18行目: |
18行目: |
| | | |
| === 機体概要 === | | === 機体概要 === |
− | [[アナハイム・エレクトロニクス]]社が[[Ζプロジェクト]]の7番目として開発した可変型[[モビルスーツ]]。正式名称は「スペリオルガンダム」で、開発時のコードネームは「ι(イオタ)ガンダム」。 | + | [[アナハイム・エレクトロニクス]]社が[[Ζプロジェクト]]の7番目として開発した可変型[[モビルスーツ]]。正式名称は「'''スペリオルガンダム'''」で、開発時のコードネームは「ι(イオタ)ガンダム」。 |
| | | |
− | “究極のガンダム”をコンセプトにしており、先行して開発されたMSZ-006 [[Ζガンダム]]や並行して開発されていたMSZ-010 [[ΖΖガンダム]]を踏まえ、[[コアブロックシステム]]の導入、Gコア、Gボマー、Gアタッカーの3機構成による分離・合体・変形機構の他、豊富なオプションにより戦況に合わせた高い戦闘能力を有する。3機構成のため分離状態ではパイロットが3人必要だが、ΖΖガンダムと違って3機とも専用コクピットが備えられており、合体時は3つのコクピットが中央に集まる構造になっている。従ってMS形態は最大3人乗りである。また、無人MS構想の試作機でもあり、人工知能「[[ALICE]]」が試験的に搭載されている。これによって、機体の複雑な操作がある程度緩和されている。<br />非常に高性能な[[モビルスーツ]]として完成した本機ではあるが、機体システムが複雑でコストも高騰化するなどの問題点も多々あり、制式採用はされなかった。 | + | “究極のガンダム”をコンセプトにしており、先行して開発されたMSZ-006 [[Ζガンダム]]や並行して開発されていたMSZ-010 [[ΖΖガンダム]]を踏まえ、[[コアブロックシステム]]の導入、Gコア、Gボマー、Gアタッカーの3機構成による分離・合体・変形機構の他、豊富なオプションにより戦況に合わせた高い戦闘能力を有する。3機構成のため分離状態ではパイロットが3人必要だが、ΖΖガンダムと違って3機とも専用コクピットが備えられており、合体時は3つのコクピットが中央に集まる構造になっている。従ってMS形態は最大3人乗りである。また、無人MS構想の試作機でもあり、人工知能「[[ALICE]]」が試験的に搭載されている。これによって、機体の複雑な操作がある程度緩和されている。<br /> |
| + | 非常に高性能な[[モビルスーツ]]として完成した本機ではあるが、機体システムが複雑でコストも高騰化するなどの問題点も多々あり、制式採用はされなかった。 |
| | | |
| 本機は4機が製造され、うち1機がα任務部隊に配備され、リョウ・ルーツがメインパイロットとして搭乗。ニューディサイズの[[モビルスーツ]]と交戦し、最後はリョウ達を脱出させた後、敵のシャトルと[[モビルアーマー]]を一撃の下に撃墜し、自らも大気圏に突入して燃え尽きた。 | | 本機は4機が製造され、うち1機がα任務部隊に配備され、リョウ・ルーツがメインパイロットとして搭乗。ニューディサイズの[[モビルスーツ]]と交戦し、最後はリョウ達を脱出させた後、敵のシャトルと[[モビルアーマー]]を一撃の下に撃墜し、自らも大気圏に突入して燃え尽きた。 |
29行目: |
30行目: |
| 『[[第4次]](S)』でリアル系を選んだ場合に機体のみ登場。高い[[運動性]]に[[変形]]能力、さらには[[オールドタイプ]]垂涎のインコムまで使える高性能機体であり、ルート限定で[[Ex-Sガンダム]]へとパワーアップまで果たす。ちなみに、本来この形態では'''変形出来ず'''、Ex-Sになって初めて変形出来る(3機の戦闘機へと分離する事は出来、こちらはGジェネシリーズで忠実に再現されている)。というより、Ex-SはGクルーザーがメイン形態(言い換えれば、'''変形機能を付けるために強化した''')なので、SガンダムがGクルーザーに変形できてしまうと本末転倒としか言いようがない。 | | 『[[第4次]](S)』でリアル系を選んだ場合に機体のみ登場。高い[[運動性]]に[[変形]]能力、さらには[[オールドタイプ]]垂涎のインコムまで使える高性能機体であり、ルート限定で[[Ex-Sガンダム]]へとパワーアップまで果たす。ちなみに、本来この形態では'''変形出来ず'''、Ex-Sになって初めて変形出来る(3機の戦闘機へと分離する事は出来、こちらはGジェネシリーズで忠実に再現されている)。というより、Ex-SはGクルーザーがメイン形態(言い換えれば、'''変形機能を付けるために強化した''')なので、SガンダムがGクルーザーに変形できてしまうと本末転倒としか言いようがない。 |
| | | |
− | その後、当時バンプレストの親会社でプラモデルを発売していたバンダイと、『[[ガンダム・センチネル]]』掲載紙の模型雑誌『モデルグラフィックス』を編集しているアートボックスとの間で、版権料の支払いについてトラブルが発生した影響か、以降の作品には登場しておらず、『[[全スーパーロボット大戦電視大百科]]』においてもデータが収録されていない。[[未参戦作品]]も参照のこと。ちなみにGジェネシリーズには特に問題なく登場している。 | + | その後、当時バンプレストの親会社でプラモデルを発売していたバンダイと、『[[ガンダム・センチネル]]』掲載紙の模型雑誌『モデルグラフィックス』を編集しているアートボックスとの間で、版権料の支払いについてトラブルが発生した影響か、以降の作品には登場しておらず、『[[全スーパーロボット大戦電視大百科]]』においてもデータが収録されていない。[[未参戦作品]]も参照のこと。 |
| | | |
| == 登場作品と操縦者 == | | == 登場作品と操縦者 == |
| + | === [[旧シリーズ]] === |
| ;[[第4次スーパーロボット大戦]] | | ;[[第4次スーパーロボット大戦]] |
| :機体のみ参戦。リアル系でのみ、手持ちの[[ガンタンク]]との選択で入手できる。ガンタンクが廃棄済みならそのまま入手できるので、そうした方が若干お得である。 | | :機体のみ参戦。リアル系でのみ、手持ちの[[ガンタンク]]との選択で入手できる。ガンタンクが廃棄済みならそのまま入手できるので、そうした方が若干お得である。 |
46行目: |
48行目: |
| :頭部に1基装備。出力は低いが、敵機の想定外の方向から攻撃が加えられるという点では有効な武装である。 | | :頭部に1基装備。出力は低いが、敵機の想定外の方向から攻撃が加えられるという点では有効な武装である。 |
| ;大腿部ビーム・カノン | | ;大腿部ビーム・カノン |
− | :腰部左右に装備されている。通常のビーム・ライフルより射程が長く、命中精度が高い。さらに両腕をフリーにする事ができ利点が多い。ビーム・スマートガン使用時は、長大なスマートガンを保持するためのサブアームを装着するため、取り外される。SRWではどちらのビーム・カノンが採用されているのかは不明。 | + | :腰部左右に装備されている。通常のビーム・ライフルより射程が長く、命中精度が高い。さらに両腕をフリーにする事ができ利点が多い。ビーム・スマートガン使用時は、長大なスマートガンを保持するためのサブアームを装着するため、取り外される。第4次ではどちらのビーム・カノンが採用されているのかは不明。 |
| ;背部ビーム・カノン | | ;背部ビーム・カノン |
| :バックパックに1対、計2門装備。バックパックをブースターユニットに換装した場合は4門まで増設可能。SRWではどちらのビーム・カノンが採用されているのかは不明。 | | :バックパックに1対、計2門装備。バックパックをブースターユニットに換装した場合は4門まで増設可能。SRWではどちらのビーム・カノンが採用されているのかは不明。 |
| ;ビーム・スマートガン | | ;ビーム・スマートガン |
− | :Sガンダムのオプションにして最大の外部兵装。発射するビームの軌道の偏向も可能となっている。取り扱いしやすい分、メガ・バズーカ・ランチャー程の威力はないが、かなり高威力な兵装である事には相違ない。変形後も本武装は使用可能。ZZガンダムで言う「コアベース」(ガンダムBパーツ・下半身)に懸架される。 | + | :Sガンダムのオプションにして最大の外部兵装。発射するビームの軌道の偏向も可能となっている。取り扱いしやすい分、メガ・バズーカ・ランチャー程の威力はないが、かなり高威力な兵装である事には相違ない。変形後も本武装は使用可能。ZZガンダムで言う「コアベース」(ガンダムBパーツ・下半身)に懸架される。 |
− | :SRWでは何故か、それほど強力な武器として扱われていない。 | + | :第4次ではそれほど強力な武器として扱われていない。 |
| ;テール・スタビレーター・バルカン | | ;テール・スタビレーター・バルカン |
| :テールスタビレーターに内蔵された武装。背後の敵に対してだけでなく、Gアタッカー形態時にも使用可能。SRW未実装。 | | :テールスタビレーターに内蔵された武装。背後の敵に対してだけでなく、Gアタッカー形態時にも使用可能。SRW未実装。 |
| ;ミサイル | | ;ミサイル |
− | :本来本機の兵装ではないがSRWでは実装されている。分離形態のGコアのミサイル・ランチャーが採用された可能性が高い。 | + | :本来本機の兵装ではないが第4次では実装されている。分離形態のGコアのミサイル・ランチャーが採用された可能性が高い。 |
| | | |
| ==== 格闘兵装 ==== | | ==== 格闘兵装 ==== |
95行目: |
97行目: |
| == 商品情報 == | | == 商品情報 == |
| ΖΖガンダムとは比較にならない複雑な可変機構のため、長らく非可変キットのみ発売されていたが、MGのSガンダムで初めて合体・分離を実現した。 | | ΖΖガンダムとは比較にならない複雑な可変機構のため、長らく非可変キットのみ発売されていたが、MGのSガンダムで初めて合体・分離を実現した。 |
− |
| |
| <amazon>B00030EU6M</amazon><amazon>B00030EUF8</amazon><amazon>B0002U3E2Y</amazon><amazon>B000NPL1QO</amazon> | | <amazon>B00030EU6M</amazon><amazon>B00030EUF8</amazon><amazon>B0002U3E2Y</amazon><amazon>B000NPL1QO</amazon> |
− |
| |
− | == リンク ==
| |
| {{ガンダムシリーズ}} | | {{ガンダムシリーズ}} |
| [[category:登場メカ英数字・記号]] | | [[category:登場メカ英数字・記号]] |
| [[Category:ガンダムシリーズの登場メカ]] | | [[Category:ガンダムシリーズの登場メカ]] |
| {{DEFAULTSORT:Sかんたむ}} | | {{DEFAULTSORT:Sかんたむ}} |