただし、彼の戦死後はソロモンに援軍を回さなかったことを咎めるデギンに対し、冷酷極まる態度を取っており、デギンからは非難されている。 | |
− | :[[漫画]]『機動戦士ガンダム THE | ||
;[[ガルマ・ザビ]] | ;[[ガルマ・ザビ]] | ||
:末弟。ガルマは何かとギレンに良くしてもらったらしく「ギレン総帥は皆が思っているような恐ろしい人ではない」と言っていたが、その死を政治的に利用した。その際の追悼演説はあまりにも有名。 | :末弟。ガルマは何かとギレンに良くしてもらったらしく「ギレン総帥は皆が思っているような恐ろしい人ではない」と言っていたが、その死を政治的に利用した。その際の追悼演説はあまりにも有名。 | ||
− | ;[[ミネバ・ラオ・ザビ]] | + | ;[[ミネバ・ラオ・ザビ]]([[オードリー・バーン]]) |
:面識は無かったが、血縁上の姪にあたる。 | :面識は無かったが、血縁上の姪にあたる。 | ||
− | |||
− | |||
=== [[ジオン公国軍]] === | === [[ジオン公国軍]] === | ||
;[[シャア・アズナブル]] | ;[[シャア・アズナブル]] | ||
:シャアからはザビ家の一員という事で憎まれているが、原作では直接は関わらない。 | :シャアからはザビ家の一員という事で憎まれているが、原作では直接は関わらない。 | ||
− | :ギレン自身、シャアの正体に気付いていた様子はなく、彼に[[ジオング]] | + | :ギレン自身、シャアの正体に気付いていた様子はなく、彼に[[ジオング]]を与えようとするキシリアに「またシャアか?拘り過ぎるな」と呆れて見せている。 |
− | + | :SRWにおいては[[クワトロ・バジーナ|クワトロ]]時代のシャアと対決する事になる他、『[[COMPACT]]』ではキシリア共々彼に暗殺されてしまう。 | |
− | |||
− | :SRWにおいては[[クワトロ・バジーナ|クワトロ]]時代のシャアと対決する事になる他、『[[ | ||
;[[シャリア・ブル]] | ;[[シャリア・ブル]] | ||
:彼をキシリアへの牽制の為に彼女の[[ニュータイプ]]部隊へと送り込む。 | :彼をキシリアへの牽制の為に彼女の[[ニュータイプ]]部隊へと送り込む。 | ||
;セシリア・アイリーン | ;セシリア・アイリーン | ||
− | : | + | :女秘書で、ほぼ愛人。初出は小説版。劇場版ではそれらしい人物が僅かながら登場しているが、明確に彼女のものと分かる台詞は無い。 |
+ | :『ギレンの野望』シリーズでは大幅に出番が増えて、ある意味メインヒロインと化している側面も。なお、SRWでの出演は今のところ無い。 | ||
;[[ランバ・ラル]] | ;[[ランバ・ラル]] | ||
− | : | + | :テレビ版ではほとんど絡みがないが、小説版ではなんと腹心の親衛隊長。その上[[クラウレ・ハモン]]はかつてギレンの愛人だったということで、三者間で愛憎入り乱れた深い人間関係が描かれた。ただしギレンはラルに早くハモンと結婚しろと勧めるなど一歩引いており、人間性についても好ましく思っていた。 |
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
=== [[地球連邦軍]] === | === [[地球連邦軍]] === | ||
;[[レビル将軍]] | ;[[レビル将軍]] | ||
:地球連邦軍の最高司令官を務める人物。[[ソーラ・レイ]]によって父・デギン諸共、引導を渡す事に成功している。 | :地球連邦軍の最高司令官を務める人物。[[ソーラ・レイ]]によって父・デギン諸共、引導を渡す事に成功している。 | ||
+ | :なお、ギレン・ザビがジオン公国軍側の主人公キャラクターを務める戦略シミュレーションゲーム『機動戦士ガンダム ギレンの野望』シリーズでは、対するレビル将軍が地球連邦軍側の主人公キャラクターを務めている。 | ||
;[[アムロ・レイ]] | ;[[アムロ・レイ]] | ||
− | : | + | :原作では両者共に絡みは無く、ギレンにとっては報告書を読んで知った[[ガンダム]]のパイロットという認識しかなかったが、『[[スーパーロボット大戦XO|XO]]』は直接対決をする事に。 |
:なお、富野監督の「トミノメモ」によれば「本土である[[サイド3]]での最終決戦で、専用MSに乗ってアムロと一騎討ちをする」という筋書きがあったと言う。 | :なお、富野監督の「トミノメモ」によれば「本土である[[サイド3]]での最終決戦で、専用MSに乗ってアムロと一騎討ちをする」という筋書きがあったと言う。 | ||
;[[ブライト・ノア]] | ;[[ブライト・ノア]] | ||
158行目: | 132行目: | ||
== 他作品との人間関係 == | == 他作品との人間関係 == | ||
=== [[ガンダムシリーズ]] === | === [[ガンダムシリーズ]] === | ||
+ | ;[[エギーユ・デラーズ]] | ||
+ | :ギレンの親衛隊長を務めた腹心。ギレンを崇拝している。 | ||
+ | ;[[アナベル・ガトー]] | ||
+ | :デラーズと同じく自身に忠誠を誓う人物であるが、『[[第3次]]』では状況によって反旗を翻す。 | ||
;[[ハマーン・カーン]] | ;[[ハマーン・カーン]] | ||
− | :競演する作品では部下であるが、『[[ | + | :競演する作品では部下であるが、『[[F完結編]]』では不信感を抱かれ、[[スーパーロボット大戦α|α]]では途中で対立関係となり、『[[GC]]』(『[[XO]]』)では彼女に暗殺されてしまう。 |
;[[グレミー・トト]] | ;[[グレミー・トト]] | ||
:自身の落胤もしくは[[クローン]]という説があり、『α』では腹心の部下となっている。 | :自身の落胤もしくは[[クローン]]という説があり、『α』では腹心の部下となっている。 | ||
=== リアル系 === | === リアル系 === | ||
− | |||
− | |||
;[[ドルチェノフ]] | ;[[ドルチェノフ]] | ||
− | :『[[スーパーロボット大戦GC|GC]] | + | :『[[スーパーロボット大戦GC|GC]]』・『[[スーパーロボット大戦XO|XO]]』にて共闘。お互い目の上のたんこぶを始末しているのもあってか、ギレンの方は内心信用していない。 |
=== スーパー系 === | === スーパー系 === | ||
174行目: | 150行目: | ||
;[[諸葛亮孔明]] | ;[[諸葛亮孔明]] | ||
:『α』にて、ギレンの落命を予期していた。もっとも、彼はキシリアを利用する事で彼女にギレンを討たせたのだが。 | :『α』にて、ギレンの落命を予期していた。もっとも、彼はキシリアを利用する事で彼女にギレンを討たせたのだが。 | ||
− | |||
− | |||
=== [[バンプレストオリジナル]] === | === [[バンプレストオリジナル]] === | ||
182行目: | 156行目: | ||
== 名台詞 == | == 名台詞 == | ||
− | + | ;「''我々は、一人の英雄を失った! しかし、これは敗北を意味するのか!? 否! 始まりなのだ!''」<br />「地球連邦に比べ、我がジオンの国力は三十分の一以下である。にもかかわらず、今日まで闘い抜いてこられたの何故か!?」<br />「諸君!! 我がジオン公国の戦争目的が正義だからだ!」<br />「これは諸君らが一番知っている。我々は地球を追われ、宇宙移民者にさせられた!」<br />「そして一握りのエリートが、宇宙にまで膨れ上がった地球連邦を支配して五十余年! 宇宙に住む我々が、自由を要求して、何度、連邦に踏みにじられたか!」<br />「ジオン公国の掲げる、人類一人ひとりの自由の為の戦いを、神が見捨てるわけはない!」<br />「''私の弟、諸君らが愛してくれたガルマ・ザビは死んだ!! 何故だ!?''」<br />「新しい時代の覇権を我ら選ばれた国民が得るのは、歴史の必然である。ならば、我らは襟を正し、この戦局を打開しなければならぬ」<br />「我々は過酷な宇宙空間を生活の場としながら、共に苦悩し錬磨して今日の文化を築き上げてきた」<br />「かつてジオン・ダイクンは、人類の革新は宇宙の民たる我々から始まると言った」<br />「しかしながら地球連邦のモグラどもは、自分たちが人類の支配権を有すると増長し、我々に抗戦をする」<br />「諸君の父も、子も、その連邦の無思慮な抵抗の前に死んでいったのだ!」<br />「この悲しみも、怒りも、忘れてはならない!」<br />「それを………ガルマは、死をもって我々に示してくれた!」<br />「我々は、この怒りを結集し、連邦軍に叩き付けて、初めて真の勝利を得る事が出来る!」<br />「この勝利こそ、戦死者全てへの最大の慰めとなる!」<br />「''国民よ! 悲しみを怒りに変えて! 立てよ、国民よ!!''」<br />「我らジオン公国国民こそ、選ばれた民である事を忘れないで欲しいのだ! 優良種たる我らこそ、人類を救い得るのである!!」<br />「ジーク・ジオン!!」 | |
− | ;「''我々は、一人の英雄を失った! しかし、これは敗北を意味するのか!? 否! 始まりなのだ!''」<br /> | ||
:[[ガルマ・ザビ]]国葬における追悼演説。この模様は地球圏全域に放送された。 | :[[ガルマ・ザビ]]国葬における追悼演説。この模様は地球圏全域に放送された。 | ||
:「我こそは[[正義]]である」という趣旨のプロパガンダ演説は[[ガンダムシリーズ]]の定番となっているが、ギレンのこの演説に勝るものは無いと言っても過言ではないだろう。 | :「我こそは[[正義]]である」という趣旨のプロパガンダ演説は[[ガンダムシリーズ]]の定番となっているが、ギレンのこの演説に勝るものは無いと言っても過言ではないだろう。 | ||
192行目: | 165行目: | ||
:デギンは「ヒトラーは失敗したのだぞ(劇場版では「身内に殺されたのだぞ」)」と独白するように言ったが、これは後に親子双方に降りかかった最期でもあった。 | :デギンは「ヒトラーは失敗したのだぞ(劇場版では「身内に殺されたのだぞ」)」と独白するように言ったが、これは後に親子双方に降りかかった最期でもあった。 | ||
:一方、[[漫画]]『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』では「ヒトラーの尻尾」と評された時にはギレンは顔を引きつらせ、書類を持つ手が震えるほど激しい怒りを見せており、上述の超然とした態度を見せる事はなかった。 | :一方、[[漫画]]『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』では「ヒトラーの尻尾」と評された時にはギレンは顔を引きつらせ、書類を持つ手が震えるほど激しい怒りを見せており、上述の超然とした態度を見せる事はなかった。 | ||
− | |||
;「我が忠勇なるジオン軍兵士たちよ、今や地球連邦軍艦隊の半数が、我がソーラ・レイによって宇宙に消えた」<br/ >「この輝きこそ、我らジオンの正義の証である!」<br />「決定的打撃を受けた地球連邦軍に、いかほどの戦力が残っていようとも、それはすでに形骸である」<br />「''あえて言おう、カスであると!''」<br />「それら軟弱の集団が、このア・バオア・クーを抜くことは出来ないと、私は断言する!」<br />「人類は、我ら選ばれた優良種たるジオン国国民に管理運営されて、初めて永久に生き延びることが出来る!」<br />「これ以上戦い続けては、人類そのものの存亡に関わるのだ!」<br />「地球連邦の無能なる者どもに思い知らせ、明日の未来の為に、我がジオン国国民は立たねばならんのである!」 | ;「我が忠勇なるジオン軍兵士たちよ、今や地球連邦軍艦隊の半数が、我がソーラ・レイによって宇宙に消えた」<br/ >「この輝きこそ、我らジオンの正義の証である!」<br />「決定的打撃を受けた地球連邦軍に、いかほどの戦力が残っていようとも、それはすでに形骸である」<br />「''あえて言おう、カスであると!''」<br />「それら軟弱の集団が、このア・バオア・クーを抜くことは出来ないと、私は断言する!」<br />「人類は、我ら選ばれた優良種たるジオン国国民に管理運営されて、初めて永久に生き延びることが出来る!」<br />「これ以上戦い続けては、人類そのものの存亡に関わるのだ!」<br />「地球連邦の無能なる者どもに思い知らせ、明日の未来の為に、我がジオン国国民は立たねばならんのである!」 | ||
− | :第42話より。[[ア・バオア・クー]]攻防戦において、[[ソーラ・レイ]] | + | :第42話より。[[ア・バオア・クー]]攻防戦において、[[ソーラ・レイ]]の一撃によって大損害を被った[[地球連邦軍]]を「烏合の衆」と非難した演説の中で。 |
− | : | + | :ただし、この演説シーンをガルマ追悼演説の時と比較すれば、規模や演出において見る影もなくみすぼらしい物になっているのがよく分かる。演説の対象の違いを差引いても、この貧相さからジオン衰退の様子が読み取れる。 |
− | : | + | :ちなみに、「あえて言おう、カスであると!」の部分は「あえて言おう、○○であると!」という形でネタにされることが多く、[[機動戦士ガンダム00|後年の作品]]に登場する[[グラハム・エーカー|某エースパイロット]]もそれを元にした台詞を吐いている。 |
− | |||
− | |||
− | |||
;「フフフフフッ。圧倒的じゃないか、我が軍は!」 | ;「フフフフフッ。圧倒的じゃないか、我が軍は!」 | ||
− | :ア・バオア・クー戦において有利に戦闘を進める[[ジオン公国軍|自軍]] | + | :ア・バオア・クー戦において有利に戦闘を進める[[ジオン公国軍|自軍]]の様子を見ての独白。 |
− | : | + | :ギレンらしい強気な台詞であるが、区々たる戦場においては優勢にあったとしても、戦局全体で見ればもうア・バオア・クーを落とされれば本拠地[[サイド3]]まで後がないという状況である。ある程度軍事的知識があれば、決して「圧倒的」とは言えないのであるが。 |
;「フッ、冗談はよせ」 | ;「フッ、冗談はよせ」 | ||
− | :ア・バオア・クー戦において[[キシリア・ザビ|キシリア]]に銃を向けられた際の台詞。<ref>もっとも、この台詞には「まさか、[[地球連邦軍|敵軍]]との戦闘中に[[ジオン公国軍]]の総司令官である自分を[[暗殺|殺害]]してみすみす混乱を招いたりはしないだろう」という意図も込められているとも解釈できるが…。</ref> | + | :ア・バオア・クー戦において[[キシリア・ザビ|キシリア]]に銃を向けられた際の台詞。<ref>もっとも、この台詞には「まさか、[[地球連邦軍|敵軍]]との戦闘中に[[ジオン公国軍]]の総司令官である自分を[[暗殺|殺害]]してみすみす混乱を招いたりはしないだろう」という意図も込められているとも解釈できるが…。</ref>キシリアを軽視していたことが災いしてか、ギレンはキシリアに半ば呆気無く[[暗殺]]されることとなった。 |
− | : | + | :ちなみに、周囲の兵士にはギレンの暗殺を阻止したり、彼を殺害したキシリアを討とうという者は一人もいなかった。結局のところ、身近な立場の人間にとってギレンという人物は、畏怖の対象でしかなかったのかもしれない。 |
− | : | + | :その一方で、漫画『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』では、ギレンの暗殺を知った将兵達がその場に居合わせた[[セイラ・マス|セイラ]]を旗頭にしてキシリアに反乱を起こしており、(TV版および劇場版と違って)ギレンのカリスマ性がキシリアの予想以上に高かった事を示している。 |
− | + | ;「今ここに、諸君等有望なる新入生を迎えて、大いなる期待を禁じえない」<br />「時代は現在、新たな局面へと向かいつつある。いかなる局面へか!? 人類史の偉大な発展への局面である!!」<br />「宇宙に進出する事によって我々は、無限の可能性を手にした」<br />「誰の可能性か!? 人類全体のか!? 否!! 我等スペースノイドにのみ許された可能性であるっ!!」<br />「スペースノイドの新しい能力こそが停滞した人類史を打破するのである!」<br />「移民一世以来の困難な時代を経て、かつて棄民とさえ呼ばれていたスペースノイドの住民達は選ばれた民となった! 期せずして人類史の最前線に立ったのだ!!」<br />「諸君は更にその前衛である!! エリートを自負する事に躊躇するな諸君! 諸君はエリートだ!」<br />「選ばれた民から更に厳しく選抜されてここにいる諸君等こそ、コロニー社会の守護者であると共に新人類のリーダーである」<br />「奮起せよ! 未来の将星をめざして邁進せよ! 我と我が戦線に加われ!!」 | |
− | + | :『THE ORIGIN』にて、シャアやガルマが入学した士官学校入学式での演説。来賓としてレビル将軍や多数の連邦軍将校の前で堂々とスペースノイドの選民意識全開の内容となっており、ある意味ギレンらしい演説である。 | |
− | + | :棄民と呼ばれたスペースノイドにとっては希望に溢れた内容だが、間接的にアースノイドには未来はないと扱き下ろしている。アニメ版ではザビ家に否定的なリノ・フェルナンデスからは「相変わらず大仰な物言い」と呆れられており、ギレンの賛同者でなければただの扇動にしか聞こえないであろう。 | |
− | ;「今ここに、諸君等有望なる新入生を迎えて、大いなる期待を禁じえない」<br /> | + | ;「諸君! ジオンの子らよ! 国民よ!」<br />「このサイド3にあって安穏を貪ってはならない!」<br />「諸君らの父も! 子も! 兄弟も! 未だ分別無き連邦の抵抗の前で独立の民としての矜持を、命をかけて示しているではないか!」<br />「果たして公国に居する我々は私も含め、かの英霊達に顔向けが出来ようか!」<br />「それは否だ! 断じて否だ! 我々一人一人の決意と! 決断と! プライドが!」<br />「そう! 宇宙市民(スペースノイド)としてのプライドが! 今ほど試されている時は無い!」<br />「聞け! 宇宙市民(スペースノイド)の独立を! 運命付けられた子らよ!」 |
− | + | :漫画『ギレン・ザビ暗殺計画』にて、宇宙要塞ソロモン陥落がシオン国民に知らされた際にサイド3全域に流されたギレンの演説。大仰な言い方で国民を鼓舞する無いようとなっている。 | |
− | + | :周囲の市民は賛同するかのように手を振り上げているため、士気を高める事には成功している。 | |
− | + | :ちなみに本作『ギレン・ザビ暗殺計画』は戦後にジオン本国がどの様に終戦を迎えたのかを発見されたジオン公国国家公安部捜査官「レオポルド・フィーゼラー」の残した捜査記録・記録映像を基に再構成された物を『'''一年戦争終戦20周年記念特別番組'''』として放送された物語であるため、実際にこの演説を行ったのかは不明。 | |
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | : | ||
− | : | ||
− | |||
− | ; | ||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | : | ||
− | : | ||
− | : | ||
== スパロボシリーズの名台詞 == | == スパロボシリーズの名台詞 == | ||
=== 旧シリーズ === | === 旧シリーズ === | ||
;「…私の命運もここまでということか…だが、何だ? この感覚は…安堵? だが何故? ふふふ、そうか、そういうこと…ふははははは!」 | ;「…私の命運もここまでということか…だが、何だ? この感覚は…安堵? だが何故? ふふふ、そうか、そういうこと…ふははははは!」 | ||
− | : | + | :F完結編でプレイヤーにより倒された際の最期の台詞。死に際にあって全てを納得したようである。 |
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
== 余談 == | == 余談 == | ||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
*ギレン・ザビ役の[[声優]]である銀河万丈氏は後年ラジオ番組『サンライズラヂオG!』で、'''「(悪役が出来るのが売りという)自分のイメージを定着させたいという意味では、ギレンは落とせない役だと思った」'''と述べている。 | *ギレン・ザビ役の[[声優]]である銀河万丈氏は後年ラジオ番組『サンライズラヂオG!』で、'''「(悪役が出来るのが売りという)自分のイメージを定着させたいという意味では、ギレンは落とせない役だと思った」'''と述べている。 | ||
− | *その[[性格]] | + | *その[[性格]]から、ファンの間からもアドルフ・ヒトラーになぞらえられる事が多い。実際、富野監督はアフレコの際に銀河万丈氏に「ヒトラーのように喋ってくれ」と注文をつけたとのこと。 |
− | ** | + | **銀河万丈氏はギレンのトレードマークのようになったガルマ追悼演説について「(本放送時の演説は)自分では気に入らなくて、いろいろ直そうとしたが、結局録り直しにはならなかった」と明かしている。 |
− | ** | + | **なお、富野監督は自分が監督した作品の中で一番自分に近いキャラクターに、ギレンを挙げている。 |
− | * | + | *いわゆる「トミノメモ」によれば、[[グラナダ]]陥落後は最前線で[[指揮]]を執り、[[シャア・アズナブル|シャア]]の正体を知りながらも戦力として使える内は使うという鷹揚さを見せ、更に[[ニュータイプ]]部隊を積極的に前線に投入するなど、現在とはだいぶ異なった人物像であった。 |
− | *雑誌『ぴあ』のムック『愛と戦いのロボット | + | *雑誌『ぴあ』のムック『愛と戦いのロボット 完全保存版』に掲載された読者アンケート「一番極悪な悪役・敵役は?」の項目では断トツの第1位に輝いている。 |
− | **ちなみに第2位は[[Dr.ヘル]]、第3位は[[キラー・ザ・ブッチャー]]、第4位は[[ムルタ・アズラエル]] | + | **ちなみに第2位は[[Dr.ヘル]]、第3位は[[キラー・ザ・ブッチャー]]、第4位は[[ムルタ・アズラエル]]とスパロボシリーズでお馴染みの悪役達が揃っているが、ギレンのカリスマには及ばなかったようで、3人の票を足してようやくギレンの票を僅かに超えた程である。 |
− | |||
− | |||
− | |||
== 脚注 == | == 脚注 == |