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== ラングラン新暦(New Calender of Langran) ==
 
== ラングラン新暦(New Calender of Langran) ==
   
地底世界[[ラ・ギアス]]の[[暦・年号|暦]]。
 
地底世界[[ラ・ギアス]]の[[暦・年号|暦]]。
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*'''マサキ「地上の暦とラングランの暦は違うし、計算したら大体同じだろうが」(魔装機神IIのシナリオ「操られたプレシア」)'''
 
*'''マサキ「地上の暦とラングランの暦は違うし、計算したら大体同じだろうが」(魔装機神IIのシナリオ「操られたプレシア」)'''
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上記に抜粋した主要登場人物の台詞からラングランの暦と地球の暦に若干の違いがあることが判明している。OGサーガ開始以前、かつてのラ・ギアスはチベットに同期していたことから「太陰暦」に近いのだろう。ところで、引用したリューネの台詞のなかにある「うるう月」だが、この場合はOGサーガ『[[LOE]]』の用語録に登録された「精霊祭」という項目内にある「精霊の月」という単語のことを意味していると思われる。ただ、「精霊の月」の説明自体は(閏月)と簡略なものしかない。そのため、地上の暦との誤差を修正するためラ・ギアス人が設けたものだと断言することはまだ出来ない。
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上記に抜粋した主要登場人物の台詞からラングランの暦と地球の暦に若干の違いがあることが判明している。OGサーガ開始以前、かつてのラ・ギアスはチベットに同期していたことから「太陰暦」に近いと解釈できる。<br/>
 
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引用したリューネの台詞のなかにある「うるう月」だが、この場合はOGサーガ『[[LOE]]』の用語録に登録された「精霊祭」という項目内にある「精霊の月」という単語のことを意味していると思われる。ただ、「精霊の月」の説明自体は(閏月)と簡略なものしかない。そのため、地上の暦との誤差を修正するためラ・ギアス人が設けたものだと断言することはまだ出来ない。
差し当たり、メーカー側はふたつのシリーズのクロスオーバーでさほど細かく時間厳守していない……もしくは、厳守することに拘っていない。
      
;[[ラ・ギアス]]と地球([[OGシリーズ]])の時間軸
 
;[[ラ・ギアス]]と地球([[OGシリーズ]])の時間軸
:本編のテキスト範囲を辿ると、新暦と[[新西暦]]の間には少なく見積もっても約半年のずれが存在する(詳しくは「[[#メモ]]」の項目にあるOGシリーズを参照)。ずれが生じた経緯については推測するほかないのだが、[[魔装機神シリーズ]]のリメイクが急遽決まったという背景事情も一因なのだろう。ちなみに……、
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:本編のテキスト範囲を辿ると、新暦と[[新西暦]]の間には少なく見積もっても約半年のずれが存在する(詳しくは「[[#メモ]]」の項目にあるOGシリーズを参照)。
 
   
* '''地球の北緯30度から40度の歳差運動に相当し、地球との接点であるチベットと同期している(出典は「スーパーロボット大戦大事典」など)。'''
 
* '''地球の北緯30度から40度の歳差運動に相当し、地球との接点であるチベットと同期している(出典は「スーパーロボット大戦大事典」など)。'''
 
* '''双方の世界に同時に存在したアルバート・アインシュタイン(ラ・ギアス人のアインシュタインは「仁徳の魔術師」として活躍した。出典はコンプリートボックスのDISC2)。'''
 
* '''双方の世界に同時に存在したアルバート・アインシュタイン(ラ・ギアス人のアインシュタインは「仁徳の魔術師」として活躍した。出典はコンプリートボックスのDISC2)。'''
 
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これらの世界設定の記述からOG世界の[[地球]]とラ・ギアスの時間経過もほぼ同じだったと考えてよいかと思われる。魔装機神シリーズの前日譚にあたる『[[ラングラン戦記]]』でも「4月」や「5月」といった表記で執筆がなされている。現段階では『[[α外伝]]』のようにはっきりと'''「ラ・ギアスと地球上では時間の経過が異なる」'''と語られていない。ただ。『ダークプリズン』の中盤やエンディングにて、シュウが「地上とラ・ギアスで時間のずれが生じており、これが悪化する可能性もある」ことを指摘している。つまり、[[OGシリーズ]]内では表現を変えた形でα設定が復活しつつある。
これらの世界設定の記述からOG世界の[[地球]]とラ・ギアスの時間経過もほぼ同じだったと考えてよいかと思われる。魔装機神シリーズの前日譚にあたる『[[ラングラン戦記]]』でも「4月」や「5月」といった表記で執筆がなされている。現段階では『[[α外伝]]』のようにはっきりと'''「ラ・ギアスと地球上では時間の経過が異なる」'''と語られていない。ただ……『ダークプリズン』の中盤やエンディングにて、シュウが「地上とラ・ギアスで時間のずれが生じており、これが悪化する可能性もある」ことを指摘している。つまり、[[OGシリーズ]]内では表現を変えた形でα設定が復活しつつある。
      
シュウが時間軸の同期の擦れ違いを意識したのは「[[封印戦争]]」の最中のことである。ヴォルクルスとの戦いを終えた仲間と供にラ・ギアスから地上への転移を試みたシュウは、指定したポイントから離れた場所に転移、その際、日数の計算もあわなくなっていることに気付く。細かく設定を観察すると、同期の解消自体はラ・ギアスで「[[春秋戦争]]」が勃発した頃にまで遡るため、日数の経過を気にするのは不自然にみえるが、それまでは転移完了後に地上の日数が(マサキやシュウの感覚で)狂ったことはなかったのだろう。
 
シュウが時間軸の同期の擦れ違いを意識したのは「[[封印戦争]]」の最中のことである。ヴォルクルスとの戦いを終えた仲間と供にラ・ギアスから地上への転移を試みたシュウは、指定したポイントから離れた場所に転移、その際、日数の計算もあわなくなっていることに気付く。細かく設定を観察すると、同期の解消自体はラ・ギアスで「[[春秋戦争]]」が勃発した頃にまで遡るため、日数の経過を気にするのは不自然にみえるが、それまでは転移完了後に地上の日数が(マサキやシュウの感覚で)狂ったことはなかったのだろう。
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「春秋戦争」の直前に起きた変事といえば、「魔力弾事件」が挙げられる。このときのテロで国王を爆殺され、王位継承権所有者の行方(特にモニカ王女とテリウス王子の二人)を戦火の中で見失ってしまったラングラン王室は「調和の結界」の管理能力を一時失った。現在、結界は再起動を完了しているが、ふたつの世界の間にあった時間軸が乱れた原因のひとつは、結界が一時消失した影響もあるのかもしれない。結界が一度霧散した期日や再度ラ・ギアス全土を覆った期日は不明だが、再び張り巡らせるまでに最低でも半年、一年近い月日を要したことは確定している。その後、完結作にあたる『魔装F』にて預言者ヨーテンナイが『静死の棺』を発動させて両世界の時間軸に乱れを起こしたと明言されるが、彼女が何時「静死の結界」を発動させたのか、「調和の結界」の消失と連動しているのか、再起動した「調和の結界」は何ら障害となりえなかったのか、等々の疑問に対する答えはなかった。
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「春秋戦争」の直前に起きた変事といえば、「魔力弾事件」が挙げられる。このときのテロで国王を爆殺され、王位継承権所有者の行方(特にモニカ王女とテリウス王子の二人)を戦火の中で見失ってしまったラングラン王室は「調和の結界」の管理能力を一時失った。現在、結界は再起動を完了しているが、ふたつの世界の間にあった時間軸が乱れた原因のひとつは、結界が一時消失した影響もあるのかもしれない。結界が一度霧散した期日や再度ラ・ギアス全土を覆った期日は不明だが、再び張り巡らせるまでに最低でも半年、一年近い月日を要したことは確定している。その後、完結作にあたる『魔装F』にて預言者ヨーテンナイが『静死の棺』を発動させて両世界の時間軸に乱れを起こしたと明言された。
    
リューネやシュウの転移ポイントが狂った件に関しては、[[ルイーナ]]の次元断層のほかでは「[[クロスゲート]]」に原因を求めるのが無難だろう。
 
リューネやシュウの転移ポイントが狂った件に関しては、[[ルイーナ]]の次元断層のほかでは「[[クロスゲート]]」に原因を求めるのが無難だろう。
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:『調和の搭』と呼ばれる複数の維持装置からラ・ギアス全土を覆う特殊な結界の名称。[[ヴォルクルス]]の分身の細胞活動を抑制する。『LOE』第一章で使用された「魔力弾」の解説を用語録で見たところ、ミサイルなどの爆発物の作用を抑え込む力も備えているようだ(街や建物に張られた爆発物や大規模な破壊魔法などを中和する結界との関連性は不明)。力の源は『神聖ラングラン王国』国王の魔力であり、結界への魔力供給は代々の国王に課せられた責務となっている。なお、『調和の結界』自体には核分裂反応を抑止する効果はなく、核分裂反応を抑止していたのは別の魔術が及ぼす影響であったことが『EX』で語られている(シナリオ「野望、渦巻く」参照)。OGシリーズに戦術核搭載型機動兵器が存在しないため、『第2次OG』ではこの設定に触れてはいない。
 
:『調和の搭』と呼ばれる複数の維持装置からラ・ギアス全土を覆う特殊な結界の名称。[[ヴォルクルス]]の分身の細胞活動を抑制する。『LOE』第一章で使用された「魔力弾」の解説を用語録で見たところ、ミサイルなどの爆発物の作用を抑え込む力も備えているようだ(街や建物に張られた爆発物や大規模な破壊魔法などを中和する結界との関連性は不明)。力の源は『神聖ラングラン王国』国王の魔力であり、結界への魔力供給は代々の国王に課せられた責務となっている。なお、『調和の結界』自体には核分裂反応を抑止する効果はなく、核分裂反応を抑止していたのは別の魔術が及ぼす影響であったことが『EX』で語られている(シナリオ「野望、渦巻く」参照)。OGシリーズに戦術核搭載型機動兵器が存在しないため、『第2次OG』ではこの設定に触れてはいない。
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『魔装F』にて、結界の中心となる楔に[[ヨーテンナイ|人間]]が用意されたことが発覚。封印対象はヴォルクルスに限らず他の二柱の邪神も含まれており、「調和の結界」の原型自体も55000年前のトロイア帝国滅亡期にまで遡るということが判明した。ただし、シナリオから原作者が離脱した影響か5000年前にあたる[[ラングラン戦記|戦記]]の時代、この邪神封じの結界に何が起きたのかまでは語られておらず(戦記の時代に破壊と調和の2柱の邪神が降臨している)、大部分の説明を曖昧なまま終えてしまったことに変わりはない。スパロボ恒例といえば恒例ではあるのだが……。
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『魔装F』にて、結界の中心となる楔に[[ヨーテンナイ|人間]]が用意されたことが発覚。封印対象はヴォルクルスに限らず他の二柱の邪神も含まれており、「調和の結界」の原型自体も55000年前のトロイア帝国滅亡期にまで遡るということが判明した。
    
== 作品の時系列 ==
 
== 作品の時系列 ==
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:第二章は『春秋戦争』と『[[第2次スーパーロボット大戦OG]]』が終結してから始まる物語だが、『OG2nd』と第二章の間に流れる空白期間は不明。『週刊ファミ通12月6日号』(2012年11月22日発売)のインタビューでプロデューサー(寺田貴信氏)が、「少し間が空いてから第二章に入ります」と説明している。暦上は新暦4959年の出来事であり、『神聖ラングラン王国』が『シュテドニアス連合国』と『バゴニア連邦共和国』の二国と戦争状態に突入することから、続編となる『[[スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD|魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD]]』のPV第2弾で『'''[[三國戦争]]'''』と形容された。『魔装機神II』は『三國戦争』終結時点から数えて約1ヵ月後に始まる。
 
:第二章は『春秋戦争』と『[[第2次スーパーロボット大戦OG]]』が終結してから始まる物語だが、『OG2nd』と第二章の間に流れる空白期間は不明。『週刊ファミ通12月6日号』(2012年11月22日発売)のインタビューでプロデューサー(寺田貴信氏)が、「少し間が空いてから第二章に入ります」と説明している。暦上は新暦4959年の出来事であり、『神聖ラングラン王国』が『シュテドニアス連合国』と『バゴニア連邦共和国』の二国と戦争状態に突入することから、続編となる『[[スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD|魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD]]』のPV第2弾で『'''[[三國戦争]]'''』と形容された。『魔装機神II』は『三國戦争』終結時点から数えて約1ヵ月後に始まる。
 
;[[スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神III PRIDE OF JUSTICE]]
 
;[[スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神III PRIDE OF JUSTICE]]
:前作との間にある空白期間や時系列はまだ不明。今後の展開待ちとなる。
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:前作との間にある空白期間や時系列はまだ不明。
 
;[[スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神F COFFIN OF THE END]]
 
;[[スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神F COFFIN OF THE END]]
:原作者がシナリオから離脱したためか、詳細な日数経過は一切ない。唯一判明していることはひとつ。[[シュウ・シラカワ]]が[[アルバーダ・バイラリン]]と交わした約束を実行に移すことになる出来事が地球圏で発生するのは、本作完結後のこれから(未来)ということ。また、攻略本に記載された寺田プロデューサーの言葉にて[[カドゥム・ハーカーム]]こそが、第二章のシナリオ「メモリアルデイ」で予告された「半年から一年後にサイバスターが立ち向かうことになる脅威の存在」と明らかにされたため、本作終盤で「メモリアルデイ」(Iの二章開始)から半年以上一年以内の日数が過ぎているようだ(新暦4959年12月から新暦4960年6月以内)。
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:詳細な日数経過は一切ない。唯一判明していることはひとつ。[[シュウ・シラカワ]]が[[アルバーダ・バイラリン]]と交わした約束を実行に移すことになる出来事が地球圏で発生するのは、本作完結後のこれから(未来)ということ。また、攻略本に記載された寺田プロデューサーの言葉にて[[カドゥム・ハーカーム]]こそが、第二章のシナリオ「メモリアルデイ」で予告された「半年から一年後にサイバスターが立ち向かうことになる脅威の存在」と明らかにされたため、本作終盤で「メモリアルデイ」(Iの二章開始)から半年以上一年以内の日数が過ぎている模様(新暦4959年12月から新暦4960年6月以内)。
 
;[[スーパーロボット大戦Operation Extend]]
 
;[[スーパーロボット大戦Operation Extend]]
 
:『OG2nd』第44話で語られた「シュウの呼び出しで地上に出ようとしたマサキが道に迷って変な化け物と遭遇した」事件に一番関係がありそうな作品。サイバスターをどの時点でDLするかにもよるが、長い場合、第1章の中盤から第8章最終話までの長きにわたってOEの戦いに参加していた事になる。しかし、シュウの呼び出しには時間ぴったりで間に合ったので『OE』世界の時間の流れは『OG』世界には全く関わらなかった模様。
 
:『OG2nd』第44話で語られた「シュウの呼び出しで地上に出ようとしたマサキが道に迷って変な化け物と遭遇した」事件に一番関係がありそうな作品。サイバスターをどの時点でDLするかにもよるが、長い場合、第1章の中盤から第8章最終話までの長きにわたってOEの戦いに参加していた事になる。しかし、シュウの呼び出しには時間ぴったりで間に合ったので『OE』世界の時間の流れは『OG』世界には全く関わらなかった模様。
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=== 水と沼の国から(『魔装機神スペシャルブックレット』所収の短編。) ===
 
=== 水と沼の国から(『魔装機神スペシャルブックレット』所収の短編。) ===
 
;「[[テュッティ・ノールバック|テュッティ]]にとって冬は憂愁な季節となっていた」<br />「両親と兄の死からすでに一年」
 
;「[[テュッティ・ノールバック|テュッティ]]にとって冬は憂愁な季節となっていた」<br />「両親と兄の死からすでに一年」
:6頁。時期は明言されていないが、[[新西暦]]でいえば183年の冬頃に家族を[[ルビッカ・ハッキネン]]に殺害され、184年の冬に墓前に来たということになる。[[OGシリーズ]]のラングラン新暦でいえば、この時点で4955年の冬頃か? ちなみに、テュッティが残留を決意するまでに要した期日は7日程。その半年後にシリーズのプレイヤーもよく知るあの日本人の少年が来ることになるのだが……。
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:6頁。時期は明言されていないが、[[新西暦]]でいえば183年の冬頃に家族を[[ルビッカ・ハッキネン]]に殺害され、184年の冬に墓前に来たということになる。[[OGシリーズ]]のラングラン新暦でいえば、この時点で4955年の冬頃か。テュッティが残留を決意するまでに要した期日は7日程。その半年後にシリーズのプレイヤーもよく知る少年が来ることになる。
 
;「さらには、歳も3つ年上だった」
 
;「さらには、歳も3つ年上だった」
 
:17頁。誰の年齢に関する話題かといえば、テュッティと[[フェイルロード・グラン・ビルセイア]]の年齢差のこと。テュッティはフェイルロード王子よりも3年ほど幼い。
 
:17頁。誰の年齢に関する話題かといえば、テュッティと[[フェイルロード・グラン・ビルセイア]]の年齢差のこと。テュッティはフェイルロード王子よりも3年ほど幼い。
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