獣戦機(Brute Machine)とは、『超獣機神ダンクーガ』並びにOVA版に登場する、獣戦機隊の使用するメカの総称。

パイロットの闘争心や怒りを感知して作動する野獣回路により、飛行機・戦車形態から、獣型のアグレッシブ・ビーストモード変形する。更に中盤から人型のヒューマロイドにも変形可能になり、これがダンクーガ合体への布石になった。

スパロボに登場した獣戦機編集

イーグルファイター
ダンクーガの頭部になる、大鷲の獣戦機。パイロットは藤原忍。4機の獣戦機の中で唯一飛行可能で、獣戦機の中で最速を誇る反面、装甲は薄い。
本機は獣戦機の中では唯一、アグレッシブ・ビーストモード変形ではなく、青いオーラを纏うというものになっている。
ビッグモス
ダンクーガの胴体、腕、膝から上の脚部……つまり、ほぼ全身になる、巨象の獣戦機。パイロットは司馬亮
その巨体ゆえ、大火力と重装甲を誇るが運動性が低い。OVA『GOD BLESS DANCOUGA』以降ではダンクーガのブースターを内蔵している。
ランドクーガー
ダンクーガの左足になる、黒豹の獣戦機。パイロットは結城沙羅ランドライガーと比べると遠距離向きの武器を持ち、劇中の設定では運動性重視。
ランドライガー
ダンクーガの右足になる、獅子の獣戦機。パイロットは式部雅人ランドクーガーと比べると中距離向きの武器を持ち、劇中の設定では装甲重視。
ダイリューガ
後述のダンクーガの追加装甲となる、の獣戦機。『30』登場時点では既に設定は完成していたが、アルティメットダンクーガのデザイン作業を優先させ、機体そのもののデザインは後に行われている。

各モード編集

ノーマルモード
戦車や戦闘機といった、通常兵器の形態。獣戦機の基本形態で、この形態のままでも既存兵器以上のスペックを誇るため、ムゲ帝国の機体と互角以上の戦闘が可能。
アグレッシブモード
獣型形態。操縦者の野生の本能により、更なる性能が引き出される。内蔵火器はそのままに、爪牙や体当たりによる荒々しい格闘戦が可能となり、運動性能も桁違いに向上する。SRWでは気力110以上でないと変形できないが、3形態中で最高のスペックと最大の攻撃力を発揮する。
ヒューマロイドモード
人型形態。携行火器を用いて戦闘を行う。当初このモードへの変形については伏せられており、3形態のうち最後に登場した形態。ダンクーガ操縦の予行練習としての意味合いも持つ。非常に紛らわしいが、「人間に似たもの」を意味するヒューマノイドではない。困ったことに初期のSRW作品のロボット大図鑑攻略本ではこの誤記がされているものもある。SRWでは最初から変形可能。

合体形態編集

ダンクーガ
獣を超え、人を超えた神の戦士。ブースター「ガルーダ」装着状態、未装着状態が登場。また、獣戦機に分離可能で、一部の作品を除いて、SRWでも再現されている。
ファイナルダンクーガ
獣を超え、人を超え、神をも超えた究極の戦士ダンクーガブラックウイングと合体する機体。背面のブースターが機体内部に格納され、代わりにブラックウイングが背面に合体する。その為、機体のシルエットはそれほど大幅には変わらず、翼の形状が変わる程度に留まっている。しかし、5人乗りになり、火力も向上する事から、戦闘力は大幅に上昇する。
アニメには未登場で長らく設定だけが存在する『幻の機体』だったが、『GC』で初登場した。
アルティメットダンクーガ
ダンクーガに増加装甲に分割したダイリューガが合体することで、剥き出しだったコクピットを覆い、ブースターを装備させた機体。

関連用語編集

獣戦機隊
ブラックウイング
SRX計画
『αシリーズ』ではこの計画の一環で開発されており、「Bシリーズ」のコードネームを持つ。
オーラバトラー
『αシリーズ』では、SRX計画に携わっていたショット・ウェポンがノウハウを流用してバイストン・ウェルで開発した機体であり、獣戦機とはある種の近似機であると設定されている。「人間の精神力を力にする」という点で共通している。