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父の期待に'''女性である'''という一点を除いて全て応えている女傑。
 
父の期待に'''女性である'''という一点を除いて全て応えている女傑。
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「発動篇」で自らザンザ・ルブに乗り戦い、機体は破壊されたもののソロシップに潜入して[[カララ・アジバ|カララ]]を殺害する。一時帰還した後、自室を訪れたドバにカララの死を報告する際、はじめは「アジバ家の恥さらし」というような言い方をしたものの、すぐさま「妹を殺した」と言い直し、またアジバの血や名誉のためではなく、女としての嫉妬や憎しみからカララを殺したことを告白する。こうすることでドバから父親としての本音を引き出そうとしていたようであるが果たせず、失意を秘めながらサムライとして戦う他なくなる。
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[[カララ・アジバ]]の実の姉であるが、その軽挙からバッフ・クラン軍を異星人(ソロシップ)の脅威に晒したとして見捨てる気でおり、対面したときは最大限の罵倒を浴びせた末将兵の前で辱めさえした。<br/>このように苛烈な性格の持ち主だが年若い士官に「女傑」と恐れられる一方、一部では「年増のじゃじゃ馬」だの「感傷的なお方」だのと陰口を言われていた。かつて[[ダラム・ズバ]]と兄妹のように育ち、恋心を抱いていたものの袖にされた、という過去がハルルの人格形成に関わっているのだが、事情通にも失恋した以上の情報は伝わっていないようである。そのダラムを恨みに思う一方で、彼の振る舞いに失望してみせたり、その隊に予想以上(ダラム曰く)の援助を施したりという形で未練のほどが現れていた。
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最期は[[バイラル・ジン]]を亜空間飛行させてイデオンに肉薄を図ったものの、イデの導きで通常空間からイデオンガンで狙い撃たれ、バイラル・ジンの約1/3と共に吹き飛ばされて死亡。因果地平の果てではメシアの誕生を祝う子供達の歌で目覚め、ダラムと共に旅立って行った。登場人物全体では[[ユウキ・コスモ|コスモ]]に次いで遅く、女性では最後に目覚めた。
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11話からドロワ・ザンで前線に登場したが、イデの力の前に次々と戦力をすり減らし、帰還を余儀なくされる。母艦まで沈められたところをダラムに助けられたが、これが生前では唯一の対面となっていた。<br/>終盤ではガドモア・ザン級の母艦で戦線に復帰したが、イデオンが惑星一つを滅ぼす場面に遭遇して撤退し、TV版ではここで出番が終わった。
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「発動篇」では散々憎んだカララがイデの力の中心にいることを捉え、ピンポイントでカララを殺すことにこだわる。そのために自らザンザ・ルブに乗り戦い、機体は破壊されたもののソロシップに潜入してカララを殺害する。その後ドバと合流し、自室を訪れたドバにカララの死を報告する際、はじめは「アジバ家の恥さらし」というような言い方をしたものの、すぐさま「妹を殺した」と言い直し、またアジバの血や名誉のためではなく、女としての嫉妬や憎しみからカララを殺したことを告白する。こうすることでドバから父親としての本音を引き出そうとしていたようであるが果たせず、失意を秘めながらサムライとして戦う他なくなる。
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その後も(ガンド・ロワの射線に追い込めばよいとするドバとは違い)イデオンを直接撃破することを望んでいたが、これもダラムの恨みを晴らす目的が大きかったと見られる。最期は[[バイラル・ジン]]を亜空間飛行させてイデオンに肉薄を図ったものの、イデの導きで通常空間からイデオンガンで狙い撃たれ、バイラル・ジンの約1/3と共に吹き飛ばされて死亡。因果地平の果てではメシアの誕生を祝う子供達の歌で目覚め、ダラムと共に旅立って行った。登場人物全体では[[ユウキ・コスモ|コスモ]]に次いで遅く、女性では最後に目覚めた。
    
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
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=== [[旧シリーズ]] ===
 
=== [[旧シリーズ]] ===
 
;[[スーパーロボット大戦F完結編]]
 
;[[スーパーロボット大戦F完結編]]
:他の[[バッフ・クラン]]軍の面々や[[ソロシップ]]のクルー達と同じく、[[イデ]]の力によって未来から[[タイムスリップ]]してくる。現代に辿り着いた後は、[[パプテマス・シロッコ|シロッコ]]と同盟を結び[[イデオン]]や[[ロンド・ベル]]と交戦する。本作にはドバは登場しない為、実質彼女が[[バッフ・クラン]]軍の総大将扱いとなっている。最終話にて、原作では成しえなかったカララとの和解が実現し、最後は他の『イデオン』のキャラクター達と同じく、未来へと帰っていった。<br/>最終話でハンニバル・ゲンに裏切られ、ハルルが落とされるとゲームオーバーになる。また何かの間違いでラスボスに突撃してしまうと返り討ち必至なので、そんなことになる前にラスボスを倒すかイベントで未来にお帰り願いたいところ。
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:他の[[バッフ・クラン]]軍の面々や[[ソロシップ]]のクルー達と同じく、[[イデ]]の力によって未来から[[タイムスリップ]]してくる。現代に辿り着いた後は、[[パプテマス・シロッコ|シロッコ]]と同盟を結び[[イデオン]]や[[ロンド・ベル]]と交戦する。本作にはドバは登場しない為、実質彼女が[[バッフ・クラン]]軍の総大将扱いとなっている。最終話にて、原作では成しえなかったカララとの和解が実現し、最後は他の『イデオン』のキャラクター達と同じく、未来へと帰っていった。<br/>最終話でハンニバル・ゲンに裏切られ、ハルルが落とされるとゲームオーバーになる。また何かの間違いでラスボスに突撃してしまうと返り討ち必至なので、そんなことになる前にラスボスを倒すかイベントで未来にお帰り願いたいところ。<br/>顔アイコンだとアニメ本編以上に頬骨が目立ち、かなり険しい顔に。
    
=== [[αシリーズ]] ===
 
=== [[αシリーズ]] ===
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;「それを成し遂げてくれれば、私は女としてお前に、感謝しよう…」
 
;「それを成し遂げてくれれば、私は女としてお前に、感謝しよう…」
 
:女スパイのクララからルクク・キルがダラムの遺言を盗み見て嘲笑ったことを聞き、彼女にルククの暗殺と遺言の奪還を命じ、こう付け加える。同じ女に私事からの暗殺をさせるための方便、と言えなくもないが、そうだとしてもハルルの本音が含まれていることも否定は出来まい。<br/>なお、クララはルククの暗殺を成し遂げたものの、ルククの艦隊ごとイデオンガンに飲み込まれたために遺言を持ち帰れなかった。
 
:女スパイのクララからルクク・キルがダラムの遺言を盗み見て嘲笑ったことを聞き、彼女にルククの暗殺と遺言の奪還を命じ、こう付け加える。同じ女に私事からの暗殺をさせるための方便、と言えなくもないが、そうだとしてもハルルの本音が含まれていることも否定は出来まい。<br/>なお、クララはルククの暗殺を成し遂げたものの、ルククの艦隊ごとイデオンガンに飲み込まれたために遺言を持ち帰れなかった。
;「ほ…星が一つ、消えてゆく…」
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;「ほ…星の一つが、消えてゆく…」
 
:イデオンソードにより、巨大植物の星ステッキン・スターが石くれに変わっていく光景を見て、さすがのハルルも戦慄を隠せなかった。TV版における出番はここまでとなった。
 
:イデオンソードにより、巨大植物の星ステッキン・スターが石くれに変わっていく光景を見て、さすがのハルルも戦慄を隠せなかった。TV版における出番はここまでとなった。
    
=== 発動篇 ===
 
=== 発動篇 ===
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;「では、私はどうなる? 死ぬまでヘルメットをしてはならん訳だ?」
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:自らザンザ・ルブに乗り込んだ際、直属の部下キラルルとトロロフ(ともに女性)がヘルメットをつけたがらないのを「美貌が隠れるから」と言ったので、それに返した冗談。ハルルが冗談らしきことを言うのはかなり貴重で、この時ソロシップでもカララの妊娠に祝福ムードで、この後の破滅と対比するかのように和やかな場面であった。
 
;「私のダラム・ズバを殺して何を言うか! 恨み晴らさぬわけにはダラムに済まん!」
 
;「私のダラム・ズバを殺して何を言うか! 恨み晴らさぬわけにはダラムに済まん!」
 
:イデの介入により戦いは無意味だというコスモの叫びが聞こえたとき、コスモに向かって恨みを吐き出す。そのまま終着点のない恨みの言い合いをした挙句、イデオンガンで乗機ザンザ・ルブを吹き飛ばされるが、脱出艇でソロシップに取り付き…。
 
:イデの介入により戦いは無意味だというコスモの叫びが聞こえたとき、コスモに向かって恨みを吐き出す。そのまま終着点のない恨みの言い合いをした挙句、イデオンガンで乗機ザンザ・ルブを吹き飛ばされるが、脱出艇でソロシップに取り付き…。
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