「クロノクル・アシャー」を編集中
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{{登場人物概要 | {{登場人物概要 | ||
− | | 外国語表記 = [[外国語表記::Cronicle Asher]] | + | | 外国語表記 = [[外国語表記::Cronicle Asher]] |
| 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]] | | 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]] | ||
*{{登場作品 (人物)|機動戦士Vガンダム}} | *{{登場作品 (人物)|機動戦士Vガンダム}} | ||
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{{登場人物概要 | {{登場人物概要 | ||
| タイトル = プロフィール | | タイトル = プロフィール | ||
− | | 種族 = | + | | 種族 = 地球人([[スペースノイド]]) |
− | | 性別 = | + | | 性別 = 男 |
− | | 年齢 = | + | | 年齢 = 20歳 |
− | | 所属 = | + | | 所属 = [[ザンスカール帝国]] |
− | | 階級 = | + | | 階級 = 大尉 |
− | | 役職 = | + | | 役職 = パイロット⇒モトラッド艦隊司令長官 |
}} | }} | ||
'''クロノクル・アシャー'''は『[[機動戦士Vガンダム]]』の登場人物。 | '''クロノクル・アシャー'''は『[[機動戦士Vガンダム]]』の登場人物。 | ||
== 概要 == | == 概要 == | ||
− | [[ザンスカール帝国]]軍[[ベスパ]]の青年士官。 | + | [[ザンスカール帝国]]軍[[ベスパ]]の青年士官。 |
− | + | ザンスカール帝国[[女王]]、[[マリア・ピァ・アーモニア]]の実弟であり、[[シャクティ・カリン]]の叔父にあたる人物。生粋の[[スペースノイド]]であり、[[地球]]の埃を嫌って[[キシリア・ザビ|白い防塵マスク]]を着用しているのが特徴。 | |
− | + | 物語の序盤、カサレリアにて[[モビルスーツ]][[シャッコー]]のテストを行っていたが、[[ウッソ・エヴィン]]に自らの機体を奪われるという手痛い失態を犯し、以後彼との因縁が深まってゆく。 | |
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− | + | その後[[リガ・ミリティア]]のアジトに乗り込んで[[オイ・ニュング]]伯爵の拉致に成功、女王マリアの実子であるシャクティを本国に連れ帰るなどの功績を立て、[[モトラッド]]艦隊の司令に就任するなどの出世コースを歩み始めた。 | |
− | + | 本来は他人への気遣いができる優しい人間であり、また潔癖症とも言えるほどに真面目な人物であった。しかし、出世コースに進んでから野心が彼の性格を歪めてしまったようで、モトラッド艦の地ならしによる虐殺を容認しつつも人質作戦は認めないなど、司令官としての一貫性を欠く行動を取るようになる。また、'''「女王の弟」'''という扱いづらい肩書きのせいで周囲からは陰で疎んじられ、自身もその立場に不満を抱いている。 | |
− | + | 最終決戦の[[エンジェル・ハイロゥ]]戦においては[[リグ・コンティオ]]を駆りウッソと戦うも敗れ、姉の名を呼びながら最期を遂げる。その死に様はウッソの[[V2ガンダム]]に乗機リグ・コンティオを破壊された後、機体のコクピットから投げ出され、空中を浮遊するエンジェル・ハイロゥのブロックに頭部から激突して死亡するという悲惨なものだった。 | |
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== 登場作品と役柄 == | == 登場作品と役柄 == | ||
=== [[旧シリーズ]] === | === [[旧シリーズ]] === | ||
;{{参戦作品 (人物)|第2次スーパーロボット大戦G}} | ;{{参戦作品 (人物)|第2次スーパーロボット大戦G}} | ||
− | : | + | :初参戦。[[ディバイン・クルセイダーズ|DC]]所属。 |
:[[ファラ・グリフォン|ファラ]]やカテジナと違い、顔グラフィックはマスクを付けた1種類しか存在しない。故に[[宇宙]]でもマスク顔で登場する。 | :[[ファラ・グリフォン|ファラ]]やカテジナと違い、顔グラフィックはマスクを付けた1種類しか存在しない。故に[[宇宙]]でもマスク顔で登場する。 | ||
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;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦D}} | ;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦D}} | ||
:地上ルートだと序盤から戦う機会が多い。 | :地上ルートだと序盤から戦う機会が多い。 | ||
− | :フラグを満たすと、なんと[[エンジェル・ハイロゥ]] | + | :フラグを満たすと、なんと[[エンジェル・ハイロゥ]]戦後にカテジナと共に仲間にできる(乗機は[[リグ・コンティオ]])。能力は決して悪くないものの、[[集中]]も[[必中]]も覚えないため、回避が高い後半の敵相手には苦戦を強いられ、さらに[[ニュータイプ]]パイロットが多い中で数少ないオールドタイプのためファンネル搭載機が使えない。 |
− | : | + | :「敵時と味方時の能力が一緒のパイロットは、敵時にもボーナスポイントを引き継ぐ」という今作の仕様上、序盤から戦う機会のある彼にボーナスポイントを振り分けると2周目以降がきつくなるという難点がある。特に前述の「命中補正精神が無い」という弱点を補うため素の命中値を強化したりすると[[ひらめき]]や[[不屈]]無しでは安心して戦えなくなってしまう。とはいえ、仲間にできるという事実だけで快挙とも言えるので、カテジナ共々戦列に加えて活躍させてあげたい。 |
:なお、[[ルイーナ]]打倒後の地球において、地球で虐殺を繰り返したモトラッド艦隊の司令だったクロノクル(とカテジナ)は何らかの制裁を受けたのでは、と推測するユーザーは多く、アンソロジーでもその点を描いた作品がある(尤も、似たような立場の[[グラキエース]]は特にお咎めなしなので、その辺りを見逃してもらった可能性もある)。 | :なお、[[ルイーナ]]打倒後の地球において、地球で虐殺を繰り返したモトラッド艦隊の司令だったクロノクル(とカテジナ)は何らかの制裁を受けたのでは、と推測するユーザーは多く、アンソロジーでもその点を描いた作品がある(尤も、似たような立場の[[グラキエース]]は特にお咎めなしなので、その辺りを見逃してもらった可能性もある)。 | ||
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:SRサポートユニット。 | :SRサポートユニット。 | ||
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦30}} | ;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦30}} | ||
− | : | + | :宇宙ルート第2話「リガ・ミリティア」、もしくは第3話「宇宙の呼ぶ声」から登場。[[コンティオ]]に搭乗。 |
− | : | + | :声は檀氏のライブラリ出演。一部新規らしきボイスがあり、「Gジェネレーションシリーズ」からの流用という説がある(詳細は不明)。 |
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:フェイスアイコンではマスクをしているが、通常立ち絵ではマスクを外している。 | :フェイスアイコンではマスクをしているが、通常立ち絵ではマスクを外している。 | ||
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== パイロットステータス == | == パイロットステータス == | ||
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:'''[[努力]]、[[不屈]]、[[加速]]、[[熱血]]、[[直撃]]、[[気合]]''' | :'''[[努力]]、[[不屈]]、[[加速]]、[[熱血]]、[[直撃]]、[[気合]]''' | ||
;[[スーパーロボット大戦30|30]] | ;[[スーパーロボット大戦30|30]] | ||
− | :'''[[必中]]、[[努力 | + | :'''[[必中]]、[[努力]]''' |
=== [[特殊技能]](特殊スキル) === | === [[特殊技能]](特殊スキル) === | ||
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:'''[[切り払い]]L4、[[シールド防御]]L4、[[ニュータイプ]]''' | :'''[[切り払い]]L4、[[シールド防御]]L4、[[ニュータイプ]]''' | ||
;[[スーパーロボット大戦30|30]] | ;[[スーパーロボット大戦30|30]] | ||
− | + | :'''[[底力]]L4、[[気力+系技能|気力+(DEF)]]、[[見切り]]L2、[[ガード]]L2、[[援護攻撃]]L2、[[サイズ差補正無視]]L2''' | |
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=== サポートアビリティ === | === サポートアビリティ === | ||
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=== [[ザンスカール帝国]] === | === [[ザンスカール帝国]] === | ||
;[[カテジナ・ルース]] | ;[[カテジナ・ルース]] | ||
− | :[[誘拐・拉致イベント|拉致]]した後、恋人の関係になるが、'''出会いはお互いを不幸にした''' | + | :[[誘拐・拉致イベント|拉致]]した後、恋人の関係になるが、'''出会いはお互いを不幸にした'''ようだ。 |
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;[[マリア・ピァ・アーモニア]] | ;[[マリア・ピァ・アーモニア]] | ||
− | :実の姉。なお、クロノクルが[[ベスパ|軍]] | + | :実の姉。なお、クロノクルが[[ベスパ|軍]]に入った理由は、彼女を守るためらしい。 |
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;[[アルベオ・ピピニーデン]] | ;[[アルベオ・ピピニーデン]] | ||
:士官学校時代の先輩だが、クロノクルの方が昇進が早く、部下に。彼の実行した人質作戦には「見下げ果てた先輩だ!」と怒りを隠せなかった。 | :士官学校時代の先輩だが、クロノクルの方が昇進が早く、部下に。彼の実行した人質作戦には「見下げ果てた先輩だ!」と怒りを隠せなかった。 | ||
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=== [[リガ・ミリティア]] === | === [[リガ・ミリティア]] === | ||
;[[ウッソ・エヴィン]] | ;[[ウッソ・エヴィン]] | ||
− | : | + | :何度も戦う。[[漫画|漫画版]]では、最後は[[ライバル|宿敵同士]]として激しい死闘を繰り広げ、彼を死の寸前にまで追い込んだ。 |
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;[[シャクティ・カリン]] | ;[[シャクティ・カリン]] | ||
:姪。姉と共に心配している。 | :姪。姉と共に心配している。 | ||
− | : | + | :クロノクルの彼女に対する思いやりや心配は本物だが、己の野心のための駒として見ている面もあることを見透かされ、歪んだ叔父と思われてしまう。 |
;[[フランダース]] | ;[[フランダース]] | ||
− | : | + | :シャクティの愛犬。最初は警戒されていたが、手懐けてしまい、後に出会った時も声をかけていた。 |
;[[オイ・ニュング]] | ;[[オイ・ニュング]] | ||
− | : | + | :リガ・ミリティアのヨーロッパ抵抗組のリーダー。スパイとして侵入した際に捕虜にする。 |
== 他作品との人間関係 == | == 他作品との人間関係 == | ||
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=== TV版 === | === TV版 === | ||
;「これだ。よくもまあ、こんな[[地球]]にマスク無しでいられるな!」 | ;「これだ。よくもまあ、こんな[[地球]]にマスク無しでいられるな!」 | ||
− | :第1話より。砂埃が舞う地球の環境に辟易して[[仮面キャラ|防塵マスク]]を装着した際の台詞。ちなみに、クロノクルの側にいた[[ザンスカール兵|兵士]] | + | :第1話より。砂埃が舞う地球の環境に辟易して[[仮面キャラ|防塵マスク]]を装着した際の台詞。ちなみに、クロノクルの側にいた[[ザンスカール兵|兵士]]は平然としていた。 |
;「貴様らに地球を汚す権利はない!」 | ;「貴様らに地球を汚す権利はない!」 | ||
− | :第2話より。[[シャッコー]]のコックピットの中で、[[ウッソ・エヴィン|ウッソ]] | + | :第2話より。[[シャッコー]]のコックピットの中で、[[ウッソ・エヴィン|ウッソ]]と初対決(?)した際に。 |
;「トイレはそこじゃないぞ」 | ;「トイレはそこじゃないぞ」 | ||
:第5話より。寝ぼけた[[スージィ・リレーン|スージィ]]が通路で用を足そうとして、気遣って付き合う。[[スパイ]]として入り込んだ先でこんなことをしているあたり、人が良い。 | :第5話より。寝ぼけた[[スージィ・リレーン|スージィ]]が通路で用を足そうとして、気遣って付き合う。[[スパイ]]として入り込んだ先でこんなことをしているあたり、人が良い。 | ||
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;「地球上だ。ホコリは感じるな」 | ;「地球上だ。ホコリは感じるな」 | ||
:第34話より。 | :第34話より。 | ||
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;「胸糞の悪い……! もうあの男を先輩などと思わん!」 | ;「胸糞の悪い……! もうあの男を先輩などと思わん!」 | ||
− | : | + | :[[アルベオ・ピピニーデン|ピピニーデン]]が[[ゴズ・バール]]に命じて[[ミューラ・ミゲル|ウッソの母親]]を人質に取るという卑劣な作戦を実行したのを見て、嫌悪感と共に吐き捨てる。……が、クロノクルは既に「地球クリーン作戦」で多くの非戦闘員を虐殺するというピピニーデン以上の非道に手を染めているので、説得力はない。 |
;「お前のような少年に何がわかる! [[女王]]の弟にされてしまって、カガチなどとも戦わなければならなくなったこの私の苦しみが!」 | ;「お前のような少年に何がわかる! [[女王]]の弟にされてしまって、カガチなどとも戦わなければならなくなったこの私の苦しみが!」 | ||
:第51話より。「あなたの弱さが[[カテジナ・ルース|カテジナ]]さんを迷わせた」とウッソに責められた時の反論。 | :第51話より。「あなたの弱さが[[カテジナ・ルース|カテジナ]]さんを迷わせた」とウッソに責められた時の反論。 | ||
− | : | + | :カテジナをはじめとする周囲に翻弄され続け、生来の優しさゆえにそれらを捨てることもできずに追い詰められたクロノクルの心情が伺える。 |
;「全てが分かった、ウッソ・エヴィン……キールームのシャクティと共に、我らを排除しようという魂胆! だから私にも見える!」 | ;「全てが分かった、ウッソ・エヴィン……キールームのシャクティと共に、我らを排除しようという魂胆! だから私にも見える!」 | ||
:ウッソとの最終決戦時に。 | :ウッソとの最終決戦時に。 | ||
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:自身の敗北が信じられずに動揺するが、既に機体は制御する術を失い、カテジナの絶叫を尻目にエンジェル・ハイロゥのリングを転げ落ちていく。 | :自身の敗北が信じられずに動揺するが、既に機体は制御する術を失い、カテジナの絶叫を尻目にエンジェル・ハイロゥのリングを転げ落ちていく。 | ||
;「姉さん、[[マリア・ピァ・アーモニア|マリア姉さん]]……。助けてよ……マリア姉さん……」 | ;「姉さん、[[マリア・ピァ・アーモニア|マリア姉さん]]……。助けてよ……マリア姉さん……」 | ||
− | :上記の続きにして、最後の台詞。大破して転がり落ちた衝撃でコクピットハッチが開いてしまい、そのまま機体から投げ出され、自由落下している最中に。姉の幻影を見て、そのまま助けを求めるように両手を差し出す。そして、[[エンジェル・ハイロゥ]] | + | :上記の続きにして、最後の台詞。大破して転がり落ちた衝撃でコクピットハッチが開いてしまい、そのまま機体から投げ出され、自由落下している最中に。姉の幻影を見て、そのまま助けを求めるように両手を差し出す。そして、[[エンジェル・ハイロゥ]]のブロックに頭部を叩きつけられて死亡してしまうのであった。 |
:今際に助けを求めたのは愛しあったはずのカテジナではなく、実の姉であった。この事実は、クロノクルの死を感じ取ったカテジナの精神を更に不安定にさせていく。 | :今際に助けを求めたのは愛しあったはずのカテジナではなく、実の姉であった。この事実は、クロノクルの死を感じ取ったカテジナの精神を更に不安定にさせていく。 | ||
:また、マリア当人は生前、「生者が死者に助けを求めてはならない」と口にしていたにも関わらず、その弟がこんな発言と共に死んでいったのは、皮肉としか言い様がない…。 | :また、マリア当人は生前、「生者が死者に助けを求めてはならない」と口にしていたにも関わらず、その弟がこんな発言と共に死んでいったのは、皮肉としか言い様がない…。 | ||
224行目: | 181行目: | ||
:直後、ウッソ達を救うべく乱入してきたマーベットが嬉々としてVガンダムのパイロットがウッソであるという事実をバラしてしまい、怒りの炎を燃え上がらせる。 | :直後、ウッソ達を救うべく乱入してきたマーベットが嬉々としてVガンダムのパイロットがウッソであるという事実をバラしてしまい、怒りの炎を燃え上がらせる。 | ||
:かくしてウッソの願いは見事に味方の手によって打ち砕かれ、クロノクルはこの時からウッソ打倒に心血を注ぐようになるのであった……。 | :かくしてウッソの願いは見事に味方の手によって打ち砕かれ、クロノクルはこの時からウッソ打倒に心血を注ぐようになるのであった……。 | ||
− | ;(ね‥ねえさんが‥‥)「‥‥死んだだと?」<br /> | + | ;(ね‥ねえさんが‥‥)「‥‥死んだだと?」<br />「う‥うう‥‥」<br />「うわああああ」<br />「ワアアアア ヒイイイイ ウワアアアン」 |
:第10章「<ruby><rb>最終兵器</rb><rt>エンジェル・ハイロゥ</rt></ruby>光臨す!!」より。姉マリアの悲報を聞いて号泣。この直後、血の涙を流す'''「復讐の竜」'''と化し、戦場に飛び立った。 | :第10章「<ruby><rb>最終兵器</rb><rt>エンジェル・ハイロゥ</rt></ruby>光臨す!!」より。姉マリアの悲報を聞いて号泣。この直後、血の涙を流す'''「復讐の竜」'''と化し、戦場に飛び立った。 | ||
:あまりの有様に、部下もやや引き気味。 | :あまりの有様に、部下もやや引き気味。 | ||
233行目: | 190行目: | ||
:第11章(最終章)「新たなる<ruby><rb>出発</rb><rt>たびだち</rt></ruby>」より。ウッソを救うべく突撃を敢行したハンゲルグを葬り、ウッソに襲いかかりながら。もはやウッソへの妄執のみで動くクロノクルは、エンジェル・ハイロゥが壊れるのも気にせず暴れ回る。 | :第11章(最終章)「新たなる<ruby><rb>出発</rb><rt>たびだち</rt></ruby>」より。ウッソを救うべく突撃を敢行したハンゲルグを葬り、ウッソに襲いかかりながら。もはやウッソへの妄執のみで動くクロノクルは、エンジェル・ハイロゥが壊れるのも気にせず暴れ回る。 | ||
;「このドッゴーラ改は全身をバリア・コーティングしているのだ どんな攻撃もうけつけん!」<br />「このドッゴーラ改は‥‥」<br />ウッソ「わっ!」<br />「全身がビームそのものなのだ!」 | ;「このドッゴーラ改は全身をバリア・コーティングしているのだ どんな攻撃もうけつけん!」<br />「このドッゴーラ改は‥‥」<br />ウッソ「わっ!」<br />「全身がビームそのものなのだ!」 | ||
− | :[[V2アサルトガンダム]] | + | :[[V2アサルトガンダム]]の攻撃をものともせず、勝ち誇るように言い放った台詞なのだが……作者はガンダム世界のビームについて大変な思い違いをしているようだ。 |
− | ; | + | ;「オ‥レは‥もう‥‥ダメだ‥‥」「だが‥きさま‥‥‥も‥道連れ‥‥だ!!」<br />「バリア・エネルギーをすべて開放した‥‥いっしょに死ねええ!」 |
:「電子レンジに入れられたダイナマイト」になりながらも、クロノクルはまだ生きていた。もはや崩壊寸前のドッゴーラ改でV2を羽交い絞めにし、道連れにしようとする。 | :「電子レンジに入れられたダイナマイト」になりながらも、クロノクルはまだ生きていた。もはや崩壊寸前のドッゴーラ改でV2を羽交い絞めにし、道連れにしようとする。 | ||
249行目: | 206行目: | ||
;「私が散々苦しめられたこの攻撃を、貴様も味わうがいいっ!!」 | ;「私が散々苦しめられたこの攻撃を、貴様も味わうがいいっ!!」 | ||
:『D』における[[V2ガンダム]]の光の翼使用時の台詞。しかしながら、原作では彼がV2と交戦したのは最終決戦時のみ。[[分離]]攻撃で苦しめられたのを思い出しているのであろうか。 | :『D』における[[V2ガンダム]]の光の翼使用時の台詞。しかしながら、原作では彼がV2と交戦したのは最終決戦時のみ。[[分離]]攻撃で苦しめられたのを思い出しているのであろうか。 | ||
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== 搭乗機体 == | == 搭乗機体 == | ||
256行目: | 211行目: | ||
:テストパイロットとして搭乗していたが、[[ウッソ・エヴィン|ウッソ]]に奪われてしまう。ここから二人の因縁が始まる。 | :テストパイロットとして搭乗していたが、[[ウッソ・エヴィン|ウッソ]]に奪われてしまう。ここから二人の因縁が始まる。 | ||
;[[ゾロ]] | ;[[ゾロ]] | ||
− | :[[シャア専用ザク|赤いカラーリングで塗装された]] | + | :[[シャア専用ザク|赤いカラーリングで塗装された]]クロノクル専用の機体。SRW未登場。 |
:なお、クロノクルは別に量産カラーの機体にも搭乗している([[Vガンダム]]を奪った際、逆にウッソに奪われた)。 | :なお、クロノクルは別に量産カラーの機体にも搭乗している([[Vガンダム]]を奪った際、逆にウッソに奪われた)。 | ||
;[[トムリアット]] | ;[[トムリアット]] | ||
264行目: | 219行目: | ||
;[[コンティオ]] | ;[[コンティオ]] | ||
:試作の機体で放棄されたものを彼が完成させ、同一機による小隊を編成した。 | :試作の機体で放棄されたものを彼が完成させ、同一機による小隊を編成した。 | ||
− | : | + | :漫画版ではデザインこそ同じものの、「ビヒモス」という名前になっている<ref>後に『ガンダムエース』では「クロノクルはビヒモスというMSに乗って[[シュラク隊]]を壊滅させたという説がある」と語られた事があるが、ビヒモスのパイロットはクロノクルではない。</ref>。 |
;[[リグ・コンティオ]] | ;[[リグ・コンティオ]] | ||
:最終搭乗機。コンティオの後継機で、作中最強クラスのMS。 | :最終搭乗機。コンティオの後継機で、作中最強クラスのMS。 | ||
271行目: | 226行目: | ||
;[[Vガンダム]] | ;[[Vガンダム]] | ||
:奪取した際に搭乗。 | :奪取した際に搭乗。 | ||
− | + | ;[[ドッゴーラ|ドッゴーラ改]] | |
− | |||
− | ;[[ | ||
:[[漫画|漫画版]]における最終搭乗機。 | :[[漫画|漫画版]]における最終搭乗機。 | ||
== 余談 == | == 余談 == | ||
− | *所謂“[[仮面キャラ]]”である事やその名前から、ウッソにとっての[[シャア・アズナブル]]のような[[ライバル]] | + | * [[ウッソ・エヴィン]]役の[[声優:阪口大助|阪口大助]]氏と、[[カテジナ・ルース]]役の[[声優:渡辺久美子|渡辺久美子]]氏は、『[[機動戦士Vガンダム]]』で一番好きなキャラクターにクロノクル・アシャーを挙げている。 |
− | *[[漫画|漫画版]]では | + | *所謂“[[仮面キャラ]]”である事やその名前から、ウッソにとっての[[シャア・アズナブル]]のような[[ライバル]]的存在になるべく設定されていたはずであった…が、クロノクル自身の優柔不断さが災いし、また部下である[[カテジナ・ルース]]の強烈なキャラに完全に存在を食われてしまった事もあって、最終的にライバルとも呼べない「ただの敵」へと成り下がってしまった。その役どころは『[[機動戦士Ζガンダム]]』の[[ジェリド・メサ]]に近いものがあると言えよう。 |
− | + | *『コミックボンボン』で連載された岩村俊哉氏の'''[[漫画|漫画版]]では[[ラストボス|ラスボス的存在]]として登場'''する。終始ウッソの[[ライバル]]としての立ち位置を保っていたが、最終決戦では姉マリアの悲報を聞き、部下の前で子供のように号泣。血の涙を流す「復讐の竜」と化し、マリアの仇を討つために[[ドッゴーラ|ドッゴーラ改]]で出撃するものの、ウッソの秘策によって敗れる(そもそも、ウッソはマリアを殺していないので、クロノクルの勘違いだったりするのだが)。だが、完全に死んではおらず、死の間際までウッソを道連れにしようとする等、原作と比べものにもならない程の執念深さを見せた。また、漫画版にはカテジナが登場しない事もあって、兎に角インパクトは強い。 | |
− | *富野由悠季総監督による[[小説|小説版]] | + | *富野由悠季総監督による[[小説|小説版]]では、クロノクルはマリアの死に気付かず、分解しつつあるエンジェル・ハイロゥのリングのぶつかりあう中をカテジナと連携してウッソを追い詰めるものの、ウッソに気を取られていたせいでリングに挟まれて死亡する。 |
== 脚注 == | == 脚注 == |